昨日は、
日がな一日寝そべっていた。
ただ寝そべっているのも、
何なので。
読みかけの本を数冊。
枕に、
寝そべった。
うつらうつらとしていると、
やが ...
世界の果て求め太平洋に出づ勝ちても悲しき少年の日は

鰯雲旧家の歴史も浅かりき表札静かに滅びを急ぎ

疑いなき眼によりおこなう間引き故両手の罪は水で流れむ
春の蚊におのれかさねて詩人の詩

沈丁花抱けるだけ抱き母貧し

訛りなつかし語り返さん葱坊主
あの空の中に
昔見た雲が浮かんでいた
子どもの頃に
みんなと一緒に見た雲
一人一人が雲を見て
いろいろな形を言いあった
それはそれぞれの夢だった
飛行機や船
イチゴとかカブトムシ
み ...
擦り切れている背表紙を
後生大事に持ち歩く
付箋に躓くことを繰り返してしまった

左手には一束のシャレード
紐解いている間に
夏の森は
微笑や涙やトキメキを頬張って
色彩を奏ではじめて ...
ねぇ
出来るならこうして永久に枯れずに
君の支えでありたい


水はいらない
視線をください
聳え立つコンクリートの塊

夕陽を遮る建物が
太陽の光を反射している

植えられた木々たちの傍
腐ってしまった水の中で
ぼうふらが湧いている

澱んだ空気だけが流れることなく
その ...
 イヤホンをして「ドラマチックレコード」を聴いた時だけあの頃に戻れる
 深淵の森へ 僕と君は歩いていく
 果てのない 親密な闇が濃密さを増す 無限の時間が安心させる 君の八重歯が光る
 僕は途端 ...
カオスにどっぷりと浸かって
空から限りなく降り続ける
塵のような哀しみを胸のうちで
受け止めるだけのこんな夜は
ただ、不明瞭で不確かな
寂しい印象だけが
自分の中で大きくなっていくだけ ...
 コンクリートからふらふらと立ち上っていく熱気に埋もれ、空は酷く乾ききっている。ここは砂漠なのだろうか。少しだけそう考えてしまう。
 夏みかんを剥く指の先、あしらうように付けられた細長く淡い桃色の爪 ...
 淡い桃色を煌びやかなほど咲かせていた桜は、夏を予感し生い茂った若い緑に覆われつつある。太陽が葉に光を落とし、そこからまた空に跳ね返されていく。
 そんなうつくしい光景を見つめながら、二、三分前に降 ...
 
 かなしさが流れてうつくしくて、あまいような
 そんな感覚ばかりを欲したわけではないのだけれど
 しょうこりも無いととがめられそうな、なにかを掴んでしまいたかった

 、(あなたの持って ...
ズンズンズン
あ、ズンドコズン
ズンズンズン
あ、ズンドコズン

(ふたりで)
ズンズンズン
あ、ズンドコズン
ズンズンズン
あ、ズンドコズン

(三人で)
ズンズンズン
あ ...
ちゃぽんと音がするので
ふり向くと
道端にいわしが跳ねていた

どうしてこんな所で跳ねているのか

と問うて見たら

どうもこうも無い
そんな事を聞くなぞ人間も野蛮になったものだ
...
クジラが静かに僕の横を通り過ぎて
僕はその尾ひれの渦に巻き込まれた
気がつくと上も下も分からなくなっていた
だから明かりのあるほうに行った
どうやら少し水圧が高かったのだろう
世界は少しもぼ ...
眠りにつく声は
静かに
揺れて

さぁお休みと言うより
何を言うより

暖かい音

眠りをください
あの頃見た
透明な眠りを

音の中に消えた
足音と血の流れる音

眠 ...
刈り取られた
花々は暮れようにも
暮れられず
風が吹くのを待ちながら
やがて、
朝になります


  いつか風、のように
広げた両腕は冷たい、思い出となりますが
 その内、に抱えた ...
嗚呼!・・・・・

神田書店でビニ本を
二千五百円で買った あんたは

後ろめたさも感じる事なく
かえってウキウキ気分

ウエシマで彼女と待ち合わせ

淫靡な瞳 探りながら
ビニ ...
残虐な貌も一瞬、穏やかな
蒼いヒヤシンスの花に埋もれ
ゼピュロスの風、//そして雷。
 ――ドドンガーガー!

くちづけをし、離れれば「死、
昼も夜なくつづく 愛撫の舌

首筋の、永い ...
誰に逢うために僕は生きているのか・・
ということを考えていた
ゴルチィエのトーガ戦がせ夜を往く PARCO3宇を神殿として

十色のマニキュア十本の指に塗り分けて極彩都市の迷彩とする

ライダーズ・ジャケツ纏えば超都市の電光噛み切る黒豹となる

生臭 ...
グーチョキパ、グーチョキパー
グーチョキパ、のアカンボゥ

グーチョキパ、とやって来て
グーチョキパーで立ち止まり
グーチョキパ、と駆けだした

グーチョキパ、グーチョキパー
グーチョ ...
極楽浄土は
実在していて
 
分岐点は
今まさに
 
 
 
灯台下暗し
 
あまりに近くて
離れてみて
やっと見つけれた
 
 
 
異なる幸せ
秤にかけたら
も ...
実家の庭の木蓮が
見たこともないくらい
見事に咲いている

今年の冬は暖かかったからだろうと
母が木蓮を見上げて言う

とても小さくなってしまった母と
高く咲き誇る木蓮

きょうはいいお ...
有刺鉄線と荊の性癖と属性
暴力的サディスト
人格障害のような高揚感
傷つけ殺す快楽
あふれる脳内快感物質


有刺鉄線と荊の性癖と属性
他人を傷つけるから
誰も愛せない
愛する人の ...
臨界点まで
達してしまった温度は
やっぱり
オーバーヒートを起こして
冷却装置の
スイッチを入れてしまった
 
 
(ただいま)
(くーるだうんちゅう)
 
(しばらく、おまちく ...
瞳の湖には魚が住んでいる
普段はのん気に暮らしているが
ときどき湖が氾濫して
涙の滝となりそんな時には
湖から流れ落ちぬよう
人知れず遡上しているのだ
この事実は案外知られていない
つら ...
今年も川上から
棺が流れてくる
棺流しのおじさんが
一つ一つ流していく

棺流しのおじさんは
いつも無言で棺を流す
時々話しかけてみるけれど
にこりと笑みをこぼすだけ
...
むかし、
いやなことがあったりすると
よく近所の公園の砂場に来た
 
いつも靴をぬいで
はだしになって
そっと 冷たい粒にふれた
 
ひんやりとして
きもちよくて
なんだか心が落ち ...
ボクらは生き物です
心臓があって、脳があって、
生きています
おもちゃじゃないよ
ボクらだって笑いたいし
ほめられたい
同じ扱いされなくても
せめて愛してほしい
心から撫でてほしい
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
「 体日。 」PULL.自由詩6*07/4/30 9:04
世界の果て村木正成短歌2*07/4/30 9:02
詩人の詩俳句2*07/4/30 9:02
あの空の中にぽえむ君自由詩6*07/4/30 8:53
夏の鍵盤藤丘 香子自由詩41*07/4/30 8:51
glass flower瑠音携帯写真+...507/4/30 7:43
石の風景白昼夢自由詩5*07/4/30 7:21
深淵の森へはじめ自由詩2*07/4/30 5:21
幼い子供のようにジム・プリマ...自由詩107/4/30 5:20
茜さす夏弓束散文(批評...1*07/4/30 4:17
花に、雨散文(批評...0*07/4/30 3:43
みっともない恋がしたかった自由詩5*07/4/30 3:34
ズンドッコA-29未詩・独白007/4/30 2:27
いわしプル式自由詩7*07/4/30 2:26
水月は銀色に光るのか太陽を映すのか自由詩4*07/4/30 2:25
足元に沈む太陽自由詩2*07/4/30 2:25
散在する、朝霜天自由詩1007/4/30 2:09
外面菩薩内面夜叉板谷みきょう自由詩007/4/30 1:59
春の嵐atsuch...自由詩6*07/4/30 1:54
修行僧P.B.自由詩007/4/30 1:52
超都市黒猫館館長短歌1*07/4/30 1:50
独り言あおば自由詩2*07/4/30 1:41
ふるさとの星瑛治自由詩207/4/30 1:14
木蓮weed &...携帯写真+...1*07/4/30 1:05
「刺トゲ」たかよし自由詩1*07/4/30 1:00
くーるだうん山中 烏流自由詩307/4/30 0:55
遡上小川 葉自由詩7*07/4/30 0:33
棺流しなかがわひろ...自由詩1*07/4/30 0:13
原点(公園の片隅の、)倉持 雛自由詩1307/4/30 0:05
コトバにならないけどcass自由詩4*07/4/29 23:31

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