すべてのおすすめ
いきあたりばったりに
集まった記憶のおもちゃ箱
きょうも両手で漁ってみるが

失せものばかりが鮮やかに
輝き失せぬ幻である

誰がもちこんだのか、モダンなデザイン 花札の
母の少女時代 ....
自分の人生を愛おしんで
ここまでつき合ってくれた
セーターの青ミックスの色を
両の腕に抱きしめる

コープのお店に並んでいた
赤ミックスも緑ミックスも
好きだったな
モールのセーター
 ....
いつからだったか
ランディ、田口ランディさんが
自分に真面目に向き合う人だと思った

最近の本「私の愛した男たち」の帯に
あなたは最低、でも成長させてくれた
そう書いてある

いやべつ ....
自分が世界でもっとも惨めな
女のひとりに思われる


理由はって?
捨てた子に捨てられて
犠牲を払って拾った男は
h,,,,,でs,,,,,,でD,,,,,でf,,,,,

こいつ ....
白鶺鴒と歩道ですれ違った


Pardon, forever!



スタスタスタ、にっにっにっ
冬至に至るのだなあ
ゆずだ かぼちゃだ 

忍耐を希望へ切り替える

あとは冬を乗り切るのみだ
小さな種を埋めておくこと
冬至の後は
明るさが増すのみだから

きのうまでとは大違い ....

性細胞が減数分裂するとき
一対の染色体はランダムに遺伝子を混ぜる
個人を規定していた遺伝子の組み合わせが
千差万別となる

劣性遺伝が突然発現するチャンスだ
隔世遺伝と呼ばれたりして ....

Yの祖父は最初Yの男親であった
強く頑固で笑わず坊主頭の大男

金色に光る錦江湾と
七色の完璧な稜線を持つ桜島を
並んで眺めた
たった一冊の絵本を読んでくれた
少しでも間違って読む ....
Y一家北国に行く
鹿児島から、蒸気機関車にて
二晩寝て座席から転げ落ちた

到着、霜月、小雪

窓から永遠に降る雪を
あきず眺めた

二階まで積雪
道から雪の階段を下りて
やっと ....
露の命の彼のこと
託すきみたちもう切るよ

誰にも見返られないで
青い瞳を輝かせ
強い心で今年も咲いた

こうして根っこを抜くとても
冬至がきては冬も過ぎ

春一番につんつんと
 ....
subaru★さんの木原東子さんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
失せもの出ず- 木原東子自由詩18*12-3-7
ひとときの嬉しさ- 木原東子自由詩26*12-2-20
ランディさんの本- 木原東子自由詩10*12-1-18
自分が世界でもっとも- 木原東子自由詩18+*12-1-11
新年のハクセキレイ(三行詩?)- 木原東子自由詩8+*12-1-7
大好きな冬至の日,讃歌- 木原東子自由詩23*11-12-23
遺伝子解読- 木原東子自由詩10+*11-12-12
ふるさとの点景- 木原東子自由詩10*11-12-7
青森行き- 木原東子自由詩10*11-12-1
露草によせて- 木原東子自由詩7*11-10-28

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する