一 「ミッシング・ピース」
手渡されたたった一枚の
欠けた切符のように
行き先でもなく
日付でもなく
空白のはずなのに
それ以上に大切なものを
どこかに忘れたまま
...
はじめての深呼吸は
君に会えない夜に
街灯にうかれた虫たちを
見上げる時の角度で
波を見上げる魚でもない
雲を抜き去る鳥でもない
手に入れた感情の
空虚な その熱さ
埋 ...
雨が地面をいじめて
僕は大声で叱ってみるものの
すでに蒼の世界
綺麗過ぎて僕は
おじけづく
ペットボトルが
汗をかきはじめたら
いつのまにやら
すでに雨は幻
(儚いね)
...
近頃やたらと
涙もろくなっちゃった
なんでかな
自宅で映画の予告編を眺めていても
気がつくと
ぽろぽろしている
自分に気付く
やっと梅雨入りしたんだってね
紫陽花は
お隣 ...
最貧国の一つを 悲劇が襲いました
慣れる事の無い叫びに 逃げ惑う人々
貧しさからの脱却を、啓蒙を説いた人々でした
悲劇を繰り返さぬように 口を閉ざすのです
悪の温床は地下へと潜りました ...
アパルトマンの思い出
しっかりと描かれてる
19世紀のカテドラル
パイプオルガンの音色
荘厳に鳴り響いていく
厳粛な面持ちで二人は
教皇の前で契りを交す
待ちわびた日は訪れて ...
彼女の得意料理
ラザニア
泊まる時はいつでも
ラザニア
外はカリっと
中はトロっと
ホクホクしてるやつ
チーズの沢山のってる
ラザニア
平日でも
休日でも
毎日で ...
天井まで届く
モノレール
わたしが常に憧れていた風景
青空に
上司に誘われて
いじめを食べに行った
やっぱりいじめはうまいな
と言う上司に
ただそうですねと頷いた
これだからいじめはやめられない
とも言った
しばらくして店が潰れ
それ以来上司 ...
チキン野郎はどこですか。
チキン野郎はどこですか。
勝負しますか、しませんか。
それとも竜田揚げになりますか。
チキン野郎はどこですか。
チキン野郎はどこですか。
明日に向かいますか、 ...
あの人は嘘が吐けないから
エメラルドグリーンノ蝶々
をあげる
と云いました
きっと
キラキラが好きだと云えば
ラメ入りなのだ
と答えます
一緒に見た
アメリカンショートへアを ...
「がんばりました」
とても短いけど
私の学校での一日の感想です
毎日ノートに書いて
お父さんかお母さんに見せます
そしたら何でもいいから書いてもらって
次の日に先生に渡します
毎 ...
*幻覚
遥か幻覚の彼方、山脈の柔肌 私のLover
天高く登るバイシクル 白く轍を残す私の信仰
「O」冠する円周率の銀輪廻す 永遠の恋に
満ちる幻覚 現実、Toy×越えゆく懺悔 ...
柔らかな白い歯でゆっくりと噛み砕いていく
罫線付きのノートにあるのは、
二十四本の水平線で
僕たちはいつだって ノートの枠をずっとはみ出した
その先にある白い宇宙に 丸まりかけた鉛筆を使っ ...
おんなの子が 銃を
ぶっ ぱなしているけれど
おとこの子の 詩のほうが
弾丸よりも はやく
相手に 届いている
関連作品→http://po-m.com/forum/showdoc. ...
ひとりきり の かえりみち
いつもと おなじみち なのに
なぜだか きょう は
ちがうみち のような きが した
あのこ と かえる かえりみち
いつもと おなじみち な ...
大学に登校する途中
「月の光」のメロディのハミングを聴く
それに和して口笛を吹く
いつの間にか背後に二頭立ての馬車
御者は中学生くらゐの美しい少年
促されて乗り込むと、先客二名
中年の男と ...
男から暴力をふるわれていたという女
その告白
生身をまえにして
紙で読むようにして
その告白
男から暴力をふるわれていたという女
俺はちんちんで
それを聞 ...
明方に良い歌が思いついた
それでちょっと口ずさんでみたよ
あなたの様に感覚的で、一番盛り上がる部分で気持ちが昂ぶるような
そんな歌では無かったけれど
私が創った ...
マンネリのコムスンきっとだれか
クリスチャン我人生一欠けのパン
一枚の絵をば見つけしてんらん会
夕暮れに降り出した雨は
いつしかわた飴に変わっていた
本日の降水確率は夏祭りです
割り箸を持ち歩きましょう
町を歩くと
大人も子供もみんな
甘く優しい色に包まれながら
頭の上で割 ...
真っ白な
紫陽花なのに
なんだか
かすかに桃色
でも本当は
うす青く
色を変えていく花
どんなに
色を変えても
紫陽花は紫陽花
私は私
冷たい風は ワンピースをすうっと抜けていく
ふと 夜を見上げたら
三日月と目が合った
「あんなバカはおまえだけだ 笑うぞ」
三日月は笑ったのだろう
形が歪んで
斜めにヒビが入った気がした
...
単純に奇声を上げて喜こべる
子等に渇きし心ほぐるる
ねぎらいの言葉を明日はかけるべく
目覚時計の ねじを巻きつつ
奴凧吹かるるさまに幼子が
犬を追い行く 梅雨の晴れ間を
苔庭に ...
六月の雲がゆっくりと上に迫る
スーツの男が鞄の傘ではたまらず駆けだす
かたわらでぼくは
そっとつままれたまま
雷と雹を孕んだ姿で
上下するのどぼとけに合わせた
きみの乳房を
後ろから ...
わたしは深海に漂う水の泡
孤独に苛まれ紺碧の檻の中
どこまでも寂しく漂うのみ
天から射し込む幽かな光に
引き寄せられて誘われて
虹色に輝きを変えても
決してどの色にも染まれ ...
りんごの皮を剥いていると
こんなことを聞かれたのです
それってさ
どっからりんごなん?
絶句しました。
応えをいろいろ考えたものの
どうにも私には答えられないということに
いきつ ...
「お、こんな時間に珍しいっすね恭平先輩!会社、とうとうクビっすか?」
ガハハと豪快に笑う彼女。考え事をしているうちにどうやらいつもの場所に着いていたようだ。
「やあ、めぐちゃん・・・。」
...
ふと思い返してみれば
僅かなものしか残されていなかった
まるでまさに今
物心が付いたばかりの子供のようだ
でも何かが違う
好奇心が欠けている
目にする物は見慣れた物ばかり
...
―半眼 仰向けにソファからガラス棚の中へ
帆船模型の帆が擦り切れる様を想像して、視線を窓外に移せば
季節の欠片がもろもろと崩れながら天気雨に縫い付けられていくところだった
中庭の、陽の当た ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
パッセンジャーズ
Rin K
自由詩
43*
07/6/15 0:40
ディラックの空
たりぽん(大...
自由詩
14*
07/6/15 0:31
夏の生まれた日
ゆうさく
自由詩
3*
07/6/15 0:22
な
恋月 ぴの
自由詩
37*
07/6/15 0:03
ソネット 裏と表
月焦狼
自由詩
1*
07/6/15 0:03
アパルトマン3(カテドラル)
yoyo
自由詩
3*
07/6/14 23:48
ラザニア
kei99
自由詩
2
07/6/14 23:29
青空モノレール
チアーヌ
自由詩
5
07/6/14 22:59
いじめ
小川 葉
自由詩
5*
07/6/14 22:39
1cmでも、高く
ブルース瀬戸...
自由詩
3
07/6/14 22:38
エメラルドグリーンノ蝶々
ICE
自由詩
1
07/6/14 22:31
がんばりました
ぽえむ君
自由詩
12*
07/6/14 22:22
おっぱい
六崎杏介
自由詩
2
07/6/14 22:16
海、あるいは水曜日の三時間目
Utakat...
自由詩
4
07/6/14 22:10
そろもん(また露台の話)
みつべえ
自由詩
5
07/6/14 21:36
かえりみち
秋桜
自由詩
4*
07/6/14 21:28
馬車
三州生桑
未詩・独白
1
07/6/14 20:43
しらなかった時間
吉岡ペペロ
自由詩
1
07/6/14 20:43
世界を知るには少し早い 会いたい日には明方の唄
那津
自由詩
2
07/6/14 20:12
夕暮れて
生田 稔
川柳
3*
07/6/14 19:59
わた飴前線
プル式
未詩・独白
11*
07/6/14 19:40
雨に濡れて
weed &...
携帯写真+...
5*
07/6/14 18:58
in the night
cass
自由詩
4*
07/6/14 18:38
18P 「短歌2」より
むさこ
短歌
8*
07/6/14 18:37
きみに言えず
soft_m...
自由詩
15*
07/6/14 18:34
蒼の孤独
あずみの
自由詩
5
07/6/14 18:20
りんご似のあなざーへぶん
かぜきり
自由詩
4*
07/6/14 18:14
小説『Is it no use crying over sp ...
宏
散文(批評...
2*
07/6/14 17:45
blank blanket
maynar...
自由詩
1
07/6/14 17:42
余剰の海
水町綜助
自由詩
12*
07/6/14 17:41
5514
5515
5516
5517
5518
5519
5520
5521
5522
5523
5524
5525
5526
5527
5528
5529
5530
5531
5532
5533
5534
5535
5536
5537
5538
5539
5540
5541
5542
5543
5544
5545
5546
5547
5548
5549
5550
5551
5552
5553
5554
6.57sec.