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 冷房をきかせた部屋で、少しずつ冷めていくベッドのシーツを撫でながら、吐くように泣いた。体の中の悪いものが外に出たがっていて、こらえきれずに涙になってあふれた
 白い布地に落ちた雫がブラックライトに ....
  犬
  モップの形をした……
  砂塵はさらさらと舞い、
  生活のひびに埋まっていった



  きみの手は老人のように冷たい
  きみの眼は翡翠のように冷たい
  そ ....
空を滑り落ちた小鳥のように
翼をたたんで
ムクゲが地面に死んでいる

ぽとり
ぽとり
眼をとじ
命を閉じて

どこまでも拡がっていく夏空の下
次々に開く
新しい花達のふもと

 ....
清秋の流れ星が 陽だまりの弧を縁取り
初夜の刻

この色をもって橙に染める
現状の円らな出来事を 仕分ける
曼珠沙華のセカンドカラーに清めを求める

些細に複雑な絡みをそのまま 溶かして ....
大人げないことを君にはこぼしたい たまごのあてさきは
今日も 運動会です


最後には 綱引きで終わるはずですが
お弁当を 食べたフリしている こも いるのしょうから
パン喰い競争は できたら はずさないでほしいです

 ....
いきかがり上
この焼けつくアスファルトを 歩かねば なりません

せみしぐれは しずかです
電気屋の扇風機売り場の せみしぐれとは ちがって
緑の影から にわかに飛び立った 蝉の翼の ....
七つの海を越えて今年も夏が来ましたよ。
あなたとお別れしてから五年がたちました。
元気でやっていますか。
もうたくさんお友達もできたことでしょう。
そちらは過ごしやすいですか。こちらは猛暑 ....
小魚の様に無心に生きる 花びらの様に綻びる 風の様に巡り 夏の様に燃えさかる
春の様に流れ 雪の様に舞う 歴史の様に積み重なり 光の様に消滅するのだ

その姿は見えない 誰にもさわれない 湧き上 ....
目の前に、焼きたての 
丸い{ルビ麺麭=ぱん}がある。    

何の変哲もないその麺麭は 
その少し凹んだ丸みは 
その味わいは、きっと 
世界の何処にもない
たった一つの麺麭である。 ....
いや
いやだ
いや
いいんだよ

わすれよう

いいんだよ

わあ

わああい

いいんだ

ういいん
ぶいいん

ぶううん
ぶううん



ほむほむ
 ....
いくぶん体温の高い
あなたを胸に抱けば
心の真ん中にある
バターが溶け出し
私は
ホットケーキになった

ふくらんで
ふくらんで
痛いほどふくらんで
あなたに与える
ちょっとのほ ....
また月が始まる ぼやけた記憶を貼りつける
待宵に届かない蒸しる 古ぼけた鼓動

情熱の断片を繋げることもなく 剥がすこともなく
また月が始まる

手のひらに収まる小癪な小川 運命も何処へ
 ....
月がのぼってホワイトパズルしている 空の高さのように

決して手の届かない人です。

空の青さのように

決して揺るがない人です。

空の模様のように

決して留まらない人です。



大 ....
心を揺さぶり腑に流れてゆく 真心の陽
そこまでの手ぶらの素足の 足らずの清い幼さ

空と同じ光に映える雄飛を醸す ゆっくりと瞬きを繰り返す
表 表 表に

これが息を嗜みながら 笑顔と至福 ....
それは精緻に造形された官能の器官 僕は甘い夢をみている
君かどうかなんて問題じゃあないんだ その器官が好きなんだ

限りなく蠱惑するもの 熱く潤うもの 淫らな小宇宙
僕だけのマスコット ....
草むら駆ける僕と犬
不確かな未来を信じてる
風に吹かれて速度を上げて
川に突き当たるまで

昨日と今日の境界線
憧れの気持ちを失いたくないから
それを超えて立っている
夕日の中にも影を ....
私は泣いたことがない
泣いても何も解決しないし

林真理子が言っていた
美人は泣くとチヤホヤされる
ところがブスが同じことすると
  いい気になんなこの野郎
  とっとと謝れクソアマが! ....
一喜一憂のか弱い恋のように 景色を望む
青年のような険しさのない山々が霧に浮いている

秘色色の溶け出した湖に浮かぶ 着物もその景色も同じ色
克己を失くしかけた心に 見送る小船の一人 青年の彼 ....
「あなたはとても、うりざね顔のエロい顔」
ぶしつけにもほどがある言葉を昔言われたことがある。
まだ生娘だった時。

そして年月が経ち、三十路。
もはやだれも口説きに来やしない。
 ....
ぼくの暮らす大阪には以下の口承噺があります

北の雄二
ミナミのまこと
東西南北藤山寛美










※作者より
もちろん
雄二は南都雄二氏
まことは藤田ま ....
宇宙をてにいれて
ほっとして
ベランダでハンカチはかわいている

背のたかい鳥
ビル


三角形にきりそろえられた意味
ピアノ
ほっとして

ベランダでハンカチはかわいている ....
誰かが考えてそうなことを思いついた 時々
じょうごがあったらなぁとおもう
たとえば
砂の粒を透明なびんにあつめる時
たとえば
湖水を小分けして胸にしのばせる時

{引用=いちみりも
こぼさずに
うつくしく
やりとげな ....
あなたは自分を愛してくれる人に抱かれて消えたいと思ったことはないかい。
あなたは自分の頭を優しく撫でてくれる人に包まれてなお、このまま消えて
なくなりたいと思ったことはないかい。
一度でも感じた ....
焦げついた蜜
油照りの午後2時08分
萌えたぎるアロカシア
茹でられた風のカーヴ


(Lent et douloureux)
(:ゆっくりと苦しみをもって)
(Lent e ....
通じ合わなくとも
理解っている
ぼくらの法則
ぼくらの約束

言葉にできなくとも
筋道とおる
ぼくらの考え
ぼくらの答え

孤独にとらわれ
弧を描いて落下する
心に何か ....
山の中で

あっを聴いたらだめだ

それは何かの始まりであるかもしれないが

私自身の終わりを意味する予感が

鳥肌ともに飛来する

その人工湖のほとりでは

山奥なのに車の発 ....
錆びた炎 軋む月
夜の裂け目で澱んだ花が踊る
誰も居ない丘に枯れた時計が降りつもる

砕けた虹が撒き散らす痛みの音符は
捩れた星座と狂おしく共振する

仮面の支配者は巨大に聳え
その影 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Hotaru_hotelのほとりで- 木屋 亞 ...自由詩4*13-8-14
似ていて、けれども違うこと- 草野春心自由詩313-8-14
「ムクゲの咲く朝」__(詩人サークル「群青」8月の課題「漠」 ...- Lucy自由詩17*13-8-14
初夜刻の祈り- 朝焼彩茜 ...自由詩4*13-8-14
大人げないことを君にはこぼしたい- 北大路京 ...自由詩313-8-14
毎日が運動会- るるりら自由詩9*13-8-14
いきかがり上- るるりら自由詩12*13-8-14
お空の彼方にいる君へ。- ヒヤシン ...自由詩11*13-8-14
澄んだ水に- 梅昆布茶自由詩1413-8-14
日々の麺麭__- 服部 剛自由詩9*13-8-13
ほむほむいがいはこのよにそんざいしない- 2012自由詩113-8-13
食べさせる- そらの珊 ...自由詩18*13-8-13
また始まる秘光- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-8-13
月がのぼってホワイトパズルしている- 北大路京 ...自由詩113-8-13
空人。- 永乃ゆち自由詩3*13-8-13
真心の陽- 朝焼彩茜 ...自由詩5*13-8-13
いとしの身体器官- 梅昆布茶自由詩213-8-13
夏のスケッチ- 黒髪自由詩7*13-8-13
泣くことについて- 伊織自由詩3*13-8-12
秘色色の着物- 朝焼彩茜 ...自由詩3*13-8-12
まー嫌だけどよ。- 田園自由詩213-8-12
大阪口承噺- HAL自由詩2*13-8-12
ハンカチ- はるな自由詩313-8-12
誰かが考えてそうなことを思いついた- 北大路京 ...自由詩413-8-12
遠い日_おもちゃのラッパでした- そらの珊 ...自由詩22*13-8-12
純粋な心を持つ人へ- ヒヤシン ...自由詩5*13-8-12
ジムノペディ- eyeneshanzel ...自由詩713-8-12
奥底- シホ.N自由詩213-8-12
歪み- 灰泥軽茶自由詩813-8-11
Beautiful_Dreamer- 塔野夏子自由詩3*13-8-11

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