すべてのおすすめ
誰かに手紙を差し出したい
秘めた恋心を
白い便箋の罫線の間にそっと忍ばせて

誰かに手紙を差し出したい
今朝咲いた朝顔の欠伸が
黒いインクの文字から聴こえてくるように

誰かに手紙を差 ....
ありの行列は
時間の砂をせっせと運んでゆくような
そんな気がして、わたし
のどが渇きました

真っ白、とは言い難いミルクを
すっと飲み干せば
胸の時計は
狂いはじめます、やわらかに ....
冷蔵庫の中から
あなたが出てきて
おとなになりたかった
と訴える
こんな夜には
ビルよりも背の高い
おとなになりたかった
おとなになりたかった
{画像=110804030328.jpg}



傷つく想いと傷つける想い

どちらが重くて痛い?


独り帰って涙を流がす時

わたしは誰かを傷つけている



だから ....
すらりくらりと水面を這う
無音のみずおと

昨日でなくあすでなく
今日を這う

身をくるむ水流
撫ぜて去る矢印の群れ

ふとぷわりと
空気を割る一個の頭で見渡せば
未来はらん ....
お盆
虫取り
夏祭り
生に近いし
死に近い

いつから
八月になったのか
私には記憶がない
そう言えば
今日
「意味」を全うした蝉が
地べたに落ちていた
とたんに
歪んだ蜃 ....
幸福ってあるんかな

傷ってあるんかな

幸福ってあったら

それオレの傷やねん
手鏡に映るわたしは、
媚びた笑顔を貼り付けて、
片想いの彼に振り向いてもらうための練習をしていた

プリクラに写るわたしは
美白と睫を盛る効果で
タレントみたいに可愛くなって、笑っていた
 ....
       
花風がカーテンを揺らしていく。小刻みに空の青さが変化していく。庭にはまき水をした形は残っていない。木々と花々の境界線の弱弱しさ、視覚から萎れかかるものが消えていく。雲は夕立の前触れだ ....
生ぬるいカフェオレを飲んでいた
あめが
ぽつりぽつりと
窓を叩いて
私に何かを伝えていく
内容などわからない
感触のない
あいのようなものだろうと考えていた

君が
冷たい氷の ....
雨の中で
人だけがいない
獏園

時が経つと
美しい観光地になる
 

あたいは線香花火

絶頂をすぎてもチリチリ感じていたい

火球 果てるまで




 
このへやは
にしびがまぶしくて
とだれかがいった

だれかはもはや
ひとではなくて
それでもひとのつもりで
あるようだった

にしびだけが
つよくそのあたりを
てらし ....
雨は
縦からやってくるのに
雨のにおいは
横からやってくる

ボブ・ディランが
教えてくれた
「Blowin' in the wind」
その答えは
風に吹かれているだろう

雨 ....
その箱のなかには夢が溢れていた

幌馬車に乗っていたり
早馬にまたがり二挺拳銃は火を噴いて

またあるときは電話ボックスから秘密基地へと飛び込めば

誰もが海の向こうの豊かさに憧れた
 ....
さっきふき取った
除光液の
ツンとした匂いが

まだ部屋に
漂っている

シャワーを浴びて

真っ赤な
ペディキュアを
塗りなおす

チュニックも
サンダルも
決まった
 ....
女と高台までのぼった

簡素な公園がそこにはあった

商店街で買ったトッポッキと貝を食べた

ソウルの町を一望しながら舌をからめた

白い夏だなと思った

白内障ってこんな感じだろ ....
さびしくなったらわたしをよんで


すんすんすん”と自分勝手に時間が流れる
ものだから

と と と
      て ててと
追いかける


颯爽と走りぬけるきみと
恋をし ....
昔むかし あるところに
とても優しい おじいさんと おばあさんが住んでいました。
 
おじいさんは山へ芝刈りに行きました。
 
おじいさんは山で不思議体験をしました。
そして、たくさんの小 ....
羊羹をよう噛んで
高島田の反対はと聞いたら
怒られた
反抗はできない
絶対である。

おいしい所を持ってかれて
黙って我慢する。
自分を譲る。
なぜか怒れない。

嫌いなオヤジさ ....
山すそに嫁いで間もない頃は
会社から帰って玄関を開ける前に
そっと結婚指輪をみつめた
関所を越える前の通行手形
新姓と共に 自分で選んだ道
でも まったくなじみのない夫の家族達
ただいま  ....
 
 
魚屋に雪が降る
並んでいる電信柱たちは
パンのように沈黙する
台所の窓辺にサボテンを置いて
今日は何をして過ごそうか
外のアスファルトが
小さな音をたてる
きみの体温も静かに ....
朝焼けに
一羽のかもめ
雨上がりの黒い砂
足跡がひとつ
ざらつく視界

限りなく打ち寄せる
あったことと
なかったことの
波打ち際

灰色の雲間から
淡い光が染み込んでくる
 ....
泣きたいのなら雪の中

泣いていたいのなら氷の中

笑いたいなら拡声器の前
かわず
井の中 水の際

にんげん
地の上 大気の中

せまきにおごる
生の限界

未知の世界へ
思いをはせる心をもとう

眠っている
脳の部分をはたらかせ

もてる ....
紐を結んだのは夜だったけれど
つい今朝方に結んだことにしてしまった。

一度、解いてから
もう一度、結び直してみてもよかったが
そうすると、やはり、わざとらしい。

結び目を記憶しておけ ....
インド料理のお座敷で

王様気分で料理を食べた

トマトのスープもほうれん草のスープも

オレンジ色したドレッシングのサラダ

マトンカレーにインドウィスキー

あれがあんなに
 ....
ジグソーパズルの
欠けた1ピースが
見つからない

左目をなくした
モナリザが恨めしそうに
見上げている

完全であることに
恋焦がれる病が
再発したらしい

散らかった机 ....
まな板の上で
かつて
生命を有していた
魚が微笑う

深い海の記憶が
プチプチとした卵のかたちをして
銀色に膨らんでいる

今にもビッグバンを起こして
マリンブルーの
星の卵が
膨張しはじめる気配

 ....
闇を彩る星たちは
静謐(しず)かな炎を纏い
熱き魂の唄を奏でる

遙かな月に手を伸ばす
掴めぬ あなた
信念(まこと)抱き 何処(いずこ)へ

涙は光の絲(いと)となり
切なさと恋し ....
subaru★さんの自由詩おすすめリスト(4502)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
誰かに手紙を- 乱太郎自由詩26*11-8-4
静かなまぼろし- 千波 一 ...自由詩4*11-8-4
エンカウント- 春日線香自由詩1111-8-4
傷つく想いと傷つける想い- beebee自由詩1411-8-4
クロール- シホ.N自由詩3*11-8-4
八月の証明- さき自由詩611-8-3
幸福と傷- 吉岡ペペ ...自由詩111-8-3
笑顔- 洞野いち ...自由詩8*11-8-3
夕立雲- 花キリン自由詩311-8-3
あめとあい- かんな自由詩7*11-8-2
圏内- 春日線香自由詩211-8-2
線香花火- 殿上 童自由詩16*11-8-2
西日- 小川 葉自由詩811-8-2
雨のにおい- 中川達矢自由詩9*11-8-1
箱のなかのひと- 恋月 ぴ ...自由詩22+*11-8-1
ペディキュア- 森の猫自由詩8*11-8-1
白い夏- 吉岡ペペ ...自由詩311-8-1
と_て_- c自由詩111-8-1
昔ばなし- 北大路京 ...自由詩12*11-7-31
羊羹をいずれば- ペポパン ...自由詩2*11-7-31
縁族- 砂木自由詩23*11-7-31
静かに熱- たもつ自由詩211-7-31
ふたつの足跡- 餅月兎自由詩611-7-31
広がり- 一酸化炭 ...自由詩111-7-31
開く世界- シホ.N自由詩211-7-30
ひもの前座- yuugao自由詩2*11-7-30
暗黒宇宙のそのなかで- 吉岡ペペ ...自由詩411-7-30
死に至らない病- nonya自由詩23*11-7-30
魚が怖い訳- 梅昆布茶自由詩711-7-30
遙かな月に愛しさの衣を- 洞野いち ...自由詩8*11-7-30

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151