片思い−恋文
蜜
授業中 廊下を二人で歩きたい 「お腹が痛い」ホントは嘘だよ
背を撫でる君の掌 思うほど大きくなくて 愛しく思える
得意気に話す隣に女の子 夢の中では何度も殺した
「優しいね」優しいはずはないのにね だって君だけに好かれたいだけ
出せぬまま増えてゆくだけ 苦しさとためらい傷のような恋文
短歌
片思い−恋文
Copyright
蜜
2005-07-25 00:31:05