瀕死のロックンロール・スタァ
遊びにおいでよ今夜
瀕死のパンク・スタァ
遊びにおいでよ今夜
ノートに書かなきゃ忘れちまうような
そんな言葉なら最初から縋らなければいいよ
詩 ....
うすぼんやりな暗闇に
{ルビ空々=そらぞら}しく
いい月だ、と
繰り返す
あなたにとって何の感情もない私
あなたで繰り返すことの苦しみは
ここでもういいでしょう
不意に感じる{ル ....
おきたら
羽が生えてた
羽ブラをかってみたけど
どうもまだ慣れない
でも次の晴れた日には
少し飛んでみようと 思う。
サワレナイという女の子がいました
何を贈られてもそれに触れないでかなしそうに笑うので
そう呼ばれていたのです
サワレナイはある朝、さみしい夢に目を覚ましました
そして、毎朝そうやって起きていた ....
球体に千秋楽が訪れ
大銀杏までは届かない髪が
従順に上り天辺で見渡す
明朝体のまま終われないのに僕ら
いつまで岩を洗うのだろう
蒼き狼が置き忘れたかばんを匂う
はなすべりてのひら
....
きれい
すごくきれい
君に言われると泣きたくなります
バス停を忘れさせてね
ステップを上がるとき
見上げる視線がとても悲しい
きれい
すごくきれい
繰り返し信じさせてく ....
夏の幻に消えいりそうな呼吸音
いますこし
いますこし失うものは
命のみほかはぜんぶ
あげる
あげる過去の熱
無重力する
肺をこげつかせる
ゆううつな吐露
だすあてのない
手紙机 ....
見たこともないさよならを
毎日つぶやいているうちに
つめたいそれは温度をもって
かわいたそれは潤いを増して
かなしみに包まれたフィルターを
たぷたぷと揺らしながら
ぼくを爆破した
見 ....
ひとつの恋が終わって
もう二度と連絡が来ないように
メールアドレスを変えてみた
もう二度と見苦しい真似をしないようにという
前進の一歩なのか
はたまた
もう二度と向き合いたくな ....
授業中 廊下を二人で歩きたい 「お腹が痛い」ホントは嘘だよ
背を撫でる君の掌 思うほど大きくなくて 愛しく思える
得意気に話す隣に女の子 夢の中では何度も殺した
「優しいね」優しいは ....
誰かの感情的八つ当たりに心が捩れているとき
その両目は
黒く丸い二つ
目は
眼である
肉が歪むのだ
心の指令に従って
所詮
人間である
追いかけてくるのは
一瞬に放たれた
怨 ....
とおくから まよなか が くる
いとまき あなた の きら の なか
せんの とおり を こえましょか
とおいひび まよなか が なく
からくり あなた の ゆめ の くち
せん ....
花のひとひらが
枯れ葉を追っておちる様に
それはとても自然なことだよと
あなたは言った
白いカーテンが窓の外へとたなびくのに誘われて
....
ノイズが木霊する吹き抜けの真ん中で煙草から白い筋をくゆらせながら見上げるガラス越しのエレベーターが脳にエロチック
システマチックな上下運動に引きずられるように動くケーブルに繋がれた密室
機械仕 ....
内側から鍵をかけ
それでも
飽き足らず
爪が白くなるまで
ドアを押さえていたね
梅雨目前の
予行練習の小雨にでも
混じってくれと願った
指先の震えが
どうしてか
あなたの仮 ....
セックスフレンドになってくれってメールを貰って
結局は肩透かしを喰らって
サヨウナラを告げる文章に
「何でもいいけれど俺はお前とセックスしたいんだ。
セックスしようぜ。」
って書いて寄越した ....
2chに対する誤解を半減させるのに苦労しました
O−Zoneのあの歌にアニメを付けたのもちゃねらーだとか
湘南海岸ゴミ拾いOFFをやったとか
別に屑ばっかじゃねぇと散々言って力説したよ
M ....
気分でこんな題名にしたが、わかりにくいのでカッコつけてみた。
東京ポエトリーマーケットに行って来た。
はるばる両国まで、別段遠くもない。
残金900円程度と言う状況でしたので、
母 ....
花火だとか祭りだとかその類の
絵柄を下にして
団扇を伏せるという其の場凌ぎの隠滅法は
やけた畳の匂いがします
だから
私の脈拍が夏風邪に飛び降ります
溶け果てた氷枕の代 ....
ふりふりふり っと
どれすの すそを
ゆらして
まるい
ぼうるの なか
きのせい かなー
うわめづかい
きのない ふりして
さそってる かなー
そとは
....
深くまでつづいている
いつか見失った道の先にある、森で
夏の日
ぼくたちは、生まれた
頭上には空があった
ぼくたちと空の間を通り過ぎてく風があった
ふりそそぐものは、光
光とも見 ....
きれいな音楽だとか
物語が
ささえになること
ぜんぶひとから生まれたなんて うそみたい
ひとは まだ じょうずに好きになることができない
うけとめる心の
線の細さは
....
雨が降っていた
暗い門の下で
男が三人いて
僕がその一人だった
門の先に続くのは
センチメンタルな山道だ
雨が小降りになってきたので僕は歩き出す
男が「大丈夫かなあ」と言っている
....
原宿のイタメシヤ
胸の谷間
分け合うピッツァ&パスタ
どっちがどっちのだかわからなくなったフォーク
唇
彼氏の話
「私浮気してるんだ」
想像
彼女のセックス
彼女の本性
あたしの浮 ....
{引用=どう考えても、俺なんかに運命の人を近づける力があるように思えない。}
運命の赤い糸は、それ以来自信喪失になっちゃって
ずっと姿を隠しているんだとさ。
髪なびく風通り抜けるTシャツの袖つまんだら恋走り出す
真っ白なシーツに夜を預けたら眩しい光に「おはようございます」
「おはよう」とまだ寝てる声で返事する眼をこする手すぐわたしに触れて
....
会いに来て腕一杯の猫じゃらし花束にしてリボンをかけて
うつせみやあなたの上着をだきしめてくんくんくんと息を吸いこむ
小枝とか石だとか夜空情報とかわたしのもとにもたらす人よ
朝風を浴び ....
紅さし指で
この唇をなぞっておくれ
宵をにぎわす祭りの夜に
提灯ゆらり
光はたぶんに
正しいものだけ捕まえる
ほら
燃える可憐な蛾がひとつ
短命ながらも風情をもって ....
皮膚が邪魔だ
熱だけが祭りのようで
街灯までが青白く貫く
ああ、皮膚が邪魔だ
この世界と私を
容赦なく隔てる
この外套を捨て去ってしまえば
多少は見苦しい液体を
ばら蒔くかも知 ....
いつも強がってきた 君の前では
だけどもう だめなんだ・・・
重すぎてだめなんだ
苦しくて 悲しくて 涙が止まらない
ごめん・・・君を困らせてしまうね
すぐに涙を止めるから 笑顔になるから ....
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