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黒い服についた 絵の具の白色

それは汚れでしょ

心を真っ白にして 無になって……

ムラサキ色の心が 決して

虫に食われた イチョウの葉であっては

ならないなんてね
 ....
契約社員の給料は安い
だからアルバイトも必用になる
午前四時前 朝刊配達に出かけると
山のふもとの住宅地
時折いろいろ見かけるが

エゾシカを見たのは初めてだ
角ある雄と雌のつがい
街 ....
 
 
一週間ほど、産卵床を守り続けていた雌鮭が
力尽きて、下流へ流されていった

鮭の婚活が終わった

命から命へ
そのために、生まれてきたかのように
産卵した雌鮭は、100%、死 ....
なにがほんとうか分からなくなっていた

夢のなかで見たことなのか

現実に起こっていることなのか

ぼくはおかしくなっていた

たぶん夢のなかでの出来事だった

それを現実の出来事 ....
道の駅で白菜を買う

むいた白菜から虫がでてきた
さすがに新鮮なのはちがうねと
そうおもわなかったのは私のだめなところ

水に浮かぶ虫の姿を
ぼんやりみながら畑を想う
命のやりとりはあ ....
きょうレインボーブリッジを2度とおった
ゴールデンゲイトブリッジは世界有数の橋だが

カリフォルニアの海風は太平洋を渡ってきっと
お台場の空を見ているにちがいない

つかの間サンフランシス ....
眠れない夜が
あるよね



あなたを
もとめている





ふざけていないの





眠れない夜がある
明日に
真夜中に降る 
明るい雨

君のいのちを引き継ぐもの

真夜中に降る 
明るい雨

君が育む 小さな鼓動

帰れない
という
幸せがある

夜のとばりが
光に変わる

 ....
 
やさぐれた町に、カップ酒の男がひとり

あまりにしっくりしていて、存在すらわからない

そのポケットに色あせた息子の写真があるなんて誰も知らないし、興味もないことだ



 
自尊心の不快から逃げるより

不快でもしがみついて離れないほうが男らしい

不徳のいたすところ、というつまらない宗教観より

これを通してなにを成長させようか、という人生観のほうが男らしい ....
海に似せた塩水の中で
アサリが生きている

暗い冷蔵庫の中で
触手を伸ばし
冬の海だと勘違いする

時々さみしくなって
ステンレスボウルの海底で
誰かを探してキュウと鳴く

わた ....
猫も人も消えた夜 闇だけが息を止めている 葉は大きく強い自分を誇らしげに自慢していた

しかし親の細く貧弱な幹の太さを知ると

風で飛ばされ無いようにと力の限り握り続けるその親の姿が情けなくて

父を軽蔑した



細い葉 ....
ほどよく乾いた風が
前髪をもてあそんでも
頭の中に巣食った記号は
センテンスのようになびかない

不安が逃げ込んだ空が
どんなに晴れていようと
未来を踏み越してしまった靴は
もう行 ....
ぽろぽろぽろ
言葉がおちる

温かみのない言葉がおちる
刃物のようにとがっておちる
後悔と苦悩が降り注ぐ

冷たい言葉を君に投げた
君はきっと、泣いたでしょう
やがて来る明日を嘆 ....
廻り廻ってさようなら
季節はまたも去って行く
やがてはわたしも去って逝く

寒くなったね

それでも今夜はまだ
震えながらも網をかけて

待っていましたよ
今夜はまたすらりとして
 ....
くたびれたスーツに

アルコールの臭気をまとい

頭髪はやや薄く

終電近くの電車に揺られ

汗の浮いた首を

大きく揺らしている

悲哀を帯びた

男と女

最寄り駅 ....
煙草をすっている間考えたんだ
天気の良い日ばかりでは無い事を

世界はちょうど良い硬さでバラバラにならずに済んでいるが
手綱を緩めたら僕をおいて走り去ってゆくことを

ちょうどバランスのと ....
殺さないでください
いつかは
死ぬ運命だとしても

殺さないでください
ほら 
私の息は
おもちゃのラッパを鳴らすことだって出来るのです

あなたが私に買ってくれたラッパです
これ ....
風を脱がされた雨が淋しげに
吶吶と落ちている
かなしみだ
わたしのかなしみのうつしみだ

晒されて
ほら聴こえる
よおく聴こえる
嘲笑い

わたし、宛て





風 ....


青空に向かって
僕は自分の言葉を投げた
そこにナニカが生まれはしないかと
僕の心の中にあった
わだかまりが解けていった。




青空に向かって
僕は君の言葉を投げた
 ....
残業も無いのに帰宅もせずに待っています

午後7時45分

太陽をいっぱい かごに入れていますね

知っているんですよ


この建物の中は 外より寒い

大丈夫 安心して下さい
 ....
親指が落ちている
孵化できなかったさなぎのように

雨に濡れている誰かの親指
生まれ変わることが
喪失の上のなりたつならば
感傷ははなから捨てなければならない
でなければ
君のように
 ....
湯気のゆーちゃん 御茶碗に腰かけ
はみだしたつま先で ほっぺにちょん

冷たかった 指も冷たかった
窓を閉めても 重ね着しても
ふとんかぶっても 冷たい

両手でおちゃわん握りしめた
 ....
じぶんのなかの書きたいことが霞んできたらそれこそ終わり




バランスとってんじゃねえよ
ともだちの家と二軒ぶんのごみだしたから
朝からくたくただって君が言う

今日はお昼から仕事だって

僕は朝帰ったばかりで残り物でご飯をつくっている

刻んであった大根とキャベツをつかう
 ....
柔らかい つのは
とても臆病

誰かに触れるたび
驚いたように
身を縮める

もうこれ以上傷つけあいたくないのです

この世がそんなに怖いなら
堅い殻の中に
ずっと眠っていればい ....
人は
何のために祈るのだろう

自分のため
家族のため
社会
世界
宇宙
それから

私たちは知っている
幸せは
すべての人にはこないこと

多分に
相対的であり
他人 ....
9.8ニュートンの
朝を
蹴っ飛ばしたら
空元気いっぱいで
胸を張って
間違いだらけの
午前に
歩き出す

早くも重さを感じ始めた
午前を
乗り切ったら
不様な前のめりで
 ....
{画像=121014170013.jpg}



遠くから聞こえてくる音楽
幾つものの輪が拡がって
自分の心のどこかで繋がっている

初めてスキップをした時、
いつだったんだろう?
 ....
subaru★さんの自由詩おすすめリスト(4502)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ステンド・ハート- 芦沢 恵自由詩22*12-10-25
もみじ悔いたし鐘は無し- ただのみ ...自由詩21*12-10-25
鮭の婚活- 小川 葉自由詩812-10-23
午前2時33分- 吉岡ペペ ...自由詩712-10-23
食うか食われるか- 朧月自由詩1012-10-23
レインボーブリッジを渡る風- 梅昆布茶自由詩1412-10-23
眠れない夜がある- 鵜飼千代 ...自由詩21*12-10-23
生まれくる君へ- umineko自由詩10*12-10-23
男がひとり- 殿上 童自由詩21*12-10-22
男らしく- 吉岡ペペ ...自由詩212-10-22
擬似世界- そらの珊 ...自由詩16*12-10-22
猫も人も消えた夜_闇だけが息を止めている- 北大路京 ...自由詩812-10-22
紅葉- ぎへいじ自由詩18*12-10-21
毎日が木曜日- nonya自由詩16*12-10-19
ぽろぽろぽろ- 三奈自由詩15*12-10-19
廻り廻ってさようなら/月と蜘蛛- ただのみ ...自由詩30*12-10-19
宴のあと- 三田九郎自由詩312-10-18
洗濯物は乾かない- 梅昆布茶自由詩1812-10-18
殺さないでください- そらの珊 ...自由詩912-10-18
とつとつと- もっぷ自由詩812-10-17
青空の歌- ……とあ ...自由詩8*12-10-17
待ち伏せ- ぎへいじ自由詩15*12-10-17
親指- そらの珊 ...自由詩1012-10-17
フォー_ユー- 砂木自由詩16*12-10-16
創作者たるもの独り善がりであれ- 乾 加津 ...自由詩18+*12-10-16
残り物- 梅昆布茶自由詩1712-10-16
柔らかい_つの- そらの珊 ...自由詩1612-10-16
負けるもんか- umineko自由詩14*12-10-14
重力- nonya自由詩18*12-10-14
スキップ- beebee自由詩30*12-10-14

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