陽気の中で囀る小鳥
陽気に響くその歌声
あてつけのように
心待ちにしていたのは私
軽やかに舞い踊る水色の空気
柔らかに頬を撫ぜる緑色の風
そこに見つけた新たな季節
...
扉がある、光がある、ギリシャ風の彫刻の陰で眠る娘の右手には剣
が握りしめられている、見ろ、開け放たれた窓の向こうに広がる暗
い森を、降りしきる雨を、ピアノ線のような銀色の雨を、雨がうる
さいので ...
なだれゆく 曇天の鱗
きりぎり 虚空にさす枝先
絡めた糸で 傷付けるから
鳥は 近づいてはいけない
どこにもいらない花のように
身を潜めて
散る花の中へおちていく
踏む先に ...
きみはきみの死を死ぬしかしぼくはぼくの生を生き花は咲き茎は伸び象は鳴きナマケモノはぶら下がる
きみはきみの生だけを終わらせるきみが生を限るとき限られるのはきみでありまたその時で ...
お外は苦手なんだ、って
呟いたときに
雑誌の表紙で美人が笑ってた
右隣に
彼の存在を感じながら
やってしまった、と薄笑い
なんでなん?
訊ねる君の優しさと
なんで?
...
まぶしさのなか
音は途切れ
夜を忘れてゆく夜に
寒さだけがあたたかく鳴る
壊れた光の波が
足もとを流れる
行くところなく
巡りを描く
小さな眠りが
触れか ...
ねえ君 背中から何か出てるよ?
私には見えない大きな 何
他の子とは違う 何か出てるよ?
私にはわからない小さな 何
何か 何かって何さ
言葉って難しいんだね
それに淡 ...
コットンのオーバーオール
黙って一人で着ていた
もう着なくなった
ブカブカのあなたのもの
大好きなバンドの真似して
よく口ずさんでたっけな
その歌詞の意味
わからなかったけれど
繰 ...
人は幸せだと詩を書かなくなるのかしら
あんなに後から後から溢れていたのに
最近はすっかり枯れてしまった。
枯れ木に花が咲くものか
咲かぬなら咲くまで待とう詩(うた)の花
絶 ...
夜の公園の上 ブカブカ 猫が歩いていく
君がハジく指の 音に合わせて
お月さんの前を 猫が横切る
キレイな口笛 BGMに
君を想うと 頭の中
「君が好きだ」「君が好きだ」で いっぱい ...
おおきな、おおきな水槽の中
36.5℃
人間と同じ比重の液体にはだかのわたしは浸かっていて
朦朧と堕ちゆく意識たち
完全な無刺激状態の中
浮きも沈みもしない身体
時間軸も、 ...
人間が決定する数値の行動は以下のように表せるとする。
ePt=E(Pt|It-1) (1-1)
Pt−ePt=Pt−E(Pt|It-1)=εt (1 ...
おい、おれはいかないぞ
きみの昼間いるとこなんか
やたら手をにぎろうとしてきたり
素の顔みせて怒ってきたり
忘れてたテキトーな話してきたり
おい、おれはいかないぞ ...
夕焼けの沈む地平の彼方に
メロディと君は消えていった
僕が煙草の火を消せば
目の前に枯野が拡がる
君にも見せてあげたかった
メロディと君は
やがて海の見える丘に
小さな家をたてて住むだろ ...
小市民の怒りは高層ビルのうえ浮かびて月は夜を満たさむ
聖燭をみがき輝かしたる夜工人ヨセフを愛してやまず
カモメ飛び立てるを遠くながめをり意思なき男は飛べないカモメ
殺す殺す
彼は殺す
人を殺す
ひたすらに
ただ、ひたすらに
否
ひたすらに
悲鳴が聴こえる
鼓膜が破れる
血が吹き出る
飲んでやる
恐怖の目は
彼の目だ
急所 ...
レターズ
要らない服を捨てようとあけた押し入れ、色あせたYellowボックス
綴られた文字を黒ずんだリングの合間に戯れにくぐらせ
冷めた色を香ぐ
忘れようと、涙
笑顔を覚えて ...
もつれつゆく
音楽
単一音色の
建築物
白が叩かれ
黒が圧される
重い雨が降っている
この世の一部が
叩かれ圧されている
もつれつゆく
音楽
単一音色の
建築物
白が ...
はやく暗くならないか
公園で
ぼくらは花火をしたいんだ
ひとが地球で
生きてゆくみたいに
ぼくらは
公園で花火をしたいんだ
しあわせな気持ちが、わたし全部をみたしてる
あったかくて、うれしくて、笑ってしまって
わたし全部を明け渡して、たった一人を思う気持ちが、全部になる
でも、その人は「最初はみんなそう」 ...
箱の中の砂嵐
無気力な夢
紙の上の世界
我儘な幻想
憂鬱な歌
強張った精神
邪な欲望
不確かな真実
絶望的な憧れ
断絶している意 ...
遠の海横目に西へ向かう時短歌は手からこぼれ落ちけり
世界中の生き物達に 『神の子が生まれる』と神様の精霊達の声で心にお告げが届いた
生物達は驚嘆した キリストや仏陀やムハンマド達の再来かと喜び 乱舞して今か今かと誕生を願っていた 世界は揺れに揺れ ...
どっかで聞いた名前だな
とだけ言って
すでにその名前を思い出している
どっかで聞いた名前だな
とだけ言って
相手の今の暮らしぶりを想像している
どっかで聞いた名前だな
...
ねぇ 作り笑いは嫌いなの
ねぇ 愛想笑いは得意になったわ
ねぇ 胸が苦しいの
ねぇ 泣かせてはくれないかな
夕日にコガレテ
赤空へ封印
気持ちと気持ち
どっちが強いか確かめあって
明日晴れたら
晴れたら
きっと
大好きだから
霧雨小雨
夜中に降っても
明日まで
きっと明日まで
明後日 ...
月に向かった
こころに?マーク
紫いろのオーラ
肌につけて
ミレニアムのすこしまえ
夕刊にきみを見つけた
まだ
会うことはないけれど
月に向かっ ...
帰るところがあって
それは遠く遠くだ
遠く遠くのどこにあるかは
集中した残酷さのためにわからずにいる
踏みしめた足の裏にいくつもいくつも
戯れようと集まるそのすべてに
目を ...
夜風をくれるひと
真昼の温もりがさめた後の
森の湿り気の冷たさ
ビル風が懐かしいとき
吐息のように
寄り添って
いつも真夜中を知るのは
まぶたを閉じる仕草
あちこちに仕掛けられた
...
好きだった曲は嫌いになったんじゃないし好きなんだけど聞けない
限りなく優しいエンヤを好きになる 英語が聞けぬ我でよかった
CDを降ろし一人のドライブはラジオもかけず風の音だけ
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
追憶
朝原 凪人
自由詩
3*
07/5/6 15:55
The Doors
大覚アキラ
自由詩
3
07/5/6 15:39
古蝶石影
砂木
自由詩
17*
07/5/6 15:20
_
渡邉建志
未詩・独白
2
07/5/6 15:19
些細な歓び
チェセロロ
自由詩
1
07/5/6 14:56
ノート(ひとつ つながる)
木立 悟
自由詩
5
07/5/6 14:19
何か
チェセロロ
自由詩
4
07/5/6 13:33
オーバーオール
おるふぇ
自由詩
4
07/5/6 13:01
【いきしちに】
つむじまがり
自由詩
1*
07/5/6 12:54
美味しいコーヒー
北大路京介
自由詩
13*
07/5/6 11:58
とけてなくなるまで
コトリ
自由詩
2*
07/5/6 10:39
ふらりと思ったこと
ぽえむ君
散文(批評...
2*
07/5/6 10:38
やたら恋してるんだけど
吉岡ペペロ
自由詩
0
07/5/6 10:08
小さな恋のメロディ ‐エピローグ‐
村木正成
自由詩
6*
07/5/6 10:00
飛べないカモメ
〃
短歌
2*
07/5/6 9:58
一つの結末
太陽の獣
自由詩
2
07/5/6 9:48
センチメンタルレター
終
自由詩
1*
07/5/6 9:21
雨の重さ
吉岡ペペロ
携帯写真+...
7
07/5/6 9:03
五月の花火
〃
携帯写真+...
4
07/5/6 8:24
だいすきです
逢坂桜
自由詩
20*
07/5/6 7:20
春の新月
ジム・プリマ...
自由詩
1
07/5/6 6:31
短歌
A-29
短歌
2
07/5/6 4:23
神の子供が生まれた時
はじめ
自由詩
2*
07/5/6 4:01
名前
小川 葉
自由詩
3*
07/5/6 3:41
オネガイ
優羽
自由詩
1*
07/5/6 3:34
夕縛
秋也
自由詩
0*
07/5/6 3:02
まだ
吉岡ペペロ
自由詩
2
07/5/6 2:02
見失うばかり
田島オスカー
自由詩
2
07/5/6 1:45
夜風、夜の風
たりぽん(大...
自由詩
11
07/5/6 1:36
好きな曲
歌乱亭カラス
短歌
0*
07/5/6 1:31
5547
5548
5549
5550
5551
5552
5553
5554
5555
5556
5557
5558
5559
5560
5561
5562
5563
5564
5565
5566
5567
5568
5569
5570
5571
5572
5573
5574
5575
5576
5577
5578
5579
5580
5581
5582
5583
5584
5585
5586
5587
加筆訂正:
■批評祭参加作品■ 「父さん」櫻井雄一
/
たりぽん(大理 奔)
[07/5/6 13:23]
細部を推敲
今日
/
松本 涼
[07/5/6 8:15]
ちょっと直しました
6.94sec.