いつくしむ べっどのきしみ ぎしゆらり 夏の終わり、堤防の匂いが心地よく
僕らはまた夜を掻き混ぜるのです

僕の腕を引く君の手が少し、緩んで
近眼の僕の視界には唇

「好きです」

十号玉が一斉に横顔を照らして ...
夜、高台に吹く風は
ほどよい冷気と湿り気を帯びて

ふわり

汗ばんだ髪をすり抜けて
着古したスエットを撫でて
僕の涙をもさらってゆくのです

「昔、イカロスという天 ...
このパーティションさえなかったら
あなたの目を見つめることが出来るのに

このパーティションさえなかったら
あなたの華麗なキータッチを眺めていられるのに

このパーティションさえなかったら ...
うりうり うりうり
うりぼうず かわいいぞ

うりぼうず、てへっと笑って
へちま顔

米屋の灯りは消えてしまって
もう夜だ

うりぼうず
まあ 風呂でも入れや
ぽかぽかして気持ち ...
狭い部屋なので
多くのものを置けない
だから
多くのものが載っている本を
たくさん買おう
そう思って
まずは大きな本棚を買ってきた

本屋に行って
買えるだけの本を買ってきた
本棚 ...
蛍火の点滅そろふ魔の息はさうしてわれらの耳をかすめる

あれは蛍だつたのかしら言ひそびれ秘密となりしことの幾つか





          {引用=一九九八年七月一七日}
 いやになるほど
 毎日は訪れる
 こんな僕にはもったいないくらい

 いやになるほど
 経験が増えていく 
 それでも学習できない僕はバカか?

 ほとんどは頂けないものばかり
...
collector さんから以下のコメント頂きました。ありがとうございます。
{引用=いっこ訂正っす。または便乗裏話と取っていただければ幸い。
フォーラムは、例えて言えば、楽天のショップをシンプ ...
心が素直さを

拒否し始めたら

キミの元へと向かうから

とびきりの笑顔を 

用意しておいて
 
たくさんの鳥

そして少しの懐かしい人を乗せ
他に何も無いような空港から
飛行機は飛び去って行った

覚えていることと
忘れていないことは
常に等量ではない

夏の敷石の上で ...
オレンジの三日月が
細やかな雨を降らす頃
私は屋根の上で
うさぎを探している
 
時計仕掛けの空は
星を降らしながら
ただ、じっと
佇んでいる
 
 
床に落ちている苺は
まだ ...
晴天のあくる日雨の梅雨景色恋にもにて色美しき 淡い空に
洗いたての
真っ白な
服を干したら
羨ましくなりました

わけもなく
ただ

地球の純粋が
朝日の当たる
マンションのベランダで

昨日の祈りで
天界へと返した霊たちに
伽羅の焼香をする

ミネラル水とミルク入りコーヒーを添えて

また 暑い夏がやってきます
あの日のよう ...
抜け殻になっていい?
退屈してたけど
面白いかもなんて


完璧なんて
程遠いのに
とまる事が
怖くなって
影ふみ遊び
繰り返して
いつの間に
日が暮れて


抜け殻 ...
ムーミームーをポケットに入れて、
雨の街を散歩する。
ムーミームーは雨の子だから、
ポケットの中は大騒ぎ。
雨が、
ぴちょりと歌うたび、
ムーミームーも歌い ...
腋毛抜こうか
なあ
虹の出る
芝生の丘で
腋毛抜いたろか

なあ兵隊さんが砲台の横で
玉こめてるで
手伝わんでいいのか



なあ
めっちゃかなしーって
...
ある日の午後
ネズミが降ってきた

白黒まだらのパンダネズミ

そこら中パンダネズミで溢れた

パンダネズミはビルをかじっている

例え何が起ころうと
パンダネズミはただ腹が減って ...
初めましての挨拶から
僕らもう一度始められないかな

好きな音楽に好きな本
君んちの愛犬の名前に
僕んちのデブ猫の体重
君の抱えてるトラウマに
僕の癒えることない傷跡


初めて抱 ...
 私達は実に多くの物に触れていた
 いや、どこか語りに欠けるものがある
 触れていて
 生という得体の知れない獣に
 愛情の紅さを見ていたのだろう
 血色の涙が呼吸となる
 焔の雨
...
20世紀末、夏のうた
永遠に閉じ込められてしまった
チューズデイ・ガール

飛んで行きたくなるような青空
世界の終わりを想う
繰り返しのウィーク・デイ
ギターと末法思想と
煙草とミルク ...
なにをしているかって

卑怯なことをしています

傷つく準備をしています


お客さんを見送ったら

おぼろな月は三日月です

未来なしのあたしです


なにをしているかっ ...
塩の臭いがした気がして
薄っすらと目を明ける
麻痺しているというのに
時々
思い出して
すぐに忘れる

寝返りをうった所
ペットボトルに足が当たって
空のボトルは
フローリングに
...
いかんせん空は青いから
涙の色を隠してしまうんだ
 
すこぶる赤い夕焼け空なら泣いてもいいかな?
 
清涼剤が必要なくらい
熱い熱い熱い地球を冷ますのは
「一滴以上の何か」
 
心に ...
不公平に並ぶ線の向こうに僕は立ち
苛立ちを感じたことは隠すことにしていた



例えば 例えばだよ 本当だよ
僕が否定した真っ直ぐな線が君の心だったとしたら
僕はきっと泣いてしまうだろう ...
夜勤明け、眠ることに勤しんで迎えた午後6時。私は唐突に髪を切りに行くことに決めた。いや、以前から決めていたのかも知れない。なにしろ私の前髪は鼻を越す長さだったので。

(この日常はただのノイズ。明 ...
むー。
と、
音がして
電車がホームに入る
それは声ではなく
乗客の
希望と不安と
そして無関心が
いりまじった
心の音
今朝の
むー。
は、
1オクターブ
高かった
太陽はオレンジ色に重く熟れても
夜に染まるまいと
燦爛とラメを絞りだし扇子をはためかせ
アスファルトに積まれたり崩されてゆく影を
横目で睨みつけては光の地団駄を踏みつづける
ジュリアナ東京と ...
あの時

私を救ってくれたのは

きみ達だから

たったひとりの

僕の心を

僕の世界を

僕の未来を

ひきとめてくれた

だから

だから

だから

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
劣情雪間 翔俳句107/6/21 17:34
解夏自由詩507/6/21 17:28
月影自由詩307/6/21 16:39
【パーティション越しの恋】つむじまがり自由詩1*07/6/21 13:38
うりぼうず笑う 2けんご自由詩207/6/21 12:54
本棚ぽえむ君自由詩13*07/6/21 12:22
渦巻二三五短歌507/6/21 12:06
色褪せていく思い出山崎 風雅自由詩407/6/21 12:02
パソコン通信の思い出 2渦巻二三五散文(批評...1007/6/21 11:31
小さなお願い事來稚自由詩5*07/6/21 10:10
綴じ代たもつ自由詩2607/6/21 9:55
ゆめまぼろし山中 烏流自由詩8*07/6/21 9:49
恋景色yoyo短歌307/6/21 9:38
洗濯物小原あき自由詩12*07/6/21 9:33
伽羅の焼香アハウ自由詩607/6/21 8:57
抜け殻遊び優飛自由詩9*07/6/21 8:39
「 ムーミームー。 」PULL.自由詩15*07/6/21 7:16
腋毛shu自由詩307/6/21 6:24
パンダネズミ百合自由詩207/6/21 4:19
追憶の欠片イヴ自由詩607/6/21 3:16
黒い瞬きdoon自由詩2*07/6/21 3:06
チューズデイ・ガールかのこ未詩・独白107/6/21 2:38
傷つく準備吉岡ペペロ自由詩607/6/21 1:26
砂眠ねなぎ自由詩307/6/21 1:15
空色スカッシュ殿様が得る自由詩207/6/21 1:15
Line流希-Яuk...自由詩007/6/21 1:14
たぶんトロイメライ朽木 裕散文(批評...3*07/6/21 1:02
むー。小川 葉自由詩6*07/6/21 0:52
太陽湾鶴自由詩407/6/21 0:35
君に贈る白い蒲公英未詩・独白307/6/21 0:31

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