すべてのおすすめ
時計の針が熱を出し
飴のように変形する文字盤
使い古された木製の乳母車が
らせん階段をひとりでに
転がり落ちてゆく

それを追いかけ飛び跳ねる
古びたフランス人形
音の鳴らないトイピア ....
パリのオペラ座のすぐ横のキャフェ
ぼくが好んで座った席の
もうギャルソンと呼んではいけないムッシュは
ドラキュラ伯爵で有名なクリストファー・リー氏
そっくりのパリジャンだった

でも笑った ....
晴れすぎた空を仰いで
晴れなければいけない
と思った

わずかな湿り気も
吸い寄せてしまう
とてもシリカゲルな僕は
そう思った

咲きすぎた花を眺めて
咲かなければいけない
 ....
いいなあと羨む気持ち

誰にでもあるよ

いいなあと羨む気持ち

少し淋しくもなるよ

けど気にしなくていいよ


そうなりたいだけなんだ

ぼくらはただ

そうなりたい ....
カタコトカタコト

プラスチックナコトバ

ツッケンドンナハンガートワタシハ

クルクルクルリトブーメラン

カタコリコロリトオトストネ

カルカッタスギサッタイタミノオクハ

 ....
くるの、
きたの、
わかる
とてもつよく
わたしは、
いいんだよ、
いいんだよ、と
いう、
夜にむかって
いいんだよ、
いいんだよ、と
いう
夜があんまりつよまると
底が ....
目を見て
と言われる


視覚優位の
人体の脳

脳の統制は
ある種の幻想


見るためには
もはや目を開かない

涙のためにだけ
目を開閉する


耳で聞 ....
思い出の中に君の顔を探してみるよ。



それは遠い日の記憶

君はいつも笑っていた。

くだらない冗談でふざけあって

些細なことでもおかしくて

君から僕が目をそ ....
秋の海が荒々しく呼吸する
うねる波 遠く水平線の少し上に
厚く濃く垂れこめた雲また雲

ただ一人歩く砂浜は
自らの心象を行くよう
波に打ちあげられた貝殻や
流木のような言葉を拾いあげては ....
今日で十月もおわる
今日は楽しい日らしい
でも 災難のさなかでもあるらしい

どこかのだれかが泣いて
どこかのだれかが笑う
それでつりあいがとれるなんておもわない
どうして右と左があるの ....
晴れた日に口紅を買う

いろいろ遠回りをしたけれど
やっと自分に似合う色をみつけた

女はもともと紅い口紅をつけて
生まれてきたのに
日々の雑事に追われて
いつのまにか
それは色あせ ....
偶然や必然のふりをして

なにかがぼくらを試している

みんな失いそうになるたび頑張っていた

だって世の中すべて

失いそうなものばかりだから
こんなに広い道だもの
迷ったって当たり前

たくさんある方向に
目移りしたって当たり前

プライドだって大事です
だけどね
それすら切り売りしないと生きられない

ぴりっと冷たい秋 ....
日曜日 うっかりペットショップをのぞいてしまう
生まれたばかりのかわいい仔犬が
ガラス越しにじっとわたしをみつめてくる
さっきまで泣いていたかのように黒い瞳が濡れている
この人はここから連れ出 ....
 
ちっちゃな{ルビ削げ=そげ}

いつの間にかウチの一部や

そやから、ときどき、チクリ、チクリ、



 
「削げ」の意味
 1 竹や木の端の削がれたもの。また、それが皮膚に ....
ひとは誰かのために梯子をのぼってゆく

そうでもしなければ生にしがみつけないのだ

移りゆく刹那を

永遠にすりかえる

そのような作業を

慈しみ歌にする

そうでもしなけれ ....
お酒でものんで 忘れちゃえばいいのよ

泣き上戸だって笑われてもいいのよ

誰かさんのためじゃなくって

あなたのためでいいのよ


なかなかうまくゆかないけど

わたしにと ....
横向きで寝る
いっさいの灯りを消しても
消せないものが浮かんでくる
まぶたを閉じても
眼球が光のない世界で動くように
スイッチを切ったつもりでも
同時にもうひとつのスイッチが押されている
 ....
今日は素晴らしき日曜だ
嵐に弄られる街路樹と
無意味に転がる棒切れが
呼吸のように入れ替わる
ペテンのような日曜だ


あなたの瞳の奈落に潜む
鬼火のような問いかけは
閃くごとに ....
昨日大好きな大好きなドナルドに初めて会った。
びっくりした。
僕は34歳だけど、
写真撮影の順番待ちをしている50分で
みるみる子どもになっていった。

ドナルドとハイタッチし、
ハグを ....
転職を考えている。
今まで肉体労働を考えてきた
しかし部活も文系で
体を鍛えていない。

勉強ばかりしてきた。
頭脳労働を目指すべきである。
自分の特技は考える事
組み立てる事。

 ....
あの日あなたが何気なく
捨てた言葉を後ろから
こっそり拾って生きてます。


あの日あなたとすれ違った
独りよがりな愛してるを
こっそり胸に抱いたまま眠ります。


あ ....
雨に濡れてでもなくカラスは
強いか弱いか

自分のモノサシしか持たない私が
おそるおそる見上げる電柱の上で
ぽつりぽつりなくカラス
たったひとり

それよりも高い空からおちてくる
雨 ....
宇宙という、漆黒の永遠に向けて
夜しかない、音もない、無に向けて
いるのかいないのかもわからない異星人に
黙々とモールス信号を打ち続ける。


或る日、
一つの誓いをたててみた。

 ....
自然界は排除をしない

ただ命で在るだけなのだ

受け容れては華やぎ

受け容れては澄まし

受け容れては汚れ

受け容れては誕生し

受け容れては滅びる

自然界は排除を ....
僕は 忘れていた
詩を 書くことを
わからないと思うからこそ忘れていた
イメージを ノートに 感じたかった


大きな山を見た
確かめられなかったのは紙の内側にある青い海だ
苦しん ....
女の子って何で出来てるか知っている?制服だって成分みたい。それはもう無添加で透明で遺伝子組み換えでない。学校とか、専攻とか、教室とかでかわっちゃう未来。中庭で創作ダンスをしていた普通科の子たちは、なに .... 僕らはやって来た
山脈を望む高台で自身の未来を仰ぐべく
正中する太陽の指し示す影を追って

南の肥沃な低地には生命の修羅があって
過剰な欲望が溢れていた

充足の幻影が従属であること
 ....
もうすぐ間氷期が終わる
と言ってももうすぐは
宇宙サイズの話だから
明日の事かもしれないし
百年後の事かもしれないし
なかなか終わらないかもしれない

まもなく氷河期がやって来る
 ....
夕刻の道
ヘッドライトをつけると
うす暗い未来に
灯りが
ともる

おまえのゆくべき道は
目の前にあるではないかと
指をさすように

向こうからも
ふたつの光の輪が
あらわれて ....
subaru★さんの自由詩おすすめリスト(4502)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
時間と光- sample自由詩6*12-11-4
おもてなし- HAL自由詩6*12-11-3
晴れ時々ペシミスト- nonya自由詩20*12-11-3
いいなあ- 吉岡ペペ ...自由詩712-11-3
カタカナカナ- 灰泥軽茶自由詩3*12-11-3
それをかなしばりだときづいたのはずっとあとになってからでした- 美砂自由詩6*12-11-2
心の目- シホ.N自由詩812-11-2
まっすぐに。- 元親 ミ ...自由詩9*12-11-2
それもまた- ただのみ ...自由詩19*12-11-1
ひとくちのパン- 朧月自由詩512-10-31
ポム・ダムール- そらの珊 ...自由詩14*12-10-31
慈しむ- 吉岡ペペ ...自由詩712-10-30
四つ角- 朧月自由詩512-10-30
ペットショップで- そらの珊 ...自由詩1512-10-30
削げ- 殿上 童自由詩19*12-10-29
永遠- 吉岡ペペ ...自由詩712-10-29
どうだっていいのよ- 川上凌自由詩4*12-10-29
夜へ- そらの珊 ...自由詩20*12-10-29
感傷に溺れて笑う日曜に- ただのみ ...自由詩15*12-10-28
ドナルドダック- 三田九郎自由詩3*12-10-28
明るく楽しく- ペポパン ...自由詩7*12-10-28
透明なまま- 永乃ゆち自由詩7*12-10-28
雨カラス- 朧月自由詩212-10-28
誓い。- 元親 ミ ...自由詩412-10-28
自然界- 吉岡ペペ ...自由詩612-10-28
AKB2がAKBの次に控えている- 番田 自由詩712-10-28
駆けだしのセーラーソルジャー- 否々自由詩5*12-10-27
緑の丘を越えて- 梅昆布茶自由詩1312-10-27
もうすぐ_まもなく- nonya自由詩25*12-10-27
ヘッドライト- そらの珊 ...自由詩13*12-10-27

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