部屋ごと寝入りかけた夜中に
開いた窓から鉄の鳥がはいってきたことがある
鳥は遅刻ぎりぎりの
学生みたいに飛び込んできて
その暴力的な勢いと対照的な声で鳴いた
鳥はアルミホイルを
...
見たか?
あれを―
空にいる、ああ、大きな大きなあれを。
見えないなんて云わせないぜ。
視力のいいやつ悪いやつ、関係ない。
見えるだろ?
鉄の塊ではない、
謂わば、世界を背負った ...
笑顔を被るのはやめるって決めたのに
あなたのまえで
どうして
大切になればなるほど固く厚くなっていく
私の笑顔
私の鎧
弱い私も好きになってほしい
弱い私を見ないでほしい
...
まどろみの限界の中私たちは生きている
崖を踏みはずしては根っこにつかまり
そこから養分を得て私たちは生きているのだと言う
真下を見下ろせばなにもない暗闇とも言えない
だだっぴろい空間だけが ...
小さい頃
夜空をくりぬいたかのように
真っ白な 満月に
追いつこうと 夜の街を走ったことがある
いつまで走っても
いくら転んでも
どんなに叫んでも
満月は遠くて
ちっとも近づけ ...
嫌われたものだ
俺がムカつくなら殺せばいい
背後から金属バットの餌食にしてもいい
簡単にくたばってやるから
安心しろ
でも殺るなら気づかれる前に殺れ
もしばれたら
命の補償 ...
不思議な国
可憐な世界
目覚めてもいつもと変わらない
どうして私達ばっかり
聞いた話しだと どうやら眠ってる時は景色が違うらしい
綺麗だと聞くけど
カラフルな色に包まれたあなた達の ...
突き動かせ
聴こえるだろう
『マッシブアタック』
心を
衝動を
体躯を
流れて
打ちのめされ
それでも生きる
叫んでみろ
「ティアドロップだ」
涙を落とせ
溶鉱炉
ベルリン
...
何度眠ろうとして
何度寝返りを打ったっけ
昨日はいつもより肩が重く
左目の少し上がとても痛かった
安物のホットドックが
不自然なほど美味かったけれど
眠たくて眠りたくて
夢なんか ...
空にタマゴが浮いている
白くやわらかく
ふわふわと浮いている
この空にも
向こうの空にも
何のタマゴなのか
わからないけれど
きっと一つ一つの夢が
生まれるのかもしれない
大きかった ...
壊してはいけない
それはあなたの存在意義に関する
飾り付けはお任せする
隣を見てはいけない
色なんて物は無い
ただの名称に過ぎないらしいので
自己顕示欲 なんでしょう?
隣を見る ...
明日に吠えろと言われても
酸化した矜持が邪魔だし
干上がった克己心は安定を望むし
理論武装したら脱ぎ方が分からないし
大体、明日は吠えられ慣れているのか不安です。
明日に吠えろと言われ ...
振り返る 月が見ている
足下に
柔らかい形の子猫がいる
彼は とても深い 土の中にいた
どちらが 上か下か 右か左か
わからず 長いこと 過ごした
熱 を 感じた ある日
それが すべてを 決定した
確信した 意思のまま
夢中で ...
遠雷が止み
雨の最初の一滴が落ちるまでの
僅かな静寂に
こころ、ふと無になり
空の灰色を吸い込む
程なく落ち始めた雨粒に
再びこころには
水の班模様が出来て
潤う、のでなく
惑う ...
貴方をおぶうかけ言葉は
123、223。の六拍子。
給料はいくら?
宗教は?と聞く。
君はワンと言っておどける
ジュース1本で買収される
「私は...なのよ!」と話される。
ちょっと ...
本日ハ晴天ナリ
本日ハ晴天ナリ
それは今日という日が始まる合図
うっかり乗り込んだ満員電車にうんざり
学校までの長い道のりをだらだら歩いて
たくさんの知らない顔と、少しの知ってる顔
...
ほんまはめっちゃしんどいのに
メールするときは「ちょっとしんどい」
などと書いてしまう
このちょっとが誤解を招いたりして
ちょっとしんどいんや〜
美味しいものでも食べて元気出して
お風 ...
遠くから 私を呼ぶ声がする
振り返ると そこには 大切な人たちがいた
手をふって 微笑んでいた
あのときのままで
どうして 気がつかなかったんだろう
あんなに 心寄せていたのに
いつだ ...
あ あ あ あ ぁ
Hくん
きみの真似する数学の先生が
とても好きだった
ん、あれだね、あれ
という言葉を発する間に頭の中では
いくつもの公式が飛び交っていたという
...
言いにくいことはすべて
じぶんに委ねられている
経営者だから商談はいつも
相手に決意を促すものか
相手に決意を促されるものか
この渋滞のなかで
車は会社に向かっ ...
さっきから閉めるのが緩かったのか
水道の蛇口からポタポタと
水滴の落ちる音が聞こえる
微熱のせいか身体がダルくて
息苦しい感じがする
数時間前に見せられた
エコーに映ったアメーバー ...
「えーん、えーん」
なきむしのさっちゃんは
きょうもないています。
「えーんえーん、おかーさぁん」
なきむしのさっちゃんは
なきたくなると
いつもおかあさんのところ ...
床屋で散髪中マスターに
『あ!』って言われる事ってあるよね?
僕はあるんだ。
基本的にじゃんけんでパーを出す事を見抜かれ
パーマンと名づけらる事ってあるよね?
僕はあるんだ。
...
お母さん、
僕を"赤ちゃんポスト"に連れて行くのはやめてください。
もう僕、28歳ですよ。
赤ちゃんポストに投げ入れたい気持ちも分かりますけど…
いや、 ...
あなたが気に入っていた髪形
今日思い切って変えてみた
あんなにひどい事言われたのに
あんなに外で待たされたのに
あんなに心配してたのに
今でも あなた好みの女でいたよ
...
ドアを開けた
蚊が飛んできた
トートバッグで叩き落とした
カーペットの上で
蚊
踊っている
くるくる くるくる
楽しそう
ああ
もう飛べぬのだな
まっすぐに
俺の顔面めがけて ...
右利きの僕にはわかりません
真っ白な 世界に行きたい
一度だけで かまわないから
何もない ただの 白い世界に行きたい
私は 何者でもなくて
白くもなくて
黒くもなくて
中途半端なままに
エゴを 抱き続けている ...
真昼の沖に浮かべた
大きな蓮の葉のうえで
みんなが寄り添って眠る
母のない子も
子のない母も
夢を見ることのない
安らかな眠りの底で
みんなが寄り添いあって眠る
涙よりもやさし ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
キッシュ
なまねこ
自由詩
3
07/5/16 0:05
フォークソング
蔦谷たつや
自由詩
7*
07/5/16 0:02
どうして上手に生きられない
fuchsi...
携帯写真+...
1
07/5/15 23:59
まどろみ
小川 葉
自由詩
2*
07/5/15 23:49
フルムーン
ななこ
自由詩
9*
07/5/15 23:33
慎重になれ
maynar...
自由詩
0
07/5/15 23:33
ジャパニーズ ピースフル チェリー・ブロッサム
酸素の枷
自由詩
2*
07/5/15 23:14
陶酔ハイエアー
秋也
自由詩
1
07/5/15 23:05
平凡な一日を迎えるにあたって
松本 卓也
自由詩
1
07/5/15 23:04
空のタマゴ
ぽえむ君
自由詩
7*
07/5/15 22:52
デトックス
酸素の枷
自由詩
2*
07/5/15 22:45
明日に吠えてしまって
ブルース瀬戸...
自由詩
3
07/5/15 22:28
視線
八布
未詩・独白
2
07/5/15 22:05
life
小川 葉
自由詩
1*
07/5/15 22:01
雨の伝う肩が
銀猫
自由詩
22*
07/5/15 21:52
詩人の貴方と
ペポパンプ
自由詩
3*
07/5/15 21:18
本日ハ晴天ナリ
凍雲 月歌
自由詩
1*
07/5/15 20:58
ちょっと
水中原動機
自由詩
0
07/5/15 20:56
慟哭
麻生ゆり
自由詩
8*
07/5/15 20:56
[扇風機にコエ]
AB(なかほ...
自由詩
4
07/5/15 20:41
いのちひとつ
吉岡ペペロ
自由詩
1
07/5/15 20:31
雷雨に浮かぶ幻想
渡 ひろこ
自由詩
5*
07/5/15 20:29
絵のない絵本のような
朝原 凪人
散文(批評...
1*
07/5/15 20:27
僕はあるんだ。
もののあはれ
自由詩
9*
07/5/15 19:58
赤ちゃんポスト
北大路京介
未詩・独白
14*
07/5/15 19:48
髪と縁
森下 流華
自由詩
5*
07/5/15 19:20
蚊ダンス
ツ
自由詩
2*
07/5/15 19:01
わかりきったこと
太陽の獣
自由詩
0
07/5/15 18:23
ホワイト・コンプレックス
麻生ゆり
自由詩
8*
07/5/15 18:11
ひかりかがやく涎の海をこえて
大覚アキラ
自由詩
4
07/5/15 18:10
5525
5526
5527
5528
5529
5530
5531
5532
5533
5534
5535
5536
5537
5538
5539
5540
5541
5542
5543
5544
5545
5546
5547
5548
5549
5550
5551
5552
5553
5554
5555
5556
5557
5558
5559
5560
5561
5562
5563
5564
5565
加筆訂正:
首をかしげて
/
松本 涼
[07/5/15 23:14]
ちょっとなおしました
5.99sec.