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あら、雪ね。今年最初のヒヤシンス
 
この道のトップノートは沈丁花

ふんわりとパニエのおしりカイツブリ

自販機の青を覆うほどミモザの黄

ヒメコブシそろそろ秘めきれなくなった?
 ....
ボツリヌス菌がポツリと呟いた。僕、ボツリヌス。ポツリじゃないもん。

白鳥の王子の翼を手まくらに金の梯子をほどく娘子

ビロードのつぼみは輝くモクレンの裸体のための毛布だそうです

その彼 ....
山笑う数多のはだか椿の湯

梢にて野鳥のふりですずめチュン
 
冬型の気圧配置の大海嘯

屋上屋さらに重ねて霜柱

一日を終えて夕日に沈む富士

土曜日は身のうちに海をいれに行こう ....
吹雪いてた処も多かろ、此方ではこれが初雨。静かに優しく。

舞い上がった正月埃をほんの少しほんとに少しの雨が鎮める



恋人は何かの匂いのひとがいい焚き火の匂い潮風の匂い

失くした ....
シロカニペランラン金の盞
コンカニペランラン銀の台
いつからこの国に咲いていたのか君たち

室町の頃に記録があったというのは聞いたけど
数百年前からか

では数千年前には
数万年前には ....
 月間公募ガイド、という雑誌をご存知でしょうか。電子メディアとしてもあるようですがまずは紙媒体、自治体や企業がやってる各種標語や川柳・俳句から小説・小論文までの色々文学賞やキャラクターデザインや曲や写 .... 行かないで正解だったよ、とか
来て正解だったな、とか
終わってから言う
何かしてしまってから言う

生まれてきて正解でしたか
生きてきて良かったですか

失敗でも
生まれてきて良かっ ....
ラーメン屋さんで
たたんだじめん
たんたんめんの見間違い

ぱっとひろげて春の花
ぱっと広げて雪景色

夏草野原や
紅葉の道や

地面が少なくなりました
街にほとんどなくなりまし ....
連れて行ってもらえなくても走っていける
クークー、君がそうしたように

歌ってよシンガー今日の合言葉 午前零時の愚者の黄金


クリスマス風のうなりに血が叫ぶライダーベルト三位一体

 ....
雀たちふわふわススキを持ち帰り夜寒の寝床に足し綿しなさい

凪という名前の少女を知ってます炎の魔女と呼ばれていました
  
ナンテンとツルウメモドキとピラカンサ小鳥たちおいで朱いご馳走

 ....
他のどの白い花木にも思わない山茶花だけが降る雪に似てる

結納を終えほっとした友の父「本とマンガは全部持ってけ」
 
落ちたザクロ割れ目ざっくりぎっしりとダリのルビーがのぞいて見えてる
 
 ....
月を見ていた
月が見えていた
今もまだ見えている
月と、木星と、照り返し白い雲たちだけ
他にはなにもなかった
空には
光るものたちは
もともと夜とはそういうものだ
飛び回る ....
薄紅のネム天辺に咲き残り夏の限りを見送っている

風に挿す飾りのようなミズヒキの合間をそっと抜けて行くもの
 
秋植えの球根花屋に並びます眠り姫おいで土の褥に

ベランダの雑草大事に見てま ....
高くばかり吹いていた風降りてきて翻る葛の葉裏の白さ

金も銀もまだ咲いてません少なくもこの風が来た道の限りは

せいせいと水色の空の低いとこに三日月そっとすくっと立ってる

西はイリ東はア ....
ラストノート彼女の香りと音楽とルーズリーフの最後の一枚

引き出しの記憶の奥に「ユトリロの白」とだけ画家の絵も知らないのに

猫よ猫、抱き上げた目の奥行きよ、あんた脳みそあるんかい?ニャー
 ....
うすら寒い夜にはホットジュピター
地球人はずっと宇宙人を探していたので
まず宇宙人のいそうな星を探すことにしました

ぼんぼこ燃えてる恒星よりは
生命体には惑星だろうと
まずはカニ座の55 ....
テッポウユリではないのです
夏の終わり
花期をたがえて
今頃に咲く白い花

例えばアカザやブタクサ
夏草でいっぱいの四角い空き地の真ん中に
丈高く唐突にすくっと一本だけ
そんなのがタカ ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=259181 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=259391 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=259343 歌は要るけど詩は要るか

ことばは要るけど詩は要るか

イルカはいるけど詩はいるか

詩はどこにいるか此処にもいるか
吹く風よ微笑む人の面影よネム絶え間なく船出の風情
 
朝ごとにアサガオその名に天国を青さに空を映して地上に
 
花、柘榴。タコさんウィンナ血の味を実に成す前に朱色地に散る

鬼の木は{ルビ ....
庭の中では
わたしは園丁です
剪定ばさみ片手に
いろいろ切り詰めてまわります

あおあおとした小枝
みずみずしい若葉
手を入れるべき季節というものはありますが
どれも好きなだけ伸びても ....
こんにゃくはふと
ひとのからだの中を流れてみた

あたたかく
なるたけさらさらの血になって
それはとても
こんにゃくいち

もとはといえば
こんにゃくは食べ物なのだが
焼きものや揚 ....
月が
高みから
晧、と呼ぶので

虫が
地中で
コウ、と答える

土の中
一寸ほどの虫たちは
丸くなって眠っている

植物たちは
眠らない

夜は
昼に得たものの始末に ....
ウミガメさんからメールが来ると
海が見えーる気がします

アオウミガメなら青い海
アカウミガメなら朝焼けの
ヒメウミガメなら秘められた
秘密の在り処のメールです

ウミガメさんのメール ....
殿上 童さんの小池房枝さんおすすめリスト(26)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あらうんど如月サウンド- 小池房枝俳句2*11-2-7
時のこちら側のフェブラリー- 小池房枝短歌2*11-2-7
アバウトに睦月- 小池房枝俳句1*11-1-31
睦びあう睦月- 小池房枝短歌511-1-17
水仙月の一月- 小池房枝自由詩4*11-1-12
とっとと落選したい公募応募らいふ。- 小池房枝散文(批評 ...910-12-19
短足太陽- 小池房枝自由詩710-12-16
たたんだじめん- 小池房枝自由詩510-12-11
詩忘れ月の歌- 小池房枝短歌4*10-12-10
立冬月の秋のこと- 小池房枝短歌4*10-11-9
十月夜の四方山話- 小池房枝短歌6*10-10-20
神奈川にて- 小池房枝自由詩710-9-25
September_Sepals- 小池房枝短歌2*10-9-13
寛ぎはじめた九月- 小池房枝短歌3*10-9-10
括られた九月- 小池房枝短歌2*10-9-9
ホットジュピター- 小池房枝自由詩610-9-8
たかさごゆり- 小池房枝自由詩7*10-8-31
八月は風の葉月- 小池房枝短歌3*10-8-17
八月は花の葉月- 小池房枝短歌5*10-8-10
八月は歌の葉月_人と人外の巻- 小池房枝短歌5*10-8-4
パウル・クレーの絵をください- 小池房枝自由詩4*10-7-28
落とし文月- 小池房枝短歌7*10-7-12
詞花集、文字たちのアイウオーレ- 小池房枝自由詩910-2-14
Amorphophallus_konjac- 小池房枝自由詩510-2-7
晧と呼ぶもの- 小池房枝自由詩310-1-5
海がめメール- 小池房枝自由詩4*09-12-22

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