空を知らないぼくは
うまく空というものを描けない

ぐるぐる巻きのパー
あれを太陽だと信じているから
漫画の吹き出しみたいな形
あれを雲だと信じているから

今日も空っぽの卵の中で居候 ...
真っ赤な靴を履き
真っ赤なドレスを纏い
真っ赤な髪留めをつけた
真っ赤な美しい女の
そのくちびるはなぜだかいつも
半分だけ真っ黒でした

女は
いつもの酒屋の
いつも ...
ボクはナニから逃げてイルのか

足は思い通りに動かない
キモチだけが先を行く

あぁ
なぜボクはこんなにも遅いのか
あぁ

後ろからナニが追ってくるのか
そこはまるで
ひとつの街であり
ひとつの物語でした

私はもう誰も居ない
公園のブランコに

キーコキーコ
と揺れていて

さようならの練習ばかりを
しています

あなたには ...
 「 僕というとてもちいさなすべて 」

                      現在は錯覚。
                      感覚の針は常に
               ...
なめらかに幼子の
桃に染まった柔肌の
質感と光沢は珊瑚

或いは

とろり新鮮な濁りなき
真に最初の一雫
甘い乳白は象牙

真似て

何れ程焦こがれて
唯身を染めて桃に白に
...
理想の仕事を選ぶというのは非常に難しい
まず当たり前だが興味を持てる職種のほうがいい
そうでなければ私の性分からして長くは続かない
その為にはまず自己分析が重要になってくる
このことは非常によ ...
唸る 大空 
その飛翔を 速める 鳩

太陽は 今 南中
素早く たなびいて 雲

飛行機の残音
この 大空に 響き

風は 光の軌跡を 曲げ
大風 天を轟かす

太陽の光を求 ...
 いい子ねえ、って
 大人からいつも
 あたまをなでられていたから
 ぼくはおおきくなれなかったんだ


と、いって
そらちゃんは笑う


海のみえるブランコが
そらちゃんのなき ...
春が過ぎようとしているのに

雪が枝を彩った

美しい違和感は

曇空に情緒を預け

水面に散ってゆく


静寂に薫るせせらぎに

儚さを詠い

慎ましやかに咲いた花
...
そのままでその{ルビ瞳=め}のままで
僕を呼ぶあなたがいる
ほほ笑みの中で
いくつ時が過ぎたの?

やさしさは時に誰かを
傷つけるものなんだね
そんなやさしいまなざしで
僕をみつめない ...
きっと見つかるよ。

だから、

焦らないで。

空回りするくらいなら

どっしりと腰をおろしてさ

のんびり

見つけていこうよ。

ね。
例えばそいつが絶望であったって
共に踊れたら
希望へと変わる

間違って
地球に降り立ったムーンライダー
月の満ち欠けがおいらの燃料さ

例えばそいつが悪魔であったって
共に歌えたら ...
 RADWIMPSの『ふたりごと』を聴きながら空想していると現実感が無くなり浮遊している気分になる
 部屋は太陽に飲み込まれたように真っ暗だ
 無限の時を刻んでいるように聞こえる置き時計は僕達には ...
          2007/05/12

ギリギリギリ
なにかごようは
ありますか

擬音の世界に
ぎりぎりの
擬音の狭間に
押し寄せて

夜明け前

擬音の忍者と
計ら ...
なるたけ優しい言葉で
なるたけ難しい表現は使わないで
それでいて想いを伝えるってのが
一番難しいってこと実感してるよ
伝えられなかった気持ちがまだ
どれぐらいメモ帳に残ってんだろな

バ ...
今日、久しぶりに夢を見まして。


 −僕はとても大きなヒグマ。 そして僕はとても尊敬されていました。

 たくさんのお供え物。口へと自動的に運ばれる食べ物。

 僕は大きくなりました。 ...
「おい、何泣いてんだよ、おい、おい」
「もう、無理だ」
「何が」
「一緒に歩けない、ごめん」
「ふざけんな、ちょっと疲れただけだろ、休め」
「違う」
「何が」
「だってさ、まだまだ道続い ...
          2007/05/12

ギビギビギビ
なにかごようは
ないでしょか
ごようのないおと
おことわり
擬音の世界に
擬音を運ぶ
義理人情も
お断り

義理人情は ...
日中はデイサービスに集まり 
賑わっていたお年寄りも 
それぞれの家で眠りにつく頃 

明かりの消えた広い部屋には 
残って日誌を書くぼくひとり 
静まり返った夜の老人ホーム 

天井 ...
 

下衆な旅人たちの呼吸がいやらしく明滅して、風がその隙間を縫うようにして湿ってゆく。隣を行くふじたくんは普段より一回り大きくなって、顔面をぬらぬらとひからせる、るるりら、ひかり、揺れているのは ...
あの娘のテレフォンナンバー 
こっそり教えて貰ったよ
いつも気に掛けてるのさ 
勿論君の事だよ
夕暮れに疲れて 
赤いお酒飲みながら
寂しく僕は 
ダイヤル回したくなるのさ
だからさ君 ...
結び合う空 秋茜 絡まり揺れる 願い握るる細き指に
噛み合わないまま 言葉喪い アイスコーヒー
みなもに写る外灯の 白き光偶然 漂い
まっしぐらな紫煙の さざめく溜息をえらびながら
ちょっと切 ...
引けば開く扉は押します開かぬよう

開かずの間あの鍵はもう壊れてます

ねえあなたこの車窓の絵は買えないの

蜂の顔同級生の小林さん

生活感だけを散らかし夏の庭

引けば開く扉と ...
帰る。

父の元へ帰る。

いや―
父は、いない。

だけども、死んでなんかはいない、
らしい。

(父の大きな肩を見て、育たなかった。)

(父との思い出、あれはもう、小学生 ...
自惚れの嫉妬淋しき立夏かな 折れた木の枝は
交尾中のティラノザウルスのよう
街路樹は
地面から生えた手のよう

夜の散歩道には
昼間に見えない
不思議な生き物たちが
姿を見せる

地面に映る ...
あたしは あんたのことがきらいだと言う

たてじまのTシャツを着たあんたは 聞こえないふりをして
うすべったい腹を 時計まわりになでていた

あたしには なんの文句もない
いつもど ...
黒猫

放置した侭のアボカド
起動為る前のデスクトップ

貴方の眸


(孵りたい )


皐月の穹は眩暈が為る
新緑が力を奪うんだ




茹で卵 ...
行儀よく座って
まっすぐ窓の外を見つめると
青みから老成まで
数多の緑点が集まる山並みは
ゆっくりと同じ方向へ
流されてゆく

次の駅では黄色い帽子たちが連なって
せわしなく目の前を泳 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
空を知らないしでん自由詩8*07/5/12 14:29
赤ノアイ朝原 凪人自由詩2*07/5/12 14:16
・亀の鬼ごっこ・はち自由詩107/5/12 13:33
ブランコ松本 涼自由詩707/5/12 11:40
僕というとてもちいさなすべてae96自由詩207/5/12 11:01
椰子哀歌ICE自由詩7*07/5/12 10:30
エリートと呼ばれるために快晴自由詩3*07/5/12 9:07
太陽の光を求めてアハウ自由詩707/5/12 8:53
そらちゃんのそらまほし自由詩26*07/5/12 8:33
雪桜見崎 光携帯写真+...1*07/5/12 8:18
青嵐未有花自由詩15*07/5/12 8:12
出口見崎 光携帯写真+...4*07/5/12 8:03
ムーンライダーおるふぇ自由詩507/5/12 8:02
『ふたりごと』を聴いて思い出すいつかの記憶と夢はじめ自由詩5*07/5/12 5:24
擬音の忍者あおば自由詩4*07/5/12 4:07
クリームソーダイヴ自由詩107/5/12 3:44
現実が虚構に勝つ時。その嘘。箱犬散文(批評...2*07/5/12 3:42
道中脱落秋也散文(批評...1*07/5/12 3:27
濁音あおば自由詩2*07/5/12 3:25
「 贈りもの 」 服部 剛自由詩7*07/5/12 2:48
酩酊名店街たたたろろろ...自由詩107/5/12 2:03
Please call me please板谷みきょう自由詩3*07/5/12 1:49
欲情の温もりと優しい光 傷が癒える夜の幸せな雨/八十作品自由詩007/5/12 1:42
夏の扉小川 葉俳句4*07/5/12 1:35
父のこと(やすりをもつ)蔦谷たつや自由詩4*07/5/12 1:26
立夏A-29俳句1*07/5/12 1:19
夜の散歩道なかがわひろ...自由詩3*07/5/12 0:41
記述むらさき自由詩8*07/5/12 0:41
皐/殺気/昨期自由詩307/5/12 0:18
稜線ポッケ自由詩5*07/5/12 0:15

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