すべてのおすすめ
死はそこにある。いつでも。あるものとして
恐れてはいけない。
おそろしいのは
おびえる心だ。
誰かのために生きられないことは
ぜんぜん悪いことじゃない。
おそろしいのは
生きない心だ。
 ....
「もう秋だ」
誰に言うでもなく
ただ、ポツリ、一人呟く

風がだんだん冷たくなり
空気が澄んで空が高くなるのが
誰にも言われずにわかる


スーパーでレジ打ちのバイトをしているが
 ....
 室内楽

感銘という
陳腐な言葉で飾り立てられた
フリルとボウのブラウス姿の種馬が行く
題字ばかり大きい
ささやかな詩集を片手に
トム・ジョード役ばりの
理知的気品を醸し出す歩幅を以 ....
旅ってなんだろう

帰るところあっての旅なんだろうけど

住んだこと無いはずなのに
慣れ親しんだ気がしてならない場所へと帰ってゆく

そんな旅路もあるような気がする




 ....
 


ぼくはほら、

羽根がないから飛べなくて

年中 空を見上げてる


ぼくはほら、

口もないから呼べなくて

風が吹くのを聞いている


ぼくはほら、

 ....
手のひらや帽子に降りそそぐ
願われることのない星の色
杯ひとつに痛む片腕
夜を渡し 夜をこぼす


蛾と蝶のはざまの飾り
またたいてまたたいて夜となり
さらにまたたき
 ....
あとなんど苦しんだら

(苦しんでいるうちに

(洞窟があらわれたら

この洞窟出られるのだ


さびしくて

かなしくて

くやしくて


あとなんど苦しんだら

 ....
古い摩天楼の傾斜した屋根から
飛び降りようとした時
屋根の上に
傷ついて飛べなくなった
白い鳥を見つけた
微風のように柔らかい羽毛が
ところどころ血に染まっている

しだいに弱ってゆく ....
執行猶予のついた
罪を背負った
運命の明日
判決が下りる。

白か黒か微妙だ
余生を楽しむ
タバコをふかし
沈黙の夜

歩道橋から
覗いた景色は
ライトの嵐
世の中は寒い
 ....
一人の人間が力強く生きたという事だけで

万人を救うに足る

何故なら万人もまた

「自分もそうできるかもしれない」と考えるから

一人の人間が力強く生きたという事だけで

万人を ....
たいようは じごくのねつ

くもは みずのわるあがき

ひこうきのまどから

くもの げんかい がみえるの

ねつでけされたくもをよそに いきのこっているものどもの

きれいな き ....
希望の楡の大樹の根元
絶望の日溜まりの中で
君は何を想い
溜息を吐いているのだ

柔らかな秋の陽射しの中
ゴツゴツとした大樹の根元にしゃがみ込み
君は何を想い
溜息を吐いているのだ
 ....
 

わたしの言葉 わたしの世界

月は空にうたい

太陽を背に夜をうたい

光の翼をひろげてうたう


わたしの言葉 わたしの世界

光の降るとき 影のさすまで

月は ....
路駐した車に戻りながらひとを探していた

心当たりは遠くで

そう

ほのぼのと淡くずっと一緒に

ずっと一緒にいたかった


秋であるのに春の夜のようだ

ほのぼのとした淡 ....
 
 
窓に眠る
結晶、
その韻律
雪は記憶
線のない記憶
傷ついた草花は
物陰で葉を休め
官吏は雲に刻む
自らの
不完全な名を
 
 
とある学校のとある教室に美少女転校生がやってくる。
ただ転校生がやってくるというだけでも一大事なのに、しかもその転校生が美少女とあって、クラスは転校生の話題で持ちきり。
とくに思春期の男子生徒 ....
冷たい雨粒が
傘をノックする
居留守をつかう僕を
執拗にノックし続ける

開けてはいけない
部屋を覗かせてはいけない

開けたら最後
あいつはズカズカと
上がり込んできて
胸 ....
骨ばった指が刻むリズムに
新しい何かが湧き上がる
一つずつ組み立てられた細胞
その隅々に貴方が浸透していく


疲れた顔も
満足げな顔も
近くで見ていた


どんなことが起こった ....
蔦に食い尽くされてしまった
君の形をした穴が空いたままになっている
無人島に
たったひとつだけ持って行くもの
迷わず携帯電話を選んだ
無人島は完全に電波の圏外だった
ぼくはそんなことはかまわなかった
都会にいても
ぼくの携帯電話が鳴る夜なんてなかった
 ....
風の色が 澄んでゆく
そろそろ厚着を しなくちゃね
石油の香りが 恋しくて
灯の色を 浮かべてる

急く気持ちを 忘れたら
ぼちぼち読書を しようかと
サガンの本が 恋しくて
少し瞼を ....
ヨーイ ドン
校長先生のピストルで
みんな死んでしまった

スタートしたのはぼくだけ
急にグラウンドが広くなったみたい
走っても走っても
ゴールのテープが見えない
しかたがないので
 ....
世界一のスナッチャーは
二三〇kgのバーベルを挙げた
もう眼球は飛び出す寸前で
ようやく視神経の束に支えられている感じ
体じゅうの筋肉は石より硬直して
針でも刺せば破裂しそうな感じ
ベルト ....
純粋な不機嫌
憂鬱ではなく
正しく怒るのでもなく
ニィと笑える
この不機嫌

病気の子供のそれらしさで
つねに何かを云う事ができる
イエス、ノオ、
肯定でなく否定でなく
沈黙し ....
{画像=111007000549.jpg}


窓ガラスに映る大空は青く
青いパネルの上に白い雲が貼り付いていた
冷たい空気が流れ
机や椅子は緊張している
床の上には煤がざらつき
チョ ....
星が鳴いている

ちいさないのちが鳴いている

何億光年かけて

星は

秋の虫になるの

ちいさないのちが鳴いている

星が鳴いている
さくほ のざらし せに まいわき
みおり みずお くらり めにおつ

んゆらま こひ えあぶり しずき
むつて たかれ おりもひ すずろ

ぬかるむ つのり けしのむ さち
ゆむひ もる ....
はじまりの舟 今漕ぎ出す
それぞれの意思 繋ぎ合わせて

荒ぶる魂たちが集う 決意の空よ
澄み渡る青色は 純粋(すなお)さの証

描く未来は同じなれど
ぶつかり合う想い 譲り合えぬ野分の ....
乾き始めた体が
 
今 欲するのは
貴女と云う名の海
 
ただ 名も無い
いまの“わたし”では
 
ただ 同じと
海鳥が鳴いた
 
そうやって大切な「もの」を失ってゆく

失ってゆくのはいつも「もの」だ

ぼくが「もの」にしてしまった「もの」なのだ


年甲斐もなくSMに溺れたのは

二十も離れた女と

ふた ....
subaru★さんの自由詩おすすめリスト(4502)
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