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凍てついた北風に
千切れそうな私の耳が
ちぢこまって 蝸牛

冬枯れた街には
緑も少なく 小鳥もいない
鉛のような 空が重たい

春がこないかなあ……

声に出したら
一歩だけ  ....
風に騒ぎ立てる木の葉の影を踏んで、はしゃぎまわる
子供たちを見ていた

庭先で香る金木犀を指して
あなたは今日も
幸せそうに、笑う





恥ずかしいものばかりを ....
触れた時だけあたたかい
そんな関係でいい

いっぽんと
いっぽんでささえあう

そんなくににしたいなあ
ほどほどの空間を
あいしている
よるにいて
こころを届けたかっただけだ

何のためにならなくてもいい

ただこころを届けたかっただけだ

受けとってもらえなくたっていい

邪険にされたっていい

あなたを全肯定できるなら
 ....
視力検査暗記して答えている  
 
豆まきをして鬼を追いかけているうちに
私は鬼に追いかけられていた
どこまで行っても鬼は終わらない
だから私は追いかけて
追いかけられながら
ひとつの時代を走りぬけることにした
 ....
海を知らないのに 波のように
風に這われた雪が空中に駆け上がる

道路から 枝から 積もった雪の壁から
風の爪となり 冬の刃となり

波から眼をそらせば とらわれたハンドルが
凍る道に  ....
 
まどろみの午後、鼻毛を抜いていた

おや、白いのが一本

ちょっとした目眩をおぼえながらも、また鼻毛を抜くことにした



 
鬼をさがす
おいだしたい

鬼をさがす
じぶんのなかに
いるのはしっている

だけどもしかしたら
おいだしたら みんなで

なかよくなれるかもしれないじゃない
平和って
そうい ....
冬も真剣

春も真剣

季節をまっとう出来たなら

勝ち負けなんてどうでも良い


きょうは季節の関ヶ原

天下分け目の大決戦

三寒四温の趨勢だから

春の勝利は分かっ ....
僕たちはなんのためにボブ ディランを
きいてきたのだろう

少なくともこのユダヤ人の歌は
娯楽ではない

でもトークブルースとしては
とても素敵だ

NHKで放映されたドノバンやジョ ....
ワイヤーで爆発物を巻き付けられて

死ぬまでの時間を過ごす気持ち

冷房のよく効いた部屋

その部屋の窓から見つめる絶望

高橋みなみにえらそうに

終わってるって吐き捨てられて涙 ....
路地裏の朝顔が綺麗なのは
それに丹精を込めた人の息遣いや想いを
一緒に重ねてしまうから

そういった情緒を
たっぷり吸い込んだ花だから

アパートの洗濯物なんかにそれぞれの家族構成やら
 ....
ぶつからないように
ぶつかって


絡まないように
絡ませてしまう


濁らないように
やっぱり濁りの中に浸かり込んだ


傷つかないように
傷つき泣いて
傷つけないよ ....
四角い団地が建ち並ぶ
その中には四角いドアが並んでいて
ドアの向こうには四角い部屋が連なっているのだが
暮らしているのは どこか
丸みを帯びた人間だ

四角い暮らしに疲れてくると
 人は ....
時報に電話する都会の昔の孤独を
歌った年老いたDylanは

顔も見ずに携帯画面で
交換される文字の羅列に生活する
今の孤独を知らない

声で発ッせられる言葉に
恐怖を感じる人の群れは ....
シャガールが好きな女抱いて寝覚の悪い朝 借りてきた猫 又貸しされてる猫 浮気したら作動する型の悪霊 きみから
ありがとうという言葉を聞いた事がなかった

すみませんという言葉しか出てこなかった
それは感謝の言葉ではないんだ

君からは何ももらわなかった無表情なその平凡な佇まいは
拒絶や ....
ふたりの朝は

にかい連続

雲ひとつない

こんなふうにして

ひとはひとと

別れてゆくのだろう

こんなふうにして


だれかがこんなぼくのために

命を使って ....
何もわからない
話すことは 途絶えた
つながれた 手のまま 二人
そこには風景だけが目の前にはあった
足元には貝がらが散らばっている
もう 飽きたと 君は 言った
冬の海は
少し寂し ....
はじまりがあって終わりがある
風が生まれる場所

猫がくしゃみをする
風が生まれる

かもめが羽ばたく
風が生まれる

君がためいきをつく
風が生まれる

彼女がまばたきする
 ....
はだか しずく
つたう指
描くことなく切り
なぞる指


動くもののない
冬の対岸
砂に埋もれた
こがねの音


自身の影をついばむ鳥
暮れから暮れへ曳か ....
冷たい風が、街路樹のあたりで、

キョロキョロと挙動不審で。

一瞬でマンションのベランダに駆けあがると

干されていた白い洗濯物を奪って逃げた。



空を眺めるのが大好きな僕は ....
死にたい人に玉手箱 幼い日々が
やわらかく在ったのは
いつわりごと、が
易しかったから

不器用な手に
添われていたから


ひとつひとつの横顔は
おぼろ気だけれど
ぬくもる匂いは
きえ去らな ....
子供が育ってくると
この世に未練がなくなっていく
休日は外食したいとか
趣味をまたはじめたいとか
生きてるうちに
一度は海外に行きたいなとか
昔あったはずの欲望が
次第に枯れ ....
  終着駅まで眠っていた
  雪がこそこそ降っている
  
  
  
  汚い水のなかに
  ゲンゴロウは浮かんでいる
  だが、その正確な形状を
  ちっともしらない私だ
 ....
夜に浮かぶ幻想群

いつも夜の湾岸線を走る度に思うのだ
川崎と木更津を結ぶアクアラインも然りだが

陸上の建造物よりも海上の光のなかに浮かびあがった巨大建造物は
何故か深く心を打つ

 ....
subaru★さんの自由詩おすすめリスト(4502)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【_冬の吐息_】- 泡沫恋歌自由詩20*13-2-5
明くる日の丘- 山中 烏 ...自由詩2*13-2-5
よるの空間- 朧月自由詩413-2-5
俺は俺を突き放す- 吉岡ペペ ...自由詩513-2-4
視力検査暗記して答えている- 北大路京 ...自由詩613-2-4
節分- 小川 葉自由詩913-2-3
地吹雪- 砂木自由詩12*13-2-3
鼻毛- 殿上 童自由詩13*13-2-3
鬼退治- 朧月自由詩413-2-3
節分の戦- 吉岡ペペ ...自由詩1313-2-3
ボブ・ディランの肖像- 梅昆布茶自由詩23*13-2-3
悲しいね- 吉岡ペペ ...自由詩313-2-2
路地裏- 梅昆布茶自由詩19+*13-2-2
こうなって- 芦沢 恵自由詩24*13-2-2
まるしかく人間論- ただのみ ...自由詩20*13-2-1
スマ・ホ- ……とあ ...自由詩8*13-1-31
シャガールが好きな女抱いて寝覚の悪い朝- 北大路京 ...自由詩6*13-1-31
借りてきた猫_又貸しされてる猫- 北大路京 ...自由詩613-1-31
浮気したら作動する型の悪霊- 北大路京 ...自由詩513-1-31
ありがとうの季節- 梅昆布茶自由詩1013-1-31
雲ひとつない- 吉岡ペペ ...自由詩413-1-31
あのビルはもう、すでに今はない- 番田 自由詩313-1-31
風の生まれる場所- カワグチ ...自由詩513-1-30
水へ_夜へ- 木立 悟自由詩413-1-30
凍結する時間。- 元親 ミ ...自由詩1413-1-30
死にたい人に玉手箱- 北大路京 ...自由詩513-1-30
千代紙- 千波 一 ...自由詩11*13-1-29
命のリレー- 小川 葉自由詩14*13-1-29
終着駅- 草野春心自由詩14*13-1-29
夜に浮かぶ光のように- 梅昆布茶自由詩2413-1-29

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