何も書かれていない
真っ白な紙
はじめは何かを記録したり
伝達するために
その紙は使われた
やがて人はその紙に
美しいものを求め
美しいものを書くようになった
その美しさは一つではなく ...
夜の はざま はざまに
夢のうしおが 満たされて
今日という『事実』が
完璧な微笑をたたえて
夜のみぎわが ざわめいた
今日の風はどうだった?
帆船が白い帆をはり・・・
七歳
私は一人急な坂を自転車で転がりおちていった
あまりにも急だったので、ブレーキをかけたとたん
自転車ごとひっくりかえり、天地がさかさまになったと思ったら
膝からなめらかな血が、信じられない ...
{引用=ルール
・それぞれのお題の文字を1首に2つ以上入れる}
{引用=春}
腹巻で播磨の晴れ間春巻をパリパリ{ルビ食=は}める春の間に間に
...
医者の下唇と鼻がにゅいとくっついて、僕の下っ腹を突っついた。
円錐状の嘴、それはどうやら聴診器らしい。ストレスによって僕の胃がキュルルルと鳴き医者がげふりと笑う。「うるせぇ笑うな」と心の中でうっ ...
野良猫が硝子扉の前で爪をとぐ
透明に遮られて佇む、
僕が手にしているのは猫の解剖写真
あぁ
ヘリコプターが{ルビ番=つがい}のように並んで行くね
鴉を追い払う小鳥の夫婦は
電線 ...
朝、平日の朝
住宅街を歩いた
洗濯の匂いがした
ツツジが鼻先をかすめた
鳥が鳴いている
掃除機の音がする
新緑が風にゆれている
遠い記憶のようだ
意味は重力だ
イメージは重力を分解したベクトルだ
イメージは拡散してゆく
パラパラ漫画のように
意味に収束されてはなるまいと
今夜のすき焼きの
厚焼き豆腐としら ...
既視感とは記憶の再現のことだ
ぼくらは記憶の再現に癒されるのだ
自分以外のなにものかに癒されるより
ばくらは自分じしんに癒されるべきだ
あの頃を承認するのはぼくらの行為だ
...
図書館の学習室
女子高生が英語を
勉強している。
体力がある。
外人は英語の本を読み
中年の人は資格の勉強
私は化学の勉強
のどが渇く
思いが苦痛を超える。
今になって初めて ...
春がじかん切れとなり
贅沢な地下鉄のゆれにまかせて
それぞれ 肩から鳥を逃してゆく
そらにまいあがれ、ちぎれないままで
そらを
みじゅくな鳥が
春の隅っこを
ゆっくりと ...
光を見る眼はもう外れたよ
今私が見ているのは心の中
昔の話が全てを創っている
昔の話は夢の話
祈りは宙を舞って時から逃げていく
永遠と引き換えて手に入れたもの
取り返しのつかない卵
...
2007/05/09
彼処に
白い雲が一つ見えます
窓の外を指さして
所感を述べる
君は表現が正確だねと
ニコニコしながら
先生は相づちを打つが
求人に来た社長 ...
不純物ゼロの氷の様な悪があったんですよ
歪な貌ではありますがね
私も迂濶で、指を切ってしまいました
しかし、この切り口も見事なものでね
当たり前の様に皮膚と皮膚とが離れていって ...
私の好きな
ニワゼキショウは
たった1日
開くだけ
けれど
きれいな花の後
こんなに可愛い
実をつける
何故、**をするのか?
と尋ねられると大いに困る。
だが、最近は
生き残ったからだ。
と答える。
僕が息を吸うのは生き残ったからだ。
...
取り違えられた
緑
色の壁
名前を聞かれて
「青」
と答えてしまう
投げた
配水管の中に
あいまいな
猫が
右目がつぶれてしまって
横たわっている
弧を描いたらしい
血が ...
世界一周歩道
乳母車に乗っていた青年が途中補修工事に加わるの
ワールド
そうしたら、人間にうまれたことを
埃ではなく
誇りに思うよ
何年か前の
母の日に
どういうわけか
私の母が
私にバラを
送ってくれた
毎年
母の日が近づくと
小さな赤い
バラが咲き
私は
母の日を思い出す
とうめいな、
くうき。
とまる、
おんど。
しろになる、
せかい。
{引用=
*
*
* * ...
「もう二度とこんな思いはしたくない」
そう思うぐらいつらい出来事でも
「いつかそんなこともあったなあ」
そう思える日が意外と近いことを
僕は知っている
それが ...
帽子の話はひととおり終わり
白い塀が先の方まで続いています
突き当たりの干物工場を右に
道順を教えてくれる指先は節くれだっていて
足元には重いものに潰されたような
カマキリの一部が残っていま ...
暖かい丘の 暖かい風に抱かれて 僕は眠りたい
幼き日に見た 夢の続きを のんびり見ていたい
「恋する乙女の 視野は狭くて 困ってしまう」と あいつが言う
「そんなことは僕には ...
心理さんはココリさんと読む
肩こり首こる背の高いデスクワーカーだ
彼女にはまだ子供がいないので
子供がココリコさんと呼ばれて
いじめられるようなことにはなっていない
心理学に詳しそうな名 ...
泣かしたり泣かされたりする夏来る蒼いパンツでさっと出かけな
ありとあらゆる 方法で お前を試したのに
生まれる餓鬼は 悪意に 飢え
ましてや! 福音を
若き女の 嬌声に 変え
おれに いやなものを 押し付けようとしている
それは 一次元上の 快 ...
ゲラゲラと笑う珈琲夏来る
海月刺す熱き潮の季節かな
いずれにせよ桜は散っていく
まるで、まわりくどい恋文のように
あなたと僕の間を、{ルビ廻=めぐ}っていた感情は
不意に来たあなたの訃報でかたちとなって
ただ、ひたすらに他人でありつづけた奇 ...
頭がかち割れそうな響き
喉が締め付けられるような苦しみ
胸が苦しくなるほどの罪悪感
ナイフで自分を刺したくなる衝動
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
真っ白な紙
ぽえむ君
自由詩
9*
07/5/9 22:19
帆船が白い帆をはり・・・
アハウ
自由詩
4
07/5/9 22:09
痛み
美砂
自由詩
1*
07/5/9 22:04
【短歌祭参加作品】夜桜よ涙の水は何色か手に取る月の顔に春の日
ピッピ
短歌
7
07/5/9 21:53
大きなノッポの樹乃下day
影山影司
散文(批評...
2
07/5/9 21:50
「硝子」の習作
士狼(銀)
未詩・独白
5*
07/5/9 21:46
朝
吉岡ペペロ
自由詩
3
07/5/9 21:34
意味とイメージ
〃
自由詩
2
07/5/9 21:30
記憶の再現
〃
自由詩
2
07/5/9 21:28
空き時間
ペポパンプ
自由詩
2*
07/5/9 21:12
砂の城
はな
自由詩
29*
07/5/9 20:51
行方
ロカニクス
自由詩
1*
07/5/9 20:33
広角
あおば
自由詩
13*
07/5/9 19:57
不純 ゼロ
太陽の獣
自由詩
2*
07/5/9 19:36
いちにち花
weed &...
携帯写真+...
1*
07/5/9 16:46
サバイ部、
影山影司
未詩・独白
2
07/5/9 16:28
真夏日
水町綜助
自由詩
29*
07/5/9 16:26
ほこりにおもう
紀茉莉
携帯写真+...
3
07/5/9 16:25
母の作戦?
weed &...
携帯写真+...
1*
07/5/9 16:15
ふゆのよる
たいにぃぼい...
自由詩
1
07/5/9 15:54
冷静すぎる自分がうらめしい日
436
自由詩
2*
07/5/9 15:40
道順
たもつ
自由詩
24
07/5/9 14:27
風に抱かれて
北大路京介
自由詩
10*
07/5/9 13:33
心理さん
楢山孝介
自由詩
6*
07/5/9 13:26
なごうござんした春
A-29
短歌
2*
07/5/9 13:04
きゃ〜つよぽん5しゃいばい♪ たくしーでおうち帰るとこでしゅ ...
奥津 強
自由詩
6
07/5/9 13:04
夏来る
A-29
俳句
2*
07/5/9 12:38
さきばしり汁
〃
俳句
0
07/5/9 12:34
訃報
たにがわR
自由詩
13
07/5/9 12:27
衝動
優羽
自由詩
3*
07/5/9 11:55
5539
5540
5541
5542
5543
5544
5545
5546
5547
5548
5549
5550
5551
5552
5553
5554
5555
5556
5557
5558
5559
5560
5561
5562
5563
5564
5565
5566
5567
5568
5569
5570
5571
5572
5573
5574
5575
5576
5577
5578
5579
加筆訂正:
訃報
/
たにがわR
[07/5/9 12:32]
ポイントくれた方、すみませんっ
6.47sec.