すべてのおすすめ
パトレミスの海岸線のうえ
対岸の樹木のかげうっすらと
水辺より空はかすかに白ばみ
薄青のそらをうすい雲がすぎて流る
エレナ・マイヨールは農場にのこされた機械のかげを
すばやく片づけられた部屋 ....
冷蔵庫に忘れ物がいっぱい 梅田さんと 佐藤さん(17歳〜27歳の女子2人組)

 

『 サンタさんになりたい 』
 
佐「あんな、私、サンタクロースになりたいねん」

梅「なんやの、いきなり」

佐「12 ....
詩は傷みです
あなたとわたしの間で
血が流れるように
空白を引き裂いた文字です

詩は苦しみです
あなたとわたしが共に
吐き続けたように
空白に汚れたままに散らかした ....
ドウダン ツツジの森は小春日和が好き
根元にからみつく風が友達

山ひとつ越えた里はすでに埋もれ

西の山にかかる雪雲
低くはぐれて ひとつ ふたつ


森の中を散策するには

 ....
優しくできないことを辛く思わないんで欲しいんだ
どうせ人間はいつかは干物だ
乾いた挙句火に焼かれるのだ

誰も僕の替わりをしてくれないことってあたりまえのこと
いつか誰かに会えるってのも素敵 ....
金もナク仕事もナク
展望も若さもナク
妻子には捨てラレ
責も任も負ハズ
誰にも期待さレズ
東にも西にも行カズ
誰を労ふ用もナク
暮しの足は大丈ブ
家計一人このオカズ
雨にも当たラズ
 ....
ねぇ 触れてもいいですか

まぼろしに 呼びかけて

指先が じんじんと しびれる

ねぇ 触れてもいいですか

狂おしく

ただ 呆然と 泣く

爪の先に 熱く 火がともるよ ....
僕は疲れていた
疲れていないはずはないのだ だけど 
そんなことを 雲の向こうに 考えていた気がする
ぼやけた 島が見えた気がした


人に会った気はしない
眠気が次第にやってきた
僕 ....
息が上がる
罰ゲームのように選手になった
中学の時の駅伝大会の思い出が甦る
襷は受け渡されていた
持久走は苦手だったが
途中で放り出すわけにはいかなかった

息が上がる
今日襷は受け渡 ....
つるつるの
のっぺらぼうより
ささくれだった
心のほうが好きです
だって
何かが
引っかかりやすいから


という言葉を残して
その九十六年の生涯を
未だ全う中の
山本兵衛さん ....
できるなら
現場(そこ)でも祝福の気持ちでいたかった
たとえば
生涯一度の自分の家なら
これに関わるすべての人に
笑顔で労してほしいじゃないか


+ + +


行きの渋滞を避 ....
子どもが笑う
それがすべてだ

泣いている
理由はさまざま
見つけて
取りのぞいて
満たして
抱き締めて

温かい布団と
美味しいご飯と
安らかな心地を

子どもが笑う
 ....
                   121211





これからの音と色がかもじいー

頭のてっぺんから声がするから
おーいと叫べば、ほーいと応えるのさ
キラリと滑りながらゴ ....
ばてている狛犬 昨日からにわかオリンピックファンと暮らしている 明けきらぬ朝
まだ薄暗い空に
ブーメランのような白い月が落ちている
あれは誰が投げたのであろうか

キミに投げた言葉は
めぐりめぐって
自分に帰ってくる
受け止めて ボクは自分という存 ....
遊女

太夫という名のあるいは
花魁という名の華があった

ほぼ大名や貴族あるいは富商といった上層の遊びであったらしい

歴史的考証は別にして
要するにスナックのねーちゃんだと思ってい ....
プリンも寂しがる夜が膝の上 体臭は毛布のようだ
男臭い布団はそれだけで暖かい
男にとっては逆だろう
遠い子宮の記憶を辿り
疲れた胎児は体を丸めて
全てを忘れて眠るのだろうか
女の体の匂いの中で

私には子宮より
 ....
今が 日付を一歩跨いだのか
時が 向かい風のようなのか

昨夜から
     今朝へ
        光が溢れ

新雪積もって白紙に戻り
一文字人文字人間が
寒い眠いと起き出して
 ....
 
あっちゃむいて、ほい! あっちゃむいて、ほい!

たまには向きおうてもええんちゃうん?

こっちゃむいて、ほい!



 
歯ぎしりでイルカが集まる 死ぬために
わたしという赤い水晶体が
こぼれ落ちた汚泥を胸に抱きしめて
最後の水道を歩いている船はもういってしまった
孤独が
わたしの人生の意味であるなら
わたしは十分孤独であったろうか
河の岸辺の柔らかき

柳の枝で縛り留め

貴女と私の幸せを

永遠にしたい

ただの一時さえ

繋ぎ止められはしないと

河は歌う

早瀬の石を撫でながら

おお

 ....
中村勘三郎が死んだ

勘九郎のイメージがぼくには強かった

ハッと驚いたようなとぼけたような目と口を思い出す

そばにいると誰もが惹かれた男ぶり、人間ぶりだったと言う

ぼくがそうなる ....
きっと君はおぼえていないんだろうな

僕たちが、まだ出会って間もない頃に

交わしたあの約束を。





それは記念日でもなんでもない

ごく普通の平日で

 ....
夜と朝の

境界線は

音もなく

やさしく引かれ

月の輪郭は

あわく

ほどかれ

いつのまに

僕らは

しんと

立たされる

夜の長さと引きかえ ....
教習車で好きな子の家の前を通る  人生なんていうけれど

それって 今日のこと
それって 今のこと

ためいきも
呼吸のひとつなら
次すう息はあたらしい

まえをみて
まわりをみつめてあるきたい

今を
今日 ....
subaru★さんの自由詩おすすめリスト(4502)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
エリオドールの夜明け- 鈴置友也自由詩8*12-12-15
冷蔵庫に忘れ物がいっぱい- 北大路京 ...自由詩812-12-14
梅田さんと佐藤さん『_サンタさんになりたい_』- 北大路京 ...自由詩14*12-12-14
- 乱太郎自由詩29*12-12-14
散歩道- ぎへいじ自由詩19*12-12-14
槇原みたいには歌えないが- 梅昆布茶自由詩15*12-12-14
文句しか垂レヌ- salco自由詩8*12-12-14
コアントロー- 月音自由詩412-12-13
木の葉の詩- 番田 自由詩612-12-13
持久走による世界の捕え直しのためのエスキース(習作)- N.K.自由詩3*12-12-11
仮名の告白- 花形新次自由詩612-12-11
基礎に埋めたぜんまい- 乾 加津 ...自由詩19*12-12-11
幸せのゲーム- 小原あき自由詩12*12-12-11
幸せのゲーム(縦書き)- あおば自由詩3*12-12-11
ばてている狛犬- 北大路京 ...自由詩212-12-11
昨日からにわかオリンピックファンと暮らしている- 北大路京 ...自由詩112-12-11
帰去来器- そらの珊 ...自由詩7*12-12-11
遊女- 梅昆布茶自由詩812-12-10
プリンも寂しがる夜が膝の上- 北大路京 ...自由詩512-12-10
- salco自由詩11*12-12-10
人間詩- ただのみ ...自由詩19*12-12-9
あっちゃむいて、ほい!- 殿上 童自由詩20*12-12-9
歯ぎしりでイルカが集まる- 北大路京 ...自由詩512-12-9
水晶- 佐藤伊織自由詩512-12-9
- ドクダミ ...自由詩8*12-12-9
中村勘三郎を思い浮かべる- 吉岡ペペ ...自由詩412-12-8
変な約束。- 元親 ミ ...自由詩212-12-8
希望の朝- 三田九郎自由詩4*12-12-8
教習車で好きな子の家の前を通る_- 北大路京 ...自由詩1112-12-8
いま- 朧月自由詩412-12-8

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