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怪談をギャル文字フォントで読んでいる
ラピスラズリの空を行く
手を伸ばしても
届くはずがないよ、ラピスラズリ
押し出され落っこちる紫のつぶつぶ
かきあつめ
粉々のはかない城を作った
城は片端から波にのまれ
周りの白い ....
華やかな世界へ踏み出す君へ
毎日変わらず
居てくれることがあたりまえで
だれも
褒めてくれなかった
いままでの地味な世界から
華のある
艶やかな世界へ踏み出していく君へ
これからは ....
君が煙草を吸う仕草が好きだった
気だるそうに階段に座って
甘い香りを撒き散らして
いつだってしがみ付いていたのは、
その匂いを忘れたくなかったから。
寝顔を見るたびに思うのは
この不思 ....
あれがくると
やはり初めての危機に遭遇しているような気になってしまう
じぶんのことなのに
時が違えば他人事にも自分事にもなっている
もうなんどもやり過ごしてきたはずなのに
....
{引用=たくらみを実らせた花はもう、少女ではない
女になれば脆弱な季節から嫉妬だけを学ぶ
かなしみ、は 夜を壊し牙をむく
いつも、淋しい姿で佇んではいない、と
教えてくれた あなたの沈黙は深く ....
きこえないきこえるきこえないきこえるきこえないきこえるかぼそいこえのあいま(い)にはめがねかけていいかなちょっとたんまっていうからからにかわいているあきのあさのちゃくしんおんはきこえているのきこえない ....
遠くに行ってしまいたいような
夜が転がっていてつい
拾ってしまったの
月並みな置手紙のこして
四丁目を後にした
北に焦がれる冬のこと
月がなんだか
笑顔して
わたしをみてる ....
151010
聞こえる?
この大歓声が!
キングオブコント決定の瞬間です♪
1000万円の行方が決まりました
糸電話でもこの歓声が聞こえるでしょう
僕のうちと ....
うらはらな気持ちで聴いている
ボビー・コールドウェル
さっきまで泣いていたのに
自分は ほらもう大人でしょう
むりやりな確信を強いて
あしたは床屋さんでショートにしてもらうの
あきれた決意 ....
純 粋
雨 あらゆるけがれ つ つ み こ ん で
粋 純
光◇◇光を◇通す
◇曲
◇ ◇
....
古い本を開いたら
あったはずの文字が
ところどころ喰われていた
くいしんぼうの羊のやつめ
紙より文字が好きときている
古いインクは美味らしい
いい具合に熟成していて
ひと噛みすれば口 ....
寒いのですもの
帰ってきました
お嬢さん
おはいんなさい
さあ
光の中へ
しずしずと参りました
クマムシのお嬢さん
ちっともじっとしてやしない
むにむに
六対のおみ足が健気です ....
連盟と連合の違いを述べよ
課題は短く答えも短く
連盟の方が短命と答えたら
〇が付いてきた
◎は前の奴
岩のうえには君の体温がまだ残っていた
僕はそれをハンカチに包んで持ち帰った
ポケットのなかでだんだんとつめたくなっていくそれを
おそろしくてそのまま忘れてしまった
洗濯屋が(彼はいつも ....
茶色く疲れ果てた蔓の途中で 朝顔の紅は
夏の追憶の中に留まろうと もがいている
枯れ急ぐ葉に抗う 小さくなった花は
冷えた朝露に濡れて うなだれる
永遠への憧れは たそがれて切なく ....
今度
あなたが見上げる空は
きっと満月だろうから
その日がやってきたら
振り向かないで
後ろを見ても
風が吹いているだけだから
一緒にしないで
今持ち合わせている気持ち ....
(世界は、針の骨を隠して生きている)
その身にさくり、
前歯を立てる。
雪のような淡白な
甘味のある肉の味が
春の風を呼んでくる。
けれどもその下で
支えている鋭い骨は ....
さあ お菓子を持っていきなさい
ぜんぶ持っていきなさい
キャンディーにチョコレート
クッキー マシュマロ おせんべい
袋いっぱいにつめて
ほらポケットにもまだ入るから
これは魔法のキャ ....
バケツいっぱいになった涙を
今夜こそ ぶちまけてやる
そう思ってから幾日たっただろう
涙はバケツから溢れて
私の全身はびっしょりと濡れている
もう涙なのか 小便なのかも
定かではな ....
必要な出逢い
必要な別れ
繰り返し強くなる
出逢いの予感が強くなる
良い出逢いであるほど嬉しい
人とのコミュニケーション
深まっていく関係が
環境を良いものに変える
別れは ....
すっかり秋色に染まった道を歩いていた。
足元を覗くと落ち葉にも色々な色があることに気づく。
こんな事にも気が付かなかったのか。
秋は徐々に深まってゆくのだ。
最初から難しい ....
三丁目の彼は
四丁目の彼女を知らない
こんなに
想って、も
諦観を知らない彼女は
痛みをくりかえし
懲りずに
想うことをやめない
天も地も人も
味方をしない
一 ....
真夜に向かってどんどん
冷めてゆく ひとの体温
あつめて 作り上げた
ここは 四丁目のカフェ
四丁目のサンクチュアリ
入り口は木製のドア
古いふるい西洋の、
お城の廃材から 作っ ....
ご近所の
あまり繁盛はしていない
お花屋さん
三代目とか、で
商店街に下りる 区からの予算で
やっと 食べている……
って
三代目だから 役員をしていてね
お店を開いているだけで
暮 ....
孤独な猫だった
丸焼けの鳩だった
まわらない風ぐるま
一等星へ続く坂道を
駆け上がってく自転車 ふたり乗り
後輪ナットにハブステップ 君は立ち乗り
スカイツリーはバベルの塔じゃない ....
すくってもすくっても水溜まりにうつった虹をすくいとれず、ぽたぽたとおちるのは汗と涙ばかり。最近、元気のないかあさんに見せてあげたかったのにとぼくは途方にくれ高い空をみあげた。もちろん虹はとっく ....
確かではない静寂に
ぼくらは包囲されている
心配することはない
ナイフはある
鋭利ではないが
脆弱な肉体でもかま(わ)ないたくましいたましいがあれば
あたりまえにすべき ....
平坦な生き方しかしてこなかった
それでいいと思っている
薄っぺらなままだった
それでちょうどいいと思っている
しかし
味はいろいろ覚えてきたつもり
甘めの醤油味みたいな
ざらざら ....
それまで
水の中を泳いでいたものが
産院のベッドの上で
あし。になる
それはまだ
自分を支えることも
出来ないけれど
あし。と呼ばれる
こんなに
ちいさく
まだせかいを歩いてさ ....
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