新緑の赤らめる
夕暮れの畔
終わろうとしている黄金の陽が
出来事を染め上げていく


水面で月が戯れる
影絵のようにたなびく振動

弧を描きながら
擦り寄せた声
求愛の儀式


どこまでも響く愛の歌を ...
新緑が

幽霊みたいに

ぼくを抜けてゆく

それは街道の

空を覆って地上の雲だ


こころの闇なんか

たんなる因果の法則だ

夕方の宇宙に書いてあるよ


新 ...
さよならは青い背もたれ始発にて四月の夢を温めにいく



アンニュイな晴間が秘める春雷に片目をとじて君を待つ午後



ないしょです。星くず燃える屋根裏で子猫と愛し合った日々など

...
お待たせいたしました。
誘惑を欲望と取り違えたオムライスの隠喩でございます。
注文されてませんか?
ではこちらの
解放感だけのニコゴリのバルサミコソース和えでございますか。
違うのですか?
...
  おらが生来から背負っている
    汚血の伝統とはちがって
  みどりの血をたぎらせている
   瑞々しい早苗月の樹木たち
 その生態に焦点をあわせようと
    気づいたのは やっぱり ...
              カーテンが
               カーテンの
           まま生まれている カーテン屋の
            カーテンの奥、カーテンは
  ...
 わたしたちのうつくしい夏は過ぎ去り
 ただ ぎらぎらとした陽炎ばかりが
 道すじに燃え残っているけれど
 二度とあうことのない確信は
 耳元で鳴る音叉のように
 気だるい波紋をいくえにも広 ...
どきん どくん
私の傲慢な心臓がこだまする

どきん どくん
なんてわがままなのだろうか!

どきん どくん
まるで反抗声明だ

どきん どくん
しかしあるいは自慰行為の後のようで ...
パンストよ、私はお前を尊敬する
あの強欲無知無恥で愚かで愚鈍な私の母親のよく育った体を
お前の小さな体が包み込む姿を見て
私はため息を一つする

パンストよ、私はお前を羨む
色気が溢れ出し ...
さようなら 風

ごきげんよう いのち

あなたのすきとおったあつみ

やぶれるようにさきなさい
裁判の隣際
法廷内の竹林の近く
肩車と風車がくるくる
かけっこをしている

被告人として茫洋としてみる
窓の外を見る
どちらかの肩を持つ
たとえ裁判長でも
それらは許されない

...
美しい

ひとひらの詩を

わたしに 綴らせて下さい。



カーテンの隙間から
差しこむ
朝の光が
ひとの 心に 届くように


静かな 朝の ひとひらを

未熟な  ...
そこはダメ
とか言いながら
崩れていく豆腐
ダメなとこだから
いいんじゃん
角から崩れていけばいい
そして跡形もなくなって
おいしい白和えになって
大切なもの 見えなくなること ときどきあって

失ってから 気づいてしまって 泣くこともある


  悲しい想いは したくないの

  寂しい瞳は 見せたくないの


どこまでも空 ...
毎日逢っているはずなのに
毎日言葉を交わしているはずなのに
どうして

毎日目を合わせているのに
毎日気持ち伝え合ってはずなのに
どうして

2人の道に誰か入ろうとしているから

...
ポイントなんていらない。
ポイントなんて、いらねぇよ、初夏。
ポイントなんて どうでもよくない? よくなくなくなくなくセイ イェーッ!

、、、嘘です!
ポイント欲しいです!
ポイント入れ ...
幼い頃の夢
ケーキ屋さんだの歌手だの警察官だの
それがどんなものかも知らずに
なりたい なりたいと喚いていた

ちょっと背伸びして周りを見回してみたら
なんだか急に喚いてるのが恥ずかしくな ...

初夏の山は
いいにおいをしたものを
たくさん体の中に詰めて
まるで女のように圧倒的な姿で
眼の前に立ちはだかってくる
たまに野良仕事をしている百姓が
山に見惚れていることがあるが
...
街灯に蛾が群れている
明滅する明かり


雲がさあっと横に分かれて
月が顔を出した
誰もいない
蛾がひっそり群れている


角からぽーんと勢いよく
何かが飛び出した
赤いビニー ...
小さな部屋に閉じ込められたくはない
それは風のように空を飛び
時間も
国も
すべてを飛び越え
嵐のように
誰にも邪魔されない
そんな自由がほしい
正午から午後二時頃にかけて
北部を中心に雹が降った
農作物が被害を受けた
傷口から病害感染の恐れがあるので
薬剤が散布された
長い坂道の途中
幼い男の子が線を引いていた
線を引くと
線 ...
今日はもう眠たいんだと思ってた耳をやさしく齧られている
 

灼熱のキスも荒地の抱き方もじゅっと言ったら終わりなんでしょ
 

喧嘩してキスして抱っこして仲直り小憎らしいとはお前のことか
...
役職は個人の放棄に近い。
役職で呼ばれて喜ぶようでは。

そこにはあなたという
個性は含まれていない。

「先生」と呼ばれることと
「人間」と呼ばれることは
言葉が違うだけで
同じく ...
たいせつなものは
いつだって砂の中。
積み上げても積み上げても
ほろほろと崩れてしまう蛍光性の粒子の奥、
そろそろとうずめてしまいたくなります。
波打ち遠く、
ひっそりとひっそりと ...
空の草原を
風がそっと撫でてゆく
空が左から右へ波打つ
その波を追いかけて
鳥が飛んでゆく
今日の草原は
青に満ちている
草原からの潤いは
地上の緑にとって
かけがえのない
命の源 ...
人は数字ではない。東大合格者も戦争や天災での死者もしばしば数字で表される。だが人は数字ではない。とカッコつけといていきなり卑近な話になるけど、ポイントも数字じゃない。無論数字で表されるし数字で表すしか ... 例えばAという人物がいて、
他人である誰かがAに対して抱くイメージは、
果たして実像に等しいだろうか。
人間は、往々にして自分の望むとおりに
他人を歪めて見つめている。
あらゆる事物の、その ...
楽しく笑いましょう
スイングして
仕事を楽しみましょう
満足しましょう

辛くても逃げ出さない
もうあと一歩待って
もう一回黙っていて
あと少し我慢して

WALK IN THE ...
父の古くからの友人Kさんが亡くなった
現場仕事で足を滑らせて
屋根から落ちてしまったのだという
一人で作業をしていたので発見が遅れたのだとか
うちからは遠く離れた岡山県の端の方での出来事

...
街燈の光から
裸にされた
月世界のモノローグ

夜の哀しみの
ねぐらを見据え
月光に混じりあう
葬列を往けば

緩和されゆく
視界のほつれ
伏した肩肱は
硝子の時計を踏 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夏夜の郵便屋見崎 光自由詩6*07/5/17 22:22
カルテ吉岡ペペロ自由詩307/5/17 22:21
さくらさくらまほし短歌17*07/5/17 22:02
失礼レストランブルース瀬戸...自由詩307/5/17 21:37
老残の歌(十)信天翁自由詩207/5/17 20:49
貝殻のような巻き方ハンドル自由詩107/5/17 20:36
暗渠月夜野自由詩17*07/5/17 20:32
鼓動麻生ゆり自由詩2*07/5/17 20:12
リスペクトTHANDE...自由詩2+*07/5/17 20:07
つぼみつきのいし.自由詩1707/5/17 19:49
肩車と風車ロカニクス自由詩207/5/17 19:27
小さな朝の祈りLucy.M...自由詩007/5/17 19:19
ダメなとこチアーヌ自由詩507/5/17 17:38
びぃ玉北大路京介自由詩39*07/5/17 16:47
doushite?saya自由詩007/5/17 16:38
ポイントください北大路京介未詩・独白39+*07/5/17 16:23
花咲くピエロ紫苑自由詩3*07/5/17 16:14
初夏吉田ぐんじょ...自由詩4207/5/17 15:39
月夜石瀬琳々自由詩25*07/5/17 14:58
自由OLGA自由詩307/5/17 14:51
報告たもつ自由詩507/5/17 13:47
ながしそうめんリフレイン  (モアラヴ)ふるる短歌11*07/5/17 13:45
個人名美琴自由詩407/5/17 13:43
砂の埋葬。紅魚自由詩907/5/17 13:22
空の草原ぽえむ君自由詩14*07/5/17 13:12
ポイントは数字か?(親指1000字エッセイ)佐々宝砂散文(批評...13+*07/5/17 12:14
実像が歪んでいく白寿未詩・独白107/5/17 12:00
手を繋いでペポパンプ自由詩3*07/5/17 11:38
遠方の死楢山孝介自由詩3*07/5/17 11:14
葬列たね。自由詩12*07/5/17 11:13

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