君が運んできた卵料理を食べながら
僕のそばに腰かけた君の瞳に見入る
夜の闇に車の音が消えてゆくなかで
なぜだか君の表情が変わっていくのがわかった
僕が卵料理をナイフで切り開いてゆくように
君 ...
風吹きて傾きやすき天の川おをむけのわれに星降り注ぎ
初夏の森蝶に誘われ入りにけり敵の数だけ花持ち帰る
おもてはどこですか
みぎは
ひだりは
うらがわは
問いかけるほど
しずかになるから
物言わずには
いられない
すぐにも
あしたは来るけれど
ちいさな点 ...
四角に切り取られた思い出
瞬間は永遠
時は留まる事を知らずに
永遠は色褪せたとしても
あの頃よりも素敵な笑顔で
どうかな?
きっと笑えてるよね
いつかどこかで
また ...
もはや自分で立っていることができない
もたれあいの波
惰性と汗と酒臭い息にまみれた
終電から開放されて
深夜の自転車置き場にたどり着いた
鉄道の高架下に広がる広大な空間
明け方ま ...
森の中の小さな家で僕は詩を書いて暮らしている
昼間は材木会社で働いていて 僕の住んでいる森の遠い場所で伐採をしている
暗闇が好きで蝋燭の炎だけを灯してパソコンに向かって詩を書いている
僕 ...
もう騒ぐな
骨が軋む
あんまり騒ぐと
骨が揺れる
白い粉
灰
骨の灰
僕らの末路
世界の欲望
騒ぎすぎ
ザワザワと
だから属するのさ
肉を獲るため
希望のふりして
絶望に向 ...
影がよぎった(気がした)
人間の背中らしきものが
ナトリウム光に立ちのぼる(あの人かもしれない)
もっとよく見えるように
闇に不透明な絵の具を流し込み
脳髄から松果体へと信号を送る(私の器官 ...
にこごりにりにり
にこごりにりにり
にこごりにりにり
包丁にりにり
にこごりにりにり
にこごりにりにり
前歯ににりにり
歯茎ににりにり
おいしいね
にこごりにりにり
生 ...
いったいここで私は何をしているんだろう
少し背伸びしてみては
押しつぶされて
流されて
そうしていつの間にか消えて
こんな思いをしてまで詰め込みたいものなど
この私にあるもんか
ここ ...
さよなら、あなた
夏服をありがとう
けちで、やさしい、太めのあなた
眉間にしわを寄せ、服をたたんでくれたのね
忘れ物をしてごめんなさいね
あなたの部屋から ...
あの村にはろくでなしだ
地底深くに妖怪の存在を隠した
穴だらけで前が見えないムジナの巣窟を進むと
回転寿司のおかげ様 回転の好きな神様
こんな歌が聞こえてくる
歌につられてふらふら行く
...
ボリュームに書き込み出来ません
それは眠る事さえ制限した作業が
淡々と始まる予兆に過ぎなかった
バックアップと復元と言う単純な作業を
待ち受ける時間にどれだけ時代が動いたのか
例えば ...
万里の長城の城壁を全て絵で埋める計画がある
という嘘を
昔、画家志望の少女に吹き込んだ
少女は膨大な時間を費やし
ありとあらゆる美術技法を身につけて
そんな嘘などすっかり忘れていた僕 ...
例えば今日、飛行機がうちの会社に突っ込んできたら、
俺が抱えている課題業務の進捗率の悪さがうやむやになるんじゃないかと思ったりして、今、こうして空を見上げている。
こうして空を見上げると、ビル ...
ほら ごらん
腕を組んで 笑ってる
虫が
木々が
人や
鳥が
一つの星の上で 暮らしてる
人生は "いつも一緒"じゃなくって
どんな時も
...
夜の海は感情を押し殺し
皮肉を投げかける
それを皮肉と気づかない
ゆるされたような
気持ちにさえなっている
やさしさと取り違えて
心を開け放した恋人たちは
無防備に抱き合う
今は何も知 ...
「反対の階段下で待っています」
あなたの胸に蝶々が降りる
右耳に雫が一つ落ちるから、ワインのコルクは赤く染まる
幸せを謳う詩ならどこまでも響くものだと信じてたけど
...
( 錆びた鉄筋を剥き出しにした、
崩れかけた支柱が夕映えの空へと伸びる )
すでに蝕まれたコンクリートの構造物に滲みる、声
絶間ない、呪いにも似たその響き )))
おそらく、何ら ...
ささやかな我が家は
海風を松林がさえぎる
小さなキャンプ場に
僕と君の子供の手で建てた
細引きはしっかり引っ張ってとか
ペグは斜めに打ち込んでとか
入り口の向きの決め方とか
寝心地の ...
あなたのまえでわ あたしはうさぎ
どんなちいさなひとことだって
このミミにびんかんにひびいてしまうから
きずついたり しあわせだったり
おちこんだり ...
ヨレヨレながら
ここまで歩いてきた
そりゃ呑んだくれて
暴れる日も愚痴りつくす日もあったが
それなりに足場を固めつつ
ここまで来たのだと思っていたけれど
今となっては
足元は ...
毒が溢れ出していた、
動脈を流れるように
鼓動を鳴らしながら、
溢れていた
それはとても黒い色をしている筈だ
そうでなければモノクロの世界だ
(僕には関係ない)
そう ...
仙台には、あるキリスト教の一派が本拠地を置いている。よく国道沿いを
車で走っていると、黒地に黄字の、"神を畏れよ"などの聖書のフレーズが
書いてある看板を見かけるとおもうが、あ ...
暗い所に立っていた。丘の上の。静かな。
人達は、教えてくれなかった。
僕が危険なところにいることを。
僕が助けようとした少女は
自ら崖の下に落ちていった。笑っていた。
僕は座り込んで、震えて ...
滴る血潮からは
羽を持つ馬と
赤い花が生まれた
『母の日のメデューサ』
母にとって
父の面影を落とす私は
恐怖の塊でした
父が何をしたのか
母がどんな目 ...
支離滅裂な時代
人の足跡が残っていない場所などない
ありきたりな人生を
嘆いたりふざけたり
ふいに気付くあなたのやさしさ
大それた夢は見ないことにした
夕闇に浮かぶ月 ...
消えてく
光に別れを
背を向け
走り出した 友 に
餞 の 言葉 を
叫べ
微生物くらいまで
小さくなれば、
君の一粒の涙も
大きくなるだろうか。
砂浜で寝そべる、
波の一つ一つに違いはない。
微生物になれば
波に成れるだろうか。
その ...
がんばろう
苦しんでいるのは
自分一人だけじゃないんだ
苦しいと言っているだけじゃ
一つも解決しないんだ
何かしなくちゃ
何も始まらないんだ
がんばろう
辛いと言いたいのは
自分 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
裸のディナー
村木正成
自由詩
3*
07/5/30 8:33
星降り注ぐ
〃
短歌
3
07/5/30 8:32
輪をなぞる
千波 一也
自由詩
22*
07/5/30 8:07
ポラロイド
優飛
自由詩
5*
07/5/30 6:37
真夜中のミサ
いねむり猫
自由詩
6*
07/5/30 5:56
夜の足音
はじめ
自由詩
5*
07/5/30 5:31
死の骨
秋也
自由詩
1*
07/5/30 4:31
未明の人影
clef
未詩・独白
1*
07/5/30 3:14
にこごり
山桃
自由詩
2*
07/5/30 3:03
うつろいごと
雨宮 之人
自由詩
1*
07/5/30 2:57
郵便
猫のひたい撫...
自由詩
4
07/5/30 2:06
アッシリアの娘婿
不老産兄弟
自由詩
1
07/5/30 2:00
リカバリ
松本 卓也
自由詩
1
07/5/30 1:39
長城計画
楢山孝介
自由詩
9*
07/5/30 1:38
イメージ
ひろっち
自由詩
1*
07/5/30 1:37
Message 2
Hantam...
自由詩
1
07/5/30 1:36
夜の海
小川 葉
自由詩
1
07/5/30 1:30
あさきゆめみし、知らない街で
士狼(銀)
短歌
8*
07/5/30 0:53
腥風
atsuch...
自由詩
11*
07/5/30 0:47
キャンプ場の我が家で帰りを待つ
たりぽん(大...
自由詩
13*
07/5/30 0:27
恋するうさぎちゃん
a/t
自由詩
4
07/5/30 0:18
どうもこうもない
mac
自由詩
1
07/5/30 0:13
点々
結城 森士
自由詩
4*
07/5/29 23:37
希望と絶望あるいは孔子曰く巧言令色仁希し
構造
散文(批評...
6
07/5/29 23:34
欲望
結城 森士
未詩・独白
0*
07/5/29 23:24
母の日のメデューサ
蒸発王
自由詩
9*
07/5/29 23:17
いつか、きっと、僕も、あなたと
山崎 風雅
自由詩
4
07/5/29 23:06
flower of life
李伍 翔
携帯写真+...
2*
07/5/29 23:03
ビーチ
飴森
自由詩
2
07/5/29 22:55
がんばろう
ぽえむ君
自由詩
6*
07/5/29 22:45
5551
5552
5553
5554
5555
5556
5557
5558
5559
5560
5561
5562
5563
5564
5565
5566
5567
5568
5569
5570
5571
5572
5573
5574
5575
5576
5577
5578
5579
5580
5581
5582
5583
5584
5585
5586
5587
5588
5589
5590
5591
加筆訂正:
女
/
いまいまい
[07/5/29 23:17]
「さらした髪」を「乱れた髪」へ タイトルを「浴衣」から「女」へ
5.31sec.