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蟻だ
物凄い数の蟻だ

僕は
涎を垂らしながら
テレビのニュース映像に
釘付けになっている

パレードだ
角砂糖の数珠繋ぎだ

僕は
指をくわえながら
熱狂と陶酔の蟻の行 ....
読んだふりして投げ出した恨みも捨てにブックオフ

いまさら人生の意味なんてと言いながら尾崎豊を聴いている

じゃんけんに勝ったら寝るよと言った娘のおそだしのズルを言えなかった夜

恋人にな ....
サイレンをならし走り来る救急車
みな時をとめ 道をゆずる

優しさの道を
願いに包まれて去る白い車

大事なひとに無事でいてほしい
はっとするほどはっきりと
一致して
家路へ急ぐ通り ....
まるでぱっとしない南のそらの彫刻室座
でもそれは深宇宙への小窓でもあるらしい

かつてない鮮明さの神の領域が
彫刻家の仄暗い室内に展開されてゆく

ひかりと闇の融合が
可視光の色調の変化 ....
あたしに咲く

ムラサキノハナ

いいかげんなやさしさと

今だけのしあわせと

信じることはいいことです

だけど

不安だらけの穴ポコだらけの

ほんとのあたしのこころ ....
熱射を吐き出してしまった夏は
老いて死んでいく
鎮魂歌を捧げられながら

あれは一時のめまい

傾斜する意識が
さらに勢いを増して
海の底に沈もうとしている

戦場に散った無名戦士 ....
ハローワークに行ったふりをした帰りに
そうえいばキムからの着信があったなと
スリーエフの交差点で電話したら
おばさんが出て
ミキくん、ブログの作り方を教えてというので
一体あのババアが何をイ ....
脂喰い猿

彼らに鉱物性の脂を喰わせた

OPECのスペックは
その金でボール遊びに大金をつぎ込む
あの黒い大地という偏見に人攫いを雇い

人攫いにオファーされた子は
契約というリバ ....
昨日そんな気持ちになった。
未来なんてない
夢は叶えられない。
滅びゆくのみ

彼女との秘密は守れるか?
悪い事をしてしまわないか?
友達の言葉を思い出す。
仕事ができなくなるのではな ....
  夜が、
  たえまなく改行を続けているあいだ
  いくつかのケーキがゴミ箱に捨てられ
  何匹もの犬が鳴きながら焼き殺され
  きみの体に秘められた、すべての
  愛らしい軟骨は ....
{画像=120820013040.jpg}


風の音がとまった
日の光が強く押え付けてくる
ガラス窓のこちら側は醒めた水の中だ
連れ立った女学生が口をパクパク動かしている
子供を連れた ....
夜よ ご機嫌麗しゅう
少し話していきません
ぬるい時間をちびりちびり
ロッキングチェアで揺られるような
取りとめのない浮世のことを

露出狂の政治家たちが
脂っこいことばを吐き出してはそ ....
悪い事ばかりは続かない。
良い時ばかりは続かない。
プラス思考
いつの良いように考える。

歌を口ずさみ
涙を流す。
信じることを忘れずに
今日も歩き出す。

今が最高の時
そう ....
                   120818




最近は、お米が余るのか
カロリー換算だとジャガイモよりも安い感じだなと思ったら
輸入米だった
海の彼方から運ばれてきたのに
 ....
埃っぽい雑駁な田舎の街道脇に

その自動車修理工場はあった

そこには世間的にいえば不幸な人間たちが住んでいた


太陽に照らされ雨には蔭り

風には押し黙り春には綻び

夏にも ....
忘れ物に気がついて
もと来た道を引き返す

立ち塞がる湿気
項垂れた街路樹
焦げた揚羽蝶
嫌々巻き戻される遊歩道

本当は忘れたままで
良かったのかもしれない

纏いつく濁っ ....
夏の雪降る深海の
窓にうっすら映る影
ちょうちん鯨の大口に
飲み込まれたのかマルラメの
思考の中の小宇宙

星々の輝き 極彩は
積乱雲のその向こう
遥か彼方に拡散し
そのまま夢の辺境 ....
どんな美しいひとを
思って

いや、前にして

あなたは言葉を紡ぎだして
いるのだろう

甘く柔らかい感触は
いつも あたしの心を
くすぐるのだ

大きな体のどこに
少女のよ ....
どんなひかりになにを見つめていたのだろう

彼女をさいごこの世で彩ったひかりたちに

なんどもなんども

ありがとう言いながらぼくは震えている


髪の毛の生えていない頭にかぶってい ....
まだこれからも
咲いてゆくのだと思って
種を蒔く人がいる
空がこときれたように
雨がとつぜんやみ
後には思い出のように風が流れていた
大地もしっかりと
流れていて 古い
しきたりの中で ....
峠の茶屋に見る月近く
鉄路の涯に家遠し
旅する者の心得は
行き去る者の漫ろなり
行き着きけるの寂寥か
風吹くほかは音もなし
来たれよいざ我が傍へ
今生を去りし同胞
ほんの、ひと握り

どの
手のひらにも
負えるくらいの

ちいさな
ちいさな
身の丈で

ほんの、ひと握り

ねがいを載せて
せせらぎましょう

いついつまでも

 ....
鳩時計といっしょに3時をお知らせする 私の嫁さんは誰なのだろう。
尊敬してくれる人がいいと言う。
年は離れ過ぎるのは嫌だ。
若い子は可愛そうだ。

私の心の支えになって欲しい。
私をいつも知って欲しい。
意見を聞きたい。
 ....
自由なチョウチョさ
気ままに飛び行く先を
決めていない。
お洗濯を乾かす。

心のわだかまりがない
甘い時間
ゆったりした気持ち
自由な行動。

私に自由がなくなったら
羽をもが ....
おかあさん
おかあさーん


わたしを産んだ日は
晴れていたと聞きました
満開のサクラ
初夏のような西陽のなかで
汗をかきながら
わたしを産み落としたと。
産院の名前を覚えています ....
娘が東京に帰ってしまうと彼女はほとんど裸のままベッドに仰向けになった

そうやっているとスポーツに明け暮れた学生時代味わった失意と蹉跌を思い出した

自分の置かれている立場などいつも練習中見て ....
まるごとわたし、なつごもり
こんな季節なので
あなたと顔を合わすのもおっくう

真っ盛りに教室漬け
教科書ノート参考書の順で
男子と女子が、かたちもなく
見えない上下運動をくりかえす ....
生ぬるい大型トラックの風が
スカートを捲くらせてしまう
わっ
と手で押さえたあたしを
見ていたかどうかなんて
煙草の煙で分からなかった

最近の暮らしぶりも
カメラの趣味のことも
空 ....
何かを失うということは
あまりにも日常的なこと
そしてそれが二度と戻らないことも

人が自ら行おうとする
生活に必須なこと以外の多くは
これらの穴埋めや消失感の緩和のため

それが ....
subaru★さんの自由詩おすすめリスト(4502)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
パレードには行かない- nonya自由詩29*12-8-22
ちょっとだけ哀しい人生- 梅昆布茶自由詩1112-8-22
夕方の交差点- 朧月自由詩212-8-22
彫刻室座のよる- 梅昆布茶自由詩1412-8-21
ムラサキノハナ- じじ自由詩18*12-8-21
不可逆- 乱太郎自由詩25*12-8-21
都営団地の屋上で- 馬野ミキ自由詩1712-8-21
脂喰いザルの正義- ……とあ ...自由詩8*12-8-21
全ては終わった。- ペポパン ...自由詩4*12-8-21
たえまなく改行を続けているあいだ- 草野春心自由詩812-8-20
マクドナルドから見える夏- beebee自由詩25*12-8-20
夜よ_ご機嫌麗しゅう- ただのみ ...自由詩13*12-8-19
人生楽しく- ペポパン ...自由詩4*12-8-18
過剰- あおば自由詩8*12-8-18
こころのひかり- 吉岡ペペ ...自由詩312-8-16
残暑- nonya自由詩21*12-8-16
粋人の午睡- ……とあ ...自由詩10*12-8-16
蚊帳の外- 森の猫自由詩13*12-8-16
さいごこの世で- 吉岡ペペ ...自由詩1512-8-16
種を蒔く人- 岡部淳太 ...自由詩1212-8-16
- salco自由詩2*12-8-16
笹舟- 千波 一 ...自由詩4*12-8-15
鳩時計といっしょに3時をお知らせする- 北大路京 ...自由詩13*12-8-15
嫁さん- ペポパン ...自由詩4*12-8-15
自由- ペポパン ...自由詩5*12-8-15
祈り_〜八月生まれの母へ〜- 銀猫自由詩13*12-8-15
刹那- 吉岡ペペ ...自由詩212-8-15
さまよい- りこ自由詩16*12-8-15
果てに、- AquArium自由詩312-8-14
遭難者の筆- ただのみ ...自由詩13*12-8-14

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