すべてのおすすめ
海と陸に幾つもの水爆が落とされて
夕日が消えてしまった

森林が砂塵に帰して
息が止まりそうになる

人間が
スピンオフエイプの化石として
砂漠に埋められた

世界は焦土に食べ ....
出勤まえにアイラインを引く
鏡の向こう側で
いつも私の代わりに私を演じてくれているもう一人の私と目が合う
季節外れのプールみたいな彼女の眼球の中央に
黒い硝子の宇宙、
私の魂の出先機 ....
富貴の塔は
早春に
ほろ苦くでる蕗のとう

早めに摘んで
あくを湯がいて
油でさっと炒めます

ああ、その青菜の
名は名の花です
花の名もまた名の花です

八百屋と
花屋の両 ....
悲しくても
涙は流さない
ショートしてしまうのです   
すべてのプログラムがイン・プットされているなら
それでよいはず
機能を十分に果たせるように
あたしがいる、冷たい手をしたその指先に ....
庭の中では
わたしは園丁です
剪定ばさみ片手に
いろいろ切り詰めてまわります

あおあおとした小枝
みずみずしい若葉
手を入れるべき季節というものはありますが
どれも好きなだけ伸びても ....
 「人魂」


オイラが死んだときさ
あれ
よく墓場に出るって
あれだけどさ
300Wで光っていたいもんだね



 「ファックス」

置かして
そこ
擱かして
そ ....
パピヨン。
華の世界を。求めて。飛び回る。
紅い。蜘蛛の糸。に囲まれた。夜の華。
満月から。垂らした涎。が呻く。

パピヨン。
黒い管。が伸長する。甘い蜜。
興奮と。恍惚が。摩天楼の ....
こなさめ
ゆきさめ
こなゆき
ささめ
めざめてみればそとはゆき

こなさめ
ゆきさめ
こなゆき
ささめ
ねむってみればゆめでまで
硬い
石の群れに
たまに
私も呼吸を忘れる
人肌の
暖かさも
しばらく
思い出していない


交わるようで
交わりきらないのは
きっと
全てのことに当てはまるようで
母の胎 ....
あなたの頭蓋骨を、かき抱く
この胸に熱く
柔らかな髪に包まれた後頭骨に
私の上腕骨を回して
冷たい額の向こうの前頭骨に、頬骨を寄せる
あなたが考えていることが、私の心に伝わってくる
 ....
雪の降る夜に
どこからか
白兎が
現れた

白兎は
遊びまわり
跳ねまわっている

いつまでも
いつまでも
雪の降る
野原を追いかけていた

春が
待ち遠しいね
うさぎ ....
止まらなくて、困ってるんです

頭の配線、「プツリ」って
思考回路、「グルリ」って
溶けだした脳みそじゃ
もう、何が何だか…

絶頂注射、「ブスリ」って
錠剤一錠、「ゴクリ」って
残 ....
六月の陽が射して
雲を払い
風は流れて
雨が上がる

濡れたままの
あなたとわたしは
ひとりと
ひとりで
ふたりだった


ふたつ並んだ足跡を
ひとつひとつ消しながら
終わ ....
風の強い日だった
乾いた砂混じりの風がざらざら吹いてる
カーテンがバサバサと悶える夕暮れ
とさっと夢から落とされる

冷たく黙り込んだ壁に
CDの歌声は無機質に響き
部屋がオレンジに染ま ....
翔けだした 
雷鳥さえも追いつきはしない
億年の過ぎ去った
海峡の、氷河の流れに
止められない想いを抱きしめては、
巨きな犬の背にまたがり

髪をふりみだし
人のすがたなどでなく
 ....
「スカッとしたい!」

ただそれだけのこと


年上同僚と上司からの絶え間ない
ツートップなセクハラ発言
尻はなでくりまわされ

後輩はクレームばかり持ち帰るから
年々増えていくお ....
こんにちはさよなら きっとまた会おう
君がそれをまだ信じてるなら なんて切ない
灰色の木洩れ日 小さな湖
手を振って笑って
次はいつどこで会うかわからない それが素敵
思うようにうまく歩けな ....
掃除の時間

私はキミと同じ当番

キミにみてほしくって

へたくそなほうきをガンバってみたり

キミにはなしかけてほしくって

汗ばんだ髪をかきあげてみたり



掃除の ....
週末、定期的に届く招待状はまるで
光年先の異星からやって来る奇妙な使者のよう


青い光


目視を拒まれた、
太陽と月の錬金術

十六夜の月を鏡に、
くちびるには薄い紅 ....
あなたの寝顔が愛しくて
そっと頬にふれました
されるがままになっている
あなたがだいすきです

あなたが自分を責めるとき
私は苦しくてたまらない
あなたが振り絞る声が
胸に突き刺さって ....
{引用=

さみしいとばかり垂れ流しているくちびるが
あなたの名前をさがしているんです

ぼくはずっと
世界のおわりをみるために三角ずわりを崩さず、
双眼鏡片手に珈琲を飲んでいたけど
 ....
ダンダンダンダン
ダンダンダンダン

かっちょいー

外国の曲を聴くとよく思う
私はよくそう思う

何言ってるか分かんない
単語のひとつも聞き取れない

だけどなんだかかっこ ....
私のおなかの上で赤鬼みたいな怖い顔をして
額の汗を拭おうともせず
力強さこそが総てと容赦ない恥骨の痛みに涙を流す




さきほどまでの赤鬼が嘘のような寝顔
横になって見つめれば不思 ....
ごめんなさい とあなたが言うから
ぎゅっと抱きました
生きていたくない とあなたが言うから
なにも言えなかった

息をしてるだけで ごめんなさいと
あなたが手紙に書くから
息をしていてく ....
1 ピアノ

誰もいない地平で
黒いこども達が踊っている
輪になって
誰もいない地平で
黒いこども達が歌っている
よその国の歌を

どこに置き忘れたのか ....
天空の青はただ、孤独のいろ

神秘の源泉より切り出された青い石は

月の砂漠を揺られ、世界を支える山脈に沈む夕陽を眺め、

地中海を越え、さらに遠い国々に運ばれるためにある

 ....
こんにゃくはふと
ひとのからだの中を流れてみた

あたたかく
なるたけさらさらの血になって
それはとても
こんにゃくいち

もとはといえば
こんにゃくは食べ物なのだが
焼きものや揚 ....
ごめんね と
言うためだけのごめんに
意味は無いような気がして

ごめんなさい 

と言ってみるけれど
自分の中の洞穴から
寒い風しかでてこなかった

なのに
あなたは

い ....
 
 
白ヤギさんから届いた手紙を食べている
しかたがないので手紙を書いてしまう
という展開を知りながら
次々と届く手紙を食べている
白い糸を吐きながら
やがて後悔している
黒ヤギなど ....
熱が下がったのだろう
うつら、うつらしていた

私は碧く底の知れない
淵に浮んで
水の深みを見ていた

耳もとを太陽の光が筋になって
淵の彼方を目指しているが
その光の筋の先は
揺 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
言うまい- 乱太郎自由詩13*10-2-23
過去は長い夢であり、- 楽恵自由詩7*10-2-17
菜の名、花の名- 海里自由詩210-2-16
アンドロイド- 月乃助自由詩10*10-2-16
詞花集、文字たちのアイウオーレ- 小池房枝自由詩910-2-14
人魂- 乱太郎自由詩8*10-2-14
パピヨン- 乱太郎自由詩6*10-2-13
積み木野- 海里自由詩310-2-13
異邦人- さき自由詩1010-2-11
骨まで愛して- 楽恵自由詩16*10-2-11
雪の降る夜に- そよ風さ ...自由詩3*10-2-11
鎮痛剤- 逆鱗社長自由詩1*10-2-11
だれもしらない- 古月自由詩6*10-2-10
スコール- やや自由詩3*10-2-10
氷の犬- 月乃助自由詩15*10-2-10
オフィス・チャンピオン- 窓枠自由詩10*10-2-9
あたたかい夢- 塔野夏子自由詩8*10-2-9
掃除の時間- くろきた自由詩510-2-9
魔術師の夜- 楽恵自由詩8*10-2-9
いちに- 朧月自由詩410-2-9
やっぱりさみしさだとしても- あぐり自由詩4*10-2-8
分かんない魅力- ありす自由詩310-2-8
さくら坂のひと- 恋月 ぴ ...自由詩33*10-2-8
息_してる- 朧月自由詩1010-2-8
音楽- 手乗川文 ...自由詩13*10-2-8
ラピスラズリの青い道- 楽恵自由詩10+*10-2-7
Amorphophallus_konjac- 小池房枝自由詩510-2-7
すまんのいびき- 朧月自由詩410-2-7
かいこ- 小川 葉自由詩6*10-2-6
光の筋- みずまく ...自由詩510-2-6

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