雨降りて 蛙も宿りに 帰りたり


窓枠に 狭しと並ぶ 白きもの


紫陽花の 葉の裏見れば 蝸牛


長靴と 黄色い傘の 帰り道


水たまり ...
アア 頭ガオカシクナリソウダ

という
正常の線上で
コンクリートみたいに固まっていく気がする
かれた硬いスポンジが砕ける
すでに
こわれた幾つもは
空に投げて見えない星になった
大 ...
くっきりと
浮かび上がる
あなたの影

見たくなかった
見ない方がよかった

忘れたい
忘れることができない

今はただ待とう
あたりが
闇につつまれるまで

あなたの影も
見えなくな ...
1人見上げる
夕暮れの空

声なんか
かけてくれなくていい

1人は
そんなに
嫌いじゃないから
あまい
ももいろの雲

あれが
わたしの
夢のすみか

どんなに
つらいことが
あった時でも

夢は
決して
なくならない

遠い雲に
あずけてあるから
海のにおいが、僕の頬を伝っています。
秋の御日様は雨上がりのコンクリートを照らしています。
途中、後輩(地頭江くん)がコチンコチンのオキアミを潰してくれました。
僕は今、十年ぶりに竿を垂れている ...
炎が大きくなると
みな逆に息をひそめる

瞳にかすかに邪悪なものが
やどっていたとしても

驚いてはいけない
子らは儀式の最中において
完璧に集中している
じりじりと体の焼ける音が

意識の彼方で鳴すの

「痛い、痛い、止まないで」

本能がわたしを殺すわ

見通しなど立つわけもない

切り立った行き止まりにただ居る


...
浅い眠りのなかに
潮の匂いと砂を踏みしめる音がして
わたしは海辺にいるらしかった

裸足に海水は冷たくはなく
貝殻の欠片を拾い上げても
その尖った先は指を刺さない

(きっと夢なの ...
きっと輝いているこの瞬間に
死にたいと願う私がいるのは
いつかの、本当の瞬間に、
生きたいと願う私への裏切りの行為かもしれない

この脈拍の速さはそういうことであって
世の中はうまくま ...
*
タキオンが像を結び
無数のクラゲが空から
淡い光を放つ

*
どこまでも歩いていっても元に戻ってしまう
三畳間の宇宙に

*
生まれてから白痴に至る世界

*
笛を吹いて ...
朝露が
陽光を孕んで


(きらり)


輝いている
そんな六月の朝




梅雨の晴れ間
燕が低空飛行


(ぴぃぴぃ)


愛しい愛しい
雛のため

...
水面に揺れていた
ゆるやかに身体は倒れ
一番優しかった記憶に包まれる

透き通る青色を見ていた
ゆるやかな振動が伝わり
水中に炎の原型が生まれる

水中回帰

眠りの中で眠りながら ...
とうちゃんとアナルを突きあって
かあちゃんのマンコを突いてやった
にいちゃんのチンコをぺろぺろして
ねえちゃんのおっぱいをべろべろした
おとうとのたまぶくろを握りつぶして
いもうとのしきゅう ...
 ぼくは、古いほうの町立図書館で、目の玉を血走らせながら、二〇〇四年週間激写ボーイ九月号を探していた。いくつもの棚を片端から調べていったが見つからなかった。それでもぼくは黙々と次から次へと虱潰しに棚を ...  その長方形の囲みから抜け出したくて。

 十九時半には、冷凍食品ばかりの飯とばあちゃんのしょっぱい蕪の漬けものを食い終わり、風呂で念入りに自らのそれまでの穢れを洗い流し、最近やっと再就職したばか ...
空っぽに 空っぽに
嫌な事って 大嫌い

朝、テレビのスイッチを入れてみます
  一日の気分はそこから
  餌に群がるハイエナ
  裏側ってそんな感じ


外に出よう


昼、 ...
変わらない、と


思っていたのは〈雲〉でした




大切にしていた「かたち」は
吐息ほどの微風で
変わってしまう程度のもの

アドレナリンが放出すれば
入道雲のように
...
ごみばこを あさって
まだ つかえるもので
でっちあげる もっと
ぶざまに あさましく
いきるための うたを
その社会は
そこに住む人たちを
豊かな生活をさせるために
必要以上のモノを作り
必要以上のモノを買わせ
必要以上のモノを捨てさせ
常に不足への不安と
新しいモノへの欲求を
同時に進行さ ...
滅茶苦茶にされた背伸び
搾取されゆく背伸び

二つの背伸びの距離を
埋めようとする僕とあなた
そのとあなたのとを
掬い上げようとした光の差す隣人

帰ってきた隣人
かつて山羊だったか ...
陽がのぼることをよろこぶ彼女は
しろい色したどうぶつだ
泣き顔がうつくしいと言ったのは
まぎれもない事実だよ
うまれた瞬間そう感じたんだ

ほしがうまれてしんでゆく
ぼくが手をつなげない ...
自動車の後を
忘れ物が追いかけている
財布のようである
その財布の後を
忘れ物が追いかけている
免許証のようである
その免許証の後を
忘れ物が追いかけている
顔写真のようである
その ...
晴れた休日の朝
シャベルで宙を掻いている男に出会った
都会の街中の少しだけ開けた場所
陽光は空気中の水分に乱反射し
景色に鮮やかな色を落としていた
平和すぎる風景の中
男はシャ ...
 
採石場の跡地を
ヒトコブラクダが
ゆっくり歩く
かわいそうな気がして
コブをもうひとつ
描き足してあげた
耳の奥を覗くと
夜が明けるところだったので
慌てて帳面を閉じた
 
気持ちをなだめてくれる 
けやきの葉たちの向こう側

濃い青の空に 夏雲が湧き上がって
激しい季節の予感

夏雲たちは 次々に力を秘めた体を起こし
見渡す限り 雲の輪に囲まれる

...
恋をする魔法があるなら教えて欲しい あなたにそっとかけてみるから

おはようとおはようございます それだけの関係だけど気になるんです

ぴかぴかの1年生にもなりきれない 恋愛初心者 でも恋 ...
虹色の透明なシャボン玉は

きらきらと太陽を反射して

青空に高く高く舞いあがり

初夏の爽やかな風に乗って

一番高い杉の木の真上まで

わたしたちの祈りと願いを
...
夜霧は闇を深くする
鼓動が響く夜の公園で
あなたのその堅い腕が
私を優しく包んでしまった


(涙なんかで釣る気もないわ)

いつだって ただ残酷で
愉快で笑って
馬鹿げて ...
隣屋の塀にはびこる つたの青
さみだれに色 尚つやめきし

散歩にと さいそくにくる愛犬の
うったえる瞳に 重き腰あぐ
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
梅雨秋桜俳句4*07/6/11 0:12
チーズ蒼木りん未詩・独白307/6/11 0:00
シルエットweed &...携帯写真+...1*07/6/10 23:56
寂しくなんかない携帯写真+...6*07/6/10 23:42
夢のすみか携帯写真+...1*07/6/10 23:35
かなちゃんひろっち自由詩3*07/6/10 23:14
火遊び美砂自由詩9*07/6/10 23:07
右足の行方三条自由詩107/6/10 22:36
夢の浜辺にて銀猫自由詩17*07/6/10 22:25
うたas自由詩107/6/10 22:17
地下鉄佐藤伊織自由詩4*07/6/10 22:08
そんな六月秋桜自由詩1*07/6/10 21:57
水中回帰mayaco未詩・独白407/6/10 21:54
ぼくのチンコとマンコの主義主張マーチ土田自由詩207/6/10 21:52
二〇〇四年週間激写ボーイ九月号自由詩007/6/10 21:52
般若心経と妹のパンツと汁が飛び交う嬉し跳び大作戦決行日自由詩307/6/10 21:52
リセットは脳をトロトロにして酸素の枷自由詩2*07/6/10 21:36
変らない雲赤月 要自由詩007/6/10 21:16
そろもん(リサイクルの話)みつべえ自由詩507/6/10 21:13
豊かさの代償ぽえむ君自由詩2*07/6/10 21:05
背伸びロカニクス自由詩507/6/10 21:01
しろい色したどうぶつの、アルビノ自由詩707/6/10 21:01
忘れ物小川 葉自由詩4*07/6/10 20:20
空を掘る朝原 凪人自由詩5*07/6/10 19:05
たもつ自由詩2407/6/10 19:01
夏雲いねむり猫自由詩507/6/10 19:00
夕暮れ時にはるこ短歌307/6/10 18:45
二人遊びあずみの自由詩7*07/6/10 18:35
泣き虫ロリータ℃。自由詩307/6/10 18:17
平成19年6月9日土曜日 17:45むさこ短歌12*07/6/10 18:01

Home 戻る 最新へ 次へ
5524 5525 5526 5527 5528 5529 5530 5531 5532 5533 5534 5535 5536 5537 5538 5539 5540 5541 5542 5543 5544 5545 5546 5547 5548 5549 5550 5551 5552 5553 5554 5555 5556 5557 5558 5559 5560 5561 5562 5563 5564 
5.83sec.