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外ではもう
クリスマスの鐘が鳴ってる

結婚したら新居を建てよう、と言われて
戸惑ってる

この世の中にあるもので
あなたの持ち物はあなただけよと
育てられて
まだそれを信じてる
 ....
迷う時は王道へ振り抜け
悩むときは異端へ駆け抜け



書かないとしっくりとしない
描かないとくっきりとしない
作らないとすっきりとしない
そうした意味では病的であると自覚済み
 ....
           151210
青い青い海
これ以上の青さは無い
深度30メートル
これ以上の青さが無い
暁時の空
群青色に染めた僕のTシャツ
焼き物の世界に入り込んだ痴れ者をぶん殴 ....
キャベツを刻む 0.5mm できるだけ薄く
手間と時間がかかる 何のために?
きみが喜ぶ顔を見たいだけ ウソつきのあたし
なけなしの時間を使う理由があった


小さく手を振った 改札か ....
黒く透明な魔物にとりつかれた指は、
もう止まらない、
もうもどらない、
指が進む先は、
まっすぐ なようでかなり
曲がりくねっている。
指には耳がある。
かなりたくさんの耳だ。
無数の ....
ことばを欲しがる指先が、
熱を帯ながら、
水面をぴしゃりはねる。
指先の熱が水を伝って、
水面に映りこむ私の唇に話しかける。
熱は針のように鋭い薔薇の棘になって、
私の唇を抉じ開け、
舌 ....
そういえば野葡萄の森には
女学生たちの笑い声が響いていた
ルージュをいまだ知らないいとけなさが
あまりにも無防備にうららかに
秋の終わりを彩っていた過日

   #

電気代・ガス代に ....
世界で何番目かに高いクリスマスツリー
去年は誰と見ていたっけ
君だって誰かと見上げていたんでしょ

さっきエスカレーターで
すれ違ったのは昔愛した人
もうすぐこどもが生まれそうだった

 ....
書きたくないねえ
なんだか 自分の死を待つようで

あんたが死んだ後の片付けだと
どうすりゃいいか分からんってか
死んでから見張っていられるでもなし
とやかく言うたかて

訃報を出すと ....
久しく忘れた地上の園を
人々が想い出すように
この世には
時折、虹があらわれる  
蒸発してゆげになったあなたを食べてた
むかし桜の木のしたで一人で蝶の交尾をみてた
まんかいのユキヤナギ

雨の日は息をとめてすわってみる
すこしでもたくさん思い出せるように
自分のなに ....
沸騰する憂鬱を、
跳ね返すことばが、
さかなになって脳裏を横切っていく。
それを掴もうと、
手を握ったり開いたりしてみても、
私は海底に沈む難破船になって
視線を落とす。

*

 ....
鍵穴を覗くと
真っ暗です

わたしにとっての鍵穴は
鍵穴にとってのわたしは
見えずともよい間柄
なのでしょう

互いが
そこに
在ることを知ったうえで
見えずともよい間柄 ....
傷ついているひとを見るとつかれる
かわいそうのエネルギーが
ギザギザになってあたしにぶつかってくるから
ちょっとやめてよ
って離れる
誰もが所詮 人間だ

冬の風すらやさしい
夜の庭で ....
あなたの瞳は
地球ほど小さい
渦巻く星の雲浮かべ
光に濡れる黒い華

――めぐすり ひとしずく

恩恵とは湧き上る涙
乾いた世界に満ちて溢れるもの 

柔らかく羽ばたいた
ひとつ ....
梅雨明けの少し前、雨粒が入る家と入らない家の違いが分からなくて、屋根をじっと見ていたら失明した。雷の音だけが聞こえて、白かった。

人間が(つまりあなたのことが)見えなくなってしまったから百日紅の ....
孤独であれ
そう祝福する
「私」たちは孤独である

「孤独であれ」
そう私たちは祝福する
組み換え可能な人生であることがわかってしまうね
わたしの右の指と交換される指輪
笑いながらつけてくれた
六本目の指
もう 大事にして
雪が降らない
音符ひとつ落ちてこない天上
澄みすぎて
画面のなかのようなこの街
詩人になるのは
後にしようと決めた
私という女子 の足下は
いつからか三次元だったらしく
きみ  ....
落ちては掃く
落ち葉の

落としては掃く
落ち葉の
だれでもない
わたし

日暮れの
空の
落とされては掃く
落ち葉の

だれでもない
わたし

だれかが
どこかで
 ....
寒く冷たい夜に
悲しくならない人は
どれほど温かい人なのだろう
どんな温かい人がそばにいるんだろう

体いっぱいに
乾いた冷たい風が吹き
涙を拭って
それきり

呼び止められる
 ....
コレハ自動再生デス脳内で加藤清正の虎狩りについて語り始める貘さんの眼鏡は丸くないからさきほど青い鳥で見た藤田嗣治を並べてまん丸く収めることにするすると伸びたあの猫の腹にはなにが収まっているのだロウカ現 ....                151208

竹藪のショートカットを抜けるとそこには
ソフトの親分が子分を従え、何かを探させていた
バグに決まっているだろうとは思ったが
虎の親分に睨まれたら ....
頬をつたって
涙は

地面へ落ちる

落ちながら、砕ける、
落ちて、
砕ける、

その

砕けたしずくに映るのは
砕けた我が身に
あらず

砕けたしずくに映るのは ....
この街は寒いのに 雨を雪に変えない
小さい傘を君にさして僕は濡れてしまう

クリスマスツリーの点灯は君との別れの時間
またねと改札を抜けていく 一度も振り返らずに

雲の上には眩しいほどの ....
私が昔
吐いて捨てた言葉に
躓いて転ぶ今の私を
腐った道が笑っている

はじめから途方に暮れていて
今では
どう感じれば良いのかもわからないのだ
平和と愛は無関係なんだってこと
平成時代になってやっと思い知った
人類がわたしです

ヘリコプターの音を聞きながら
食べる 野菜スープのあじと
安定しなさいと言って
聞かせる平らな親の目 ....
 

ゆけなかった

ひび割れた空のかけら
拾い集めて
黒曜をながした月光
あなたのような
静謐
いだかれながら
緩やかに枯れてゆく
水底の
片羽根なくした
蝶を

想っ ....
できの悪い推理小説のプロット
夢の死に絶えたファンタージェン

造物主のいない創世記  
すべての夢がわずかな因果の隙間に託されるなら
いつもつまずいている僕はニッチな日雇い漂流生活者

 ....
遡る先には筏があって
交通安全の人形がそれを見下ろしている

危ない場所を渡るときには
必ず
利き手を上げなさい

息継ぎを右手に任せて
あとは消えて

(アイスクリームを口にする ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
flow_of_the_skin- mizunomadoka自由詩515-12-11
王道な異端な真昼みたいな真夜中_- komasen333自由詩3*15-12-11
- あおば自由詩7*15-12-10
夕焼け- 藤原絵理 ...自由詩5*15-12-10
- あおい満 ...自由詩9*15-12-10
シーツ- あおい満 ...自由詩615-12-10
乾いた雪- もっぷ自由詩915-12-10
あのツリーが世界一高かったとしても- 北大路京 ...自由詩715-12-10
遺書?- イナエ自由詩11*15-12-10
楽園___- 服部 剛自由詩715-12-9
のころ、- はるな自由詩215-12-9
- あおい満 ...自由詩11*15-12-9
鍵穴- 千波 一 ...自由詩415-12-9
ココアと人間- ユッカ自由詩915-12-9
めぐすり- ただのみ ...自由詩18*15-12-9
沐浴- マチネ自由詩515-12-9
祝福- 佐藤伊織自由詩2*15-12-8
指輪- 佐藤伊織自由詩215-12-8
雪が降らない- フユナ自由詩6*15-12-8
オルガン- たま自由詩1515-12-8
つめたさに- 瑞海自由詩7*15-12-8
虎と丸眼鏡/即興ゴルコンダ(仮)投稿.94- こうだた ...自由詩3*15-12-8
虎と丸眼鏡- あおば自由詩4*15-12-8
砕けたしずく- 千波 一 ...自由詩315-12-8
雲の上には眩しいほどのシリウス- 北大路京 ...自由詩1415-12-8
▪︎- はるな自由詩315-12-7
食べすぎなんじゃないですか- ユッカ自由詩815-12-7
うつほ- レモン自由詩29*15-12-7
季節はずれの蜃気楼- 梅昆布茶自由詩1515-12-7
遡流- マチネ自由詩215-12-6

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