夜桜で短歌詠もうと満月に照らされ君に逢いにゆく春

ハンガーに掛けられたまま置き去りのフレンチコートが恋模様です

去年見た枝垂れ桜が咲いているそうです君は帰ってきますか

遠方の山の ...
風が彼女のスカートをまくって、ぼくらも重たいコートを脱ぐ。
春は最も残酷な季節。地球はぼくらの悪意で回転している。
ぼくらは笑い転げる、不衛生なガード下の無重力と危険なほどに流れる鼻血に。
「踊 ...
「まだできないの?。」
と訊かれたので、
「まだです。」
と答えると、
きみは、
すたすたと怪人の手を引いて出て行った。

それから。
ぼくはずっと、
...
捨てられた公園の
捨てられたベンチに座っている
捨てられたひと

捨てられた思い出の
捨てられた世界に生きている
捨てられたひと

かくれんぼの時
最後の最後までみつからなくて
つ ...
塗りつぶされたような無が
地平線まで続く平坦な荒地を
軽やかに飛んでゆく

この
とても静かで安らぎに満ちた風景

墓石に腰掛けながら
盲いた老人が呟いた呪いのことばは
もはやだれ一 ...
右のポケットに
湿ったままのハンカチ
トイレのドライヤーで乾かして
にわかに水蒸気は生まれていくが
それは霧でもなく雲でもない
つまり、僕のポケットには
虹は入っていないという事

エ ...
仕事場で仕事をサボって同僚の女の子と恋バナに花を咲かせていたら、こう結論づけられた。
「結局は顔だよね」
確かに顔の良し悪しは大事だが、けして最重要というわけではないだろう。
そうは思ったが口に ...
テレビの画面いっぱいに
モザイクがかかっている
娘は笑って見ているから
面白いアニメか何かなのだろう
低俗なものはきちんと排除され
僕らは安心を手に入れる
新聞の記事にもモザイクはかけられ ...
? ミックスジュース

頭の中 空っぽにして自転車こぐだけで
体を包む風がたくさんのメッセージを運んでくれる
人も木も車も道路も信号さえも輝いて見える

そんな素敵な詩のレシピで
ぼ ...
今夜
あの曲がり角の向こうには
たくさん星が落ちていた
親切な人が手を引くから
もつれそうになる足を
必死に動かして
自転車や空き缶
硬いゴミが浮かぶ
汚れた川の隣
破れたフェンスの ...
何回叩いても反応が無いドアの前で
一本だけ煙草吸う
全部が灰になる前に出てこなかったら
帰ろうと思う

疲れちまった
そんなに多くの季節を越えた訳でも無いけど
この階段も幾度となく昇り降 ...
道端にひとりで咲いてた
君の名前をぼくは知らない
風車のような青い花

君から少し離れた草むらに
君と同じかたちした花たちが集まって咲いていた

どうして君だけそんな冷たい岩壁に
でもとても綺麗だ ...
少し遠くの楽園から
手招きしている人がいる
とうめいの雪が
小さく呟きながら
わたしに降りそそいでくるのが
とても心地よくて

夏の雪
月の白さに隠れて
楽園を照らす
わた ...
ここに
銀色のエンジンがあればそれと

あと太陽の動きのような一時間半があれば

ぐるりを周りきれるほどのちいさな島
四方からの潮風にさらされ続けていて

そこで何本もの縄を編んではほ ...
背中を向けて寝転ぶ姿をしばらくの間眺めて
静かな寝息が聞こえた頃にそっと布団を抜け出す
しっかりした鼻緒の下駄をひっかけて
ヴェランダで煙草に火をつけると
よく知らない街の風が煙を遠くまでさら ...
うちにはいた!!

まんごろうのまごがいた!!
君のこと好き好き大好き愛してる十歩先行く背中にとどけ

ハハハという乾いた笑いだって良い 幸せくれるあなたの笑顔

恋心気づかぬふりして通り過ぎ自分を守る弱い僕です

アプローチ知らぬふり ...
翻弄する春の嵐が去る先は悲しい顔した菜の花の中

詰め込まれ押しつぶされてぺっちゃんこ現実つれてけ満員電車

集まると寄ってたかって噂して結局みんな彼が好きなのさ
途切れ途切れの意識の中

君が微笑んで

弱虫な僕にこう言うんだ

「ここにいるよ」

わかるかい?

その一言で安心して
僕は眠りにつけたんだ

古いアルバムの中

...
毎日毎日たくさんたくさん詩を書いてきたのだから
自分は百通りくらいの書き方が
出来るようになっているだろうと思っていたら
それは数字というより色に似て
水色から藍色までのグラデーションでしかな ...
種が風に乗って
そこに着地したことは
わかっているけど

私の頭の中には
君がうんしょこらしょと
木に登る姿が
浮かんでしまう
苦しみを抜け
異次元への出口を見つける
そこは喜びに溢れ
過去を忘れる。

甘い声
手を握り
歯を食いしばり
腹に力を入れる

新しい事には
チャレンジする
失敗してもいい
...
カーテンの裾の隙間に見ゆる風桜桃の実は食べ尽くしたり 空には雲ひとつなく
パステルカラーが頭の上に広がる
だけど私は上を向かない
何故こんなにも心が影っているのだろうか
いつものように
いつものとおり

ガンジスの砂粒ほどの
転生を重ねつつ

今生も また 仏の軍勢につき

いつものとおり
常勝の勝ち戦で
悪を催滅しさるので

関係各位にお知ら ...
指をのばせば触れる
何も無く 触れる
何も無さにではなく
ただ 無いことに触れる


ちぎられたのでもなく
盗まれたのでもなく
花は指と手のひらに咲き
茎をかつぐ背を見つ ...





     恋



 






    希望




幸運   





...
世界にこっそりと
覗き穴を開けて
穴の向こうを覗いてみる

光も闇も
何も無くて
だけど僕は見た
(確かに世界を)

昔可愛がっていた
ポチが走り回る
それを
おじいちゃんが微 ...
色とりどりの
やわらかな悲しみが
落ちてきて、

なすすべもなく
それは高々と積み上げられてゆく


今にも、
空にとどきそうな
赤や青
黄色や紫、緑色の悲哀


...
巴里の色を僕はしらない
おばあちゃんは
それは淡い青い色だと言った
夜が乾いていく
するとセーヌ川がたちまち
空に吸いこまれていくのだそうだ

巴里の音を僕はしらない
おばあちゃんは
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
歌乱亭カラス短歌2*07/4/30 19:01
ぼくんなこたーな...自由詩207/4/30 18:41
「 まあだだよ。 」PULL.自由詩7*07/4/30 18:39
捨てられたひと小川 葉自由詩507/4/30 17:32
Annihilate poets!大覚アキラ自由詩307/4/30 16:20
そのまま僕になっていくたりぽん(大...自由詩8*07/4/30 15:53
美人は誰かんなこたーな...散文(批評...107/4/30 15:48
モザイクたもつ自由詩3107/4/30 15:21
自転車と風のフレーズ〜ある晴れた午後の道路で生まれた言葉たち ...青の詩人自由詩1*07/4/30 14:05
流星さき自由詩507/4/30 13:28
螺旋階段はもう夏なのさ虹村 凌自由詩6*07/4/30 13:22
道端に咲いてた風車青の詩人携帯写真+...6*07/4/30 13:10
楽園今田コボ自由詩8*07/4/30 13:04
島 きょうかいせん水町綜助自由詩23*07/4/30 12:36
創書日和「縁」虹村 凌自由詩2*07/4/30 12:19
まんごろうsebast...自由詩007/4/30 12:16
恋の歌chica短歌207/4/30 11:59
新社会人短歌107/4/30 11:57
「ここにいるよ」彌月自由詩307/4/30 11:51
詩作論楢山孝介自由詩5*07/4/30 11:46
木登りタンポポweed &...携帯写真+...6*07/4/30 11:41
幸せって...。ペポパンプ自由詩3*07/4/30 11:29
隙間A-29短歌2*07/4/30 11:15
天気優羽携帯写真+...1*07/4/30 10:59
詩は志アハウ自由詩507/4/30 10:39
無のむこうに木立 悟自由詩707/4/30 10:00
愛心携帯写真+...1*07/4/30 9:50
worlds美月朱恋自由詩307/4/30 9:42
ぷよぷよ橘のの自由詩307/4/30 9:20
巴里-フランス租界にて-村木正成自由詩9*07/4/30 9:06

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