すべてのおすすめ
きんらんどんすの 帯しめながら 花嫁御寮は なぜ泣くのだろう 「花嫁人形」蕗谷 虹児

いんもらる
何故か密会が近くなるとよく雨がふりだした
小遣いがなくなる日を予感するよう ....
そばにいるよ

なんて

そばにいない

みえないものを

あるかのように

うそぶいていて

そばにいるよ

なんて

そばにいない


だからあなたはあのひと ....
…ガチャン!
ドアが開くと
中からカンガルーのように飛び出してきた
!ぴょんぴょんぴょん
猿轡かまされ
きつく結ばれた両手両足
ん?なんか見覚えがあるぞ
!!
誰かと思ったら ....
きょうも誰かの誕生日

だけど忘れてた

ぼくらは三人はぐれ雲

誰かにとっては

かけがえのない誕生日


春雷や成層圏の透明

街のひかり

空が赤い

胸をとお ....
朝のワールドニュースでは
空港に設置されたカメラが常にテロを監視し

中国の経済的失速が懸念材料となり
世界のあらゆる処であらゆる価値観が往来する

冷凍のピザをオーブントースターでこんが ....
そのインコはレモン色で
くれたのは男の子
見知らぬ 男の子
なぜなら前日が クラス替え

中学時代はそういうふうな
忘れたいことばかりがよぎる日々
レモン色は苦しい
レモン色が苦しい
 ....
それが大きいのかちいさいのかわたしには分からない
数だということだけ わかる
くらやみを射抜くような空ろないたみがビルを覆っているので
ひとびとはたえまなく降ってくる
切りそろえられた三角 ....
旅先のホテルの部屋にて
机の上に置かれた一枚の紙

「この部屋は私が清掃しました  
 ゆっくりお過ごし下さい
            〇〇」

名前のみが直筆の
見知らぬひとの心遣い ....
ファンタジックな夜に見た
センチメンタルな夢

君の手と私の手が触れ合っただけで
色々諸々爆発しそうだったから
一つだけ星を握りつぶしてしまった
熱々の手のひらで砕けた
星を君と ....
Tシャツの
袖がほつれている
机の上に
うっすら埃が積もっている
髪の毛が床に数本
散らばっている
タコ足配線の行方が
どれも
わからなくて

ちいさな油断は
部屋に隙間を生んで ....
信号を待つ間
目の前の並木は滑走路のようだ
およそ30度
離陸する視線の先に
遠く煌めく白と銀
冬もお終いだね
バイバイ シリウス

透明な藍色に射抜く光は
冬を惜しんでいるのか ....
そういうことか
海も空も
まるいんだ

どれくらい走ったろう
眼前には海があり
道端には 菜の花と桜が続いている
ふと 同じところを何度も通っているような気が
して
 ....
     今夜わたしは玉葱を刻む
     包丁の切れ味は鈍いが
     こんな夜にはちょうどいい
     指先と玉葱と踊る包丁
     それだけを見つめ、不器用に
      ....
むみむしゅう

いわれたらさびしい

くちびるうすい

やせたはだ

はしたないようにもみえた

しなだれかかっておしゃく

ゆびきれい

かたくなる

ごろくにん
 ....
灰色の薄明の底に
灰色の湖が静かにひろがる
その汀にひとり佇んでいる

灰色の薄明は薄明のまま
明けることも暮れることもない
灰色の湖はただ静かだ
誰の 何の気配もない

ただこの場 ....
小川がさらさらと流れていく
時の移ろいを
知ってか 知らずにか
気ままにさらさらと

聴こえるのは それは遠い日
遠い日に見た沈む夕日が
ぽっちゃっと音を立てて ほら
最後の光のしっぽ ....
           160327
根羽ならぬのか毛声に
根羽ならぬのか毛声に
ネバナラヌノカケゴエニ
ギボンの雌が悲鳴をあげて
軍舟の上に落ちてきた
子を攫われた悲しさに
腸が割けたと ....
これは植物由来成分配合弱酸性無香料で敏感
肌にも赤ちゃんの肌にも使える人にやさしい
化粧品ですとうたわれたりおどらされたりし
ているあいだにシアバター・ワセリン配合に
シアワセを見つけたりする ....
小さな穴を掘って
小さな埋葬をした
小さなかなしみに
小さな花を供えた

小鳥には翼があるから
虫のようには眠れないだろう
空を忘れてしまうまで
地中で長い長い夢をみるだろう

 ....
その肩を掴んで、
どこまでも歩いた。
思念が浮かんでは、
沈みを繰り返した。
私は痛む胸を押さえながら、
水のなかに深く沈む。

たくさんの目が、
目のなかの目を見つめている。
目の ....
何かの気配に目という耳を澄ますと、
背後に誰かの指をみた。
振り返ると、
目から耳を、
耳から指を、
指先から声を垂らした、
私が立っていた。

私の指先から垂れる声は、
ひどく力な ....
依存性とは外的な要因が大きく作用してしまうものである。いくら遺伝子の魔術によって勧誘されようにも、実際に巡り合わなければ誘惑されることもないのだ。

澄んだ青空のもとで長時間待たされる。これ ....
僕がいくら部屋に閉じこもって
この部屋の空気を濁したって
窓を開けた先の空気は澄んでいる
そういうものだよね
いくら夏の砂つぶを挟んだままのサンダルを
玄関に置いていたって
誰も僕を連れ出 ....
雨のあいまに草がのびていく
つみとってもつみとってものびていく
春は毒だ
帰る場所もないのに咲いてしまう
《ひどい! わたしの蕾に粉砂糖したの
姉さんでしょう
《あなたがはしゃぎ過ぎなの
わたしはまだ帰り仕度の最中よ
《ああうるさい こんな早くから蝉はよして
まだうたた寝したいじゃない
《駄目 ....
百均で買ってきた
ミニチュアの黒いうさぎは
手のひらに載せて
選りすぐろうにも
どれもみな
哀しくなるほど同じ顔
同じ姿勢同じ表情
どうしてこんなに正確に
大量生産できるのか
まるで ....
地球に送られてくる
地球を成長させるエネルギー
沢山の違ったエネルギーが来ている

人も動物も植物も全て
成長させるためのエネルギー

銀河は超巨大
想像もつかないくらい
宇宙の叡智 ....
鼠夜桜ひきつれて

にぎやかな繁華街を抜ける
路地は大小二つに分かれ
月を眩ませる
再び斜影/方に肋膜の炎
告知する薄墨色
派手な更紗を纏う老婆を気にとめた
絵柄のカードをな ....
夜明けの群青の空に
透明な風の蛇がうごめいていて
脊椎に貫かれた腹でゆっくりと気流を動かしている

白んだ月は皮膚を通過し波状に広がる光を手放す
朝を迎える前の消印のように
反復ゆえの忘却 ....
道標のない坂道は 霧の中に向かって
砕けた岩が転がっている道端に 
明るい顔で タンポポが咲いている
白い羽を残して 飛び去る


ゆがんだ古時計を壁にかけても
もう元に戻ることはな ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
カンガエルなの青年- アラガイ ...自由詩3*16-3-30
そばにいない- 吉岡ペペ ...自由詩216-3-29
ワラビ屋- アラガイ ...自由詩3*16-3-29
世界一高い所- 吉岡ペペ ...自由詩316-3-29
朝のレポート- 梅昆布茶自由詩1216-3-29
心と言葉- もっぷ自由詩516-3-29
かみの長い男のひと- はるな自由詩916-3-28
名も無き人へ- 服部 剛自由詩616-3-28
さよならシンパシー- 瑞海自由詩3*16-3-28
あわない焦点- Seia自由詩216-3-28
シリウスから- ひさし自由詩216-3-28
指折り数えるクリノリン_- るるりら自由詩14*16-3-28
玉葱色の眠り- 石田とわ自由詩9*16-3-27
妖婦の教え- 吉岡ペペ ...自由詩216-3-27
灰色景- 塔野夏子自由詩5*16-3-27
小川の夜- もっぷ自由詩616-3-27
歌ったり踊ったりしているあいだに- あおば自由詩4*16-3-27
歌ったり踊ったりしているあいだに/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩5*16-3-27
つばさ- yo-yo自由詩9*16-3-27
海を噛む- あおい満 ...自由詩316-3-27
指先の声- あおい満 ...自由詩5*16-3-27
ニコチンよ永遠に- アラガイ ...自由詩11*16-3-27
十代の腐臭- うみこ自由詩3*16-3-27
つみとる- はるな自由詩916-3-26
四季姉妹- ただのみ ...自由詩10*16-3-26
ベンジャミンバニー- Lucy自由詩22*16-3-26
銀河- 夏川ゆう自由詩116-3-26
スベトラーナ春に酔鼠- アラガイ ...自由詩8*16-3-26
紡ぎ合う- 由木名緒 ...自由詩14*16-3-25
春へ- 藤原絵理 ...自由詩316-3-24

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492