美しい言葉をさがすために
美しい言葉をさがす旅に出た
海に行けば海は美しく
山に行けば山は美しく
空を見れば空は美しかった
けれどそれを表現するだけの
美しい言葉を知らない ...
詩を殺すのはいつも詩人で
詩を愛するのはいつも他人で
涙を流すのはいつも美人で
笑顔を殺すのはいつも愚人で
君はいつのまにか大きくなって
僕の目の前を通り過ぎていった
大人になる怖さからナ ...
あぁしたい
こおしたい
ダダをこねる僕を
下から僕は見つめていた
手を伸ばすと
冷たい
土の匂いがした
全てがもどかしくて
そう
もがけばもがくほど
...
ドアが開いていますよ
声がしたので一応
部屋中のドアを見てみたのだが
すべて閉まっていたので私は困惑した
あの
ドアは閉まってますが
いいえ
ドアが開いていますよ
部屋を出 ...
おそいおそい冬の訪れ
あるいはそれは
いつの間にか駆けて行った冬の残り香
遅咲きの梅花
早咲きの桜花
世界の色は鮮やかに
春待ち人の思いは賑やかに
そこに舞い散 ...
別れ時
君に送りし鉢植えを
君枯らす時
わたしも離ろう
我らは 語るべきだ
海潮の輝き
午後のけだるい 陽光を
夜は 底で 眠り
目覚めの朝露は打ち震えると知っている
我ら 踊る 身も心も捧げて
熱狂は 明日を作る
汗は額を流れ
濡 ...
寝っころがって草の味
息を吸って風の味
目を見開いて空の味
手を伸ばして
雲を摘んで
食らう味
あぁほら観てよ
追い風がしたと思ったら
あいつも来てるぜ
入道雲
...
両の手で抱え込んだ頭が生きているかどうか
確かめるために むに、と頬をつまんでみる。
―反応なし
つまんだ指を瞼に移動させて白目にしてみる。
―反応なし
「生きてるよ、なぁ? ...
声聞くと安心して眠くなって
電話の向こうとこっちでお互いあくび
なんかα波でてるんだよなぁって
しばし沈黙を共有
貴方が其処に生きていることを
知ることが出来るから電話が好きにな ...
夢の様に髪を撫で
抱きしめてあげる
空には小さく
月があるから
こっちへおいでよ
僕の影は見えるだろう
おいで
あの時みたいに
おいで
両手を伸ばして
僕は眠い
月がとて ...
太陽が沈み世界が透明になる頃
アルコールランプを消した
吸い出される琥珀は僕の記憶
人目を憚る様に
そっと吸い出されていく
吐き出す息は世界にあわせ
透明に消えていく
僕は酷 ...
一方的な騒がしい工事の後、
ようやく、
今夜の男は達した。
イケコのすごいおちんちんの男は、
結局のところ、
工事の手際の悪い、
クリトリスの舐め方もろくに知 ...
みかんの里に生まれ育ったくせに
オレンジがうまく剥けない
サツマ・オレンジならうまく剥けるけど
サツマ・オレンジじゃクレープシュゼットに合わない
バレンシア・オレンジ
マンダリン・オレン ...
{引用=
? 夏の妖精
笑いながら
運ぶ風に
身を任せて
あなたは走り去ろうとしたが
照りつける陽射し
の中にではなく
薄萌木色の林の奥に
...
最近嵩麻呂さんの携帯写真+詩に「これはクローバーじゃなくてカタバミです」とコメントをつけた。四つ葉のクローバーが出てくる詩は悪くなかったと思うけど、写真に写ってるのは確かにカタバミだった。クローバーで ...
見えるもの
見えないもの
触れるもの
触れないもの
形の無いものを愛してしまうのは
愛にも形が無いから
ここにいる
わた ...
部屋のいたるところが
軋むほどに 精神を集中し 観る
カンブリアの石化は どこへ
アンモナイトを見送り どこへ
羊歯を茂らせ 三葉虫の明滅に
石炭石油へのメタモルフォーゼに酔う
愚 ...
昨日もまた
日めくりの暦が一枚消え
昨日を生きた言葉たちが
静かに眠る
昨日一番生きた言葉は
土の道だった
でこぼことした
それでいて不安定な小石の上を
靴底に刺さるかのような痛み ...
Ser immortal es baladi;
menos el hombre, todas las criaturas lo son, pues ignoran la muerte;
lo ...
奪われて 失って
それでも生きているなら
どうせ生きていられるのなら
漆黒の闇が来て 安らいで
白銀の光が戻って 儚いのはきっと
もう二度とは戻れない
時の旅路に悔いがある ...
1ヶ月のうち15日まで寝ないで働いて後はずっと眠っている
この社会の生き物達はみんなそうだ
しかし中には真逆の生活をして悪さを働く者もいる
その為に警察は悪さを働く者と同じような生活をし ...
思った
弾いてみたいと
ふれてみた
ぎこちない指で
鳴った
小さいけどせつない音が
もう一度ふれてみた
今度は少し大きく鳴った
はじいてみた
いい音が鳴った
はじい ...
{引用=長いのでお暇なときに読んで頂ければうれしいです}
reonさんの散文『フォーラムのポイント付与あるいは詩と批評についての考察』を読んで、「詩を描かない批評家がいない」ってのは、 ...
ダンボール箱
いや、もう、箱ではない
これに
俺は
云いようもないさみしさを覚え
やあ、俺が
もう、君のよに、なってしまったら
どうしよか
なりたくはない
ダンボールのよに
雑用さ ...
「あの人?」
「えぇ、あの人。その髪もその口もその耳も貴方はあの人にそっくりだわ。だけど、やっぱり、眼が違う。貴方はまだ捨てていないのですものね。貴方の眼には、光があります。喜びや悲しみといった ...
振り返らずに上を向いて
未だ見ぬ土地を訪ねて歩け
そこには人がいるだろう
暮らしや愛があるだろう
人は温かい
初めての君を拒むことはない
行く手をさえぎるものは何もない ...
自分の花とおなじように
他人の花も大切にできたら
そしたら世界は平和になるかな
最初は同じだった
間違えたわけじゃない
自然すぎるぐらい自然な流れ
少しの違いは溝を深めて
見下すようになる
それが規則だとでもいうように
生きものに動物も人間も入っていた ...
蛍光灯が切れた
新しいのを買いに行かないと
トイレにも行けない
これとあれ
光を求めるのに値段の差があるなんて
正しい光はどっちなんだ?
安いのに騙されているのか
高いのに騙され ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「美しい言葉」 (青年詩片)
ベンジャミン
自由詩
4*
07/5/20 14:08
詩人
おるふぇ
自由詩
6
07/5/20 14:07
・夢幻・
はち
自由詩
5
07/5/20 13:35
ドア
小川 葉
自由詩
6*
07/5/20 13:33
名残り雪
朝原 凪人
自由詩
6
07/5/20 12:58
五月
三条
短歌
2
07/5/20 12:20
我ら 二足歩行の 花
アハウ
自由詩
7
07/5/20 11:51
雲を摘んで食らう味
そらいろ☆コ...
自由詩
2*
07/5/20 11:47
体温
朽木 裕
散文(批評...
5
07/5/20 11:24
004
〃
自由詩
3
07/5/20 11:05
靴音の街に月は沈むのか
プル式
自由詩
3*
07/5/20 10:56
琥珀の月は静かに笑う
〃
自由詩
6*
07/5/20 10:33
「 おちんちんはいらない。 」
PULL.
自由詩
2*
07/5/20 9:38
クレープシュゼットの海
佐々宝砂
自由詩
2*
07/5/20 9:36
蒲公英(たんぽぽ)
まどろむ海月
自由詩
8*
07/5/20 8:34
おせっかいおばさん(親指1000字エッセイ)
佐々宝砂
散文(批評...
7+*
07/5/20 8:25
「 待つ 」
椎名
自由詩
1
07/5/20 8:18
改作『黒色石化』
アハウ
自由詩
3
07/5/20 7:35
言葉の暦(No.003)
ぽえむ君
自由詩
9*
07/5/20 7:01
夕日
水在らあらあ
自由詩
54*
07/5/20 5:36
マイナス
maynar...
自由詩
0
07/5/20 4:28
ある詩人の漫遊記1
はじめ
自由詩
5*
07/5/20 4:01
センチメンタルギター
青の詩人
自由詩
5*
07/5/20 3:02
松井浄蓮の垢を煎じて呑むべき人々へ
はらだまさる
散文(批評...
25+*
07/5/20 2:54
土曜日の夜(小雨だった)
蔦谷たつや
自由詩
12*
07/5/20 1:43
掌編小説『しゃしんの女』 〜中〜
朝原 凪人
散文(批評...
1
07/5/20 1:26
ふるさとシリーズ No.4 『旅』
Hantam...
自由詩
0
07/5/20 1:20
大切な花
a/t
携帯写真+...
1
07/5/20 1:07
厘違い
零椅
未詩・独白
5*
07/5/20 0:56
光で満たされない時
酸素の枷
自由詩
1*
07/5/20 0:50
5515
5516
5517
5518
5519
5520
5521
5522
5523
5524
5525
5526
5527
5528
5529
5530
5531
5532
5533
5534
5535
5536
5537
5538
5539
5540
5541
5542
5543
5544
5545
5546
5547
5548
5549
5550
5551
5552
5553
5554
5555
加筆訂正:
松井浄蓮の垢を煎じて呑むべき人々へ
/
はらだまさる
[07/5/20 3:03]
若干修正。
7.75sec.