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銀杏が好きな女の子

黄色が好きな女の子

女の子

女の子

銀杏が好きな女の子

黄色が好きな女の子


銀杏並木は懐かしい

銀杏並木はさらさら

銀杏並木は清 ....
言葉は
わたしに降りてこない

わたしを選んで
降りたりしない

だから
わたしは
降りしきる

言葉がわたしを拒んでも
言葉がわたしを拭っても

一途な
まよいに
 ....
男のあらゆるポケットに
忘れ物を入れておきました
夏の
塩辛い
木漏れ日の
青と
星臭い
銀粉と
羽根の生えた
さくらんぼの風景を


ひとつずつ
乾かないように
驚い ....
いい天気でのどかだなぁと
公園で甘じょっぱい惣菜パンを食べていると

いたずらな風が吹いてどこからか
おもちゃのゴルフボールが
抜け殻の魂のように
放っておいてもそのうち消えてしまいそうな ....
天国はすぐそこにある。
慌てるな!
平安はすぐそこにある。
少し待て!

不甲斐ない人生を
憐れみて
消えてしまった夢の数だけ
天国で実現できる。

美しい自然
美味しい食べ物
 ....
呪われたなんて
言いたくない
そんな言葉で
済ませたくない
どんなことにだって
理由があるのだから
それが、とるに足らない
ちっぽけな理由だとしても
 転がり
 笑いにおよぐ手は
 あなたの汀(みぎわ)に触れただろうか

いつしか愛は 大きく迂回する
あなたの的は
わたしたちの的であり
なのに欲しがるわたしの瞳はもろく
瑞々しい
 ....
世界は角を曲がり
電波塔をつなぐ縁
押し寄せる流氷の高さを海豹は気にもしない
待ちきれず買い物に奔走するひと
目配りは喪主の名を通り過ぎて
気圧の変化に注意は保たれる
 ....
 

 ピースが一つ足りない、と
 夜がそれを探しに向かう
 朝になるとぼくは、拾ったピースを手にしたまま
 夜が戻るのを待っている


   *


 空の遊水地で、きみが武器 ....
凪の日が 続いている

折り紙で作った
僕の船のモーターは
折り目正しく回転して
たった一人の乗客を乗せた
ぺらっぺらの乗り物を 水色の平面の 先へ先へと 押していく

ああ これほど ....
残酷なことをされている夢を見た

あなたに

残酷なことをされている夢を見た

あなたは

平気な顔をしていた

それが当たり前のように

僕の心にスタンプされた

練習の ....
飽和状態の頭の中から
言葉を紡いでいく

言葉と言葉が出会う時
私の心が表れだす

ワクワクする瞬間

自分のことをちっとも
わかっていない私が
わかろうとすること
それがその言 ....
この街には電波塔
巨大電波塔が聳える

この街の灰色の空に
何百年も前からある
天に向かって聳える塔
国芳の巨大な塔に
また、塔が現れる
その塔を見るため
無粋な見物人のために押上が ....
両手のひらから 掬った砂糖をこぼすように
太陽を背中にしょって 始発を待つように
便りが届く
穏やかな風が吹き
背骨がふるえる

思わせぶりを横にやること
厚みを保つ ....
今日 
おおぜいの人とすれ違った
夕暮れ 

みんなみんな
ベクトルがある
私とは無関係の
距離
方角

自らの影踏みで
月を踏んだ
地球が

褐色の月
息苦しさの
赤 ....
ねむっているとき
ふとんとかさなりあっている
わたしはふとんになっている
あたたかくてきもちいい
わたしとふとんはあたためあう
もうここからはでたくない

わたしのまるまったからだ
ひ ....
月が五月蝿い

夜が粗雑だ

音よ無くなれ

時間よ止まれ

車車車だらけ

光よ動くな

冬の関数どこ


頼むから独りにしてくれないか

独りのときくらい独りにし ....
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からっぽな心 / 一日の始まりに駅のホームで


からっぽな心は何で量ればいいのか
朝日 ....
僕達は北極星からやってきた

銀河の闇を切り裂き

暗黒星雲や超新星と交感しながら

遥かな光年をやってきたのだよ


オーロラのカーテンをゆらしながら

氷雪を溶かしながら
 ....
穴のあいたバケツみたい?
そんなバケツみたことない
ありもしないもの
あるように語る

雨がふったら痛くなる
この心の原因なんですか?
ありもしない
傷がぐずぐずいう

だれかが憎 ....
赤い砂漠をトボトボと

白いドレスの女は行くよ

背中に担いだ木の十字架は

太陽に焼かれ{ルビ暗の暗=くらのくら}

既に神は干からびたもうた

軽い軽い炭のクロス
 ....
ガムは
包んで
屑篭へ

煙草は
消して
灰皿へ

服は
畳んで
押入れへ


さて
この感傷
何処へやろ


飲み込んで
腹の中に?

揉み消して
道の端 ....
あなたを包むこの空気が
ずっときれいであるように

わたしを包むこの空気が
ずっときれいであるように

名もない朝焼けが
空を包んで 夜明け告げたとき
あなたとわたしは離れずに 同 ....
悲しくて悲しくて
忘れることにしたことが
胸の中にはたくさんある
もうさよならをしたんだ
諦めたんだ
だからいいんだ
出かかった言葉は
またもや飲みこまれ
外へと生み出されることは ....
涙を流して石になる

横で女も泣いている

生き物たちは銀河だ

生き物たちの銀河だ

本当にもうにどと

会えない人なんているのだろうか

誰か教えてくれないか


天 ....
上野の美術館内で 
ガラスの内側に坐る法然上人は 
時を越えて歩いて来た 
旅人の私を待っていた 

少し猫背に身を屈め 
指のすき間から数珠を垂らし 

700年前に描かれた 
色 ....

性細胞が減数分裂するとき
一対の染色体はランダムに遺伝子を混ぜる
個人を規定していた遺伝子の組み合わせが
千差万別となる

劣性遺伝が突然発現するチャンスだ
隔世遺伝と呼ばれたりして ....
わたしだって一生懸命走っているのに
なんか自分だけ後ろへひっぱられてる感覚に囚われてしまって

一緒に走ろうねって誓った友達の背中が
だんだんと小さく小さくなってゆく




はじ ....
やっとのことで仕事を終えて
疲れをしょってバスから降りて

暗い夜道
  白い吐息
    せかせかと

すると小学校横の歩道を
女が一人こちらへ歩いてくる

 ――この寒空に網タ ....
中学のとき

それが休日の過ごしかたのような気がして

よく一人で映画館に行った

暗い映画ばかりを選んで観ていた


いまでも思い出すのが

神田川とミ・アモーレの鐘という映画 ....
subaru★さんの自由詩おすすめリスト(4502)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
並木道- 吉岡ペペ ...自由詩3+11-12-16
- 千波 一 ...自由詩5*11-12-16
ポケットの忘れ物- マーブル自由詩6*11-12-16
おもちゃのゴルフボール- 灰泥軽茶自由詩8*11-12-16
天国はそこに- ペポパン ...自由詩4*11-12-15
鉄の爪- 花形新次自由詩2*11-12-15
隻影- 乾 加津 ...自由詩27*11-12-15
宙達磨- アラガイ ...自由詩7*11-12-15
ジグソーパズル- 望月 ゆ ...自由詩13*11-12-15
凪の日- まーつん自由詩8*11-12-14
残酷な朝- 吉岡ペペ ...自由詩4+11-12-14
詩を書きたくて- みどり自由詩411-12-14
オールウェイズ下町- ……とあ ...自由詩10*11-12-14
未満- たちばな ...自由詩21*11-12-14
小さな手- umineko自由詩8*11-12-14
気持ちいい_穴_さようなら- 木屋 亞 ...自由詩6*11-12-14
冬の関数- 吉岡ペペ ...自由詩4+11-12-14
からっぽな心_/_一日の始まりに駅のホームで- beebee自由詩23+*11-12-13
星の子供達- 梅昆布茶自由詩1011-12-13
地球人- 朧月自由詩811-12-13
赤い砂漠- faik自由詩11+*11-12-13
_- faik自由詩12+*11-12-13
空気- アヤメ自由詩311-12-13
剣とおじさん- 自由詩1+11-12-13
生き物たちの銀河- 吉岡ペペ ...自由詩3+11-12-12
不思議な声ー法然と親鸞展にてー_- 服部 剛自由詩511-12-12
遺伝子解読- 木原東子自由詩10+*11-12-12
気付かされたひと- 恋月 ぴ ...自由詩25*11-12-12
網タイツの雪おんな- ただのみ ...自由詩7*11-12-12
中学のとき- 吉岡ペペ ...自由詩4+*11-12-12

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