すべてのおすすめ
空々漠々 とした
あおぞらも ちぎれるときは
わすれぐさのように 赤く鮮烈に土壌と宇宙との間で炸裂するのだ
きょうも嘘で すべてを汚染しつづけている人々の足元で 蟻は動く
死してもなお ....
かえろう

帰れないのなら
せめて始まりのないところまで

かえろう
もし僕が帰らないのなら
一枚の紙が届くだろう

かえろう
その紙はもう何年も
夢みたもの
その紙を ....
ぴーちゃんが夜にきてから
楽しくなかった部屋の中も
楽しかったんだ

窓が割れるように
ぴーちゃんがなく
ぴーちゃん
なんでそんなに
大きな叫びを
あげるの

溶けて
 ....
炎は、
はちじゅうはち年の喉ぼとけを
紅蓮に染め、
煙は、
迎えにもこない夫をさがして
透明な森をただよい、
空の底をぬけていく。
 ( うつむく言葉たちよ

股関節のなかで
硬質 ....
乗り合わせた連中と
サイコロ振ったりカードを捲ったり
酔っぱらって歌ったり
ここで生まれた
もの心ついた頃には船の上


過去の航跡をぼんやり眺め
濃霧に満ちる行き先に目を凝らす
詳 ....
冷たい水に潜るとき
気持ちよくて
本当にすべてがどうでもよくなる

海の底から見上げる水面は
なんという美しさ

ちっぽけな息が尽きて
ぽっかり海面に浮かぶ

海に支えられてぷかぷ ....
久しぶりに真夏に行った海
日焼けも化粧も忘れて
何もかもをさらけ出すように泳いだ
海育ちにとって
海自体が故郷だ
子供の頃から私を知り尽くす場所では
もう
名前すら必要ない
水にもぐれ ....
目の前で
あなたのことを語る女は
他でもない私自身です。

私は今
友と呼ぶ人の話を聞いています。

目を輝かせ
あなたの事を笑顔で語る女の話を。

「私も好きなんです。あなたに負 ....
真昼のプールに魔が差した
泳げないって言ったっけって
シブキがはねて永久にすこやか
可及的すみやかな人口呼吸で
小学生の夏を塗り潰すクレヨン青い

ヨットハーバーまで歩いた帰り道
思いが ....
世界は止まらない

法でも止まらない

人心でも止まらない

拘束でも自由でも止まらない

止めようと

止めまいと

止めようと

止めまいと

戦争ひとつとっても
 ....
        150804

イメージの缶詰を足で踏み潰す
踏み潰したら、蹴飛ばしたら
昼のプールに飛び込んで
息を深く吸い込んで
底に沈んだ落ち葉を拾うんだ
まだ5月、冷たい水に飛び ....
きこえるものが
みなすいとられていく
みえるものが
みなかすんでいく。
私のなみだを誰も知らない。
ティッシュ箱を並べてみても
素通りされてしまう。
だから私は、
道化 ....
見てご覧
卵みたいな月だよ

見てご覧
オバケみたいに真っ赤な月だね

ちゃんと 見て
あっ 見えなくなった
もう せっかく綺麗なのに

高校時代 母が迎えにきてくれる車の中で 
 ....
雨が去って
夜が去って
嗚呼
今日も
道路は道路のままで
そのことに
私は安堵する

もう
ずっと長い雨が
私を覆う
黒い雲が

急ぐよ

たましいが
しっぽがそこに
 ....
コンビニも
真夜中のファミレスも
あなたといるとどうして
あんなに
輝くんだろう

ありきたりの
ミニパフェが
あなたと食べるとどうして
あんなに
素敵なんだろう

さみしいと ....
水気が日に蒸されて

遠くの景色が霞の向こうだ

夏が白く霞んでいる

山にも霞がかかっている

でも山のそれは白ではなかった

山はなんだか青っぽく見えた


きみの周りに ....
  夜空がとってもきれいだから


  とってもきれいだから


  ワタシたちは


  二本足で立つようになりました
つめをきった
爪を切ったの
もうあの人のために
オシャレなんかしないように

そもそも塗るのがうまくいかないと
イヤなタイプだからさ、わたし
塗ったり落としたり
面倒くさかったんだ ....
『ダイパー・ドライブやっています』

“おむつのドライブ?”
丁寧な発音
穏やかなトーンの声に
思わず立ち止まる
行きつけのスーパーの入り口

『新生児用のおむつが特に不足しています。 ....
夜は眠れない

淋しくて寂しくて
明日が怖くて 苦しくて

外はもっと怖くて
死ぬこともできず

喘ぐように呼吸して
無音の闇をもがく

せめて窓から月が見えたなら
せめて誰か ....
どんな風に
過ごしていればいいんだっけ
どんな風に
過ごしていたいんだっけ
君と僕で
シャーベット食べながら
シャーベッツを聴いていたい
こんなに疲れた夜
デモクラシーについて考えた夜 ....
蜘蛛が
雨糸をゆらすと、
針の穴ほどの
光たちが
きらきら
とけあい、
うっすらと
午前十時五十分の星座が
あらわれる。

めざめている
、という夢をみていて
にげおくれた妖精 ....
  ドアが開く
  た~だい~ま~

  アナタの声が響く
  遠いところから聞こえてくる

  た~だい~ま~

  出かけた時よりも幸せそうだ
  よかったぁ

  と
  ....
彼女が話している

クロッキー帳に合図のことば

けものごころに純情を


せつないことが多いか

生きているとは

かなしいことが多いか


彼女が話している

クロ ....
本当に助けてほしい時に
手を差し伸べてくれるその手が
その人にとっての最悪であるとき
世界は善意に満ちて
輝いている
どっか行こ?

自由だなって
思えるどっか

ケータイもパソコンも
鳴らないどっか


眠れる夜のどっか

君が
遠浅で
わたしを
呼んでいる
幸せなゆめを
見ていたいなあ
水がつめたく
感じる様な
繊細かつ
美しい
君の



私は
海の先
蜃気楼を
じ ....
安売りをしていたので
星をひとつ買った
命名権付きということで
相応しい名前を小一時間考え
以前飼っていた犬の名前をつけた

部屋の電気を消すと星は仄かに瞬いて
偽物みたいに綺麗だ ....
スパイスと宝石の匙で
耳を穿られる

《誰の膝が欲しい?――

頭の中から始まる旋回舞踏
透明な花びら 光彩のミスト 
すぐに船内の浴槽が揺れるよう
隠れた海が押し寄せて捲れだし
突 ....
夕暮れになるといつも
そこに
ぜんぶを残して
かえった
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14721)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
わすれぐさの_みそら- るるりら自由詩12*15-8-6
帰り道- 佐藤伊織自由詩115-8-6
- 佐藤伊織自由詩215-8-6
火葬場にて- 草野大悟 ...自由詩715-8-5
船旅- ただのみ ...自由詩14*15-8-5
- ガト自由詩6*15-8-5
- ガト自由詩6*15-8-5
女友達。- 梓ゆい自由詩215-8-5
昼のプールと強がる落ち葉/即興ゴルコンダ(仮)投稿.60- こうだた ...自由詩6*15-8-5
自由でも- 吉岡ペペ ...自由詩515-8-4
昼のプールと強がる落ち葉- あおば自由詩4*15-8-4
写真- あおい満 ...自由詩8*15-8-4
月を追いかけていた- ユッカ自由詩615-8-4
雨期_- umineko自由詩8*15-8-4
さみしいときに_あなたはいない- umineko自由詩10*15-8-4
白い夏- 吉岡ペペ ...自由詩215-8-4
夜の散歩_二夜目- ひさし自由詩215-8-3
さよならビビッド- 瑞海自由詩7*15-8-3
ダイパー・ドライブ- 夏美かを ...自由詩23*15-8-3
眠れない過眠症- 愛心自由詩415-8-3
シャーベット- ゴースト ...自由詩3*15-8-2
エスキース- 草野大悟 ...自由詩315-8-2
一途に待つヒト- ひさし自由詩215-8-2
せつないこと×かなしいこと- 吉岡ペペ ...自由詩315-8-2
輝き- 佐藤伊織自由詩115-8-2
ANYWHERE- ガト自由詩6*15-8-2
波も涙- 瑞海自由詩10*15-8-1
夕日- たもつ自由詩3515-8-1
音楽の効能- ただのみ ...自由詩15*15-8-1
「残していく」- 美砂自由詩415-8-1

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