背中に刻んだ十字架を
背負って歩くいばら道
力の限り握り締め
噴出す血さえ
気にせずに
陽光ははるか彼方にあるものと
自信に満ちて進むけど
神は見えない手を差 ...
今夜は寒いな
夜空に白い亀裂でも走れば
心も躍るだろうに
残念ながら雨さえ降らず
今夜は静かだ
今夜は静かだな
夜道に赤いサイレンでも走れば
心も躍るだろうに
残念ながら涙さえ降ら ...
実りの乏しい果実は
熟しを迎える前に摘まれ
肌の感覚を忘れていく
湖面に映る白雲を
理想で描いては
草原と遊ぶ風に
木々と語り合う鳥に
旅の情緒を詠わせた
そんな他愛もない無邪気さは
手から土へ ...
夕暮れの
お台所の とこで
弟の
ゆうちゃん が
ぼくのママのおっぱい、
のんでいたよ
おっぱい
ぼくのおっぱい
おいしそうに のんでいたよ
ゆうちゃん
もうはなれてよ ...
満たされぬ言葉想いて立ちつくす
足元に身をすり寄せる猫
故里のなまりやさしく語る友
友も故里をとく出でしなり
何着ても似合はずなりし我が年を
哀れがりつつせめて紅さす
故里の老 ...
さらば
私の中の少女
セーラー服を盾に
無邪気を剣に
守られながら叫ぶ時はとうに過ぎ去った
いまや盾も剣も自分の心と体でしかないのだ
さらば
私の中の初夏の風
爽や ...
なにが悲しいか分かんないけど
涙が流れるよ、ねぇ
二酸化炭素吐いてるの
したいこともないくせに
ねぇ
助けてよ
一人にしないでよ
あな ...
空気、それは砕け散る、そして、その終わりに、永久に考え続けた真実と、今はいない人の精神が見た現実が、愛される夜と、望まれた時間すらも、その向こう側へ去ってしまう、
私は壊れる空気の破片の幻想 ...
くちびるはサンザシの小枝
水滴を払う手の甲
デメイ
獣かそこらを従えて
女神に挑んでころがりおちた
(燃え尽きはしなかった
デメイも女神の眷属だから)
ふたつに縛った髪はほ ...
「人生を刹那的にしか愛せません」
「本音だけを整然と並べておきました」
「感情でしか制御できないこともある」
「小賢しいことをするくらいなら
開けっ放しにした方がマシなので」
...
縁側に腰掛けて
びわの実をとりだしては
おいしそうなものだけを隣の誰かに渡していた
私には見ることができない誰かに話しかけ
少し怒ったり笑ったり
私の方は決して見ない
早くに亡くなった私の ...
「お客さん、終点」
「お客さん、目あいてるでしょ?」
「ほら、乗り過ごしたわけじゃないんだから立って歩いて家帰らないと」
「電車は家までは運んでくれないよ」
「最後はあなたが歩かないと」
...
方舟が流れ着いたのはJR大阪駅3番ホームで
人の姿のないホームにひとり降り立った少女は
後から来るかもしれぬ誰かに何かを伝えるために
ぎこちない手つきで赤いリボンを柱に結んだ
方舟はすでにあち ...
押し入れで
手繰り寄せた
青春の
3ページ目の
笑顔の魔法
アルバムの
ページの枚数
数えては
その数よりきっと
多いと思う
反射する
カッターシャツの
青写真
...
何故互いに否定し合うか
知っていますか?
受け入れられない
何かがあるからです
何故わざわざ
信じているものを
壊そうとするか
知っていますか?
あ ...
あさがさまよっている
ため池の笹舟のように
ひるがまどろんでいる
ため池の葦のように
よるがよどんでいる
ため池のヘドロのように
ときをえらばずやってくる
ド ...
温かい人 冷たい人
どうやって決めましょう?
どこかの名前だけしか知らない国の不幸
嘆く事はできないの
だって私は飽食の国の住人だもの
誰かが言うわ
「あなたって冷たい ...
なぜだい?
なぜ、そんなにつっぱているんだい?
空が落ちてきて、あなたの母親は尽きぬ病に倒れ、若き日を苦労に染めた
おまえを強く育てたよ
おまえを強く育てたよ、おまえの ...
渓流の音を引きながら
潅木の尾根へ向かう
苔むした倒木
ぬめり しめり
厳しく鳴く 色とりどりの小鳥
影 押し寄せる
山の霊気
汗 額を伝い
心拍はあがる
狂気のよう ...
昨日、おまえを抱きすぎて、魂まで擦り切れちまった
液体が混ざり合おうが混ざるまいが、俺には関係ない
昨日、代々木公園で確かに殺人があった
午前3時、音楽をかけたDJはゆっ ...
恋の道 照らすかのよう 月明かり ためいきさえも いと柔らかに
道すがら 出会った二人 ときめいて この一瞬が 永遠にと願ふ
優しかれ 涙はすべてを 許します 闇に小さく きらりと ...
そこには
みんなのようにはなせないわたしの言葉があって
けれど
それは化石になっていてもう、いまは、ただの塊
根源的に
生命を疑うものに用意されていた、いつの日かの理由をさけぶ時はとうの ...
(日本は夜でも宇宙から見るとはっきりその形がわかる)
なんて思いながら
トイレに行く
その廊下で
隣から
義理の叔父と叔母の
喧嘩の音がする
わたしは舅のことを想う
嫁いで二年目
...
しとしとと 雨のリズムは 跳ねるよに 色とりどりに 開く傘花
窓辺にて 紫陽花の夢 つらつらと 君が眠った 横顔を見る
愛してる も一度言って その言葉 濡れた路上に 虹が映った
...
宇宙の果てが見たくて
青いスカートを
風になびかせた
遠い水平線の向こうにも
遠い地平線の向こうにも
無い、終わり
いつか宇宙ロケットを作った日
校庭の真ん中から
噴射する水の圧力 ...
カップルよいちゃつけ
俺の目の前でいちゃつけ
公序良俗に反しない程度にいちゃつけ
俺がお前らのいちゃつきぶりを品評してやる
人前でいちゃついて人をムカムカさせるカップル品評委員会のこの俺が
...
どこまでも続く道を
「希望」と呼びたいなら、
その道の選択者は
よっぽど辛抱強くあるべきだろう。
あなたが好きだったアーティスト
なんだか鼻について嫌いだったわ
あなたが好きだった作家
なんだか生き様が嫌で好きになれなかったわ
あなたが好きだった食べ物
なんだか食感が妙 ...
おそらく男の多くが女の下着姿には興味がある。それが行きすぎて犯罪に手を染める人もいるほど。盗撮、下着泥棒などなど。罪を犯す人は典型的だけれど、男の多くが相手の女の事情をあまり知らない。私も含めて。
...
各駅停車しか停まらない
その駅のベンチに
ふと置かれた本が一冊
鞄に入れたつもりが
入らなかったのだろう
風でページがはらはらと
少しだけ浮き上がる
どこか心地よさそう
急行列 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
受難
yoyo
自由詩
6*
07/6/7 21:45
末の沈黙
太陽の獣
自由詩
3
07/6/7 21:44
果実
見崎 光
自由詩
3*
07/6/7 21:19
おっぱいⅠ
茶釜
自由詩
1
07/6/7 20:45
10P 「短歌2」より
むさこ
短歌
13*
07/6/7 20:34
さらば 私の中の
さくらほ
自由詩
13*
07/6/7 20:19
ロンリネス
三条
自由詩
0
07/6/7 20:07
砕け散る空気の終わりに
鈴木カルラ
自由詩
3*
07/6/7 19:37
デメイ
ミゼット
自由詩
3*
07/6/7 19:23
真摯に向き合うから馬鹿を見るんだ
小松 Ann...
自由詩
0+*
07/6/7 19:21
びわの実
暗闇れもん
自由詩
1
07/6/7 19:09
終電終点
秋也
自由詩
1*
07/6/7 19:04
方舟
大覚アキラ
未詩・独白
4
07/6/7 18:20
青写真
殿様が得る
短歌
1
07/6/7 17:39
火葬大会
森川仁
自由詩
1
07/6/7 16:36
thanatos
信天翁
自由詩
2
07/6/7 16:25
ライン
優飛
自由詩
4*
07/6/7 16:11
アウトロー あるいは 詩人
那津
自由詩
4
07/6/7 16:05
山の胎
アハウ
自由詩
7
07/6/7 15:57
モモンガーの唄
那津
自由詩
3
07/6/7 15:52
夜の六首
おるふぇ
短歌
8
07/6/7 14:53
_
紀茉莉
携帯写真+...
2
07/6/7 14:33
夫婦
小原あき
自由詩
23*
07/6/7 14:29
雨の六首
おるふぇ
短歌
4+
07/6/7 14:16
セーラー
美味
自由詩
6
07/6/7 13:47
恋人達に告ぐ
新守山ダダマ
自由詩
4
07/6/7 13:34
エンドレス
むくげ
携帯写真+...
3
07/6/7 12:50
記憶のかけら
あずみの
自由詩
4
07/6/7 12:34
下着のプレゼント
深水遊脚
散文(批評...
11+*
07/6/7 12:28
忘れ物
ぽえむ君
自由詩
9*
07/6/7 12:10
5531
5532
5533
5534
5535
5536
5537
5538
5539
5540
5541
5542
5543
5544
5545
5546
5547
5548
5549
5550
5551
5552
5553
5554
5555
5556
5557
5558
5559
5560
5561
5562
5563
5564
5565
5566
5567
5568
5569
5570
5571
8.4sec.