すべてのおすすめ
さて あのすすり泣き
深夜不気味な静寂の中
心の中を踏みにじる
遠吠えのような鳴き声と
嗚咽を漏らしたすすり泣き

寝静まった街の中
街路樹に風 だけがざわざわと
聞こえぬふり ....
女は黄色が好きだった

あるときなぜかと聞いてみた

黄色はこころを明るくさせるから好き

ゴッホの黄色が目のまえに浮かんだ

黄色はこころを明るくさせるから好き

あなたの黄色に ....
  そんな老朽化した家屋の
  偲ぶ場所
  なんて
  もうこの世の
  どこにもなくっていい
  壊れてしまってもかまいはしない

  ぼくの
  わたしの
  想い ....
かみが かわくまでは
はにかみで あいせそう
つきのうらがわの めつぼうのあらすじも
かわいた だいちの のろいのことばすら
そよぐ水草、駿馬のたてがみ かみが かわくまでは

 ....
 「上を向いて歩く−はてどこかで聴いたような」

風は丘を越えて吹いている
丘を覆い尽くす向日葵は
風に吹かれていくらか首を傾げ
黄色い丸顔を撫ぜる風

道の下は荒れ地
昔昔その昔
 ....
その時の川に
入れなくなってしまうのは
水が絶えず
流れてしまうから
川は変わらないじぶんを保てず
姿を変えては
石を洗っている
けれど
小便がついた手を
洗うために
ただの水 ....
 夜の図書館

しじまに俯く図書館の内省では
神田川の源流もナイルであります
不心得者の高校生が夕方
不品行に忍び笑いを殺していた
地下の障害者用トイレも森閑と
そばかすだらけの司書の死 ....
感情の交差点に信号が点る

読み解くのが苦手だと諦めるヤツが渋滞を生む

苦手意識か我儘か

他人に回答権利を与えるくらいなら
少しくらい痛い目を見る方を選ぶ
 
いろいろな
乳房を
見てきました

電車の轟きと、乳房
陽炎の記憶と、乳房
世界の呻きと、乳房

愛は乳房に、向けられます
それは、愛が、温もりだからです
乳房、泣きついても善いで ....
プラスチックで出来た心臓はいつだって鏡に映らない

スニーカーの底に穴が開いていて、覗くときみが見ている
怖くて水溜りを踏めなくなった

プラスチックで出来た心臓が唸っている
引っ掻き ....
後悔なんて
してるにきまってる夜に
あなたの涙が流れて
いないかだけが気になる

泣かないで
なんて言う資格も
ない私だから泣かない

寒いとき
寒いねって
言えることが幸せなん ....
あきらめてみる

たとえばわたしでいることをあきらめてみる

すると亡くなった母のこととか
ひとりぼっちの寂しさとか

なんだかふぅっと身軽になれて

お線香のくゆりは相変わらず苦手 ....
灰色の 空
圧力釜の 蓋
沸きかえる 想い
人々はみんな 煮崩れていった
首を垂らして歩けば
私の影で縁取られた道路が見える
雨上がり、ミミズが這い上がって
そこいら中でダイイング・メッセージ
無性に腹が立って
傘をぶん投げる

私のこと、好きになってくれよ
絶望があるのと同じように
希望も存在する

楽しみが永遠に続かないように
苦しみも永遠に続かない

人生を希望の方向へ
希望の方向へと
向けていきたい
太陽に向かうひまわりのように
 ....
友達と遊んで別れてひとりきり
空はとっぷりと日が暮れて
すっかり遅くなった帰り道

お家に帰りたくないよう
きっとお{ルビ継母=かあ}さんに叱られる
きっとお{ルビ継母=かあ}さんは怒って ....
ニンゲンは幸せだ
猛暑の代名詞になることもなく
熱い息をイライラ吐き
しばしば彼らを罵倒する

(やつらは実に暑苦しい
いっそ冬に産まれてくれればいいものを)

ニンゲンは幸せだ
数 ....
天使だった
かつて
世界中に
贈られた
バースデイ
甘いでしょう
アンドロメダ
死角を持っている
キスすること
必要条件はモロー
プラスチック
ミャンマー辺りの
満つ
板46まい
釘まあまあいっぱい
サランラップいっこ
ネジ4つぐらい
蝶番4こ
ドライバー、マイナス、プラス
ガムテープ
のこぎり1こ、みんなで5こ

幸せには

これくらいあれば ....
そこがすべてを決める
場所でもない

少しぐらい
いい感じだからと言って
どこにでも通用するとは
限らない

大概は
勘違いに他ならないのだが

誉めそやされると
そんな気にも ....
都会は公園が狭い

そこらかしこに人々が置き去りにした言葉がころがっている
威力のない不発弾ばかりだ
今は放射能だかセシウムだかで
こだまのように響いていた子供たちの声もあまり聞こえなくなっ ....
金木犀をトイレの匂いと感じるほどに

ぼくは素直に毒されていた

ちいさなオレンジの花をあまり綺麗だとは思えないほどに

ぼくは自我に満たされていた


撒き散らされる匂いを

 ....
十月の午後の坂道は
陽が傾くほど急になる

呆気なく転がり落ちていく
未消化の棚牡丹と
未開封の地団駄

十月の坂道の午後は
追い縋るほど暗くなる

勝手に暮れなずむ
未完の ....
黒い鳥が飛びはじめる

暗い朝

口笛のような哀切

後悔は

仕方ないわけでも

意味があるわけでもなくて


ただスマイル

スマイルだけが

宇宙をわたる方法だ ....
まっしろな青だった

思考が感触であふれていて、
すきな人にすきな人はいなかった

そうして皮膚に火がついて

はだしの夜
自分の声がうるさくて眠れない

痛みはすべて彼女 ....
もうサーファーもいない
静かな海

くじら岩を見る

君が高校生の頃名付けた
くじら岩、

高校の時、
友達と遊びに来て
海に浮かぶ岩を名付けた
くじら岩、

その海を
今 ....
ロケットが突き刺さったあの丘は
今日も明日も照らされたまま
火星人の去った夜に
一人泣いているモニタの少女
差し伸べられた手は
もう何万年も前のこと
そんな時からディスプレイで一人
ロケ ....
 
陽気なハリー

今日も命を削って商売繁盛

そして、sold out!


 
ゆうべ
三時を過ぎた頃
辻々を葬列が通ったのを
お聞きになりましたか
気の早い病葉がかさかさと
先導僧の笏杖に道を払われ
仕舞い残しの風鈴がひと時
うるさく鳴らされたのを?

西洋で ....
春風に吹かれ
タンポポは旅立つ
誰も知らない土地に
旅立つ

ふんわりふんわり
遊覧飛行
ここは嫌だ
他に行こう

ここは終の住みか
一生浮気はしません。
根を張り
どんな時 ....
subaru★さんの自由詩おすすめリスト(4502)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜の唄- ……とあ ...自由詩7*11-10-6
黄色になりたい- 吉岡ペペ ...自由詩211-10-5
きみの歌声を忘れない- 石川敬大自由詩1611-10-5
かみが_かわく- るるりら自由詩21*11-10-5
歌にならなかった詩- ……とあ ...自由詩1011-10-4
おとなりさん- 中川達矢自由詩811-10-4
十月の童話- salco自由詩14*11-10-4
行路- 徘徊メガ ...自由詩211-10-4
乳房、ちぶさ- 雪路自由詩7*11-10-4
プラスチック製- つみき自由詩411-10-4
冬かもしれない- 朧月自由詩211-10-4
見つめるひと- 恋月 ぴ ...自由詩3011-10-3
- さすらい ...自由詩411-10-3
青春の苛立- マフラー ...自由詩4*11-10-3
無題- 渡辺亘自由詩811-10-3
彼岸花- 未有花自由詩20*11-10-3
黄昏ナツの一生- 佐々木妖 ...自由詩7*11-10-3
禁猟- 自由詩111-10-2
設計図- 吉岡ペペ ...自由詩211-10-2
血は余った皮にも流れている- 花形新次自由詩411-10-2
息子、七ヶ月- ゆるこ自由詩611-10-2
金木犀- 吉岡ペペ ...自由詩611-10-2
秋風- nonya自由詩19*11-10-2
スマイル- 吉岡ペペ ...自由詩411-10-2
ふたつの末期- usoni自由詩211-10-2
くじら岩- FUJI ...自由詩311-10-2
火星の風- 佐藤伊織自由詩811-10-2
陽気なハリー- 殿上 童自由詩12*11-10-2
死霊の夜- salco自由詩8*11-10-1
タンポポ- ペポパン ...自由詩2*11-10-1

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