夜の高速を走る車の群れ
未知を照らすオレンジの光
その周りにそびえ立つビル
そして歩道のぼくと君

刻んできた時間の長さは違うから
同じ場所にいながら同じ時を生きていない
君 ...
君はそう太陽のようで
眩しすぎるその笑顔をぼくは直視できない


君はそう月のよう
ぼくが夜を歩きやすいよう
やわらかな優しさをくれる


君はそう地球のよう
あまりにも側 ...
今日から血が流れ出す

騒々と蠢く子供の叫び声


赤く染まった明日への希望の色

次第に黒味を帯びて世界は沈黙する


真っ黒な絶望・希望・沈黙は街を覆う

止せばいいのに飛 ...
瞬き
シャッター音
フラッシュ
隣できっと笑っている
これでずっと幸せな一枚
暗室
光が漏れぬようにと
時代遅れなデジタル処理
影まで
きっと綺麗
ずるいぐらいに
大好き
抱き ...
一兆桁が過ぎた

誰か割り切ってくれ


そんな日は風呂にでも入ってさっさと寝よう
布のむこうから近づく光
同じかたちの虹に割れ
いつか集まり 一羽の蛾となり
風の重さを聴いている


葉と花の舟
水の上の いくつもの空
花ひらく音 ほどく音
ひとつひと ...
若葉燃ゆこの夏にきて山はいさ天日に舞い 

川はいさ月日を載せて

人々のあいだを流る川面には藍ざかな舞い

虚空には天女が集ふ

甘まし國火のもとにして人々のあいだに流るうつくしき清 ...
街では禁煙が溢れ、僕は葉巻とスタッキングカップにコーヒーという
持ち運ぶには少々不便な代物を近所の空き地へ持っていってゆっくりと
たしなむのが好きだ。

かっこいいと言う人もいるが、実際はそん ...
口をつぐみ
問い掛ける
エゴに塗られた詩の序曲

床に灰の心臓
自由を亡くした鳥の眼球
合成され天然を離れた生物の剥製
緑色した血液の奇妙な哭き声
この世の終わりを殺した爪と毒性臓器
...
古びた大学ノート
色褪せたページに
静かに眠る
言葉たち


何年も前に
走り書いた
ほとばしる
想いの数々


作品と呼ぶのには
あまりにも
ふぞろいで


できそ ...
猫が
寝そべっている
にゃーん。
彼らはすごい
まるでかなわない
そのポテンシャルに
その存在価値に
それに比べて私はどうだ
大したこともできず
ぐしゃぐしゃとした ...
わたしの影は
わたしの涙で
水色になりました
わたしがそっと足をつけると
ぴちゃっという音をたてます
わたしはくつをぬいで
服をぬいで
影のなかへ
沈んでいきます
...
赤いクレヨンを食べたあの娘は
頭から爪の先まで
真っ赤になった

私は彼女の似顔絵を描いていたので
真っ赤になった彼女を
真っ赤に塗らなければならなかった

ちょうど赤色が ...
そうして 非現実上の 構築を 任される
モスキートの 如き 日々
天災の案山子の如き 残虐なる常
素直な 雑音は 0にも通じ
私らは かつて 鐘が 聞こえぬ

しかし 非現実は 構築の仕様 ...
夜が季節の名前ならば
今夜は惜春
雷雨が迫る黒雲
まだらに明るい空を映して
海が水銀のように揺れる
指先の温度が融点の
あなたという液体
わたしという液体

いつまでも
満たさ ...
101匹ワンちゃん大行進。

ぜんぶ雑種だって良いじゃない! オオカミが混じってたって良いじゃない!


{引用=
                     次回予告:101匹" ...
幼き頃にデパートで
母の手すり抜けもぐりこんだ

光に透けるやわらかな
いろとりどりの布の回廊

今にも何処か不思議の国へ
迷いこめると信じられるほど

キラキラとした心 ...
「ねぇ抱いて。」

それだけで良い。

他には何も要らない。

何もしないでいて。





―――御前に其れ以外何の価値が在ろうものか。

自ら鏡を覗き見た事は有るか ...
誰かが云う。

明けない空など無い、と。


誰かが云う。

冬はやがて春となる、と。




―――それならもし、初めから光なんてものが存在していなかったら如何しようか?
...
空っぽだと思うのに
何度でもビンを逆さにして振ってしまうんだ
かけらだけでもこぼれた気がしたら
心臓の裏側があたたまる

容易い幸福感だと嘲笑いながら
すこしだけ自分が愛しくなった
いつもに増して暑い日は、不思議なものが見えるんだ。

さっきも向こうの電信柱に、知らない人が立ってたよ。

声を掛けたら、消えてしまった。


こっちに少し、振り向きながら

目だけ ...
風吹きすさぶ
いちめんたんぼ
古代からつづく広い空
一匹の虫は泳いでいる

とつぜんに
ふしぜんに
屹立し現れる
高層ビルの群れ

一匹の生物すら寄せつけぬ
冷たい石でかためられ ...
絶望と失望の狭間で



立ち止まって下を向いてみたら






ただ





足跡にもなってないボクの足が


そこにはあって






...
夕焼け空の中だった
買い物から帰る途中の道で
少年は子猫に向かって
石を投げていた

少年はすでに泣いていた
ぼくの家では猫は飼えないんだ
小さな声だった

ぼくが悪いんだ
お腹を ...
       1

ひかりは、不思議な佇まいをしている。
向かい合うと、わたしを拒絶して、
鮮血のにおいを焚いて、
茨のような白い闇にいざなう。
反対に、背を向ければ、向けるほど、
やわ ...
静かな 書物は
木陰のある庭で 聞かれ
活字の中
歴史記述は
動線を 激しくあるいは静謐に 交差し

折々の姿 活字に染まる
すばやく 歌留多をきる

その手に宿る重さは
木漏れ日 ...
ぞうさんみたいにやさしい目でいたい

くまさんみたいにふかふかでいたい

かめさんみたいにゆっくりでもいい

きりんさんみたいにながくいたい

そらいそげって

ムチ打たれたら
...
部活に疲れた放課後。
少し重く感じる鞄を左肩にかける。
ペットボトルのお茶で、からからに渇いた喉を潤すと、
いつもと違う道を歩いてみた。

最初に感じたのは、放課後になると、夏の匂いがするよ ...
車で30分
山の上の野原に来た
クローバーのじゅうたんの上
ごろんと
ねっころがる

とても暖かで
感じるよ
大地の鼓動

白つめ草の香りと
みつばちの羽音
流れてゆく

...
(それを希望と呼ぶには絶望的で)


ボクは




あてのない希望を握りしめて




待ってるから






(それを希望と呼ぶには絶望的で)


...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
孤独な時計にあふれた街青の詩人自由詩1*07/5/19 3:46
コスモス「キミ」自由詩2*07/5/19 3:46
今日の終わりに。戒途自由詩107/5/19 3:28
即興一枚秋也自由詩2*07/5/19 2:58
π(パイ)と徒然なるままにmaynar...自由詩107/5/19 2:32
午後と迷光木立 悟自由詩507/5/19 1:49
新緑の候 。ハンカチ王子 。すぬかんなが...未詩・独白3*07/5/19 0:56
ゆるやかに畜生道 /箱犬散文(批評...107/5/19 0:51
愛死おるふぇ自由詩407/5/19 0:44
零れた言葉をすくって渡 ひろこ自由詩8*07/5/19 0:41
麻生ゆり自由詩7*07/5/19 0:21
白い影の住人なかがわひろ...自由詩14*07/5/19 0:15
赤いクレヨン自由詩4*07/5/19 0:13
非現実奥津 強自由詩107/5/19 0:05
メルティング・ポイントたりぽん(大...自由詩14*07/5/19 0:02
101(ワン・オー・ワン)北大路京介未詩・独白7*07/5/18 23:41
さよなら東風未詩・独白007/5/18 23:25
柘榴ユキムラ自由詩107/5/18 23:10
軽薄な世界自由詩107/5/18 23:08
ある砂糖菓子がまるで、アルビノ自由詩107/5/18 23:08
蜃気楼ユキムラ自由詩107/5/18 23:07
空中楼閣tomtom...自由詩6*07/5/18 22:53
去るべ自由詩0*07/5/18 22:50
石を投げる少年ぽえむ君自由詩11*07/5/18 22:48
ふたつの曳航前田ふむふむ自由詩27*07/5/18 22:48
首里 オキナワ 王はいないアハウ自由詩307/5/18 22:47
ぞうさんみたいになきむし自由詩607/5/18 22:41
帰り道。愛心自由詩3*07/5/18 22:26
クローバーとみつばちとLucy.M...自由詩3*07/5/18 22:26
AO自由詩3*07/5/18 22:24

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