ためらはず さしかけられて傘に入り
片身ぬらせし君が気になる
足悪き子雀来たり 今朝もまた
待つ身となりて エサをまきたり
枯葉踏む犬の{ルビ足音=あおと}はリズミカル
夕づく公園を ...
火種が落ちたキャスターを
未練たらしくまだ指先で挟んでいる
甘ったるい味と匂いも
灰のそれしか残っていないと
上手く出来た脳ミソは分かっている
でも、ついつい確かめてしまう
そろそろ捨 ...
あの人が誰かにライターをあげたせいで
私はあの人にライターを奪われた
だから今、私は
見知らぬ人に声を掛ける羽目に陥る
「火貸して貰えますか?」なんて
私は自分を娼婦のように思うのです
...
我が北大路家は 代々 京都守護の仕事をしている
昔 空海が張ったとされる結界を 現在は父が張りつづけてる
私も中2の頃から仕事を手伝い始めている
結界の保守・管理などが主な業務
...
好きな人には、恋人がいました。
可愛くて、イイコな、私の親友です。
だから、
悲しいけど、つらいけど、苦しいけど、
…泣いてしまうけど。
二人の、恋を、祝福したいと、思います。
そんな思 ...
“信”故に盲目なれば
“信”故に死すとも
構わぬか?
そう言わしめるのは
己が陶酔
陶酔こそが
己の“信”
愚かなり
他者に故問うは
愚か ...
Castelles "Heavenly Father" (1955)にのせて
しずかな夜が
狙撃手の黒い手袋を脱ぐと
映写機はひとりでに回りはじめる
そのときお ...
この度は当社の製品をお買い上げまことにありがとうございます
つきましては、使用上の注意についてお知らせいたします
この製品は防水仕様となっておりますが
長時間に渡っての水中への放置等はおやめ ...
夏至も間近
積もると
真っ黒になる雪を想像してみる
アルベドはゼロ
全ての波長を吸収し
構造色もなく
黒体放射は
あれは温度だから関係ないか
ああ、ちっちゃなブラックホールみたいだね
...
夢染める 折々の日々 同じ時 流れ流れて どこどこ憩う
日記にて 徒々なる日 綴りては 積み重なりし 笑顔と涙
ご機嫌に 口笛吹けば 飛んでくよ 茜の空に あの日の迷い
...
テレビの中のぬいぐるみ
パンダの格好で喋ってる
テレビの外の馬鹿野郎
ピエロの格好で笑ってる
テレビの中の愚か者
農夫の格好で泣いている
テレビの外の恥知らず
石榴の格好でキ ...
★手をかざさしても月は昇るから、また歩きなさい
傘がないときは、雨にふるえなさい
誰も知らない愛に気づいたときは
目を閉じなさい
「鳥の歌」の巻頭はこの詩句で始まる「星屑と花束と人々を ...
夏の夜空に輝く星の中に
刹那に煌く
流れ星
煌きは夏の夜空に
消えてなくなり
消え去った後は
人の記憶の中を
ぐるぐる回り
消えあせることなく
きらきらと流れ続ける
大切に使ってほしいからと
単純な直方体ではなく
いろいろな形の消しゴムが
たくさん作られた
なるべく人気のある人形や
自動車や食べ物など
色や匂いも工夫されていた
開発が開発を繋げ
本 ...
夫の背中には口がある。
だから夫は、
背中を向いて、
わたしにしゃべる。
夫の丸い背中はいつも白いワイシャツに包まれている。
背中は、
わたしがご飯です ...
てばなしても
いいものをもっていて
届かない
雨あがり
ガラスむこうのひかりへ
わずかに
手、添わせば
ペンチで噛んで ニッパーで切って もう有り触れたもんじゃ感じない
ベンチで病んで アッパーで飛んで 減るだけの生命引きずるだけ
洋燈で照らす 暗いサラダ 調教えられてないことを探す
汚れきっ ...
悲しみの中でしか人は
本当に出会わないのだとすれば
これほどの奇跡はない
眩しさの中で大事なものを見失い
愚かにも己の力と過信する時
太陽の下
多くのものを焼き尽くしてすべて失う
...
ユラリ ユラ
波間に揉まれてたゆたって
いつのまにやら
フワリ フワ
骨抜き薄皮
海の月
目一杯からだを広げて
空の月 を
自分のお腹に映しこんで
...
突然の激しい雨に言葉切り
雨戸を閉めた君の白腕
さぁさぁと静寂の中に衣擦れと
息遣いのみ聞いている午後
まだ止まぬ長雨の中見送られ
しぐれ柳をくぐりて走る
偏狭きわまる
愚か者
精々逃げろ
愚か者
私が造った
この銃で
嗚呼、さらばだ
愚か者
小さな小さな獣達
辟易するのか
愚か者
精々喚け
愚 ...
金木犀が香っていました
東京に重くのしかかる雲が
甘くかんだ乳首にみえた
なんど壊してもなんど壊しても
修復しようとするのはいつも
あなたのほうで
わたしはいつも恐いよといって ...
ゆれてゆれていま夏風に何問うのでしょうあじさい紫陽花この白昼夢
青い花いいないいな
でも紫も
名前に負けない輝きがある
昨日の雨は飲んでしまった?
それとも土に凍りつ ...
カエルの傘を買ってもらった
二才半のひなちゃんは
雨も降ってないのに傘をさし
お部屋の中でも傘をさし
コンビニの中でもさしたがり
車の中でも傘をひろげて
とうとう母ちゃんにおこられちゃっ ...
例えば
地雷で盲目になった戦争孤児の少女の状況は
誰かがひざまづき心をこめて祈ったところで
何も変わらないでしょう
「では私に何ができるの?」
知りたいのです
...
己が道を求め
憧れながら
それでも道を外れ
手を伸ばしもせず
そのくせ夢を語り
あぁ何するものぞ
何するものぞ
あの人が
死んだ
という報せを聞いて
青い河を小さな舟で
ゆっくりと
ゆったりと
流されるよに下ってゆく
あの人の姿が目に浮かんだ
櫂もなく
舵もなく
しかし
流れに
...
ほとんどの人は、もう
溺れているの
誰も気づいていないだけ
澄んだ指さきが
アルカディア、と答えて
空の一角をさす
新しい風景、新しい秩序
それは
見たことのない宇宙
(行け ...
Go straight on the street.
道には何もない
蜃気楼
ジーンズ
水がない
食物がない
地平線まで
同じ風景だ
ただひたすら
歩くのみ
ここは天国
...
生きる希望などこの世界には無い。
あるとするなら、それは君の胸のうちにしかないものだろう。
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
15P 「短歌2」より
むさこ
短歌
5*
07/6/11 20:02
キャスター(ワンカートン)
太陽の獣
自由詩
1*
07/6/11 19:13
その火は点かない
小松 Ann...
未詩・独白
1
07/6/11 19:08
京都守護
北大路京介
未詩・独白
14*
07/6/11 19:07
初めて失恋をしました。
愛心
携帯写真+...
4*
07/6/11 18:37
★信★
森川仁
自由詩
1
07/6/11 16:46
ある日
んなこたーな...
自由詩
0
07/6/11 16:32
使用上の注意
柚木
自由詩
6
07/6/11 15:48
暗黒の六華
小池房枝
自由詩
7*
07/6/11 15:31
ありがとうの六首
おるふぇ
短歌
6
07/6/11 15:17
テレビウォッチャー
kei99
自由詩
2
07/6/11 14:48
「鳥の歌」原田将を読んで
生田 稔
散文(批評...
1
07/6/11 14:45
流れ星
OLGA
自由詩
1
07/6/11 14:24
大切な消しゴム
ぽえむ君
自由詩
5*
07/6/11 14:20
「 夫の背中。 」
PULL.
自由詩
4*
07/6/11 14:12
想撮空間「手」リアリズム
紀茉莉
携帯写真+...
3
07/6/11 14:03
ペンチ
北大路京介
自由詩
8*
07/6/11 13:17
美しい人
アマル・シャ...
自由詩
6
07/6/11 13:14
become jelly
萌歌
自由詩
1*
07/6/11 12:57
しぐれた日
いまいまい
短歌
7*
07/6/11 12:57
神が狩り
殿様が得る
自由詩
1
07/6/11 12:56
おっぱい
a.u.i.
自由詩
0
07/6/11 12:33
あじさい
アイバ シュ...
短歌
2
07/6/11 12:15
傘とひなちゃん
a/t
携帯写真+...
10
07/6/11 12:13
祈る
〃
携帯写真+...
6
07/6/11 11:30
力弱き信奉者
プル式
携帯写真+...
3*
07/6/11 11:29
青い河
大覚アキラ
自由詩
2*
07/6/11 11:24
アルカディア
佐野権太
自由詩
27*
07/6/11 11:02
真直ぐ
ペポパンプ
自由詩
7*
07/6/11 9:26
希望
DoGear
自由詩
3
07/6/11 8:21
5522
5523
5524
5525
5526
5527
5528
5529
5530
5531
5532
5533
5534
5535
5536
5537
5538
5539
5540
5541
5542
5543
5544
5545
5546
5547
5548
5549
5550
5551
5552
5553
5554
5555
5556
5557
5558
5559
5560
5561
5562
加筆訂正:
ぎんいろ
/
恋月 ぴの
[07/6/11 17:20]
ちょこっと訂正
祈る
/
a/t
[07/6/11 11:41]
改行変更。携帯だと判りにくい。
6.38sec.