すべてのおすすめ
貧しい言葉たちを見かけると

原発を思うときのような

途方もない気持ちになってしまう

この違和感は正しい

だからといって

正しいことは絶対ではない

それは世間的な話と ....
昨夜わいわい
朝までざわざわ
朝の光が心軽やかにする

どこまでも行けそうだねと
笑い声がする

皆が帰り
皆が居なくなり

息づかいだけがそこに残り
そこに温もりがあったであろ ....
ほどほどが欲しい

ポタポタ滴る水がコップをいっぱいにするように
ゆっくり、確実に、注いでいけたら
横取りしていく渇いたランナーを怖がらなくていいし
急に溢れ出して倒れてしまう君を見なくても ....
  最後だから笑った
  夏の日のあなた



  帽子をとって
  強すぎる陽差しと
  埃を纏う風を浴びて
  長い髪をそっと押さえ
  頬をそめて笑った
  誰よりも ....
※しゃっくりする男の隣で聞いてる音楽

※詩の作法でなににもまして音楽だと説いたベルレーヌ


言葉は旋律にのって

意味の無い音楽ほど
美しいなどと
仲間内で褒め合っている。
 ....
なぜあなたは顔を少しだけ見せて
ほかの所へ行ってしまうのですか
諭吉先生は僕を嫌ってるのですか

聖徳太子はそうじゃなかったのに
僕に寄り添いつづけてくれたのに
聖徳太子は僕を愛してくれた ....
夜行バスはどこをめざしてゆくのだろうね

彼女は旅行雑誌の安い旅先にのるのかな

闇はやわらかくひろがっている


人間はどこまで自分をつくりかえられるのかな

カルマ=人間の業は命 ....
雲の隙間をみて
自分がとてもちっぽけなことを知った。

小さな隙間だけど
僕はずっと見ていると
飲み込まれそうになる。

雲の隙間に
空の欠片に。

いいや、
空に。
空間に。 ....
不幸の似合う女優さんって
近頃みかけないよね

それだけおんなが幸せになった訳ではなさそうだけど

ひたすら運命と向き合う生き方って
求められていないのかな




冬の日差し ....
何も知らなかった
   (そう叫ぶべきだった)

冷えた夜の欠片をかじりながら
一度切り裂いた真昼の夢を拾い集める
オブジェにならない粘土
翼の破れた折り鶴
なにもかもが中途半端

 ....
脊中に板がはり付いて
逃げまどう毎日
疲れたなんて すぐ横になるキャンディーに
大丈夫ですかと
優しさまでをも あらわして

何もかも受け入れてしまう
何もかもを ゆるしてしまう ....
虎穴に入らずんば虎児を得ず

君子危うきに近寄らず

どちらが本当なのかが問題なのではない

君子は虎穴には入らないのだ

虎児を得ようとはしないのだ

これは君子の消極性によるも ....
車庫へ還らぬバスは
停留所にも停まらない
ただ辻々で
わずかな客を乗せて行く
代金は要らない
誰もが代償を払っているから

今日は五人だけ乗っている
眼鏡を失くした男と
手紙を置いて ....
どこか静かなところへ行きたくて
あなたは本を開く
ぼくはすでに
本当に苦しい時にしか飲んではいけない薬を使い果たしていた

時は残酷ではなく むしろ紳士的な優しさで
少しずつあなたを 分解 ....
              120211





手が汚れては本が読めない
という愁訴にお悩みとのことで
念のために両手を画像診断したところ
左側の画像は正常で
右側が異常の場合 ....
あなたが仮に
桃色が好きだとして
桃色の服や靴
桃色の家具と桃色の壁
すべてを桃色に塗りつくしたとして
それでも気がおさまらず
全人類を
全世界を
空も海も
存在するものの全てを桃色 ....

ある日の深夜

僕をじっと見る
餌の器をじっと見る
再び僕をじっと見る

知らんぷりして
パソコンに向かっていると
いつの間にか後ろに回り込んで
爪が出ていない肉球で
僕 ....
海が壊れていた




卵を殺す
そんな思いを込めて
卵を割り 殻を捨て
気味の悪い液体を調理して
美味しそうな料理を生み出す

それが人という生き物だと
テレビの中に並べられ ....
変化をおそれるな

適者生存なんだから

幸せになろうと思うな

思えば今が

不幸せってことになるから


ぼくらの経験なんて

誰かが既にしていることなんだ

哀しい ....
夜に心があったなら
きっと淋しい心でしょう
闇夜になるのが
淋しくて
誰かを想わずにはいられない

星に心があったなら
きっと淋しい心でしょう
たったひとりで
何億光年旅をして
誰 ....
ぼくが来た道に横断歩道はあっただろうか
君はちゃんとぼくを渡れただろうか
傘を畳みながら
石段を踏みしめる

雨の日に投函した手紙は晴れの日に届くだろうか
花束に深く沈んでいった君
曇り ....
凍るかぜのなかでこの半島はぼくのなまえを呼んでいる

いとしいひびきでね


ぼくは北の国からやってきたまあほんとはプランクトンしかたべれないのだけれど

ことばの魚を追ってきたのだよ
 ....
今年こそ行こうねと やっとのことの格安バスツアー

強制イベントは トイレ休憩のサービスエリア

お土産ひとつ 幸せひとつ



 
左手はご不浄らしいけど
わたしって左利き

どうしよう(笑

歯を磨くのも
お箸を持つのも

字を書くのも左なんですけど

小学校のお習字の時間
せんせいから右手で書くよう指導さ ....
短歌を超える詩が、あってもいい
詩を超える短歌が、あってもいい
詩人も、歌人も夜はおなじ寝床で肌をよせあって
眠るのだとおもう

今日はもうなにも書けなくて
はやくお風呂にはいってあし ....
私が
こうして
文字を綴るのは
この
鉛筆の芯がなくなるまでのこと

あれ
もう芯がないや、と
気づいてしまうその時を
想像すると
やはり切なくなくなるけれど
きっとその朝は
 ....
{画像=120205233911.jpg}


{画像=120205233928.jpg}


からっぽな心 / 電車の影を追って


電車の窓から外を見ると冬日の光の影が
併走す ....
急ぎ足でビルの谷間を行く
追い立てられる日常は
否応なくぼくの背後から
くたびれた背広の似合わないぼくを
気付かれないようにそっと押す
よろめきそうになりながら
目の端ににじんだ夕 ....
ふたりで見た海を通る

消したい記憶を消せるほど

ぼくは澄んではいない


吹き消されない光の源

その物真似をしている


ふたりで見た海を通る

消したい記憶を消せる ....
萎み始めた意識の片隅に
かろうじて立て掛けてある
ギターの絃はたぶん錆びついて
降り積もる時間に埋れている

僕の指は踊れないから
意味を探してしまうから
残念ながらギター弾きにはなれな ....
subaru★さんの自由詩おすすめリスト(4502)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
貧しい言葉たち- 吉岡ペペ ...自由詩412-2-15
息づかい- 灰泥軽茶自由詩7*12-2-15
程程- AquArium自由詩612-2-15
南風- 草野春心自由詩6*12-2-14
- ……とあ ...自由詩8*12-2-14
おそれながら- HAL自由詩912-2-14
四分の一の自由- 梅昆布茶自由詩1512-2-14
眼の中との比較対象- 神木♪龍自由詩112-2-13
Shadow_Dancing(向き合うひと)- 恋月 ぴ ...自由詩24*12-2-13
ねじれ- 乱太郎自由詩15*12-2-13
『がんばらないで』- 座一自由詩212-2-12
君子危うきに近寄らず- 吉岡ペペ ...自由詩512-2-12
- salco自由詩31*12-2-11
読むあなた- ただのみ ...自由詩9*12-2-11
手が汚れては本が読めない- あおば自由詩7*12-2-11
それほど悩むことではない- ただのみ ...自由詩9*12-2-11
鳴かない猫- nonya自由詩27*12-2-11
食卓- 自由詩5*12-2-11
適者生存- 吉岡ペペ ...自由詩612-2-11
星月夜- そらの珊 ...自由詩18*12-2-10
余韻との対話- 空丸ゆら ...自由詩1312-2-10
くじらの唱- 梅昆布茶自由詩2012-2-7
お土産ひとつ- 殿上 童自由詩21*12-2-7
悩むひと(仮題?)- 恋月 ぴ ...自由詩27*12-2-6
このわたしを超えていくもの_2012- たま自由詩47*12-2-6
風の棺- そらの珊 ...自由詩20*12-2-6
からっぽな心_/_電車の影を追って- beebee自由詩28*12-2-5
時計- 寒雪自由詩212-2-5
ふたりで見た海- 吉岡ペペ ...自由詩2012-2-4
アルペジオ- nonya自由詩30*12-2-4

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