この世の中で何が起こっているのか
いったい誰がはっきりと教えてくれるんだ?
どこに行ったって
あたしはあたしがで
俺は俺がで
自分の周り5メートルまでしか気にしない
奴らは ...
{ルビ玩具箱=おもちゃばこ}をひっくり返したような
ガラクタみたいな現実の数々
散乱して 壊れていて
どれから片付けるのか
しばしの間 眺めている
ゆきずりア ...
悲しくなるのは知ってる
それでも
生きなきゃいけない気がするから
痛くても
血を流しちゃいけないシーンのあたし
.
「記憶喪失、」
真知子は確認するように、しかし断定形で言った。
「ええ。記憶喪失、されていますね。息子さんは」
担当の医者である小野は、一度ちらと真知子の隣に寝そべっている壮太を見て ...
空高く猫背を気にして君を待つ約束の無い公園通り
枕抱き眠りにつく初夏の宵 夢に見るのは君の曲線
色男ため息ついて開かせる女の心と財布の紐を
カラオケで悲しい曲を歌ってはそれよりマシと ...
背中が守られている
抱擁でなく
囁きでなく
いつも見えない後ろが
守られて温かい
そんな気がしている
口元が護られている
くちづけでなく
言い付けでなく
冷たい言葉が洩れない ...
ことばなんて おぼえちゃいけないのかな
保育園の先生に さよなら を言いわすれた
ユキ姉ちゃんが
いつまでも半ベソをかいている
そのすぐ傍で たあくんが
「あびば ぷぅー」と叫びながら
そ ...
屋上に芝生がある家
かれこれ30年
ロッキングチェアーに揺られて
朝日を浴びる
色々あったな
テーブルの上には
コーヒーと紅茶
飲まないのか?
日光が射してても
もう ...
くちびるは人体で一番敏感である箇所
一番皮膚の薄い部分
誰よりも先にキスをした人は
それを知っていたのだろうか
やわらかくて あたたかくて やさしい
それはキスの相手が君だからか ...
灰の空が落ちてくる
はやく家へ辿りつかないと
この町の人間は残らず溶けて消えるだろう
本日の天気予報は晴れ時々劇薬です
曇天のなかに真っ赤な嘘みたいなポスト
投函口は無論赤子を拒む小 ...
木々が立ち並ぶ隙間の向こう
若い女が赤いグローブはめて
いかつい男がかまえる黒いグローブに
パンチを連打していた
背後の一本道からやってくる
よれよれのマラソンおじさん
木陰 ...
右手
左手
あなたは
どちらで何を守り
どちらで何と戦いますか
あたしの両手は
あたしを守り
あなたを守り
そのうえ何かを掴むには
あまりに
あまりに小さくて
す ...
寒いじゃないか
ハンバーガー
一つ食うに困る人がそこにいるぞ
ヨレヨレのスーツを着た男性が公園
湖のナマズのような
ぶっちょう面で座っているぞ
昼間から酒を飲むひげ面 ...
その左手の控えめな熱
僕の右手にそっと残って 温めてくれる
またねと笑って こぼした涙
心の奥にずっと残って 「愛してる」と、
互い違いの手を繋ぎ 並んで歩いた帰り道
...
早く寝るんだよ。
お話しの続きは夢の中で。
夢の中へ、
君の大好きなミッキーマウスと キムタクも連れて行くから。
早く寝るんだよ。
ちゃんと早く眠ったら、おまけにウエ ...
五月晴れの匂う
青い空の下
潤いの粒がキラキラ光る
生き生きとした緑の葉っぱたちが
風に揺られて
カサカサと何かお喋りをしていた
何だろうと聞き耳を立てても
わたしは人間なので
うまく ...
少女を演じてるんです ホントは悪女なんです
男はみんなそうです これを好んでるんです
シイナリンゴを聞いてます 毎晩独りで聞いてます
だけど あの人の前では ドリカムばかり唄ってます ...
今は昔、をとこありけり。
まめにあやしき箱の詩歌の会に投げ入る。
よき歌には数を賜るも、をとこまれなり。
せむかたなしとて時うつるなか、いとになき歌を
思ひ浮かべり。すなわち投げ入れて数を待つ ...
何の気なしにそいつを手に取ったのさ
わけなんてありゃしない
そこいらに落ちていたゴミを拾ったような
そんな気軽さ
赤茶色の表紙
そいつはずいぶんふてぶてしい面をしていやがる
まるで鏡に ...
セイタカアワダチソウは
他の植物の
成長を抑える物質を出し
いつの間にやら増えてゆく
あっという間に増えてゆく
あれ、なんか
どっかの誰かさんと似てません?
どっかの誰かさんは
...
月光をすくい、すくって
髪を洗い
ほっそり
とうめいな櫛を曳く
鎮まってゆく肌、肌に
しみこんでゆく
流麗な調べ
{引用=
呑まれても
ひとひら
抱きしめても
ひとひら
...
なんでも願いを叶えてくれる女神さま
もしも「あの子がほしい」と願ったら
いったい何をしてくれますか
ぼくはどうしていいか判らないのです
それほどあの子を好きなのです
コルトレーンのサックスが
僕のペンを踊らせて
水色のノートに
リズムを覚えた言葉達
派手に転んでは
また立ち上がる
詩がダンスなら
人生だってダンス
空白のページに
素敵な言 ...
あの人がほしいあの人がほしいあの人がほしくてたまらない
でもどうすればあの人を手に入れたことになるのか判らない
たましいをわしづかみにしてあたしのとりこにして
お互いの区別がつかないくらいど ...
ナフタリン
遠い思い出
六月の衣替え
土曜日に雨
二人で聴いたレコード
三度減圧を繰り返した
潜水夫の足取りで起き出す
昼間はほとんど何も見えなくなった
月や星は
正午にも光っているというのに
砂浜のちいさなたそがれに汐風をうけて
ふとった子蜘蛛が舞い降り詩集の端の水をのむ
大気中のかなしみも八つにきざみ鋏角にはこび
せんべいのように噛みくだかれたこころ
わたしはお前に咀嚼されな ...
人身事故の現場を
対向車線から
目で流す俺は
もう人間とは
言えなくなった者を
いぶかしく哀れんだ
...
犬小屋で眠っていると、
きつねのこんに声を掛けられた。
「どうして、
そんなところで眠っているんだい?。」
ぼくは、
わるいこだから。
そう答える ...
露草色の空を
のどかな雲が流れて行く
いつか見た雲が白い蝶をかたどって
私の頭の上を
風に吹かれて飛んで行く
どこへ行くのと手を振ると
今度は白い子馬となって
東の空へ駆けて行った
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
people so was to be
maynar...
自由詩
0
07/5/23 21:01
恋愛戦線(男性篇)
渡 ひろこ
自由詩
5*
07/5/23 20:42
それは 決まってなんかいないけど(=生きることは義務ではない ...
ちいさなきお
自由詩
0
07/5/23 20:38
家族カンバセイション (前編)
たたたろろろ...
散文(批評...
2
07/5/23 20:29
こぼれおちるもの(其の一)
快晴
短歌
4*
07/5/23 20:21
初夏の背中
銀猫
自由詩
19*
07/5/23 19:58
きときと。
角田寿星
自由詩
16*
07/5/23 19:28
これから、これから
酸素の枷
自由詩
1*
07/5/23 19:15
キスについての一考
朽木 裕
自由詩
10*
07/5/23 19:00
晴れ時々劇薬
〃
自由詩
1
07/5/23 18:50
木ノ声
服部 剛
自由詩
2*
07/5/23 18:31
手
瑠音
携帯写真+...
1
07/5/23 18:21
日本
doon
自由詩
1
07/5/23 16:51
『左手』
しろいぬ
自由詩
2
07/5/23 16:42
さよならナイトメア
北大路京介
未詩・独白
11*
07/5/23 15:45
五月晴れの日に
小原あき
自由詩
19*
07/5/23 15:36
だろ?
北大路京介
自由詩
10*
07/5/23 15:26
古典詩ほうらむ(第三段)
ぽえむ君
散文(批評...
7*
07/5/23 15:05
アルバム
あveC
自由詩
4
07/5/23 14:39
セイタカアワダチソウ
麻生ゆり
自由詩
5*
07/5/23 14:19
月下夜想
佐野権太
自由詩
15*
07/5/23 13:44
願いごと
a/t
携帯写真+...
5
07/5/23 13:14
ダンス
Porter
自由詩
19*
07/5/23 13:12
地獄絵図
a/t
自由詩
1
07/5/23 13:03
六月
曠野
未詩・独白
2
07/5/23 12:25
正午
〃
未詩・独白
3
07/5/23 12:16
メランコリーの砂浜
soft_m...
自由詩
16*
07/5/23 11:43
【 哀れみ 】
豊嶋祐匠
未詩・独白
1*
07/5/23 10:56
「 こんくんこん。 」
PULL.
自由詩
11*
07/5/23 9:37
露草色の空を ー海へー
未有花
自由詩
22*
07/5/23 9:18
5508
5509
5510
5511
5512
5513
5514
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5516
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5533
5534
5535
5536
5537
5538
5539
5540
5541
5542
5543
5544
5545
5546
5547
5548
加筆訂正:
月下夜想
/
佐野権太
[07/5/23 17:25]
ちょっと修正
願いごと
/
a/t
[07/5/23 13:21]
携帯だと気づかなかった無駄な行間を修正
7.15sec.