露草色の空を
のどかな雲が流れて行く
いつか見た雲が白い蝶をかたどって
私の頭の上を
風に吹かれて飛んで行く

どこへ行くのと手を振ると
今度は白い子馬となって
東の空へ駆けて行った
...
くだらない話に明け暮れて
夜が明けて
人の嫌なことばかりする
自分の信念がない

代替案のない
罵声は野蛮だ
壊す事は誰にでもできる
作る事は努力が必要だ。

馬鹿犬ほどよく吠える ...
朝、自転車に侵入された
ちょうど起きようとしているところだった
カロロと卑猥なペダルの音を耳元でさせ
とても恥ずかしかったが
俺は初春のように勃ち
自転車は器用に車輪をたたみ侵入してきたのだ ...
「秒針」




いちばんほそい針が
無段階に滞りなく
滑ってゆく
きちんと六度ずつ
かっちこっち
鳴っていたはずなのに
いつのまにか


一秒、
という物差しを
見落 ...
前向きってどっちだ


キミの背中見てるうちは



どこ向いたって後ろ向きだ




なぁ


前向きっての



見せてくれないかな




けど
...
私たちは互いを必要としながら
それぞれの場所で夕陽を眺め
明日の湿度を欲しがり飲み込む振りをする

あなたと私は
埋もれてしまったいつかの夏に
栞を置いたままかもしれない
そ ...
空蝉か
盲目か
鉄鎖
錆色
儚く
破れては
血の味で
噛締めた
「強くなりたい」
凶暴か
それは狂暴か
葉だらけの
枝垂れ桜の前で
誓った
女性の
寂しそうな表情
満た ...
あなたに会えない日は

大人しく他のひとと会います

君は独りじゃないなんて

言われなくたって

わたしは全くひとりではありません

日々を縫うにはどうしたって

お ...
捨てられてた子猫
 拾ってあげられなかった僕だから

ずぶ濡れの君を
 ほってはおけなかったんだよ

優しいだなんて思わないでおくれよ

ただの罪滅ぼしだって
 そう思ってくれてかま ...
切り別けられた岸で、
あなたはいつも、
わたしを見ている。
わたしは水で、
あなたを流れ満たしている。
対岸の、
あなたとあなたは、
ふたり。
わたしは ...
 目を閉じて君を思い浮かべれば
 ほら 目の前に君がいるんだよ
 永遠の10代に憧れる僕
 海辺のカフカじゃないんだからさ
 僕には君とセックスすることを想像できないんだ
 Hなことしか考え ...
同じ道
歩んだつもり
 
同じ空
見ていたつもり
 
同じ時
過ごしたつもり
 
 
 
同じこと
していたつもり
 
 
 
同じこと
しているつもり
 
 
...
わたしの影まで、赤く染めてしまいそうな
真っ赤なカーディガン
お気に入りなの
夜は、まだちょっと肌寒いから
もう少しだけ着させて
昼間はバッグの中に入れておいて

こんな中途半端な季節な ...
「 すべての詩人たちへ 」



  言葉はつまり「 世界との契約 」だと俺は思っている。

  言葉はつまり俺自身だ。 

  この世に生まれてから今の今まで

  与 ...
水面を
揺らさないように
しずかに
飲み込んだ
息を
止める
息を
こぼしてしまえば
瞬く間に
揺れ打ち
歪む満ちてゆく月
梅雨の晩送られし日々の紙一重

夕立の山小屋のよな紙一重

麓から頂上までをなぞる指

折り紙を折る指に癖あらわれり

夏服を脱いで蜉蝣乱舞せり

青簾恋匂い立つ畳の間
たったひとつの言葉

大切な
なくしてはならない
いきている喜び

あなたのもとに届けたい

母の日のカーネーションのように
感謝も込めて

日中の眩い陽射しの下で
踊る蝶々も ...
心呼吸

嵐前夜の群青に染まる午前七時


「めげない。」


と誓う
油断してたら
君に出会って
涙が零れた。

今も誰かの口から漏れる
言葉の洪水。
素敵ね
なんて心からの賞賛も
アイラブユー
なんて君への勇気も
簡単に流れ去って
チンケな佇まい ...
?

耳障りな都会の雑踏に身を置く
誰かに救われたいと思いつつ
自分を傷付ける

深夜の静寂(しじま)の公園
月明かりに照らされて
悲しいシルエットが其処に映し出されている ...
世界の速度に背中を押されて
僕らはその歩みを止めること出来ず
黙々と前に進むしかなく
横目に座り込む人々を覗き込む

言葉の嘘に紛れ込ます優しさ
この一言が誰かを傷付けない
...
今、僕を笑う全てを愛す
冷たき嘘の海原を渡る
独り、渡る

逃げ水のボトル、飲み干してしまった
高鳴る鼓動、確かめてしまった
それは眠たい月を寄せる夜

待ちきれないイメエジを重ねて
...
不思議の森の叶えの樹は
どんな願いでも叶えてくれるそうな
その樹の枝は決して折れることはなく
とある男はその枝のおかげで
安心して首を吊ることができたそうな

ただ不思議の森に入 ...
窓から見える消えかけの電灯は
一週間くらい前からずっと不定期に点滅していて
きっとそれは誰かに送る信号で
それを見た誰かは
もうすぐ徒党を組んで
この町にやってくる

きっと ...
ドラムカンの 外にはみだしてくる
火の勢いに のまれてく

窓から見下ろした 交差点
流し込んだ 健康飲料水
一回 千円のカットだけの看板

マラソンの金メダルのテレビ放送
セルフサー ...
ああ、言われてわかった

あたしはもはやこの人と

また仲良く愛し合いたくて

必死になってたんじゃない


「ごめん」


この一言が欲しかった



それだけだった ...
ホラホラあの骨を取ってきてごらん、
と私は天気のいい原っぱで私の骨を投げた
私はシャチョウさんと
ブチョウさんと
それにカチョウさん
カカリチョウさんに言った
骨を持ってきたのは
小型人 ...
さらば友よ
今日が終わったら
今回の私の人生はひとまず幕を閉じる

子供の頃には随分小さかった音が
今では耳鳴り耳障りで
それが私の人生の終わりを告げるものだと分かるまで
時間をあまり要 ...
{引用=

甘えていたい



     ++






         * 



 ++++     


    * * ...
心地良い音を立てて流れる小川に
5月の光が溶けてはじける

その中にひらめく小さな魚の影
黄金色の川底の砂に等間隔の影を落とす小さな群れ

風が作る小川の波紋に揺られて
魚の影もゆれ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
露草色の空を ー海へー未有花自由詩22*07/5/23 9:18
有名人ペポパンプ自由詩2*07/5/23 9:00
侵入たもつ自由詩1407/5/23 8:36
「秒針」ソティロ自由詩11*07/5/23 8:01
キミ向き自由詩407/5/23 7:41
私たちの欠落(夏の日の)藤丘 香子自由詩45*07/5/23 7:40
秋也自由詩1*07/5/23 6:58
_三条自由詩107/5/23 6:57
少年優飛自由詩6*07/5/23 6:33
「 対岸。 」PULL.自由詩5*07/5/23 5:52
はじめ自由詩6*07/5/23 5:15
air瑛治自由詩107/5/23 3:04
Red Spring壺内モモ子自由詩2*07/5/23 2:53
すべての詩人たちへae96散文(批評...1+*07/5/23 2:22
月のしずく未詩・独白507/5/23 1:59
青簾小川 葉俳句507/5/23 1:58
たったひとつの言葉乱太郎自由詩12*07/5/23 1:54
*群青志願*ちと短歌2*07/5/23 1:39
ある光そらいろ☆コ...自由詩1*07/5/23 1:03
Ⅰ・Ⅱ海月自由詩2*07/5/23 1:00
再帰自由詩1*07/5/23 0:58
四角いベッド×2−1P.B.自由詩007/5/23 0:54
不思議の森の、叶えの樹なかがわひろ...自由詩2*07/5/23 0:54
消えかけの電灯自由詩1*07/5/23 0:54
火鏡砂木自由詩13*07/5/23 0:52
「ごめん」よしか未詩・独白207/5/23 0:33
麻生ゆり自由詩0*07/5/23 0:11
あの世へ行く時Hantam...自由詩007/5/23 0:09
寝息___未詩・独白3*07/5/22 23:47
幼子が去った後にはいねむり猫自由詩107/5/22 23:42

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加筆訂正:
宇宙 ☆/atsuchan69[07/5/22 23:46]
一連と題名を修正/変更。
5.49sec.