すべてのおすすめ
暗く
うっそうとした
朝に
あなたの手が
すうっと
のびてくる

顔のまんなかに
みずうみはある
まつげかすかに
風にゆれ

返し忘れた本
窓辺 の 「ね」

つのる 想 ....
この顔はデンマークとか何とか
そんな緯度の産
しかもダ・ヴィンチの
妖艶ヨハネが指差す方角からの下賜品
ってところ
そして色素の少ない
血色もないこの乾いた肌は
ケルトの俗謡、ドルイドの ....
突然雨戸が
何語かで話しかける どうしたの、何
小さなビスケットの家の
窓には童話色のカーテン
それじゃ無理

雨戸は不満を述べてノックする
何か起こったの、今から起こるの
小さな庭の ....
  透明な
  大きい壷の中を
  一匹の蟹が歩いてゆく
  のすり、
  のすりと
  青空の注ぐ光に
  気難しげに傾きながら
  そして
  太陽が地を耕し
  若葉色 ....
身ひとつで悩んでいる

可憐な花が逡巡している

体の調子を整えようか

発信音、着信音

花を喜ぶ顔を見ようか

可憐な花が逡巡している

身ひとつで悩んでいる


疲 ....
梅雨の晴れ間は嫌い


おなじくらい小春日和も嫌い


春一番はまぁまぁ好きかな


さよなら先生


梅雨の晴れ間みたいな人


終わらない恋などあるもんか
 ....
ベイビーこんな雨の日は
ひきずるようなブルースをきくんだ
だから
ともだちになってよ

それとも懐かしい曲で
こころを満たすかい

ベイビー3弦がきれたよ
へやのすみには
弾かない ....
雨の日は
透明傘がいい
値段の気安さがいい
ドームの曲線を
雨が流れていくのを見るのは
誰かが
泣いているのを
見ているようで
そんな後ろめたさもいい
そういえば女優でもないのに
 ....
ランタナのつぶつぶ
少女はコンペイトウ
春夏秋冬 気ままに咲く
甘美の花言葉も知らない ランタナ

ランタナのつぶつぶ
少女は大人のアジサイに
雨季の間 憧れの感情に
無垢のまま 引き ....
雨の降る隙間に
がんじ搦めの自分の昨日を見ながら
傘を差して歩いてゆく

良いことなど無く稼ぎは
全て税金か家賃
それと借金の返済
食事代など手元には残らず
それでも生きてゆける

 ....
雨季時間は妊婦の安定期に似ている

穏やかに 目を細めて微笑みを

何日も繰り返す

 雨に傘を持たす
 優しい妖精は
 紫陽花の葉をつたう
 雫のかたまりの様に
 儚く 役目を終 ....
あなたと過ごした瞬間は
いつまでも輝いているよ

最初の春にはハクモクレンを眺めて
最初の秋には夢を語って
振り向くたびにあなたは優しく微笑んでいた

気付いたんだ
夏の終わりの突然の ....
頭のいい人は
腐るほどいる
アイデアが浮かんでも
すでに考えている人がいる
と考えるべきだ

そこにはパッションが必要だ
人を幸せにしたいと言う想い。
自分がいくら辛くても
他人が少 ....
缶チューハイが降り注ぐ夜
めんどくさい人生が酔ぱっらいのあたしに
くだをまく
だって嫌われちゃったのよ
あたしあたしがきらいになってゆく
缶チュウハイのレモンがあたしに
素直になりなといっ ....
餃子を蒸して食べた。
皮が厚くて美味しかった。

一緒に蒸した人参を食べた。
硬くて嫌な臭いがして不味かった。

餃子を先に食べればよかったと、後悔した。
私の口の中は人参の臭いで満たさ ....
忘れていたわ
時の砂は音も無く
ふりつむ透明な悪魔だってこと

どこへいようと
逃れることはできない
生の終着駅が死であることから
逃れることはできない

気づかぬうちに
若葉は枯 ....
実体のないおとこからプロポーズされたあなた
その日夜の帳を待ちきれずに、一台の車が朽ちた垣根の脇を走り過ぎた

荒れ果てた民家の中庭には真新しい領収書とセピア色の写真が埋められて
僕は ....
がらんとした部屋に
淡い光が射して
細く長く伸びた観葉植物の葉の

あまりの碧さに目が眩んで

倒れてしまいたい
そんな独りの或る昼下がり。
段差段差

すらりと綺麗な人が

高いヒールでぐにゃりとごろりところげた

うしろを歩く私へ

勢いよくかかとが飛んできた

私はちょうど

小ぶりで可愛らしい

さんかく ....
人の顔はトーチのよう
みなの顔に心がよく表れている
魂は青い炎
冬も去り暑い季節がやってくる
僕の心の中には固い氷がある
絶望の暗い気持ち、混乱の頭を運んでくるわだかまり
優しいもの温かい ....
地面に
言い聞かせるように
雨が降り続く

無色の
絶え間ない呪文が
街を塗り潰す

紫陽花は
すべてを受け止めようとして
雨雲を黙読し

雨傘は
すべてを受け流そうとし ....
空のツリー
その足元に水族館だと
日本人は好きだな
サンシャイン市にも作ったっけ
新名所には水族館
呼び水の呼び水
徒に易くは帰すまじ
展望ついでの家族巡礼
妖しく爽やかデートスポット ....
 頭の中で魚が跳ねた
   ぴしゃんと深みへ姿を消した


 黒い子猫が静かに見てた
   風がぱらぱら捲っていった


 時間は長くも短くもない
   人の物差しはいい加減だ
 ....
森の中

迷い込んだ

暗闇の中

角を折れた


そんな刹那{一時=しゅんかん}に

出遭う

快感
誰もが弱い
誰もが日々不安

だけど、
生きていくのが運命
与えられた人生を
生きるしかないのだけど

切り開いて
生きていくことは
出来るだろう

寂しさや切なさの中で
 ....
 水晶に映る未来なんて信じない

     私の未来は

   いつだって私の物よ

     占いなんて

   食べかけのチップスよ
湖面の淵に座り
文字で満たされた水面を掬う
誰かの言葉が耳を貫いた
様々な感情が混ざりあった波は
さらさらと湖面を滑る

水面を覗きこんだ
私の白い肌は
言葉に出来なかった思いが赤く滲 ....
子供のリュックサックの側の付近では
いつもの均等で均一な空気が
なんとなく急かされているように見えて・・・。

真っ黄色に染め上げられたリュックが
強い昼の日差しを受けて
何かのキャラクタ ....
狐の嫁入りと言う言葉を聞いたのは中学生の頃


何故か白い狐の面を被った白無垢のお嫁さんを思い描いた


林の中をひっそりと進む行列が雨に濡れて哀しく思えた


何故狐の面な ....
雨好きです

雨があがるように

死んでゆきたいと

うたった詩人は誰だったろう

雨があがるように

死んでゆけたのか

ぼくが死んだら聞いてみよう

雨好きです

 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
気配- ふるる自由詩9*12-6-13
女神の肖像- salco自由詩7*12-6-13
雨戸のうちそと- 木原東子自由詩17+*12-6-13
- 草野春心自由詩412-6-13
きみのメルヘン- 吉岡ペペ ...自由詩812-6-12
大嫌い- 永乃ゆち自由詩4*12-6-12
ともだちになってよ- 梅昆布茶自由詩1912-6-12
雨の日は- そらの珊 ...自由詩1912-6-12
ランタナとアジサイ- 朝焼彩茜 ...自由詩12*12-6-12
雨の憂鬱- ……とあ ...自由詩16*12-6-12
雨季の知らせ- 朝焼彩茜 ...自由詩11*12-6-12
ありがとう- 春江ゆう自由詩212-6-11
愛と言う名の殺人- ペポパン ...自由詩6*12-6-11
チューハイだもの- じじ自由詩16*12-6-11
選択- きみのて ...自由詩3*12-6-11
時の砂- そらの珊 ...自由詩1112-6-11
井戸の中- アラガイ ...自由詩4+*12-6-11
孤独のおと- れもん自由詩6*12-6-11
さんかくのかかと- 灰泥軽茶自由詩12*12-6-11
笑顔を灯す- 黒髪自由詩5*12-6-11
梅雨- nonya自由詩30*12-6-10
水族- salco自由詩9+*12-6-9
釣りには良い日だ- ただのみ ...自由詩20*12-6-9
めぐり合い- もこもこ ...自由詩2*12-6-9
存在- 桜 歩美自由詩4*12-6-9
水晶に映る未来なんて信じない- 永乃ゆち自由詩4*12-6-9
- ミツバチ自由詩8+*12-6-8
平坦な夜を明(空)かして- yuugao自由詩212-6-8
狐の嫁入り- 永乃ゆち自由詩8+*12-6-8
雨好きです- 吉岡ペペ ...自由詩2012-6-8

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