すべてのおすすめ
目に映る炎には
誰も自分では気づけないように
無意識の園に咲く薔薇の色を
想像することでしか描くことができなかった
もし誰かがその一本を取り
目の前に示してくれたのなら
私は人を愛する ....
休みたいので
コンビニの店員に
すいません
枕とベッド売ってませんか
って聞いたら
申し訳ありませんが品切れです
だと
ふんわりしたいので ....
「お花見がしたい」
君がそう言ったから、街へ出たんだ。
四月も半ばなのに風が冷たくて、
いつも薄着の君は、
淡い色のストールを身体に巻きつけて、
細い肩を何度か擦った。
かつか ....
正義面をして
弱い人を決めて、悪い奴を決めて
どちらにも心の底から軽蔑をする。
それでも子供はいつか
名前を持たない悲しみに
追い詰められて、
自分を守ろうとするのだから
もう追い詰 ....
スクリーンの少女が吐き続けている青いゼリーを唯一の光源とした地下室の底を 全身の血を逆流させるようなシンセサイザーの息づかいが 脈々と這い擦っている 水槽に閉じこめられたおまえは ガラスの壁を両手でひ ....
扉の手前で
踵と
爪先が
転ばぬ靴に
しっかりと
収まっていることを
確かめる。
右手で押した
扉が
ばたんと
閉じて、
今日 ....
底ふかい
ながれる霧の
亡失のよあけに
サインのかげりがうかびあがると
ゑづは
狂いはじめ
つよくあしでまといの舌苔
怪訝と
したたりで
烏合を吐きだすつぶてに
そまる
....
忙しいと言いながら
忙しそうにしている人がいた
忙しい毎日が嫌だとぼやきながら
忙しいのはなぜかしらと呟きながら
忙しさから解放されそうになると
忙しく何かを探しはじめる
忙し ....
無意味を求めて
僕は退廃を築いた
堆く積まれた黒い山を
そのまま心なんて
安直な考えは捨てたけど
喉を潤すほどの涙は流せないよ
渇きを生むほどの絶望は知らな ....
韻を踏み外したまま
蓄積する行末から
こぼれ落ちる
行間という溝に
言葉の葉脈を
透かし見る
空と触れ合う海
陸を撫でる風
揺れる草木
点滅する青
震える黒線
遮光される ....
明りの弾ける音が闇を貫けて沈黙へと沁み込む
焚火を囲み暖をとる
密猟者の秘め事 儀式の執行
祈りの呟きの後 狩りの前
青い薫りの葉煙草を皆で回し吸う
苦い煙を吐いて 少しの吐気が残る
秋 ....
- マルガレーテへ -
懐かしい旋律よ 黒髪が黒い鍵盤を浸す時
古い一族と共に お前は 滅びる
彼女が今 白い鍵盤を 血の赤で汚している
彼女の唇が ....
眩暈 渦巻く
撹拌される大気 跳ね返る陽射 大地の熱気
沸騰する 頭痛
体温の上昇 雲までは遠い 空を睨む
地図上の 南風 吐息 突き吹いて
一項目 捲られる
山脈を覆う オ ....
O の彼女に子供が生まれたよ
その頃 みんなは相変わらず
Y はバイパスの車間を260km/hで走り抜けていた
K は休憩中にメル友名義のやれる女を探していた
S ....
合浦の浜に藤を見に行くのが好きだって
ばあちゃん 僕にお菓子を買ってくれて
二人してバスに揺られて 行ったよね
桜も沢山な公園だけれど
その頃は いつも人が ごったがえしで
僕は ....
合浦の浜さ 藤ば見さ行ぐの好ぎだって
ばっちゃ わーさおがしば買ってけで
二人すてバスさ揺られで 行ったっきゃね
さぐらもてっぺな公園だっばって
そったどぎだば いづも人っこ ごだごだ ....
わたしだけの世界
かすかに聞こえてくる
喧騒のひとかけらも
画面のむこう
ほほえむアナウンサーも
わたしを拒む世界
ため息が漏れたとしても
それはひとりぼっちの声
下らない ....
何処までも響いて鳴り止まない森の梢たち
降る雪が そうして白金の鈴を鳴らしている
耳の先の黒い兎が 雪原を駆ける
(優れた獣は所謂 「気配」を感じる
視聴覚と触覚、臭覚を統制する ....
黒い水晶の森を 黒曜石の渓谷を
吹き抜けて 暗がりの新緑を 震わす風
やがて透明に 純化されてしまう 花粉を
雪の結晶のように鋭利に 纏った有害な
棘ある風 絶えない夜
暖かくして ....
一昨日 蒼が過ぎる空の下で
随分と酷く滑稽な光景
轢かれた猫の死体 朝の冷たい路上
それを拾い上げ 持ち去る精神異常者
・・丁度きっと何かを祈りたい気分だったのだろう
昨日 大空の下で ....
昔に書いた詩を読み返してみる
いつのまにか、すごい量を書いていた
わー・・・はずかしい
いつかこの詩も、こそばゆくなる時がくるのだろうか
あぁ、この頃はあの人のことが好 ....
ぼくが平凡に飽いて 随分と時が経つ
青空は決して
何処までも 広がってはいない
何処にでも 広がってはいない
その空の下に 血が流れる戦地に於いて
青は益々 その純度を輝かせる
....
遅すぎた雪は
後から追ってきた 雨に溶かされて
もう 降らない
でも 雪は
きみが大切に育てた
色とりどりの花たちを 皆殺しにしていった
夕時雨に
垂れた 白い涙 啜って
重く ....
夏羽に着替えて
飛びすぎたスケートボード
今はナマズの寝床
あいつ 死なねーかな
死ねばいいな
殺すのは嫌だ
そんなに馬鹿でもないし 度胸もない
事故か 病気で急死
明日
いいな それ
ただ 自殺は許さない
....
燃えろ
枯れた老人のように
燃えろ
脂身のった中年のように
さよなら
親切
さよなら
思いやり
下降はしない
硬質な平面 ....
わたしは、ぬけがらです
わたしの中身は かつて鳥篭に押し込み、鍵をかけ、どこかへやってしまった
だから、わたしは ぬけがらです
今日も わたしはわたしの存在理由をさがして ....
熟睡までしばし
左腕はロボットの優雅
無駄を許さぬアルミ色
組立て式安物音楽のリストは以下
・ペーパー・クリップ
・油粘土の緑
・びよよんなバネ
・一応 悲 ....
ジーザス
その掌を十字架に繋ぎ止める
楔の持つ結束力
ぼくときみ
裏側から向こう側を見つめ返そう
ブラウン管を見つめてる
スクリーンを見つめてる
モニターを見つめてる
ペ ....
北 横殴りの吹雪
厳しく美しい その事態を 知らない 彼らが
雪原で 凍えながら 夜空を見上げている きみのことを
南 さらさらした柔かな 砂浜の上で サングラス越しに
スクリーンから 眺め ....
subaru★さんの自由詩おすすめリスト
(4500)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
乾いた薔薇の住まうところ
-
瑠王
自由詩
5*
11-4-20
売買
-
草野春心
自由詩
7*
11-4-20
さくら
-
茅野ゆき
自由詩
3
11-4-19
一つの念こぼす
-
山岸美香
自由詩
1
11-4-19
クラゲチアノーゼ
-
魚屋スイ ...
自由詩
8
11-4-19
転ばぬ靴
-
小鳥
自由詩
2
11-4-18
ゆめのゑづ_(幻肢の砦たち)
-
乾 加津 ...
自由詩
14*
11-4-18
忙しい人
-
ベンジャ ...
自由詩
3*
11-4-15
tower
-
syuon
自由詩
1
11-4-14
髪一重_/_****'04
-
小野 一 ...
自由詩
6+
11-4-13
狩唄のあとに_/_****'04
-
小野 一 ...
自由詩
5
11-4-13
銃声_/_****'04
-
小野 一 ...
自由詩
6*
11-4-11
虚ろな数_/_****'04
-
小野 一 ...
自由詩
5*
11-4-10
世代_/_仙台での思い出
-
小野 一 ...
自由詩
4*
11-4-10
藤を見に_/_****年不明
-
小野 一 ...
自由詩
6*
11-4-9
藤ば見さ_/_****年不明
-
小野 一 ...
自由詩
6*
11-4-9
世界
-
青井とり
自由詩
1
11-4-9
尖端_/_****'04
-
小野 一 ...
自由詩
6*
11-4-6
睡夢_/_****'04
-
小野 一 ...
自由詩
5*
11-4-6
虹砕ける午後_/_****'04
-
小野 一 ...
自由詩
5*
11-4-6
むかーしの詩
-
くろきた
自由詩
3*
11-4-4
平凡_/_****'04
-
小野 一 ...
自由詩
7*
11-4-3
春雨_/_****'99
-
小野 一 ...
自由詩
5*
11-4-3
小川
-
トキハ ...
自由詩
5*
11-4-2
**_/_****年不明
-
小野 一 ...
自由詩
3*
11-4-1
連れ立って_/****'99
-
小野 一 ...
自由詩
7*
11-4-1
ぬけがらです
-
仁村仁亮
自由詩
4
11-4-1
震度13.2_/_****'99
-
小野 一 ...
自由詩
4*
11-3-31
エルサレムの売春婦_/_****'99〜'03
-
小野 一 ...
自由詩
3*
11-3-30
slide_away_/_****'99〜'03
-
小野 一 ...
自由詩
6*
11-3-30
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