あなたのすべての瞬間が
たのしいものであったらと
祈ってみてもいいですか
きのう
またとおくへ
ふたりで
べつべつに漕ぎだした
あなたのすべての瞬間が ...
ふと見上げると、赤い空
異常に赤いその月は、何かに反応している
こんな日に限って満月だ
三日月だったら気付かないのに
そんな時彼女からの電話がなる
この電話だったのかと身を震わせ、取 ...
こどもが目隠しして
こども同士
セックスしている
もう1時間も前からだ
こどもがおにぎりを食べている
次から次へと
もう1時間も前からだ
こどもが足元の何か ...
上手に愛せない恋人達が 今日も両手の隙間から涙を零す
好きだから 愛してるからだなんて よくわからないけったい極まりない理由で
今日も 両手の隙間から涙が伝う
思いやって行動してると ...
眠らない夜の
ざわめく都会の駅に
ひとり立ちつくし
冷蔵庫の音しかしない
居間で酒を飲む
冷蔵庫から
食べ残しのつまみを出し
ホテル街へ歩いてゆく
賞味期限切れのつまみは
結 ...
コンビニの光が少し届く曲がり角
アンパン片手に夢を嘆いた午前三時
堕落したポケットに赤い拳
十歩歩くごとに荒んだ目で視線を追いかけた
山菱さんに会えば頭を下げて
原動機に跨って、 ...
自明なるものに囲まれているから
ぼくらの内側では
一切の悪が育ってゆくのだ
風景としての自分に
すっかり慣れてしまったぼくらは
生まれた瞬間からすでに年老いている
という叫びの正当性を ...
{ルビ静寂=しじま}からもの憂き雨が貫けど
破れる夢もない熱帯夜
曼珠沙華かさなる闇に{ルビ咲乱=さくらん}す
狂おしいまま抱く情に似て
熱き夜に悶える ...
心は、
どこまでも果てしなく
自由気侭で )))
ふと想えば、
ハイドパーク。
今しも水晶宮にて
僕は彼<L>と話している
つまり地球環境 ...
人は皆移ろいでいく
夢の線路は行き先ちがい
くいちがう道の中
淡くも切ないドラマがうまれる
遠き日の同じ光に包まれていた頃
同じ輝きに人は包まれていた
過ちの欲望に振り回 ...
あの時と変わらない
今日の空に
ラムネ瓶をかざしてみたら
緑色にぼやけた小さな粒を見つけた
―
暑くて眠れない夜に
夜中電話をした窓越しで
僕ら同じ星を見てるんだ ...
出そうで出ないことばが
なにやら大切なものでありそうで
咽の奥に指を入れて
掻き回してみた
あ
あー
あ
あー
発声練習
マイクチェック
んがくっく
けろっぱけろっぱ ...
ふだん
ねむっているひとに
いきなりの乗馬は
たぶん
きびしいから
南瓜に
窓を
そのままいのちのような
生ぬるい 風はまだ
うすまった春を連れていて
や ...
俺はマイナスイオンを浴びようと思った
おだやかに泳ぐブルーギルたちを眺めながら
支流にある光明の滝をめざし
七北田川を自転車でさかのぼった。
野村で湯葉専門店の看板を見つけ
自転車から降りて ...
青空の交差点で雲と海が重なった
飛んでいく鳥は遠くを見ている
照りつける太陽に入道雲がのしかかり
ぬるい雨が大地を濡らした
締め切った部屋で起きたそれは
終わってしまったものの果て
生 ...
それは
腐った口から漏れ出す
甘美な言葉
それを聞いてしまった者は
その響き、その甘さを他人に教えずにはいられない
その誘惑は、 狂おしく、心かき乱す
いかに口を閉じようと ...
かつての持ち主が言ったように―「長い旅になりそうだな。」と、
懐中時計が呟いた。そして歯車は相方を探しに出たっきり戻ってこなかった。
縫い物をする少女の手の中で秒針だけが動き続けた。
あたしの心を
四角く切り取って
その風通しの悪い窓から
誰か
本心を覗いてよ
換気扇が、軋んだ音を降らす。
両親たちが、長い臨床実験をへて、
飼い育てた文明という虫が、頭の芯を食い破るようで、
痛みにふるえる。
今夜も、汚れた手の切れ端を、掬ってきた、
うつろな眼で、 ...
最近 青空を見てない
弱い私の心を見透かすような
あの透き通った青は
私の上に現れなくなった
不安になる理由はたくさんあった
流れる雲の速ささえ
私を不安にさせた
...
あなたがいなくなってから
あなたのことがどれくらい好きか思い知らされた
失ってから気づいたんだ
今でもあなたのことが好き
今でもあなたのことが好き
どれだけ言ってもあなた ...
回り切ったレコードが
すっと静寂を引き戻すと
窓ガラスに雨粒がぱらぱらと落ちている
照明の橙と
電気スタンドの白い光が
紅茶の湯気を溶かして
訪れる
こんな日はいつも
秋の雨は ...
「学校よりも楽しかったから」 それは私の知ってる君には とてもとても 似合わなくて ちょっとだけ切なくなった
君は いつだって太陽みたいな笑顔を私にくれたから
じゃあ、もしかして 君が その時見つ ...
とてもしずか
とても遅い
とても暗く
とてもくすんでいて
とても年老いて感じられ
よって、最初は足踏みをしているような
あるいは先のみえない考え事をしているような
印象をうけるかもしれな ...
曇った空に手をかざす
指の上をアブラムシが伝い歩いてる
ちいさな六本の足を動かし
三十何度かのからだ指の上歩く
人差し指の先のほう
小指の付け根
指と指の隙間
...
あれは数年前 今でも脳裏によぎる
テロリストの哀れな末路か
成田空港に降り立ち
手錠を高々と挙げ
カメラに向かって
不敵な笑みを浮かべる
かつての“女戦士”
バブルも 不況 ...
夕間暮れて 路地 細い道
地階への階段の踊り場にある
表現主義のポスターの裏に
アンダーグラウンドへの入り口はある
古びたポスターのすき間から
白くて軟らかな光は
水がはうように流 ...
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111111
111111
111111
22222
22222
22222
3333
3333
3333
...
天空から降りた一筋の糸
あるいは
雑踏の中に聞き取る 一瞬のメロディー
能力さえあれば それをたどって
空を駆け上り 己の核心へ
あるいは 命を揺さぶるメッセージへと
飛翔する ...
コネクト完了
これで一生離さない
僕は君に恋をした
色んな角度から一日中君を眺めてたけど
美しいんだ
青のグラデーション 輝いていた
付き纏う僕を
どう思っているかは分からな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
きのうとおくに
吉岡ペペロ
自由詩
8
07/6/17 3:33
赤い月赤い心
クロイソラ
自由詩
2
07/6/17 3:31
6時限目
ヨルノテガム
自由詩
2
07/6/17 3:25
ジャナイ
影山影司
自由詩
0
07/6/17 2:59
冷蔵庫
小川 葉
自由詩
6*
07/6/17 2:45
午前三時の残像
殿様が得る
自由詩
2
07/6/17 1:33
夏の死骸
青色銀河団
携帯写真+...
6
07/6/17 1:26
熱帯夜
Rin K
短歌
24*
07/6/17 1:20
歴史と未来
atsuch...
自由詩
10*
07/6/17 1:04
風のパラダイス
山崎 風雅
自由詩
2*
07/6/17 0:53
ラムネ瓶
倉持 雛
自由詩
15
07/6/17 0:52
もやもやのつっかえ〜就寝寸前に降って来る意外性のある角度につ ...
おるふぇ
自由詩
5
07/6/17 0:34
南瓜の馬車
はな
自由詩
15*
07/6/17 0:30
光明の滝
構造
自由詩
5
07/6/17 0:21
妄想の露
白昼夢
自由詩
0*
07/6/17 0:11
「秘密」という病原体
鈴木カルラ
自由詩
0*
07/6/17 0:02
僕の母親は縫い物と同じくらいに作り話が上手だった
プテラノドン
自由詩
5*
07/6/16 23:57
誰か
衿野果歩
自由詩
3
07/6/16 23:52
あまのがわ
前田ふむふむ
自由詩
34*
07/6/16 23:18
non title
riebuu
自由詩
2*
07/6/16 23:13
遅
翠茜
自由詩
1
07/6/16 23:09
来訪
かや
自由詩
6*
07/6/16 23:00
大好きな君
白い蒲公英
自由詩
0
07/6/16 22:52
シンフォニア 第9番
美砂
未詩・独白
1*
07/6/16 22:48
アブラムシ
水町綜助
自由詩
12*
07/6/16 22:41
汚れた革命
渡 ひろこ
自由詩
6*
07/6/16 22:36
アンダーグラウンド
アハウ
自由詩
16
07/6/16 22:29
下り怪段
零椅
未詩・独白
1*
07/6/16 22:23
手が届くことを疑わない無垢
いねむり猫
自由詩
1*
07/6/16 22:22
Morth
酸素の枷
自由詩
1
07/6/16 21:50
5510
5511
5512
5513
5514
5515
5516
5517
5518
5519
5520
5521
5522
5523
5524
5525
5526
5527
5528
5529
5530
5531
5532
5533
5534
5535
5536
5537
5538
5539
5540
5541
5542
5543
5544
5545
5546
5547
5548
5549
5550
8.23sec.