すべてのおすすめ
灰褐色の卵
縮む影
剥き出しの塊

公園の前の虹
あの花の名残
ノイズの音像
真実と虚偽

紅い唇
温い体温
緩やかな上昇
貫く手
又は
あの時

子供の手を引く母親
 ....
ふと目覚めた枕もとに
思い出がきていた

いつなのか
だれのものなのか
わからないのだけれど
波の音が聞こえる

思い出の持ち主がいないので
尋ねることもできず
わたし ....
雨が降っても
雪が降っても

嵐になっても
地震に揺れ動いても

戦火に焼かれても
津波に侵されても

ただ
そのままの姿で

大地は そこに
ある

そして
時がたち ....
どこまでも続こうとする坂道
喘ぎながら

繰り返される独り言のような呪文
聞きながら

やみくもにしがみついたあなたの背中
眠ったふりしながら

安いおしろいに混じった汗の匂い
嗅 ....
螺旋

自由を我らに

糊のごとく
血は青ざめて
はりつきしたたりつつ

プウとひと鳴りする
我らの鼻孔

棒のような腕を
這ってゆく物ら

朗笑

えがく
螺旋 ....
うちにうりぼうがきた
祖父が猟師から安値で買ってきた

うりぼうはかわいくて
姉と私はこっそり
うり うり と呼んでは
かわいがっていた

うりぼうは決して私たちの
声に喜びはしなか ....
また会えるからさびしくなる

花粉のせいで涙めになる

振りむいて手をあげる

はなれてゆく

みえなくなる

歩きだすしかなくなる

花粉のせいで涙めになる

また会える ....
チャイナから阿片中毒のターンテーブリスト呼んじゃいなブリストル経由でやって来た眠れる獅子は四肢痺れたまま決して罌粟なんてヤってねぇヨっつって痙攣したまんま曼荼羅絵皿をスピンすっぴんだと顔面凶器のガ .... まがい物を集めて作り出す
卑俗をてらう一編のオブジェ
動き出す断絶に
彼らは喝采を送る

訳知り顔は壁画の奥行き
ただ数ミリの化学物質
声もなく叩く衝撃は
驚かすだけの技法に過ぎず
 ....
乾いた大地に
夏の厳しい日差し
しおれてしまった花に
水をひとしずく下さい

*

空っぽになった部屋で
なくした希望を探す
仕方がないと言いながら
耳障りなため息を吐く

* ....
9cmのピンヒールはいて 成田からスペインへ
マンダリンホテルの予約はとれてる?
もちろんノーパソで 仕事関係 ぬかりなく
出来る女って アタシのこと


友達はほとんど 生殖活動 ....
産まれてからこれまで出会ってきた人の数と
同じように 別れてきた人の数が
いつか 等号で結ばれる

その時は誰にとっても等しく訪れる
(始まりの日が等しく訪れてくれたように)

私たちの ....
からっぽの心にトクトクいれる
もっといれなきゃ優しくなれない
からからからの心のままじゃ
とげとげしすぎて痛くなる

甘くてあたたかなまるで愛のよな
飲み物いれる自分にも
あなたに届けら ....
刃をもって地図を刻んでみる
道を失った時はいつもこうする
するとそこに印しは現れ
私はようやく安心する
悩みなどない
刻まれて山となった老廃物のベッドで眠る
それは悩みではなく
  夢
 ....
夜闇の階段に
小さく影を落とす

重力を蹴り上げ
人工灯を背負ったまま
漆黒の空を駆けた
夢を語りかけるのは
にじんだ紅い満月
せわしなく吹きつける時間が
足元を撫でては転がった
 ....
漆黒の
無音の闇
耐える
遠大な時間

復活す
無縁の神
超える
身体の空間

自意識の危うさに
気付いて
混沌を垣間みる

時空の果てに
あるものは
名状しがたい ....
黒いソックスを穿いて
指定された紺色のカーディガンの上に、黒のブレザーを羽織った。
今日も学校に行かなくては
何の為に、卒業する為に。
制服を着ると体が微かに緊張感を保ち
胸を真っ直ぐに張ろ ....
明日も生きろって至難だな











明日も笑えって無理無理無 ....
お父様と お母様の 夜の営み
その 家族計画の 失敗により
私は 部落の 長屋に 生まれました

つぶれた魚屋の生臭い あばら家に住んでいた
私よりも 貧相な 子たち
何故か その子たちが ....
もしかして

CO2の削減が遅れているのって

僕らのため息が多いからじゃないか

人口もべらぼうに増えているわけだし


昨日

3円でレジ袋をお願いしました

クーラーの ....
むすこをからかってたら
つきとばされた

もくせいのあたりでふんばって
ちきゅうにもどった

まだうちゅうりょこうに
たびだつわけにはいかなかった

それでもちじくはかた ....
ひとつの嘘が
もうひとつの嘘を産み
もうひとつの嘘が
また次のもうひとつの嘘を産み

そうやって嘘が産声をあげるたびに
あなたは近づき
わたしは遠のき

いつかその距離が埋められなく ....
このスカートにどれだけの価値がある


教室の机のにおい
黒板とシャーペンの筆圧と
だれかとだれかのはしゃいだ声を
どれだけ耳に溜めてきただろう

毎朝きみを嫌いになった
とても狭い ....
手のひらの小窓にあなたから写真がとどく。


風にあおられた火が波のように打ち寄せる深い
闇のなかにわたしたちが暮らす岸辺があるみた
いですね。
怖くもあり、それが真実の勇気であるようにも ....
髪を切ったわたしは
なんにもなれないまま過ごしている
うたがある
ペンがある
紙がある
手がある
だからなんだって自由で
なんだってつくれるのに
なんにもなれなかったわたしが
髪 ....
すらっとした
チノパンの下に

君は
ポンぽこりんを
かくしている

家に帰り
手を 洗い
メガネをはずし
スウェットに着替えると

あたしの待つ
おこたの隣りに
座る
 ....
配給された その竹槍で 何が 刺せるのですか
高射砲の弾丸も届かない
遥か 雲の上 から 無差別に 奴等は爆弾を投下したのです

あなたのヨイトマケで どれくらい深い 穴が掘れましたか
その ....
テレビや雑誌を眺めていると
この世の誰もが自分より偉い奴に思えて来る
お前の事を考えていると
俺の知ってる全ての男がお前を抱いている様に思えて来る
だったら全員殺してしまおうかなんて
このご ....
泣くほど綺麗な空を見て
思わずカメラを構えて
撮ろうとした途端 嵐が吹いた

泥水がレンズを濡らして
暴風に私は飛ばされ
起き上がった途端 夢から覚めた

夢で見た 広い世界は時と ....
ぜんぶでたらめな町を
通り過ぎてしまった
便利な言い訳が
頭のなかでマーチを演奏する
なにが言えたのと人たちを
笑いすぎてしまった
気の触れた駒は
行き場所がない

大事なものは ....
subaru★さんの自由詩おすすめリスト(4502)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Loop_and- Oz自由詩111-3-5
宇宙は膨張している/わたしのなかの- 小川 葉自由詩411-3-5
大地- 森の猫自由詩4*11-3-5
柔らかな化石- nonya自由詩15*11-3-5
我らの自由に- シホ.N自由詩111-3-4
猪の仔- 朧月自由詩411-3-4
改札口- 吉岡ペペ ...自由詩411-3-4
ごめんよ_ハニー_/_****'03- 小野 一 ...自由詩5*11-3-4
詩人の血- hossy自由詩411-3-4
悲しみ- 未有花自由詩23*11-3-3
『ヒトリミ』- 座一自由詩3*11-3-3
等号- 佐倉 潮自由詩411-3-3
乾杯- 朧月自由詩511-3-2
カムフラージュ- 瑠王自由詩711-3-2
のぼる- 向 奨吾自由詩211-3-2
名もなき混沌- シホ.N自由詩211-3-2
制服を脱ぐとき- 山岸美香自由詩6*11-3-1
ガラクタも息はする- TAT自由詩5*11-3-1
...and_Mary_Chain_/_****'03- 小野 一 ...自由詩7*11-3-1
CO2の削減方法- 甲斐シン ...自由詩511-3-1
宇宙の地軸- 小川 葉自由詩611-3-1
- 七味自由詩211-2-28
十八- 佐古自由詩511-2-28
潮の岬__2011- たま自由詩23*11-2-28
なんにもなれない- はるな自由詩111-2-28
愛しの_ポンぽこりん- 森の猫自由詩8*11-2-28
벚꽃_/_****'03- 小野 一 ...自由詩6*11-2-27
スタークウェザーと一緒- 虹村 凌自由詩411-2-27
おはよう- Seia自由詩111-2-27
歩いている- 竜門勇気自由詩3*11-2-27

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