水月の春を斬ったる覚悟かな




水月(すいげつ)
 水と月。水面に映る月影。人体の急所の一。みずおち。軍陣で、水と月が相対するように、両軍が接近してにらみ合うこと。無外流居合道の形のひ ...
死骸とは気づいて

聞こえてくる声だ


見えるのではない

聞こえてくるのだ


死骸とは気づいて

聞こえてくる声だ
緑が柔らかな

春に近い

夏に通うころ

ぼくはきみの扉開く

遠い未来だけが

胸を泣かせる

時代めぐりの悲しみは

ありがとう、さようなら


輝いて戻ろうか ...
いつのまにか 僕は 悪いこと覚えてた
ひとりきりの 夜で 闇の中震えた

  誰も助けてくれない 誰も癒やしてくれない

人間は誰しも 不完全な生き物
欠けている部品を隠しながら生きている ...
女と男の前から折りたたみが消えた

真っ赤っかよ!
あなたじゃあるまいし
どこへ消えちゃったの?
も〜う、バス来るバス来るぅ〜

探し物下手の男の前からはよく物が消える
少年の頭部
...
最初に雨を見たのは
ぼくだった

みんなはそのとき知らなかった
窓に一筋の雫が流れて
静かに落ちていったのを
最初に雨を見たのは
ぼくだった

風はなかったのかもしれない
ただ水が ...
ママはラブリーだった
口唇にぷっくりしたカラーを好んだ
ママはラブリーだった
おはようを言う時いたずらっ子になった
ママはラブリーだった
大の怖がりなのに薄目でみてた
ママはラブリーだった ...
限り無く空に近い
水平線の向こう側で
少女は空になる、と
言ったもんだから
 
僕は黙って
海に潜るしかなかった
 
 
何処までも青いだけ
そんなことはもう
ずっと前から知って ...
どんな装いだったか
お前が愛し盲目にまでさせた安定性が
うなだれて堕落した時に
絶望視した目の死体を
担架に載せて運んでいる様を
コメディにしようと必死で繕っていたっけ

お ...
初めて見た街の景色は。

広くて、広くて。

よそよそしくて。

僕の居る街とは。

空気が違ってた。


ちょっと、空を眺めて。

深呼吸してみようか。

味まで違った ...
 あなた色に染まりすぎて
 こわれそうだから
 言おう 言おう 言わなくちゃ
 今日 あなたに
 いいに行く
 だめだよ だめだよ ないちゃ だめ
 
 よしよしのあとがあったかい  ...
月光が街を包み込む夜に
猫は二足歩行で立ち上がり
夜露を手鏡にして
枯葉のコートをまといつつ
雲をカーテンとしながら
おめかしをする

月光が街を包み込む夜に
雀は口笛高くならしつつ
...
去りがたき旧家にひそむ精霊も君もわが青春の影とす

穂草は種を密かに飛ばすイエスよりマリア若きをその罰として

満天の星は人の不幸ならむと決めつけ孤児はおのれなぐさむ
翼の先はすぐに郷里や夕燕

飛ばんとし両手拡げり種案山子

母の老いあざむき香水闇にひかり
気がつくと、渚が後ろにあった

最近やけに足が濡れるなと思っていた矢先のことだった
後ろなど滅多に振り返らないから気がつかなかったけれど
ふと振り向くと、後ろに渚があった
ひたひたと波の打ち ...
ほら                                                                      
鏡のなかにも                     ...
朝をはじめる太陽は
まるで線香花火のようで

小さく揺れるその玉は
何も迷わず空へ空へ

紫に寝惚けた水平線を
橙に燃やしながら昇っていく

やがて膨らみ色を変え
放つ光は僕を丸ご ...
陽は分け隔て無く 西から照らす 
何処でだって いつだって 輝き出すのだ
懐かしいだけの時代
ならば 
性懲りもなく 繰り返されている

あの日
あの時
あの場所の
歴史の痛みが 沁 ...
 
風が酷く騒がしくて、
見透かされたことに震える迷い星みたいですね、
胸が。
さらさらと、
触れた場所からさらさらと透過しながら、
やさしい粒子になって
零れてゆくこと出来るでしょうか ...
てん てん てん


ポーツリポツリ


白い雨雲の下に 僕の影

ゆっくりと沁みていくのです

後が濡れていくのです


ふんわり風が 僕に言うのです

空から雫が零れ ...
今よりももっと
自分のこと好きになるには

今よりも少しだけ
あなたのこと好きになれば

いいのかな?
久しぶりの朝は雨の日で
このまま 布団の中うずくまって
雨の音を聴いていたいって 思った
ずっとずっとこのままで
雨になりたいって 思った

布団の中で ふと あのひとのことを考える
...
 僕は冬の1月の5時31分にベッドに倒れ込んだ
朝までカラオケはきつい 更に酒まで入ると
 始発の電車に乗ってようやくマンションに着く 真っ暗な空からはべた雪が降ってきた 髪に付いた雪が溶けて ...
 いくつもの物語を奏でる人生オーケストラ
 奇跡の影に追いつけないまま
 狂い咲きする情熱の炎

 垣間見る景色は虚ろ気に

 咲いた花は散っていく
 涙もみせることなく

 果 ...
青い顔をした海が言いました
そんなに思いつめて
どうするんだい

あんたの顔色に比べりゃ
幾分かマシさ
私はそんな風に答えました

海の中に太陽がジュジュジュと沈んで
...
上に引っ張られると、辛くて下がついてこない。

下に引っ張られると、楽しいが上が見えない。

何をするにも2つの力が働いていて、そこには人が存在する。

やはり一杯千円 ...
米粒ほどのからだだけど
立派な建築家

洗練されたデザインのお住まいが
完成間近

乞うご期待
あんたが欲しがるもんは
全部あげた
せやろ?
欲しいもんは
全部あげた

あんたが欲しがるもんを全部あげたら
あんたはもう何にも欲しがらんようになった
あたしが何を聞いて ...
何も目的を持たずに会えるのが恋人。

会うことが目的にもならないのが結婚。

約束をしなくては会えないのが女友達。

アポなしで突然誘えるのが男友達。

何も連絡無しで家を提供してくれ ...
 少女はさっき、
エクスタシーを迎えた。
昇天、
男は吠えた。

少女は処女。
男は笑った、
男は少女の性感帯を知り尽くしている、
少女は知ってしまった、悦びを。

七月の男の部屋 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
なごうございます春A-29俳句207/5/1 13:48
死骸吉岡ペペロ自由詩307/5/1 13:00
枯れ葉舞う春自由詩407/5/1 12:59
緋い月北大路京介自由詩10*07/5/1 11:51
紅い折りたたみA-29自由詩207/5/1 11:39
最初に雨を見たぽえむ君自由詩14*07/5/1 10:43
ママルリコ自由詩407/5/1 10:39
水平線の向こう側で山中 烏流自由詩1107/5/1 10:09
Robbiemaynar...自由詩207/5/1 10:09
深呼吸。狠志自由詩707/5/1 9:52
さようならくるす.wh...自由詩0*07/5/1 9:13
収穫祭村木正成自由詩6*07/5/1 9:09
満天の星短歌3*07/5/1 9:06
郷里俳句3*07/5/1 9:03
ふるる自由詩18*07/5/1 8:39
青鏡smorza...携帯写真+...407/5/1 8:35
光の日松本 涼自由詩1107/5/1 8:26
神に向かいて飛ぶ鳥は板谷みきょう自由詩007/5/1 7:52
式日。紅魚自由詩307/5/1 6:57
空からの雫なのです。流希-Яuk...自由詩007/5/1 6:55
好きの方程式優飛自由詩5*07/5/1 6:51
雨降りの朝はるこ自由詩5*07/5/1 5:32
ある独身サラリーマンの土曜日の朝はじめ自由詩3*07/5/1 4:01
風船山崎 風雅自由詩507/5/1 2:50
明日の海なかがわひろ...自由詩4*07/5/1 2:36
双方向猫のひたい撫...散文(批評...007/5/1 2:16
建築家weed &...携帯写真+...1*07/5/1 1:37
最後のお願いなかがわひろ...自由詩2*07/5/1 0:42
人間関係猫のひたい撫...散文(批評...407/5/1 0:37
 少女つぐこ自由詩107/5/1 0:30

Home 戻る 最新へ 次へ
5559 5560 5561 5562 5563 5564 5565 5566 5567 5568 5569 5570 5571 5572 5573 5574 5575 5576 5577 5578 5579 5580 5581 5582 5583 5584 5585 5586 5587 5588 5589 5590 5591 5592 5593 5594 5595 5596 5597 5598 5599 
加筆訂正:
光の日/松本 涼[07/5/1 9:35]
タイトル変えました
8.29sec.