曇を知らずに
ついばむかたち
花のかたち


あこがれ
うしろめたさ
午後の砂の輪


置き去られた目の幾つかが
むずがゆくからだにひらいても
窓を見つめることがで ...
非常階段の隅っこに小さな灰皿
割とヘビィな銘柄の吸い殻
押し付けられて そのまま

残された抜け殻か それは

空気を震わせながらする呼吸は
僕の部屋ではやけに神聖な行為で
深く閉じた ...
一人で 足を伸ばして
ぼんやりと 考え事をする
お風呂の時間が大好き
でも 貧しい我が家では
気づかないうちに
浴槽の中は 冷めて 妙に寒くなってくる

あなたと一緒に入っていたときは
...
静かに窓を閉じる
終わってしまった映画の後で
部屋の明かりを静かに閉じると
空間が水の中に満ちたようになる

溺れてしまうと、答えは出るだろうか
息継ぎをすれば、漏れてしまうだろうか

...
ポイントは、スロウ

誰かが間違ったとか、テレビが吐き出しているけれど
それが本当かどうかなんて誰にも、分からなくて
無駄なものを省いてきた、そんなつもりの生き方だけれど
結局何も捨て切れて ...
それはもう私の中で始まっていますか
とか、君は問いかけて
僕は聞いてない振りをしながら
大きく頷いたりする

海へ突き出した街へ向かう電車は
青い車体に、菜の花が描かれていたりして
最近 ...
「あんた、何したん」と母が言った。
「えらい言う事きくようになってたわ」
 そのころ家で飼っていた犬は、まさに野放図というか、散歩の度に急に向きを変えて走り出したり、ヒモを引っ張っても頑としてその ...
闇に流れ込む
冷えた空気
海辺に
忘れられた
硝子の破片

そこには只 自然だけが
そこには只 自然だけが
幸福な女優は、金持ちの男を好んだ。
或る日のことである。
彼女は都内の高級ホテルで、大富豪のF氏と寝ようと試みた。
F氏は、83才。無論、機能しなかった。
―夜が明けた。

それ以降、彼女 ...
陰口言うヤツはどうして
俺の前で堂々と文句言わねぇんだろう

卑怯だ卑怯だって僕達の前で
散々愚痴を言うじゃない
聞かされる方の事も考えて欲しいよ

君がしている事はアイツらと
どう違 ...
いつかそんな風の中で、
僕らは、

  (僕らは、といっても、極極限られた世界の中の

回る。
くるくる回る。
その霜を吹き飛ばす?は、知覧一体の茶畑の中に{ルビ犇=ひしめ}く林立し、
...
(そこはそらのとおりみち
なもないとりがとんでいて
はながたくさんさいている
そんなゆめをみた

ゆめはずっととおくまでつづいていて
そらはすんでいてとってもきれいだった
だからきがつか ...
この詩は、僕自身のために書く極個人的な詩である。
僕は世の中にある、
極普通の24歳である。東京在住のさえないサラリーマンである。
僕が世の中にあって感じていることをここでは、言葉の力と形を借り ...
大木にそっと手を当て歳を聞く 家族に絶望して
ああようやく私もここから
逃げ出せると
そう思いました

血のつながりを
絵の具の白で塗りつぶして
ああ白色は
このためにあったのだと
私は思いました ...
  5

ささやきとゆめとで満たされている

乳白色の匂いが駆け巡り
スカートの裾と共に影がゆれる

したたかに群れるとりどりの手足に
手招かれるのは
おなじ匂いをさせる 少女

...
ちょっと前のケータイ。

見付けてしまって。

気付いた。

失ったものの強さと。

空を綺麗に撮れなくなってる、汚さ。

また、いつか。

綺麗に撮れるかな。


撮りたいな。
ある程度年を取ったから、
どうして今こんな状況にあるのかとか
すぐ話せない環境にいる事実とか
飲み込みたくなくても飲み込んで
思い出したくないけど思い出すことができる よ。

それって ...
朝だ
頭蓋の奥に茜差し
朝露の
薔薇園の蔓が女主人を締め上げる
ぶちぶちと肌を刺す棘のわたし
油虫ほどの死を数えてましたわたし
華奢な皮袋の血肉詰のわたし
生まれる時には皮袋を破りました ...
口下手な僕が
誕生日よりも何よりも無口になる日

言葉なんかなくてもいい
そう信じたい


たくさんの想いは一言にもならず、単語にもならず


一輪の紅にゆだねて




...
透明な

透明な場所に

色を付けていく。

そんな小さな革命。
ここしか知らない
ここしか分らない

僕は3歳

今回の街は特に難しい
5歳までには身に付けたい

どのスタイルで住んでみようか
考えているけど 悩むなぁ

だって人生の半分決ま ...
NHK教育の『トップランナー』に出たい。

それだけの理由で 詩を書いている。


本上まなみに 詩を褒められたい。

褒められなくてもいい 会いたい。


本上まなみに会いたくて ...
意味はと聞かれても
答えられないけれど
「す」という響きは
なんだか心地よい
心に角が生まれた時
「す」という音は
角を滑らかにしてくれる
「ふう」というため息よりも
言い始めに肩があ ...
あなたは 若いころ
バラの精気を予見できましたか
血の匂いを嗅ぎわけられましたか
湧き水の澄明度を見極められましたか
 
ところで いまになって 骨髄から
なにを運び出そうとしているんです ...
一人暮らしの アパートに
大きな箱が とどいたよ

野菜 果物 地場産品
お米 お茶っ葉 お手紙と
意味不明なる ふるさとの
町の指定ゴミ袋

でも なによりも うれしいは
...
南風に乗って、夏が
駆け込んできた

いつだったか あなたは
疑いなく寄せるそれを
レモンの光、と呼んで
指先で掬い上げて口付けをした

透明な時軸につかまって、僕は
ひとま ...
          2007/05/12



テレビの中にも
イースターエッグが飾られて
西欧の春のお祭りとして
楽しげに語られていて
季節の再生の喜びで
人々は笑顔ではち切れそ ...
夕陽がしぼんでゆきます砂時計

冷凍庫いつかの恋がフリーズドライ

夜景はね化粧が下手ねとすっぴんで

片恋はまた雲となり俄雨

言いそびれし言葉のジュラ紀の地層調査

またあした ...
神様の形は人と同じ
くびれはあるのかしら

神様にお願いしても
神様自信に無いとねぇ

いつからなんて知らない
気付いた時には 
手遅れだったんだもの

いやでも そんなに酷くない ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ひとつ まばゆく木立 悟自由詩807/5/13 3:00
君の来ないアパート藤原有絵自由詩607/5/13 2:36
お風呂ななこ自由詩507/5/13 2:35
フォルティッシモ霜天自由詩607/5/13 2:34
アンダンテ自由詩1107/5/13 2:34
ピアニッシモ自由詩607/5/13 2:33
従順hon散文(批評...107/5/13 2:03
アザラシと戦...未詩・独白207/5/13 1:41
幸福な女優蔦谷たつや自由詩10*07/5/13 1:39
愚痴AKiHiC...自由詩307/5/13 1:34
開聞岳ひろっち自由詩2*07/5/13 1:29
夢の中の夢白昼夢自由詩6*07/5/13 1:19
鼻歌落第生自由詩107/5/13 1:04
キトハナスめぐちみ自由詩107/5/13 1:03
ファミリー・アフェアなかがわひろ...自由詩4*07/5/13 1:03
スライド(抄) 5自由詩11*07/5/13 0:53
コイノチカラ。狠志携帯写真+...407/5/13 0:45
よ るはるこ未詩・独白5*07/5/13 0:44
陽炎蛇ノ宮自由詩1*07/5/13 0:19
贈る代替零椅未詩・独白3*07/5/13 0:16
日々。來稚自由詩6*07/5/12 23:57
ジャッジ酸素の枷自由詩107/5/12 23:35
とっぷらんなー北大路京介未詩・独白9*07/5/12 23:24
ぽえむ君自由詩6*07/5/12 23:10
遊行期  信天翁自由詩307/5/12 23:00
ホームシック小川 葉自由詩11*07/5/12 22:59
炭酸レモンRin K自由詩43*07/5/12 22:57
やわらかい肩あおば自由詩17*07/5/12 22:35
俄雨小川 葉俳句7*07/5/12 22:35
神様と女の子酸素の枷自由詩2*07/5/12 22:33

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