昨日、親を殺しそうだった子が
今朝は美味しそうにみそ汁を飲みながら
学校の先生の話をしている
さっき、子どもを殺しそうだった親が
今は、愛に満ち足りた顔で
寝顔をじっと見つめている
...
潮騒が呼んでいる
私を海へとへと誘っている
私は耳を塞ぐ
それでも潮騒は鳴り止まない
あそこへ行けば楽になれるのだろうか・・・
...
いつも見ていた。僕を知らない、君の後ろ姿。
ずっと前から知っている様な気がするのに、今の僕は君の事を何も知らない。
いっそ、話しかけてみようか。
だめだめ むりだ ...
歩き疲れた直線道路で、遠くに見えた小さなコンビニ。二人で買った一つの肉まん。
君は「半分こ」と言ったけれど、僕はこっそり小さい方を食べた。
其れは君の手がとても冷たかったから。それなのに君 ...
プロポーズの日
私たちは海老フライバーガーを注文した
三分ほどお時間がかかりますが
そうお店の人が言って
後ろの方では段ボールの中から
冷凍の海老フライパティが取り出されていた
トレイの上 ...
バニラシェイクが
白く、あぶくを吐き出して
私の頬を
愛撫している
フルリレロと銘打った
ソフトクリイム
(キットカットフレイバア)
の、カップは
見て見ぬふりをして
壁の反対 ...
生きる力をそぎ落として食べてしまおうとするようなものに対して
ぼくらはどうやって向き合って生きていくのだろうか
抗う力は
意識から奪い取られ
場から奪い取られ
ニヒルなヒツジ ...
時代の暗部ばかりを見つめているおまえに
癒しや救いを語ることはできない
たとえそれが99パーセントの真実だったとしても
人の心は、真実とは異なるものを求めているのだから
それが世の ...
あいかわらず雨が降り続いているね。あいかわらず、と言ったって君のいる場所で同じように雨が降っているのかは僕には分からないのだけれど。朝の五時の、分厚い雲のせいでまだ真夜中のようにも見えてしまう外の景 ...
床の下でわたしは黒びかりするほどに焼け焦げていて、炭化した指を伸ばしてみたりする
西日も差し込まないで、漂う鉄粉、口元にバーミキュライト
そうやってギシアギシアと空気を切って、わたしの一週間の内三 ...
最終日を待たずして
昨日のうちに
決めてしまった君
さみしいよ
かなしいよ
やめないで
僕の前では
泣 ...
気づくとまた独り
箱の中から私を見つめる
その箱はとても大切なものだけれど
そこに入ってしまったら
優しい時間しか流れない
痛んでゆく時間に触れていてほしかった
知っていたよ
その言葉が嫌いです
私の事全て分かったように言わないで
知っていました
ごめんなさい
私も貴方の事を分かった気で居たのです
どんな貴方を見ても
好きでい ...
君を想うと
子供の頃つくった秘密基地を
思い出すんだ
草と土のあの中を
しなくちゃいけないことや
しちゃいけないこと
全部忘れて
いつまでもいつまでも
遊んでいた
暗くなったのに ...
一秒
このわずか一秒の間に
地球の中で
数えきれないほどの電子が移動する
それが今という時代
今の時代には今の詩を
それでは
何が生まれるというのだろう
とてつもなく広く速い流れの ...
お父さんが紙をつくってる
つくった紙を僕が並べていく
それがお父さんの廊下
なんだか淋しいところだね、と言うと
お父さんは土を持ってくる
足りないので
何回かに分けて持ってくる
だからお ...
焼きたてのロンドン焼きを手に
あなたと歩く四条通りは、
日曜日の人の多さでさえ
気にならないほど眩しく見える
京都の空は意外と濁っていて
千切れた雲が小さく揺れる
今 ...
ふと見た墓石に鳥の糞が落ちていったが
誰が綺麗に拭いてやるのか私には分かるはずもなく
結局はふと見ただけなので知らん顔してれば
それはそれは結構な事でしょう
ふとしたところから鳥の糞が落ち ...
マヨネーズは
薬局には売ってないのよって
そんな彼女の昔の言葉が
日曜日に染められた部屋で
ただ延々とループしている
涙のかわりに詩を書く
泣きたいなら泣けばいいと
言ってくれた人の前で
泣く事ができなかった
感情だけが
私の取り柄です
おとなしいと言われる
雰囲気などは全く
この胸の深層とは
...
かぞえられないものばかり
あいした罰に つけられた
おもい影を ひるま
ひきずっていた魂が
夜のベンチに 碇泊している
ある朝Aが目覚めると、木製のテーブルの上に竹籠が置いてあり、その籠一杯に林檎の果実がどっさり詰まっていた。前の晩には何も置かれていなかった。ただ一面の空白意外には、何も。
全体さっぱり分 ...
加茂川に降る雨と共に昭和逝く
何時もと変わらぬ景色まぶしく
編隊のかたちに鴉帰りゆく平成となる日の夕空を
永かりし昭和の御代も終焉となりて
小雨降る 夜となりけり
親しめぬ言 ...
あなたとあたしの人生が
ごくごく自然に重なって
その地点に綺麗な花が咲けばいいのに
その花があなたの好きな水色ならいいのに
砂漠を何気なく歩いていたんだ
血の味の砂と朝露の上
君はいない
理由はないさ
君だって進んだろう
僕だって進んでいる
月が浮かんでいる訳を聞いた
...
何かに心を捕われると
何かを奪われた
気持ちになる
でも、胸に手を当てて
思い返してみなさい
全てはあなたの中にある
誰に言う必要もない
己の内に ...
人の背中をすり抜け
雲をひろう老人を見た
誰も見ない道端のすきまに
金物ばさみを差込み
しょっている籠に入れて ふたを閉める
満杯になったら
山の上まで引き ...
庭にあった軽石が
私に話してくれました
「私はほとんど変わらない
雨が私を穿っても
風が私を削っても
私はわずかに欠けるだけ
欠け続けながら今にいる」
人も案外そ ...
僕の心は寒くって
三日月のように凍ってしまいました
そういえばあの時に見た月に
突き刺さっていたのは何だったっけ?
今の僕には太陽さえも豆電球
猫の光る目の方が輝いてるさ
あき缶の車が ...
だまってみあげて
ぼくのこと
あざわらうんだろう
わかってるんだ
どこかでわらわれているって
しってるよ
かみさま
そらがわれる
しゅんかんに
あいませんか
いちばんたかい
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
だからって何もかもをうやむやにするつもりじゃないけど
うめバア
自由詩
7
07/6/3 23:38
潮騒
ユキムラ
自由詩
2
07/6/3 23:35
沼の底
〃
自由詩
2
07/6/3 23:31
たった一度の・・・
〃
自由詩
2
07/6/3 23:30
海老フライバーガー
小川 葉
自由詩
17*
07/6/3 23:25
M
山中 烏流
自由詩
10*
07/6/3 23:23
メエーと叫ぶ
七尾きよし
自由詩
1*
07/6/3 23:19
赤い葬列
いねむり猫
自由詩
2
07/6/3 23:07
遺書
Utakat...
自由詩
1
07/6/3 22:57
水島コンビナート近辺の社員寮における生活のデッサン(ジャンク ...
nakahi...
未詩・独白
1
07/6/3 22:40
引退
秋桜
自由詩
2*
07/6/3 22:33
優しい箱
mayaco
未詩・独白
1
07/6/3 22:31
ラブリ。
りぃ
自由詩
4
07/6/3 22:31
自覚
ポッケ
自由詩
6*
07/6/3 22:26
今の時代には今の詩を
ぽえむ君
自由詩
10*
07/6/3 22:24
スケッチ
たもつ
自由詩
12
07/6/3 22:22
橋の上にて
灯和
未詩・独白
3*
07/6/3 22:15
それはそれは結構なことで
太陽の獣
自由詩
0
07/6/3 21:23
マヨネーズ
快晴
自由詩
6*
07/6/3 21:02
帰る場所のないものたち
紺
自由詩
11*
07/6/3 20:42
そろもん(月下の話)
みつべえ
自由詩
5
07/6/3 19:21
新しい魂
草野春心
自由詩
1
07/6/3 19:00
12,13P 「短歌2」より 平成元年
むさこ
短歌
11*
07/6/3 18:29
水色の花
a/t
自由詩
5
07/6/3 17:46
僕と君のいいわけ
三条
自由詩
2
07/6/3 16:38
解放
森川仁
自由詩
0
07/6/3 16:12
雲
りょう
自由詩
5*
07/6/3 14:14
石と米と月の色
麻生ゆり
自由詩
3*
07/6/3 14:12
心 (子転、個殺…)
〃
未詩・独白
2+*
07/6/3 14:09
いかずち
ゆうと
自由詩
2*
07/6/3 13:53
5540
5541
5542
5543
5544
5545
5546
5547
5548
5549
5550
5551
5552
5553
5554
5555
5556
5557
5558
5559
5560
5561
5562
5563
5564
5565
5566
5567
5568
5569
5570
5571
5572
5573
5574
5575
5576
5577
5578
5579
5580
加筆訂正:
水色の花
/
a/t
[07/6/3 17:46]
一行空けに変更
7.37sec.