うちには猫がおる
生まれてこの方鳴いたことあらへん
名前は太宰。
太宰はいつもいつも
寝てばかりおる
猫いうんは機敏な生き物やと思うとった
せやけど、
太宰はただ大 ...
子等の留守 語る事なく夫と居て
硝子戸たたく雪を見てゐる
入試終え帰りきし子は降る雪の
中にレコード買ふと出で行く
ミニを着て鏡の前に立ちみれば
膝にかくせぬ年と知らさる
...
端座し
呼吸を整え
息を数える 一 二 三・・・・
不動の座禅 鳥の声
意識は研ぎ澄まされ
一呼吸するごとに
『魔境』というイメージの嵐に犯されている
意識の特異点 ざわ ...
はなの
ゆびきりまで
ひとさじ
みつのように
あびているあめや
ひかり
よるのやみ
かぜ
たおりにくる
ゆびさき
葉を
何枚、犠牲にしたなら
満たされるのでしょうか。
いいえ、
認められるのでしょうか。
綴る言葉の陰り、
光合成の出来ない胸中
鳥は何度この葉を持って
...
大地が 少し 揺れた
ここはパリなので
それは夢だと分かった
モノクロのカーテンの幕が
ゆっくりあがるように
日を目覚めさせる そういう揺れだ
意識の向こうに
黒く流れる ...
会議、肉多めを注文した
肉は思ったよりもかなり多めで
どんぶりを完全に覆い尽くしており
中の会議が見えないほど
しかも噛み切れないほど固い
やっと会議までたどりついた頃には
すでに ...
お風呂場にふった雨
バスタブに溜まった銀の雨
消えかけていたばらの芽が
音もたてずに開く とき
窓をすべる雨粒が
不機嫌な猫を起こしてしまって
引っかかれた夏空は
静かに笑って ...
生まれ変われなくていい
季節が巡らなくてもいい
夜が明けなくたっていい
ただ、貴方の隣で生きることを許されるのなら
(だってきっと、貴方がそれを望むのは私に対してな ...
ここが一番愛情を感じられる一番好きな場所だから
足元が崩れた
いく先は闇か海原か
突然の別れ
まだ実感がわかない
いつも忙しい携帯電話が
今夜は泣いている
あまい あまい ユメをみて
にがい にがい 思いをした
それでも 何度も あまい ユメをみる
あまい私に 君はあまい
あまい あまい ユメをみて
いたい いたい 思いをし ...
闇は町を飲み下していく
水性の夜空と
夜行性の水が交わる
境目を覗き見るように
島の火から水平に引いた補助線は
離陸していく
それが星だと気づくと
線は頭上を越えていく指先だった
...
『目覚めなければ良かった』
なんて
ありきたりな言葉を吐かないで
眠りに落ちる瞬間が分からない恐怖に
悩まされる時があるのに
目を閉じて闇を意識し過ぎているんだろう
想像力がな ...
6月の雨だけは、好きになれないと君は言う
灰色の世界
色とりどりの傘が舞う
弾く雨音
きらめくメロディだけが欠けている
人混みの中を駆けていく
足音がやけに響いて
不協和音を ...
曲げないように
曲がらないように
曲げられないように
ぐる ぐるぐる
ぐるぐる ぐる
まっすぐに
迷わず
ただ、まっすぐに
固定する
腕も
思想も
転ぶのは歩いているから。
痛いのは生きているから。
悩むのは前に進みたいから。
逃げ出したいのは闘っているから。
生きているから、辛いことも悲しいこともあるんです。
けれど ...
あの時すれ違った道から私達は始まっていたのかもしれない
悲しくて泣いて帰った道でもあり
嬉しくて隣に誰かいた道でもある
あなたとの新しい出会いだったのかもしれないと
それはきっと運命な ...
それは波状的に
ワタシに繰り返し降ってきて
そのたびにワタシは
戸惑い 恐れ
そして
喜び 酔いしれた
歓喜の雨は
最初は小さな透き間から
だんだんと浸透して
...
吐血しながら走ってます
当然のことながら痛いです
生まれ変わってきたあの悪が
皆なんだと励ましてくれます
先に帰った胸にも響きます
傷は完治してもなく
とどめをさすものでもない
...
にちようびのまひる
夜勤から帰ってきた母が
茶碗を洗っている父に
仕事の愚痴をまくしたてている
母はこのあたりでは聞かない
すごみのある口調でしゃべる
南のほうの言葉だと聞いた
なに ...
それはそう
・
時計の針が
・
空を見上げたときに
・
現れたんだ
・
時を刻む者さえ
・
息を潜めていたんだ
・
町中の時の音色さえ
・
止めてしまう魅力があったんだ
...
´
生まれたての
ダッシュされない
耳の美しいカアブ
描いて
´
(何か音)
聞いたこともない
さわれない
見る
ことも
青空に
シャープ
黒鍵に落ちる
細い指
...
これは悲しいからでた涙じゃないんだ
怒って煙草に火をつけたら
煙が目に染みたんだ
だから悲しくないんだ
煙草がイライラを消してくれると思ったのに
煙草が心の涙を呼んだんだ
今年の猛暑が終わったら
私の愛を語らせて
ハイネのように
秋を愛するあなたに
りぃ りぃ りぃ と雨が降り
渇いた大地を潤してゆく
六月は
晴れたり曇ったり
そしてこんなにも雨が降ったり
(もうこれ以上叩かないでくれ)
庭にはやっと咲いた花たちが
...
梅雨の季節に入り
自分の住む街にも雨が降り始めた
テレビの天気予報では
しばらくの間はこのままだという
ぼくは家の中
ここにいる限り雨には濡れない
家の屋根がある限り雨には濡れない
ぼく ...
面白人生講話(4)
つねずね、生命とは何か人間とは何かをよく考えてみる。しかし、物心つきだしてから、折に触れ考えていたこの命題、今日やっときわめて明確に私の中で主観として解決がついた。ここに ...
透き通るガラスの惑い指でなぞり
雨をみていた心おちいて
白い足走り去る朝つかのまの
雨をみていた虹を待つまま
紫陽花の肌の静けさこぼれゆく
雨をみてい ...
荒浪に飲み込まれて
傷つき
疲れて
乾いた涙
視界は狭まり
小さな世界
行き先を失った俺は
迷い人
誤解を解く術も知らず
ただ生存するのみ
埋めた気 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
猫。
百合
自由詩
2
07/6/22 22:39
21P 「短歌2」より
むさこ
短歌
10*
07/6/22 22:38
戦略としての禅の不動の境地
アハウ
自由詩
2
07/6/22 22:29
_
花平すり
自由詩
8
07/6/22 22:12
数え唄
見崎 光
携帯写真+...
4*
07/6/22 21:49
朝
もも うさぎ
未詩・独白
17*
07/6/22 21:36
会議
小川 葉
自由詩
0
07/6/22 21:02
レイニー
アヅサ
自由詩
14*
07/6/22 20:52
切に、
東風
自由詩
0
07/6/22 20:51
膝の上ポカポカ
OLGA
携帯写真+...
4*
07/6/22 20:38
携帯電話が泣いている
山崎 風雅
自由詩
2
07/6/22 20:30
あまい2人
riebuu
自由詩
1
07/6/22 20:29
夜島へ
氷水蒸流
自由詩
8
07/6/22 20:24
Space of Input
酸素の枷
自由詩
0
07/6/22 19:52
6月の雨
ゆうと
自由詩
3*
07/6/22 19:34
固定
秋桜
携帯写真+...
6*
07/6/22 18:42
To live...
Lily o...
未詩・独白
3*
07/6/22 18:11
道
saya
自由詩
0
07/6/22 17:55
メールの雨
渡 ひろこ
自由詩
4*
07/6/22 17:47
疾走
ロカニクス
自由詩
2*
07/6/22 17:07
いっしょうしあわせに暮らしてください
床野トイツ
自由詩
4
07/6/22 16:57
永久凍土の解凍方法
芦名
自由詩
2
07/6/22 16:26
譜面
ふるる
自由詩
17*
07/6/22 16:18
悲しいわけじゃないんだ
OLGA
自由詩
0
07/6/22 16:03
【愛を語るハイネ】
つむじまがり
自由詩
1*
07/6/22 15:09
「もうこれ以上叩かないでくれ」
ベンジャミン
自由詩
8*
07/6/22 14:55
屋根は濡れている
ぽえむ君
自由詩
8*
07/6/22 14:53
面白人生講話(4)
生田 稔
散文(批評...
1*
07/6/22 14:44
雨をみていた
石瀬琳々
短歌
17*
07/6/22 14:21
無限の道
山崎 風雅
自由詩
2
07/6/22 14:06
5498
5499
5500
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7.23sec.