わたし、はじまりの朝に
終わりに近付いていく
ほどけていく絡み合った
か細い線に引き込まれて
ほら、いまにも
ちぎれてしまいそう
小さな声で呟く
あなたの消えそうなか ...
恋なんて
割っていない割り箸で唇を挟むようなもの
誰かが言った
男が
いやいや、さようならのローキック
女はいつもそれなんだぜ、と言えば
女はそれに
違うわよ
こんにちは、というカ ...
昔はプリクラとれたのにね。
と笹川さんは私に聞こえそうで聞こえない声でつぶやいた。
300円
笹川さんはクラスメイトで、
髪が黒くてまっすぐだ。
私は左右きれいに左を向くのでそ ...
面白人生講話(2)
エーもう忘れてしまったが、コメントを寄せてくださった方経済に就いてやれということで。私も話してみたいので・・・
経済という学問に興味を持ったのは、さる大学の経済学の先 ...
碧いカーテンの中に入って
僕を探して
とクスクス泳ぐ
すいみん
すいみん
君に許した部分が冷たくなる日が
ふと考える
非日常の中の非通知が鳴るみたいに
すいみん
くび ...
黴のしみたコンクリートに
一匹の幼虫があるいている
まっくろい珈琲をのみながら
ばら色に窪む皮膚を懐かしみ
ツバメ飛交う中学校の白壁に
うすっぺらい昆虫図鑑のいち頁を
こっそりそっとしみ付 ...
今
暑さの中で
何かが動いている
畑で汗を流す人
工事で体を動かす人
営業で外を歩く人
みんな汗をかいている
涼しい部屋にいる人も
心の中で汗が出る
この汗で
今日という一日が
...
永い永い道を 僕らは 歩いていく
息を合わせながら 急がずに 手をつなぎ
甘い甘い朝に 向かって 進んでいく
肩を並べながら 迷わずに 話しながら
魔法が解けることのない ...
午後からは雨なので、
傘を持っては出掛けなかった。
昼食の蕎麦屋から出ると、
案の定、
雨が降り出した。
色取り取りの傘が、
街に花開く。
わたしは蔓 ...
雨に濡れ紫陽花のため息ひとつ
思い出に指先染めて蛍草
ヒツジグサ夢の{ルビ水際=みぎわ}でまどろんで
ジャスミンの香りに偲ぶ「愛の通夜」
向日葵やひとり見送る日 ...
濡れた陽気に艶やかに貴方の瞳に映りつつ
心ほんのり暖かく 切ない位の色合いで
夕方佇み毎日待つの
私を見ては微笑んで大きく手を広げ
柔らかく撫でてくれる
寂しげな雨もそのときに
穏やかな冷 ...
一億年後も愛してるとかどうとか
気の長い話を歌いながら
家の前を中年の酔っぱらいが通っていった
一億年後のことなんてうまく想像出来ない僕は
一億年前のことを考えようとした
一億年前に ...
今すぐ君のおっぱいに抱かれて眠りたい
けど家に来る気が無いなら
俺ん家にチーズトースト喰いに来いよ
パンにマーガリンを塗って
君はトマトソース?それともアンチョビソース?
海苔の佃煮だってあ ...
#10
花
呼び鈴が鳴った。古アパートの玄関を振り返る。こちらが開けるのを待たずに硝子戸がガラガラと乱暴にひかれた。
女が一人立っていた。
赤子を背負っているようでねんねこ ...
#7
夏の雨
少年の夏の葉には蛇の抜け殻の模様がついている
彼があの時流した涙は自己嫌悪の錆びた味がした
乳飲み子の口に含んだ乳は黄色くて甘い 母からもらう最初の贅沢
一 ...
あしひきの
やまにおるらむ
きのふのひと
けふのみやこ
あすかのみやこ
ひと知れず眠り深まる硝子傷なさけに託した夢の数だけ
鋭さは傷つかぬこと自らが裂いたものにも怯えること無く
いつくしみ囲いを厭わぬいばら織り潤んで消える虹のひとひら
...
彼の内部には常に殺戮の音楽と黙考が混在していて、彼に付随する糸という概念はその両者の結合のための不可解な生命の観念であり、同時にそれまでの彼の存命の象徴であり、僕は彼の糸そのものとして、他者に与える恐 ...
揺りかごより這い出でて
私たちは人間になったのでしょう
帰る場所が存在るのなら
揺りかごに戻りたいなんて
おいそれとは言うべきではないわね
生きる事は楽ではなくてよ
死ぬ事より ...
“真”とは情に拘れば見えぬもの
“情”に捕らわれれば
“真”を否定し
“真”を求めれば
“情”を捨てる
詩作以外何もすることは無く その途中 突然夏が呼んでいるような気がして 外へ飛び出し 自転車へ飛び乗った
君が後ろに乗っているような気分で 長い長い上り坂を必死に漕いでいった
太陽はギラギラ ...
ラブソングが心の鏡の様に鳴ったのは
もうはるか彼方の事
方程式が志への道標の様に映ったのは
もうだいぶ遠退いた事
ヒーロー物が世の中の摂理の様に響いたのは
もういつの事だったか
...
(読み終えたあとに、眼を瞑り最初からもう一度
思い起こす風景を、思い出す風景と比較してみましょう)
蛙 蛙 蛙
響きわたる蛙の泣き声
(ゲロゲロ。グワグワグワグワグ ...
靴の中でいつまでも残る小石
無視できるほどのわずかな痛みなのだが
私は歩くのをためらった
寒い北風が忘れられない
ただコートを羽織ればいいだけなのだが
私はそれさえ考えら ...
(題を決めるのはあなた自身)
空に舞う幾千の星
掬った雨蛙は星を見ている
まるでそこに行きたがっているような、
つぶらな眼をして
でも蛙たちは気がついていない
蛙こそが星な ...
彼はどこにもいない
会社にだって
公園にだって
トイレにだって
いない
それなのに彼は
どこにもいない植物を
育てている
何のために使うのかは
わからない
でも ...
日本国民のみんな!
いやここはでっかく世界中のみんな!
俺のブログを読んでくれ!
そして現代詩フォーラムの俺のページも見てくれ!
俺が何故このインターネットに詩を載っけてるかわかるか?
俺は ...
夢は幼き微熱の蜃気楼
長い道のりを進む
薔薇色の生活に憧れて
独りきりの夜なべ
激動の時代を渡ることの難しさ
いずれ散っていく命
毎日色の違う日々を泳いで
喜怒哀楽の万華 ...
三千世界の
鴉を殺して
主と朝寝が
してみたい
なんて都都逸が、たらいの上で爆弾のような饂飩粉玉を踏む
店主の口から漏れるほどに、朝から晩まで店の切り盛りに
追われる毎日が続いたが、
...
あないみじ 御前にしたためられた狡猾さは
一編の「BOOK」のなかに整えられた
臆病者達の ことだま
さぞ悔しかったでしょう
さぞ、くちおしかったでしょうことだまたち。
あなたがたの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夢のつづきのかくれんぼ
今田コボ
自由詩
3
07/6/13 15:03
さようならからローキック、こんにちはのカウンター
アマル・シャ...
自由詩
2
07/6/13 14:57
三百円
ヒビノナコナ
自由詩
1
07/6/13 14:44
面白人生講話(2)
生田 稔
散文(批評...
0*
07/6/13 14:35
ユラグ
唐草フウ
自由詩
11*
07/6/13 14:13
図鑑
山桃
自由詩
4
07/6/13 14:13
暑さの中で
ぽえむ君
自由詩
7*
07/6/13 13:28
魔法が解けることのない世界へ
北大路京介
自由詩
10*
07/6/13 13:15
「 午後は雨。 」
PULL.
自由詩
13*
07/6/13 12:56
花日和Ⅱ
未有花
俳句
12*
07/6/13 12:10
紫陽花
茉莉香
自由詩
3
07/6/13 11:44
もうすぐ六億歳の妻
楢山孝介
自由詩
11*
07/6/13 10:41
おっぱい
虹村 凌
自由詩
0*
07/6/13 10:25
「ものとおん」#10−#12
リーフレイン
自由詩
2*
07/6/13 10:25
「ものとおん」#7−#9
〃
自由詩
3
07/6/13 10:14
あしひきの
殿様が得る
短歌
1
07/6/13 8:41
◆硝子傷
千波 一也
短歌
8*
07/6/13 8:25
蜘蛛の内部にて
もりおかだい...
自由詩
13*
07/6/13 7:41
ヘブン
優飛
自由詩
4*
07/6/13 7:20
★真★
森川仁
自由詩
0
07/6/13 6:26
夏
はじめ
自由詩
3*
07/6/13 4:01
ジンクス
maynar...
自由詩
0
07/6/13 3:38
蛙の歌は
白昼夢
自由詩
1*
07/6/13 2:41
最後に呟いた
doon
自由詩
3
07/6/13 2:31
「 」
白昼夢
自由詩
3*
07/6/13 2:16
どこにもいない男
麻生ゆり
自由詩
5+*
07/6/13 2:03
ワールドツアー
新守山ダダマ
自由詩
1+
07/6/13 1:57
変換
山崎 風雅
自由詩
1*
07/6/13 1:48
2
■
散文(批評...
0
07/6/13 1:45
貼り付けられた人たちへ
もしゅ
未詩・独白
0
07/6/13 1:38
5518
5519
5520
5521
5522
5523
5524
5525
5526
5527
5528
5529
5530
5531
5532
5533
5534
5535
5536
5537
5538
5539
5540
5541
5542
5543
5544
5545
5546
5547
5548
5549
5550
5551
5552
5553
5554
5555
5556
5557
5558
6.25sec.