ラムネのビー玉を取り出したいんです。

ほら、あのガラス瓶の中に入ってる別に綺麗でもなんでもないビー玉です。

ガラス瓶を割ったら簡単?

何も傷つけずに取り出したいんです。

例えこ ...
おふぇるよ
幕が垂れ下がる おれの 目の目の前に
耐えられる が物事の主流になる 分け前を与えられない
流れに任せて 今 だらだらと歩きまわる 街 ただひとつのマッチが午後
おお 傘がまわる  ...
やぶれさっていると
はじめに 知っているから
湖にうつる 星をひろって
くりかえし 積みあげては
突きくずしている
わすれまじ
ここに永遠(とわ)にはおらぬことを
はなびらがめくれて
むせかえる花粉が
風にまみえ

この夕方 君においつく
滅びの唄をジュラルミン・ケースに詰めて歩く。


血がさんざめいて、夜。


吊るされた男と目が合って、

その目の中に死神を見た。


「貴方ノ狂気が見タイノデ、
夜に閉ジ込 ...
五月が終わると
雲の上にいる大きな孔雀が
ゆさゆさと翼を広げるので
太陽は陰り
うっすらと涼しくなって
雨が降ってくるのです


『六月の孔雀』


孔雀の羽根は
雨には強いの ...
こえ。
こえがたまっていた。
くだらない、つまらない、と
いわれるものでも
たまるのだった。
どうしよう。
たまっているけど
みつけちゃったから
じょうはつ
していく。
じ ...
トンテンカンテン
ボクはおもちゃの工場長
トンカチひとつふりおろし
ボクがつくるブリキのおもちゃ
ヒトのまねしたブリキのおもちゃ

みんないつでもニコニコえがお
だけどコイツ ...
                        
あなたの微笑みは
幼いころ家族に愛されていた頃のままで
少年の頃の夏の日が思い出される

父さんや弟とした虫取りや
母さんの切ってくれた ...
口に重い想いをひとつ
あなたの口に移しても
もっともっとと欲しがりつづけて
想いは軽くなるばかり
想いは薄くなるばかり


あなたが書くものが詩であるなら
わたしが書くものは詩 ...
【愛してる】
これ以外では表せず
君に捧げる五文字の心


友愛と恋の違いを知り得ずに
ただ愛だけが心を占めた


世界中誰に聞いてもわからない
【愛】の意味は自ら生み出す
田んぼに水が張られました。

田んぼの水が鏡になって空が映ってました。

田んぼの水が鏡になっておうちが映ってました。

田んぼの水が鏡になって人が映ってました。

田んぼの中で違った ...
 
 つれあいと結婚した時、ニつの部屋がついている市営住宅に住んでいた。義弟もいて、三人で暮らし始めた。義父は亡くなっており、七回忌に遠方からの親戚を呼んだとき、私たちの結婚も報告した。住んだ部屋に ...
水平線に帽子を被せている人を見た
世界と対等に向き合うということは
それほど
難しいことではないのかもしれない
子供たちに蹴飛ばされた波が
海の向こうで
砂浜に描かれた絵を消している
...
ニヤニヤ笑う猫を見ながら
タバコを1本。
“この猫はバカだ”
と思いながら もう1本。
ひたすらあたしの周りを
くるくる回り
飽きたのか どこかへ行ってしまった。

この辺は質の悪い奴 ...
揺らんでいる暮れが
恋人の宵に口づけを落とし
昼間に日干しした布団へ
滑らかに泳ぐよう沈んだ

暮れが眠りについた頃
隣人の顔が宵色に照らされ
誰?と問えば
無言で言葉が返る

青 ...
ぼくの頭の修理を頼んだ 
大工のたけさんが通った 


「 ぼくの頭はやかんなので 
  やっぱり治さないでだいじょうぶ 」 


「 あぁそう ならば
  ちょっと不思議な部品を ...
ざざあ 


ながしに水をすてる 


空っぽの 
やかんの中身をみていると 
わたしの頭のようだった 
風船の顔をした 
君の彼氏が 
口先ばかりの愛を囁くので 
「 死にたくなった 」と 
君は深夜のメールをぼくに送る 

驚いて、瞳もぱっちり覚めたので 
深夜の散歩で月を仰いで 
川 ...
ことしもまた春が来て
暖かくなって
やがては暑くなる
またしても
煩い季節になりつつある
驕れる者 久しからず
正しきも
疚しきも
また同じ
そんな世捨て人のようなことを
つぶやき ...
無知は孤独を理解できない             始まりのない折衝が
            握られた手の中をさまよう

            静けさの折り目が分かれてゆくときの
            小さな軋 ...
明日からも僕は
この道を行く
すれ違う人の微笑みも好きで
この道を行く
ときおり
交差する人達の瞳も魅力的だが
僕はそこへは行けそうもない

今日も
胸が痛くなることがあった ...
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飼い馴らされるな

牙を剥け

眠る位なら痛みを感じろ

思考の停止は死と同じ


君が満足する物を

奴らは果たしてくれるのかい?

君は満足できるのかい?

いつも? ...
あなたと
歩いた
この道は
鉛筆で
書いた
線よりも
濃くて
消しゴム
なんかじゃ
消せないよ



あなたと
歩いた
この道は
彫刻で
刻んだ
線よりも
深 ...
カラヤンのレコード買いきて おもむろに
娘灯を消して聞くがよしと言う

萬緑を濡らして夕立過ぎゆくに
近江の里の深き静もり

緑濃き萩の道もいく曲りか
蓮の花咲く池に出にけり
     ...
道端の、視界のほんの隅に咲く
名も知らぬ一輪の花を見て
嗚呼、こんな風に強くなれたらと
密かに望む自分がいた。

どうしても強さの証明が欲しくて
その{ルビ薄紫=あさむらさき}の小さな花弁 ...
一度目の恋は恥ずかしくて
愛してる、なんて
言えなかった

二度目の恋は何となく
愛してる、と言った
意味なんてわからなかったけれど

三度目の恋は愛してる、という言葉に
責任を持と ...
プライドが絡み付いて
助けてと上手く言えない
しかし、それでいいとも思う

(いつからか)
腐らない程度に
適える気もない夢を抱いている
笑えない程度に
打ち明ける気もない痛みを抱いて ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ビー玉。戒途自由詩107/6/4 22:59
街がって捨て彦自由詩107/6/4 22:59
そろもん(岸辺の話)みつべえ自由詩107/6/4 22:54
君においつく美砂自由詩7*07/6/4 22:26
迷ひ路朽木 裕自由詩3*07/6/4 22:21
六月の孔雀蒸発王自由詩407/6/4 22:20
こえ花平すり自由詩107/6/4 21:58
ふぇいく朝原 凪人自由詩407/6/4 21:49
微笑み山本 ゆり自由詩107/6/4 21:36
ノート(おもい おもい)木立 悟未詩・独白407/6/4 21:17
あい秋桜短歌10*07/6/4 21:15
違った世界夕焼け空自由詩3*07/6/4 21:14
仏壇さかな散文(批評...107/6/4 21:09
考察 〈海辺にて〉Tsu-Yo自由詩2007/6/4 21:02
ホットミルクあひる自由詩107/6/4 20:38
誰彼し ん自由詩2*07/6/4 20:34
やかん 〜2〜 服部 剛自由詩707/6/4 20:19
やかん 〜1〜 自由詩507/6/4 20:08
不思議な交際 自由詩14*07/6/4 20:03
必衰岡部淳太郎自由詩17*07/6/4 18:53
神よ那津自由詩307/6/4 18:45
_静山和生自由詩207/6/4 18:40
40AB(なかほ...自由詩12*07/6/4 18:24
金の詩北大路京介未詩・独白10*07/6/4 18:24
The Resistance森川仁自由詩507/6/4 17:42
この道ユーヘッセ自由詩207/6/4 17:35
7P 「短歌2」より 〜 昭和四十年頃むさこ短歌13*07/6/4 17:33
一輪の華夢幻自由詩607/6/4 17:29
愛してるたもつ自由詩1507/6/4 16:34
17歳完食自由詩7*07/6/4 16:18

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加筆訂正:
おどける・ほどける/楢山孝介[07/6/4 17:51]
頬を染めながら→頬を紅く染めながら
12,13P 「短歌2」より 平成元年/むさこ[07/6/4 16:36]
庭→夜
5.93sec.