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私は

空に浮かぶあの太陽が輝くのを見て言葉をはく
言葉から自由になる私がいる

自由になる私もいれば
言葉は私を自由にしているとも

そうではなくて

私を思いから解き放つこ ....
季節の車輪を転がしながら

時代の坂道下って降りて

さあ年の終わりと始まりのテープが切られました

あなたの目にはどんな時代が見えますか

世界は灰色にもバラ色にも染まります

 ....
 
世界平和なんて願わなくていい

家内安全、商売繁盛、合格祈願、恋人ができますように、何だっていい

目を見開き、そして願え!



 
凍った蛇口をあきらめて

くんだ水をリヤカーで押していた

すこしぬれただけで

手が冷たく痛くかたくなっていた

それを思うとなみだぐめた


ぼくの身代わり?

あなたの ....
また、おもしろいはなしあんで

ぼくが聞いたらおもしろい

感じるところもおんなじだ

また、おもしろいはなしあんで


前髪ぱらぱら静電気

手櫛でぱらぱらもと通りに

裸 ....
小さなツリーに飾りつけ ケーキを食べて
プレゼントを期待して眠った子供の頃
夜中に聞こえてきたのは 言い争う声

弟達は眠っている 耳をすますと台所で
父と母が言いあっている
なんだろうと ....
ゆっくり湯を沸かし



大きな器に ひとかきの飯を入れ

わずかばかりの具を入れて 雑炊をすする

これで いい
大晦日の朝は これでいい
誰かの吐き出した二酸化酸素を吸って
明日もため息が繋ぐ年の瀬
きっと思われているようには
うまく笑ったり出来ないのだけど
朝一番に水を注ぎ込んで
芽吹く思いもあるのだろうか
もう数時間もす ....
蟻を奥歯でかみつぶし
くるぶしを白くいじめていた

ここにはなにもない

あまりに寒く
はく息を凍らせて
楽器のように鳴らしている

見たことのない誰かの部屋の窓が
すこし
 ....
あの頃よりも綺麗になった君を
呼び止められなかった右手

苦し紛れの甘い褒め言葉に
不覚にも照れてしまった右手

掴み損ねた夢みたいなものを
慌てて誤魔化そうとした右手

振り返 ....
得体のしれないものが浮かんでいる
球体なのか
立方体なのか よく分からない
時々 雀がとまる
もう一年以上浮かんでいる
雨で落下するわけでもなく
風に流されていくわけでもなく
そこに 浮 ....
 
 
ひし形の歪んだ街に産まれて
時々、綿菓子の匂いを嗅いで育った

弱視だった母は
右手の生命線をなぞっている間に
左耳から発車する列車に
乗り遅れてしまった

毎日、どこかで ....
夜の天幕はマグネット
キミが蹴ったつまらない石ころを
引き寄せて
星にすりかえる
朝が来るまで
せめて忘れたふりしてる

自分が永遠に満たされることのない
闇であることを

さみし ....
いつもなにか隠している
私のポケットは
私の手を隠してる

ほんとうのことって
だいたい残酷
綺麗な嘘でラッピングしても
すきまからみえてしまって
かえって傷をつける

不器用な人 ....
軍手の布地が手の水分を奪う

支給品は きゅと引けば地肌が見える粗悪品

レースの手袋じゃあ無いんだから

指紋の汚れを爪で掻き出そうとしても これは染み付いた汚れだ


あかぎれの ....
自転車を走らせながら

夜空を眺める

近くて軽い

感触が迫っている

もう少しで届くよ

立ち上がり私は伸びていく

ビルよりも高く

今日食べたラーメン

箸です ....
そういえば雨は降っていない
だから洗濯物を
取り込む必要もない

僕は寝ぼけた眼をこすり
猫が座っていた座布団の温かみを
確かめた

そういえば雨は降っていない
隣の庭の土は
乾い ....
あの歌が気軽に歌われていたころ
あの歌のことはみんなが
わかっていた
あの歌が
気軽に歌われていたころ
あの歌は
線路の上で寝そべったって平気だった
あの歌は
いくらお酒を飲んでも
 ....
無量無辺のこのことを
寄る辺なき時代の卵白が包んでいる

さかさまつげを背にして眠る
わたしたちの
やさしい負けはいつの日も決まっていて
いつか必ず
だれの目にもとまらない場所で
 ....
朝日の足跡はみんなのあくび

夕日の足跡はみんなのただいま


とことことこ


雪の足跡は清水

花の足跡は蜜

夏の足跡は実り

北風の足跡は落ち葉


ぱたぱた ....
ドアを開けるとそこは青く燃える森

新緑が手招きする

音をたてずに消えるドア

風が吹き込み髪と遊ぶ

進む度に木々が芽吹く音がする

足跡から植物が生まれ枯れていく

手を ....
ゾウのすむ森
という名の運動場
いちばん小さいウタイは
頭を振っている
振り子みたいに夕暮れ時
歩いてやり過ごす二頭をよそに
空中に鼻をしならせ
耳朶で風を鳴らすよう
右に左に頭を振り ....
女子マネがいるとこには負けない 何のことはない

君自身が落し物なのだ



たとえば君が左のエレベーターに乗る時

右のエレベーターから降りてくる

すれ違ってばかりの斜に構えた運命が

今日も君を捜してい ....
風が冷たい
身体が冷たい
だけれども街から溢れだす明りは
なんだか暖かそう
溢れ出す人々は優しそう

私がぽそぽそとつぶやく
他愛のない言葉に
そうだよねと
頷いてくれているようだ
 ....
光について語ろうとして
君について語ってしまうわたしを
どうか許してください

闇の中を歩くのは怖い
すくんでしまう足を
立ち止まる背中を
導いてくれる光

君はやっぱり光なんだ
 ....
 
紅白歌合戦に誰がでるのかとテレビは繰り返し

コタツに老婆がひとり

印刷された年賀状に「今年も健康でありますように」と、娘に書き添えた



 
大海原は苦手だ
小さな滝壺を庭にしてひっそり暮らした
時々、「見晴らし岩」に座り、遠くを眺めた。

渡り鳥のような大空は苦手だ
見捨てられた小さな神社が裏庭だった
時々、「千年杉」の枝から ....
法則を聞いてみる

雲のうえに

青空に

ひかりに

法則を

発見せずに

決めつけずに

雲のうえに

青空に

ひかりに聞いてみる


市電がとおる
 ....
風が
やすやすと
国境を越えて
やってくる

クリスマス寒波に
背中を丸めて帰りを急ぐ人の
ひとりにひとつ用意された家路をたどれば
夜に沈んだ土地に
ぽつり、ぽつりと
灯りがともさ ....
subaru★さんの自由詩おすすめリスト(4502)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
私と空- 吉澤 未 ...自由詩6*13-1-1
2013年_新年に思うこと- ただのみ ...自由詩24*13-1-1
初詣- 殿上 童自由詩19*12-12-31
- 吉岡ペペ ...自由詩112-12-31
おもしろいはなしあんで- 吉岡ペペ ...自由詩112-12-31
メリー・メリー・クリスマス- 砂木自由詩12*12-12-31
大晦日の朝(こころ)- ぎへいじ自由詩10*12-12-31
息継ぎ- Mélodie自由詩312-12-31
- はるな自由詩512-12-29
まねきねこ- nonya自由詩20*12-12-29
浮遊物体- 空丸ゆら ...自由詩1412-12-29
誕生日- たもつ自由詩2312-12-28
マグネット- そらの珊 ...自由詩20*12-12-28
ふたつのポケット- 朧月自由詩412-12-28
あかぎれ- ぎへいじ自由詩18*12-12-28
軽い夜には自転車はよく進む- 灰泥軽茶自由詩6*12-12-28
そういえば雨は降っていない- 藁谷 正 ...自由詩312-12-28
線路- 藁谷 正 ...自由詩512-12-28
陰をあたえる- 平井容子自由詩1712-12-27
足跡- 小原あき自由詩11*12-12-27
幻森- 暗闇れも ...自由詩312-12-27
振り子- salco自由詩10*12-12-26
女子マネがいるとこには負けない- 北大路京 ...自由詩612-12-26
気休めという天使に足を踏まれた聖夜- ただのみ ...自由詩19*12-12-26
街の明りは溢れだす- 灰泥軽茶自由詩6*12-12-25
光について- 小原あき自由詩8*12-12-25
コタツ- 殿上 童自由詩25*12-12-24
日々の物語- 空丸ゆら ...自由詩1912-12-24
信じる- 吉岡ペペ ...自由詩812-12-24
No_Country- そらの珊 ...自由詩1512-12-24

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