からっぼのグラスに注ぐ赤ワイン街の夜景が微かに浮かぶ もやもやの部屋で
肌をなでる波が
どこからか
どこからも
乱反射して
届いては返す

風のように
耳を目をさらう
探す必要もないみたいに

あなたは届き続けていた
すべらかな感 ...
玄関の椅子に座りて黙すればまた空しさを思いみるなり

鳩の居る庭の紅葉に目を移しわれが空しき鳩なおむなし

雛にえさ与うる鳩の姿にも生きる力を見出さむとしては
灰色の大気に支配されたこの世界は
狂気の如く廻り続ける。

それはまるで
角のない{ルビ賽子=サイコロ}のように。

答えを導き出すこともなく、
宇宙の隅で停止することもなく、
誰かの ...
愚者は言う。
人間は言葉を支配できる、
極めて優れた存在である、と。

忌み{ルビ憚=はばか}る者には{ルビ謗=そし}る言を。
良くかなうものには{ルビ称揚=しょうよう}の言を。

{ル ...
夏至の日に
  キャンドルナイト{ルビ流行=はやり}だし

ニヤリと笑う ロウソク屋の子
遠雷を過ぎると

帰ってきた

黒目がちの

鬢、

振り返る

灰の空に

メイル待つ

戸惑いの時が詰まって
学校のテストで
満点を取った
その夜
お父さんに見せた
夕ご飯を食べながら
お父さんは
「もっとがんばれよ」
「宿題はやっとけよ」
と言ってくれただけだった

次の日の学校のテスト ...
蝶が風を舞う
オレンジの雫
ピアノの囁き
花が咲き乱れ

パキラが育ち
エアコンの下
アイスを食べ
お昼寝の時間

ギターを弾き
ポップを歌い
楽しいひと時
友達から電話
朝日を浴びた
午前のビルは眠る

ホワイトカラーは忙しく
陽のすがすがしい建物を行きかう
日々新しい計画をその通りに実行する

神経情報が生き生きと色彩豊かに
インターフェイスに表示さ ...
 走り去る季節
 振り返ることなく
 
 
 いじらしい子供達がふざけあっている
 それでいい
 問題はない

 梅雨晴れの空には飛行機雲
 空を割っている
 心奪われる
  ...
もうなんだかざわざわして落ち着かない
歪んだ時間の森が襲ってくる
変てこなトゲトゲのある触手のような蔦が
足元から競りあがって絡みつく
おっぱいのような房の垂れた樹が
白い樹液を吐 ...
 6月としては観測史上最高の暑さを記録した。強烈な日差しが瓦屋根に乱反射して、屋根裏でセルロイドの窓がやわらかく溶けかけていた。打ち水されたアスファルトから陽炎が立ち上り、その揺らめきの向うに違法駐車 ... やばくなったとき

窓を割る。

きらきらの破片になった、窓ガラスを拾って、夜空に向かって投げる。



泣かへん



窓がないから
すぐ、星になれる。



そこ ...
水の流れのはじまるところを想像していた
爪でつけた引っかき傷の薄くなって消えていくのを見つめながら
それはスピードについて考えることにとてもよく似ている
夕暮れはいつもゆっくりと訪れたかと思うと ...
いとしいあなたの指
夜風はやさしく撫でる
小船は浮く

あなたは帆になりゆく
街の明かりはまだ
眠らないで見てる

星は咲き乱れ ほら
あなたの髪に降り注ぐ

これからふたりでき ...
       ひとつの想いが
  なぜか こむらがえりする

 紋白蝶と日傘が舞いはじめる
      梅雨のなかやすみ

遠くでうかびあがったなにかが
かげろうとなって近づいてくる
...
桜の小枝にかえります

ほのかに色づいては
失うそぶり、の
はかりごと



お逃げなさい、と
ともる影

うなずく首は
まだみじかくて

黒の
とちゅうで
染 ...
強さの羽根が一本、二本
折れては生えてを繰り返し
今もまだ輝いている

弱さの羽根は思いのほか丈夫で
だけど君には見せられない
わたしは強い女でありたい



もし、本当に
本物 ...
精神科さんの小難しい専門書をひもとくと、学習理論、というものがあります。
学習理論:人間の行動はある一定の報酬に基づいて行われる、報酬がともなうなら
     その行動は強化される。人間の心理状態 ...
大切に思うほど
遠ざかるのはなぜだろう

お弁当のウインナー
最後まで 見ていた

カラダよりキス
キスよりもことば
ことばで

私たちはつながっていく

遠足の日
ずんずん ...
夕焼けになって
曇り空も夢の中ね

大丈夫だよ
あたしたちは寝不足気味の眼をこすって
それでもここに居ていいみたいだから

明日は晴れるよね?

永遠なんて信じてないから
変わ ...
毎日ふとんを干す。
晴れの日も、曇りの日も、雨の日も。
風がつよくて、ふとんがおちそうになっても。
毎日ふとんを干す。

うそだと思っているのなら
私のうちのベランダをみてみるといい。
...
ぼくは哀しみを探索する哀しみ皇子

ひとの哀しみを歌ったりするのがぼくのしごと
あたりまえだけど、ハンカチーフはいっぱいあるの

ある日、変な人に会った
「俺は哀しみを人間に植えているのだ ...
すげー久しぶりな気がするが元気だったか

ところで人間ってやつはくくるのが大好きだよな
シロガネーゼと大阪のおばちゃんとかな
どっちもおばちゃんには変わりないんだが

ケータイ小説と純文学 ...
大丈夫
俺が
ゆくとき、
あいつが
もしも
あいつが
まだ生きているようなら
俺が
必ず
連れてゆく
だから、
いいか
お前は
あいつを恨むことで
己の穴まで
掘らないで ...
真っ白なジグソーパズルを完成させた
僕は部屋一面に広がった白い景色を見て
なんだか味気無くなったので
そこに自画像を描き始めた

頭を描いて
顔を描いて
その中に目を描いて ...
前からおかしいと思ってたんだ
近所にあるスナック スナックタイム
漢字で夢を待つと書いて「待夢」
…ちょっと待ってくれよ、ママ
全国で同じネーミングを思いついた店が五万とあるだろうが
あんた ...
中学の時とても仲良くなった女の子がいました

私は2人同じように幸せになるのだと思っていました

彼女が頑張れ頑張れって私に言います

辞めたら負け あなたにも向いてるものがあるって言いま ...
空には雲がありません
海には波がありません
街には心がありません
川には魚がおりません
野原は何処にもありません
私が知っているのは
小さな飲み屋と
一杯の酒の味
それが全てなのです。
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
からっぼ夏川ゆう短歌307/6/20 17:55
呼吸鎖ポッケ自由詩3*07/6/20 17:40
一日を終えんとして生田 稔短歌6*07/6/20 16:59
Dice夢幻自由詩307/6/20 16:39
傲る愚者達自由詩007/6/20 16:28
キャンドルナイト北大路京介短歌7+*07/6/20 16:05
iloha自由詩3*07/6/20 15:46
宿題ぽえむ君自由詩8*07/6/20 15:16
平凡な日々ペポパンプ自由詩6*07/6/20 15:14
レム睡眠アハウ自由詩707/6/20 14:31
寝ぼすけ山崎 風雅自由詩7*07/6/20 14:29
Vaginashu自由詩207/6/20 14:25
6月としては観測史上最高の暑さを記録ヌヌヌ散文(批評...4*07/6/20 13:43
くちゃくちゃ愛心未詩・独白2*07/6/20 13:09
スピードについて大覚アキラ自由詩407/6/20 13:01
ふるる自由詩13*07/6/20 12:58
ひとつの想いが信天翁自由詩307/6/20 11:11
爪飾り千波 一也自由詩12*07/6/20 10:57
空を飛べたら小原あき自由詩23*07/6/20 10:44
今夜すべてのPCの前でワタナベ散文(批評...7+*07/6/20 10:04
遠足の日uminek...自由詩7*07/6/20 7:35
楽園優飛自由詩7*07/6/20 6:53
真っ赤な手、真っ白なふとん大小島自由詩107/6/20 6:50
哀しみ皇子アマル・シャ...未詩・独白7*07/6/20 4:26
考え中サナギ自由詩207/6/20 4:21
あいつFUBAR自由詩5*07/6/20 4:01
ジグソーパズルなかがわひろ...自由詩2*07/6/20 3:33
タイム新守山ダダマ自由詩107/6/20 3:22
白い蒲公英未詩・独白007/6/20 3:13
悲しい詩プル式自由詩5*07/6/20 2:26

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加筆訂正:
命令/森下 流華[07/6/20 13:09]
ほんの少し変えました。
6.01sec.