実は今日、既に曲は完成していた。
聞かせてあげる事も出来たのだが今朝見た天気予報によると明日は雪。なんとなく、初めての曲は雪の中でデビューさせたい気がしたのだ。
もし積もったら去年のよ ...
分かりました
と、子ネコは言って
二度と君を捕まえません
と、ネズミに約束したものの
握手しようとした指先から
鋭角の爪が伸びてきます。
分かりました
と、ネズミは言って
二度と君 ...
みんな記憶の再現だ
サービスも
愛も
期待も
あやまちも何もかも
青く割れた
西の方角
夜が割れた
みんな記憶の再現だ
サービスも
...
七月の終わり
七月が終わり
七月の尾張で
あやまちを共有化する
ベクトルの終着
ベクトルの出発
七月の終わり
七月が終わり
七月の尾張で
...
断続的に降る雨からハッカと血の匂いが漂った
あの徒刑の夏から、ハッカと血と雨とは混ざりあっていた
断続的に逃れる排水溝から排水溝へ、ひとの話を信じないぼくと
自分の話を話さないきみと、秒針の ...
飲み干したはずの水は
グラスいっぱいに湧き
混じるように
切なさが膨らんでいく
追いかけている錯覚に惑わされながら
通る道
目の前には車が、車が一台
言い聞かせる胸の内に
光る笑顔 ...
それはしずかな夜だった
雲が姿かたち変える
星がぱちくりとまたたく
君はきっと見ていない
どうして宇宙が透けて見えるの
夜はふしぎだ
魔力があるにちがいない
うっそうとした森によ ...
無理に輝かせなくても、
大丈夫だよ。
ありがとう。
この赤い空を見て
あなたは何を思う?
この星空を見て
あなたは何を思う?
この雨雲を見て
あなたは何を思う?
この稲妻を見て
あなたは何を思う?
私はね ...
●赤旗が挙がりて暫し少女は踏切見詰む砂も払わず
あかはたがあがりてしばしをとめごはふみきりみつむすなもはらわず
●廃線となりて久しき踏切に草笛を吹く嬰女のあり
はいせんとなりて ...
うちの近くには東京タワーがいっぱいあるのだと
思っていた――
飛行機の目印の塔だと教えられても
理解なんか出来なかった
信じられなかった
ではなく
知らなかった
東京にも住ん ...
東京には空がない。
そんな事は
遠い昔のおはなしになってしまった
新都心でも今はやりの高層ビルディングも
空に浮かんでいるよう
眼下には千切って零した緑の森と
トミカの車が血脈のよ ...
夜色のドレスを纏って
等身大の鏡に向かった
そこに鬼が立っている
奇怪な言葉でしか
表現できない
気持ちを持った鬼
涙を持って行ったのはだれ?
涙を持って行ったのは
朝になれば ...
いつくしむ べっどのきしみ ぎしゆらり
夏の終わり、堤防の匂いが心地よく
僕らはまた夜を掻き混ぜるのです
僕の腕を引く君の手が少し、緩んで
近眼の僕の視界には唇
「好きです」
十号玉が一斉に横顔を照らして ...
夜、高台に吹く風は
ほどよい冷気と湿り気を帯びて
ふわり
汗ばんだ髪をすり抜けて
着古したスエットを撫でて
僕の涙をもさらってゆくのです
「昔、イカロスという天 ...
このパーティションさえなかったら
あなたの目を見つめることが出来るのに
このパーティションさえなかったら
あなたの華麗なキータッチを眺めていられるのに
このパーティションさえなかったら ...
うりうり うりうり
うりぼうず かわいいぞ
うりぼうず、てへっと笑って
へちま顔
米屋の灯りは消えてしまって
もう夜だ
うりぼうず
まあ 風呂でも入れや
ぽかぽかして気持ち ...
狭い部屋なので
多くのものを置けない
だから
多くのものが載っている本を
たくさん買おう
そう思って
まずは大きな本棚を買ってきた
本屋に行って
買えるだけの本を買ってきた
本棚 ...
蛍火の点滅そろふ魔の息はさうしてわれらの耳をかすめる
あれは蛍だつたのかしら言ひそびれ秘密となりしことの幾つか
{引用=一九九八年七月一七日}
いやになるほど
毎日は訪れる
こんな僕にはもったいないくらい
いやになるほど
経験が増えていく
それでも学習できない僕はバカか?
ほとんどは頂けないものばかり
...
collector さんから以下のコメント頂きました。ありがとうございます。
{引用=いっこ訂正っす。または便乗裏話と取っていただければ幸い。
フォーラムは、例えて言えば、楽天のショップをシンプ ...
心が素直さを
拒否し始めたら
キミの元へと向かうから
とびきりの笑顔を
用意しておいて
たくさんの鳥
そして少しの懐かしい人を乗せ
他に何も無いような空港から
飛行機は飛び去って行った
覚えていることと
忘れていないことは
常に等量ではない
夏の敷石の上で ...
オレンジの三日月が
細やかな雨を降らす頃
私は屋根の上で
うさぎを探している
時計仕掛けの空は
星を降らしながら
ただ、じっと
佇んでいる
床に落ちている苺は
まだ ...
晴天のあくる日雨の梅雨景色恋にもにて色美しき
淡い空に
洗いたての
真っ白な
服を干したら
羨ましくなりました
わけもなく
ただ
地球の純粋が
朝日の当たる
マンションのベランダで
昨日の祈りで
天界へと返した霊たちに
伽羅の焼香をする
ミネラル水とミルク入りコーヒーを添えて
また 暑い夏がやってきます
あの日のよう ...
抜け殻になっていい?
退屈してたけど
面白いかもなんて
完璧なんて
程遠いのに
とまる事が
怖くなって
影ふみ遊び
繰り返して
いつの間に
日が暮れて
抜け殻 ...
ムーミームーをポケットに入れて、
雨の街を散歩する。
ムーミームーは雨の子だから、
ポケットの中は大騒ぎ。
雨が、
ぴちょりと歌うたび、
ムーミームーも歌い ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
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日付
小説『Is it no use crying over s ...
宏
散文(批評...
2*
07/6/21 20:29
ライバルの諸相
ブルース瀬戸...
自由詩
6
07/6/21 20:24
記憶の再現
吉岡ペペロ
自由詩
5
07/6/21 20:21
七月のおわり
〃
自由詩
1
07/6/21 20:19
無謬のワルツ
hon
自由詩
2
07/6/21 20:06
セピア
見崎 光
自由詩
4*
07/6/21 19:47
宇宙のぜつぼう
ゆうと
自由詩
6*
07/6/21 19:43
梅雨曇り。
狠志
携帯写真+...
5
07/6/21 19:24
いつもの空を見て
森下 流華
自由詩
5*
07/6/21 19:02
詠題「踏切」あれこれ
山田せばすち...
短歌
2
07/6/21 18:39
懐
民
自由詩
4*
07/6/21 18:30
*雨音 2007*
かおる
自由詩
13*
07/6/21 18:20
absolute ego
かのこ
自由詩
2
07/6/21 17:43
劣情
雪間 翔
俳句
1
07/6/21 17:34
解夏
〃
自由詩
5
07/6/21 17:28
月影
〃
自由詩
3
07/6/21 16:39
【パーティション越しの恋】
つむじまがり
自由詩
1*
07/6/21 13:38
うりぼうず笑う 2
けんご
自由詩
2
07/6/21 12:54
本棚
ぽえむ君
自由詩
13*
07/6/21 12:22
蛍
渦巻二三五
短歌
5
07/6/21 12:06
色褪せていく思い出
山崎 風雅
自由詩
4
07/6/21 12:02
パソコン通信の思い出 2
渦巻二三五
散文(批評...
10
07/6/21 11:31
小さなお願い事
來稚
自由詩
5*
07/6/21 10:10
綴じ代
たもつ
自由詩
26
07/6/21 9:55
ゆめまぼろし
山中 烏流
自由詩
8*
07/6/21 9:49
恋景色
yoyo
短歌
3
07/6/21 9:38
洗濯物
小原あき
自由詩
12*
07/6/21 9:33
伽羅の焼香
アハウ
自由詩
6
07/6/21 8:57
抜け殻遊び
優飛
自由詩
9*
07/6/21 8:39
「 ムーミームー。 」
PULL.
自由詩
15*
07/6/21 7:16
5501
5502
5503
5504
5505
5506
5507
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5.73sec.