夏なのに重ね着して
どうしてって
肩紐がみっつずつある日
ひとつずつほどけていくのがへん

いっぺんにたくし上げて
胸の上で きゅう となった君のうすかわ
そういえばふたりで歩いてい ...
ちいさな木の葉が浮かんでる
水の流れは冷たくて 透き通るように澄んでる

白い手が泳ぐように招いた
わらうように白いきれいな歯並びがのぞいた
その一瞬で まるで おとぎばなしのように恋した
...
 神様が僕を殺したがってるよ
 だってほら、喉の奥から込み上げる耐え難き精液の匂い

 神様が僕を殺したがってるよ
 だってほら、喉の奥から込み上げる耐え難き血液の匂い

 不安なんだ 不 ...
 井戸の底から君に呼びかける 森の近くに掘られた深い井戸 井戸って一見必要の無い所にあったりする きっと旅人の為に作られたものだろう 今はもう枯れている
 僕は考え事をしたりする時にここへ降りてじっ ...
海の隙間から寝間着の紳士が上陸する
レディファーストを欠かさない紳士は
すでに同伴の淑女を裸にして太陽にさらしている
用意周到に船で密輸された薬品のことを知っているので
紳士は安心して夜を待つ ...
今日、久しぶりに夕焼けを見た。
赤からオレンジへ、オレンジから青へ、青からグレーへ…
言葉では言い尽くせない色の数々に
ただ圧倒された。

久しぶりに見た夕焼けは
なんだか切ない。
毎日 ...
はじけ飛ぶネジ
ひん曲がる側板
進化の順番が刷りかえられた
幻視者たちはそぞろ歩きで逃げ出すしかない
思考中止
重力0
宙を舞うピンボール
素人には単なる
鉄の塊
ただうるさいだけ
...
世界史やジブラルタルで別れしもイスタンブールで逢ふが必定 朝寝して昼も寝通せ暗き部屋{ルビ梅雨入=つい}りの雨の音も絶へねば

今朝から眼鏡の手入れをしている
透き通ったリンゴが
近づいては離れていった

明日から得た切符は
どことなく頼りなく
手元で伏せる

汽車に乗る
時間が乗客
会話が聞こえ ...
今日、いつもあるべき所に
自転車がなくなっていた。
いったいうちはどうやって家に帰れというのか

誰かとしゃべりたくなったのか
携帯で妹に電話してそのことを伝えたら
 「あほか、そんなん盗 ...
{引用=ゆーゆゆ ゆゆゆゆ ゆー ゆゆゆ ……
                 旋律を歌ってみても ひとりぼっちだ}

沖から岸へ 塗りつぶすように寄せる涙の成分は
平泳ぎなどでおだやかに泳 ...
ピクニックを食べよう
みんな嬉しそう、楽しそう
パクリ

ママの作るお弁当は
ハムとたまごのサンドウィッチ
それを食べるあの子の
唇はまるでなめくじ

ピクニックを食べ ...
言葉。
なんにもとくべつじゃなかったことが、わかってザンネンな気持ちもあったけど
なんだか爽快に思えて笑えてしかたなく湯船にトぷん。
うつむいている君の右側を思い出したんだ、ふと・ン。
君の ...
羽目板一枚下の地獄
木の葉
非情な無限

切り立つ半円
静寂
隔てられた世界

澄んだ音色
愛しき(かなしき)怪物
誘われる

因襲の檻
人の心
縒り合わされた絆

...
今からずっと未来に
ある子どもとおばあさんが会話していました

「ねえ、おばあちゃん、何かお話してよ」
「う〜ん、じゃあ、昔話を聞かせてあげましょう」
「むかしばなしってな〜に?」
「お前 ...
  ヘンリー 私の膝の上でお眠り
  窓辺に当たる雨の音を聞きながら
  
  時々は 可愛い耳をぴくんとさせて
  解った振りをしてくれれば いい

  ひとり言を 話すから

...
誰を呼ぶ

ベルベットの夜に
闇に浮かぶ
蒼い影

疲れ果てた身体に
染み入る
日毎大きくなる
その清浄な 音色

窓枠に立ち
両腕を平行に
潮の香りと風を抱く

私の腕 ...
たばこを吸い終りふと手を見てみた

たばこの臭いのついた君は僕にいろいろなチカラを与えてくれた

そして僕は君を通じて怒りも知り
愛することも知った

それに気づいた時に
僕は
ふっと思った

ありが ...
陽射しを包み込んで
柔らかい手をした
風が
頬を撫でる

気持のよいそよ風

抱きしめてあげたい
その温もりを感じて

応えてあげたい
その優しさに感謝して


風は黙って ...
すでに家でくつろいでいます

TVで天空の城ラピュタを観ています

シータが空中に浮いているシーンを観ていたら

あなたに話した

ふしぎな記憶を思い出しました


スカイダイビ ...
うじゃうじゃ うまれてくるので
ネズミさんは ふあんになる
いったい じぶんとは なんなのかと
たびにでた やつは ネコにやられたのか
それっきり かえってこない
銀色に輝く
紋白蝶の魔法の粉
きらきら

どれほど集めれば
自由に羽搏けるといふのでせうか
あをいそら

一枚二枚
母の髪を梳くやうに
幼い私
蝶の翅をもぎ取る ...
   吐き出したのは
 
 
   溜め息と
 
   嫌悪感
 
 
 
   抑えきれない息苦しさに
   もがき苦しみながら
   空を見上げてみれば




  ...
窓ガラスに映る
鏡合わせの
パラレル・ワールドは
 
ありふれた物語を綴る
三流の映画を気取って
にやりと
笑みを、浮かべている
 
 
雨が降っている
 (陽が照っている)
...
いまはいえない
そんな気持ちを
ノートの端に綴ったら


うまく言えないけれどどうしようもなくて、
ここに書くけど多分渡せない
謝りたいけど許せないから
もうやるせないって

ない ...
愛情は凍り、そして、砕けた
それは、砂塵となって、ゆっくりと舞い、踊る

破壊され尽くした劇場、舞台、静寂の支配する世界
沈黙のオペラの幕があがる


そう、オペラは
その結果に従って ...
ここは鶏小屋
将来
卵を産むのか
産まないのか
産む気がないのか
産めないのか

雌鳥の小屋


好物は人の不幸話と
次元関係なしに
魅力的な雄鳥



こけー ...
        色あせたアジサイが
 垣根のあいだでじっと舐めています
         梅雨入りの雨粒を
        待ち焦がれたように

        いろじろのむくげが
    ...
 ここにある右手
 そこにある林檎とか掴めるのに
 愛は掴めない
 朝食のツナサンドも掴めるのに
 想い出は掴めない
 リュックを掴み上げて
 部屋を出て行く
 総て右手で

  ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
おっぱいれつら自由詩307/6/16 6:42
水辺のほとりでいすず自由詩6*07/6/16 6:22
カミサマがボクヲ殺したGIRL影山影司自由詩107/6/16 4:25
日常はじめ散文(批評...6*07/6/16 4:23
仮面小川 葉自由詩4*07/6/16 3:08
夕焼け麻生ゆり自由詩4+*07/6/16 2:45
新しい案内板ネット詩の悪...自由詩5*07/6/16 2:19
世界史A-29短歌1*07/6/16 1:52
梅雨入り短歌0*07/6/16 1:49
匂いたけ いたけ自由詩607/6/16 1:37
愛しい人raira自由詩607/6/16 0:33
砂のこえがきこえるように……輪橋 秀綺自由詩3*07/6/16 0:30
ピクニックなかがわひろ...自由詩1*07/6/16 0:12
たいせつなことば。未詩・独白2*07/6/16 0:04
セイレェン月焦狼自由詩207/6/15 23:59
ずっと未来の話ぽえむ君自由詩6*07/6/15 23:42
輪廻の雨千月 話子自由詩24*07/6/15 23:41
解放深月アヤ自由詩2*07/6/15 23:40
ありがとうOLGA携帯写真+...307/6/15 22:49
優しい風乱太郎自由詩17*07/6/15 22:27
パラシュート吉岡ペペロ自由詩207/6/15 22:27
そろもん(哲学の話)みつべえ自由詩407/6/15 22:11
搾取朝原 凪人自由詩8*07/6/15 22:00
吐く秋桜自由詩8*07/6/15 21:58
パラレル山中 烏流自由詩7*07/6/15 21:53
ないないづくしアイバ シュ...自由詩207/6/15 21:50
沈黙のオペラ鈴木カルラ自由詩1*07/6/15 21:19
鶏小屋赤月 要自由詩007/6/15 21:16
光跡(4)信天翁自由詩207/6/15 21:12
右手足りないのは 左手doon自由詩007/6/15 21:02

Home 戻る 最新へ 次へ
5512 5513 5514 5515 5516 5517 5518 5519 5520 5521 5522 5523 5524 5525 5526 5527 5528 5529 5530 5531 5532 5533 5534 5535 5536 5537 5538 5539 5540 5541 5542 5543 5544 5545 5546 5547 5548 5549 5550 5551 5552 
加筆訂正:
/恋月 ぴの[07/6/16 6:41]
ちょこっと訂正
5.61sec.