にちようびのまひる
夜勤から帰ってきた母が
茶碗を洗っている父に
仕事の愚痴をまくしたてている
母はこのあたりでは聞かない
すごみのある口調でしゃべる
南のほうの言葉だと聞いた
なに ...
それはそう
・
時計の針が
・
空を見上げたときに
・
現れたんだ
・
時を刻む者さえ
・
息を潜めていたんだ
・
町中の時の音色さえ
・
止めてしまう魅力があったんだ
...
´
生まれたての
ダッシュされない
耳の美しいカアブ
描いて
´
(何か音)
聞いたこともない
さわれない
見る
ことも
青空に
シャープ
黒鍵に落ちる
細い指
...
これは悲しいからでた涙じゃないんだ
怒って煙草に火をつけたら
煙が目に染みたんだ
だから悲しくないんだ
煙草がイライラを消してくれると思ったのに
煙草が心の涙を呼んだんだ
今年の猛暑が終わったら
私の愛を語らせて
ハイネのように
秋を愛するあなたに
りぃ りぃ りぃ と雨が降り
渇いた大地を潤してゆく
六月は
晴れたり曇ったり
そしてこんなにも雨が降ったり
(もうこれ以上叩かないでくれ)
庭にはやっと咲いた花たちが
...
梅雨の季節に入り
自分の住む街にも雨が降り始めた
テレビの天気予報では
しばらくの間はこのままだという
ぼくは家の中
ここにいる限り雨には濡れない
家の屋根がある限り雨には濡れない
ぼく ...
面白人生講話(4)
つねずね、生命とは何か人間とは何かをよく考えてみる。しかし、物心つきだしてから、折に触れ考えていたこの命題、今日やっときわめて明確に私の中で主観として解決がついた。ここに ...
透き通るガラスの惑い指でなぞり
雨をみていた心おちいて
白い足走り去る朝つかのまの
雨をみていた虹を待つまま
紫陽花の肌の静けさこぼれゆく
雨をみてい ...
荒浪に飲み込まれて
傷つき
疲れて
乾いた涙
視界は狭まり
小さな世界
行き先を失った俺は
迷い人
誤解を解く術も知らず
ただ生存するのみ
埋めた気 ...
いいことなんか ひとつもなかった
この町でも わたしは
今日も
歌をくりかえし くりかえす
『会いたいときに あなたはいない
空よ せめて 笑ってほしい
そうじ ...
父とケンカしてから
もう 2ヶ月近く 口をきいていない
2ヶ月前は母に
「今年の"父の日"と"父の誕生日"は なんもせーへんからな!」
と言っていたのに
あるケーキ店のホームページで
たまたま見 ...
洗濯機がぐるぐる渦を巻く
三角定規とおにぎりと三角ポールが遊んでいる
ぐるぐる
ぐるぐる ぐる
規則的な息継ぎかと思えば裏切る
裏切りを楽しむように遊んでいる
水面は影と光を映 ...
半ば くらい世界を 見たよ... と
おもい あがった 少年
トマは 12歳
素もぐりで もぐっては
金の さかなや 銀の 貝を すなどった
伸び あがった ...
真実が、
私を知っていれば、
それで良い。
しとしととヒエイ霞てつゆの雨
青田には頼もしげなるつゆの雨
梅雨の雨降りくる中を歩みゆく
くちなし
花の粉
白の香り
さよなら
六月の太い風
さよなら
六月の深い闇
くちなし
花の粉
白の香り
シオリちゃんは わたしを見つけるといつも
はじめまして、と言う
わたしも はじめまして、と言う
たくさんいっしょに遊んでも
次の日には わたしのことを覚えていない
でもシオリち ...
ガラスのそとは{ルビ嵐=あらし}
あらしのなかの{ルビ緑=みどり}
義理の父母が使っていたという部屋は
揺れると天井からヤスブシンが降ってくる
容易に眼が利かなくなってしまって その葉 ...
飛んでいる、みたいに
自転車を漕ぐ
坂道を下って
手を広げて
風の翼が
背中に生える
目を瞑れば
何もなく
自分の宇宙が
自分の未来が
見える
飛んでいる、みたいに
自 ...
懐かしい音楽
懐かしい想出
懐かしい時間
懐かしい会話
パイプオルガンの音
チョコレート
グレープジュース
ハム
時間の塔を抜けて、今
空洞の時間
時間の動きが遅くなった。 ...
ねぼすけのあなたのために初夏の朝カフェイン渡す悪女になりて
巣立ちけり鳩の雛は巣立ちけり今朝妻が知りわれに知らする
路をゆく白き制服の少女一人なれも巣立てよ二十歳とならば
丁度いま午前8時の時報あり今日の一日純クリスチャンたれ
あたたかい雨を
窓から眺めてて
ああ
私は孤独なんだ、と
唐突に気付く
もう
お前なんて
どうでもいいやって
そんなふうに言われるの
こわくて
・ ・
大粒の雨 ...
室生犀星の『我が愛する詩人の伝記』を読む。
その中で、立原道造のことを次のように書いている。
「彼は頬をなでる夏のそよかぜを、或る時にはハナビラのやうに撫でるそれを、睡りながら頬のうへに捉へて、そ ...
まるで子供のように
花火が見たいなんて言うから
僕は少し呆れ顔で 君の頬つねって
君は少しふくれ顔で 僕のマフラー締め付ける
眠りから醒めた街の片隅
潰れかけのディスカウントショップ ...
現代詩手帖の詩人住所録に
俺の名前が載っていない
なぜか?
指先だけで、そっと
窓を開いてみる
隔てていた向こう側には
空の海があり
紙飛行機を飛ばす
誰宛てとかではなく
紙飛行機を飛ばす
そこに、意味なんてない
ここは海だろ ...
会社をやめて独立したという古い友人と
ひさしぶりに私のアパートの部屋で飲んだ
これが意外に儲かるんだよ
と言う友人は、自動販売機になっていた
胸には常にテレビのようなものを映している
あ ...
君の大好きな置手紙
中には宝石と綴られた文字と
紛い物の輝き
俺の宝石に嫉妬しているのは誰?
君の宝石に惑わされているのは俺?
「そうじゃない、そうじゃない」
自分見失 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
いっしょうしあわせに暮らしてください
床野トイツ
自由詩
4
07/6/22 16:57
永久凍土の解凍方法
芦名
自由詩
2
07/6/22 16:26
譜面
ふるる
自由詩
17*
07/6/22 16:18
悲しいわけじゃないんだ
OLGA
自由詩
0
07/6/22 16:03
【愛を語るハイネ】
つむじまがり
自由詩
1*
07/6/22 15:09
「もうこれ以上叩かないでくれ」
ベンジャミン
自由詩
8*
07/6/22 14:55
屋根は濡れている
ぽえむ君
自由詩
8*
07/6/22 14:53
面白人生講話(4)
生田 稔
散文(批評...
1*
07/6/22 14:44
雨をみていた
石瀬琳々
短歌
17*
07/6/22 14:21
無限の道
山崎 風雅
自由詩
2
07/6/22 14:06
月のかけら
おるふぇ
自由詩
7
07/6/22 14:02
父の日ケーキ
北大路京介
携帯写真+...
14*
07/6/22 13:49
鳴き声
たけ いたけ
自由詩
3
07/6/22 13:46
海の児のうた
モーヌ。
自由詩
16*
07/6/22 12:48
真実
こしごえ
自由詩
17*
07/6/22 12:26
梅雨
生田 稔
俳句
4
07/6/22 11:54
白の香り
吉岡ペペロ
自由詩
3
07/6/22 11:23
シオリちゃん
藤丘 香子
自由詩
58+*
07/6/22 11:20
さかいめ
床野トイツ
自由詩
4
07/6/22 10:55
自転車
小原あき
自由詩
16*
07/6/22 10:18
時間の塔
ペポパンプ
自由詩
4*
07/6/22 10:03
朝食
yoyo
短歌
3
07/6/22 9:32
巣立ち
生田 稔
短歌
2*
07/6/22 8:11
ソリティア
uminek...
自由詩
10*
07/6/22 7:13
若き詩人の手
yo-yo
未詩・独白
6*
07/6/22 6:50
雪月花
雨宮優希
自由詩
7*
07/6/22 5:42
詩人住所録
馬野ミキ
散文(批評...
5*
07/6/22 2:29
創書日和「窓」 そらうみ
山中 烏流
自由詩
32*
07/6/22 2:13
再会
小川 葉
自由詩
12
07/6/22 1:54
Jewelの嫉妬
流希-Яuk...
自由詩
0
07/6/22 1:44
5500
5501
5502
5503
5504
5505
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5516
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5518
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5527
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6sec.