地下室からアリがウジャウジャと
地上に顔を出す
信号は赤
スクランブル交差点
一匹のアリが空を見上げている
今日も空は青い
変化に乏しい
信号は青
スクランブル交差点
...
また一日が終わる
ヘトヘトだ。
時間だけが流れる
懸命に生きる
人の為に生きられる
ああ僕は幸せだ!
再びチャンスをくれた。
人の喜びの為に生きる。
人の為と書いて『偽』と言う ...
浅瀬に人影がうかんでいた
ゆらゆらと動いているのは髪の毛ばかりで
まだ生きていた父とふたり
はるか野の際をいく船に手を振り
斜面の草をゆらす風に
白い花びらをちぎっては散らした
...
目尻から脳味噌に突っ込んでくる
そのエナジーを握りつぶした
反逆罪に いま問われている
魂の錆びついたシルエット
プロムナードで白い蝶を ...
周囲にある見えないものを
私はそれとなく体に引き込む
次は吐き出す
針の音が刻んでいる
日に日に、刻々と過ぎていくものを
それは同時に死でもあり
生でもある
...
影は 悲しく 淋しいものと
思ってた
だけど
真夏の炎天下を 歩くとき
影 を 選んで
歩くよね。
日傘をそっと
傾けるような・・・
影には そんな
優しさが あ ...
ほこりせしゴムの鉢をば雨に打たせ
ついでに心もなどと思えり
梅雨明けの豊かになりし賀茂川の
水しわに照る夏陽が眩し
云ひわけの言葉聞くとき掌に
猫のまばたく感触も知る
忘れたき ...
僕は死なないよ
寿命が来るまではね
死んであげないよ
誰もが僕の死を望んでも
僕は死んであげないよ
嫌われたって気にしない
お互い様だからね
殺してくれて構わないよ
ただし、死 ...
わたしの人生は、あなたにもう一度逢う為のものでした。
かつて子供だったその男は、深く皺の刻まれた顔にうっすらと笑みを浮かべて云いました。
よく、生きた。
彼は静かに云いました。その声は、暮れかか ...
童貞を失うと もう詩が書けなくなる気がします
だから ごめんなさい
そして ありがとう
詩
、、、やっぱり
詩 書けなくなっても良いです
優 ...
タクシーに乗って
道を歩く
こんな時間までお仕事ですか?
運転手が尋ねるので
ええ、まあ
と答える
今日は暑かったですね
暑かったですね
本当に暑かったのだろうか
...
朝日影にふくまれた わたくしの陰影が
ありのままの白い骨格で
よるべなく
この家に嫁いで来たのです。
その
わたくしが、
わたくしであるが故に、
わたくしを焼べねばなりません。
そ ...
悩み大きな入道雲
暗に光り輝いている
頭上の林檎に矢
ひらめきが待ち焦がれている
お祭りの哀しさ
出来合いの興奮癖に牙はそがれている
モクモクの雲はあの娘もあの青年をも ...
...
あたしが、
どんなに声を上げて泣いても
あなたには届かない
届かないのよ
だから、
声を上げて泣かないの
あたしは泣かないのよ
...
床屋の風船に
泡が乗っている
これから蟹に
初恋しにいくの
風にふわふわレジ袋
器用に車をよけ
ひとにぎりのおなら
ポテチあい
口笛
イヌは見てない
フリをしている
山のむこう
泡のようにぶくぶくぶくと入道雲
「ぼくは雲を作ること ...
もしも願いが叶うなら
真夏の空を緑色に染めたい
もしも君がいてくれるなら
ただただ抱きしめていたい
もしも雨が降るのなら
あなたのもとへ戻りたい
もしも花が咲くのなら
生と死 ...
無いものねだりなんだ、僕らは。
今 ここに無いものばかり欲しくなって、追ってしまう。
冷めた日常のなか、本当に大切にすべきもの どこかへ見失っていく。
衣食住 足りていれば、ヒトとして ...
いつも駅まで歩く道
朝が早いので
その店はまだ閉まっている
どうやら花屋らしい
けれども
見るのは灰色のシャッターだけ
盲目的に一日を働いた
マニュアル通りに忠実に
終わりのない繰 ...
鍵盤が風に舞うとき
心の奏でる音色がある
生まれなければと嘆くには遅すぎて
涙を宝石にして差し出したあの日
音律だけがいくつも身体を打ち抜いた
もう戻らない帰らない
かすんだ心で先は見 ...
可愛い花が
咲きだした
小鳥のくれた
プレゼント
君はいったい
誰なんだろう
友達同士は
そのとき気分で
だなんて
なんだか寂しい気がするな
友達だと思っていても
困ったときには知らんぷり
お釈迦様の蜘蛛の糸。とっくに切れてしまったよう
ファイト・ ...
少年の雨宿り
ほんの一瞬
出たり入ったり
時が経つのを忘れ
出たり入ったり
声が、音が遠くなった。
目の前にできた水たまりが真っ赤に染まった
聞こえるのは ...
おじいちゃん
炒めるつもりも まるでなく
ただただ あなたが 刻みつくした
玉ねぎ一家から 飛び散った
汁の残霧が わたしの目にも ちょっとだけ しみます
でも、わたしは あなたが ...
人ごみの平日はどこにも排気口がなくて
呼び捨ての間柄がどれくらい大切なことかを知った
ひとりで歩く 眩しさが送っている
啓蒙とかスピリチュアルとか癒しとか
生き方の模索
悲しみの何割かは ...
茉莉花はこのごろ 勉強してる
子どものころからの 夢を 叶えようと
茉莉花にとっては 今までに流した 涙 ぜんぶ すくいあつめて
シューパロ湖ひとつ つくるくらい たいへんなこと
で ...
世界が急速に色褪せて
景色はぼんやりと滲んで
過去と現実の境界は曖昧で
夢と現は混濁する
浮かび上がる記憶の断片だけが
鮮やかに色付いて
現れる ...
「もしもしかいちゃんいますか?」
かいちゃんは今日も
おもちゃの受話器を耳に押し当て
どこかへ電話をする
「もしもし もしもし」
まだ言葉にならない言葉で
一生懸命お話をす ...
黄色のチョークが
規則正しく
ステップを踏む間
私は目をふせて
逃避行を開始する
説明を模したような
子守唄が
耳に語りかけて
私の身体は空へと
浮かび上がっ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
メトロ
酸素の枷
自由詩
1
07/6/6 21:07
全ては偽なり
ペポパンプ
自由詩
6*
07/6/6 21:06
砂景
月夜野
自由詩
8*
07/6/6 21:03
風騒
信天翁
自由詩
1
07/6/6 20:17
呼吸
doon
自由詩
4
07/6/6 20:10
Shadow
Lucy.M...
自由詩
0
07/6/6 19:54
9P 「短歌2」より
むさこ
短歌
11*
07/6/6 19:39
ざまぁみろ
太陽の獣
自由詩
0
07/6/6 19:25
死神の名付け親
ヴィリウ
散文(批評...
1*
07/6/6 19:03
童貞宣言
北大路京介
未詩・独白
6*
07/6/6 18:56
声
たもつ
自由詩
16
07/6/6 17:20
薪 (たきぎ)
こしごえ
自由詩
26*
07/6/6 16:40
籠
ヨルノテガム
自由詩
1
07/6/6 16:24
己の過ちを、隠された意図として尊重せよ
村木正成
自由詩
4+*
07/6/6 16:15
_
すみれ
自由詩
1
07/6/6 15:24
眠い昼
ペタ
自由詩
3
07/6/6 15:16
6月6日なので雨
七味とうがら...
自由詩
10*
07/6/6 14:54
もしも....
あひる
自由詩
0
07/6/6 14:50
「幸福の定義」
和 路流(N...
自由詩
0
07/6/6 14:31
花屋のシャッター
ぽえむ君
自由詩
14*
07/6/6 13:56
幻想回向
アマル・シャ...
自由詩
6
07/6/6 13:41
謎の移住者その後
weed &...
携帯写真+...
3*
07/6/6 13:26
どうし
恋月 ぴの
自由詩
19*
07/6/6 13:22
錯乱坊
戒途
自由詩
1
07/6/6 13:03
足音
池中茉莉花
自由詩
9*
07/6/6 12:53
帰途
唐草フウ
自由詩
18*
07/6/6 12:25
荒波
池中茉莉花
自由詩
6*
07/6/6 11:58
モノクロの喧騒
あずみの
自由詩
5*
07/6/6 9:59
かいちゃんともしもし
未有花
自由詩
22*
07/6/6 9:32
白昼夢
山中 烏流
自由詩
10*
07/6/6 9:24
5534
5535
5536
5537
5538
5539
5540
5541
5542
5543
5544
5545
5546
5547
5548
5549
5550
5551
5552
5553
5554
5555
5556
5557
5558
5559
5560
5561
5562
5563
5564
5565
5566
5567
5568
5569
5570
5571
5572
5573
5574
加筆訂正:
死神の名付け親
/
ヴィリウ
[07/6/6 19:50]
死神の名付け親に触発されて書きました。
9.49sec.